今回からかなり独自解釈が混ざります
300%の虚式が放たれたのと同時刻、虎杖悠仁達は冥冥の黒鳥操術によって操られた黒鳥につけられたカメラから送られてくる映像によってその威力を観察していた。
『領域展開』
五条悟と両面宿儺が領域内に取り込まれる。
「最初から領域展開!?!?」
五条悟に次ぐ現代の異能、乙骨憂太が驚いたように言う。
「いくら宿儺だろうとあの攻撃を食らったすぐあとに掌印を結べないだろう。勝負あり、か?」
と、術式を持たずに一級呪術師にまで上り詰めた秀才、日下部篤也がそう言った直後、
「なんだ?ありゃ」
領域の外殻がバスケットボールくらいまで小さくなる。
が、その次の瞬間には直径50m程まで大きく、また次の瞬間にはバスケットボールくらいまで小さくなる。
「いや、まだ終わっていません。もし無量空処が当たっていれば領域の外殻をこんな風に変動させる意味がありません」
と、天使*1。
「じゃあ、どうやって宿儺は領域を防いだんだ?」
虎杖悠仁がそう疑問を口にした。
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300%の虚式を放った直後、"蒼"で宿儺に近づき、領域を展開する。
『領域展開』
「伏魔御厨子」
「無量空処」
宿儺も領域を展開した?
いくら宿儺とはいえ、反転術式では治癒が間に合わないはず。
想定していたことだが、まさか本当に対応してくるとは。
どうやって領域を展開したのかを確認するため宿儺を観察する。
原作と違い、胴体に大ダメージを負っている。
だが腕だけは新品のように無傷だ。
"なんだ?伏黒恵の腕にしてはやけにゴツく...そういうことか!"
どうやら宿儺は反転術式による治癒が間に合わないと判断し、腕だけを受肉*2させることで掌印を結んだようだ。
腕二本分の受肉による回復を消費させることには成功したが、出来ればここで決めきりたかった。
「クックック、やってくれたな」
だが環境要因によるバフがかかる領域内での戦闘では"五条悟"のほうが有利なはず。
御厨子の斬撃によって外殻を破壊されないように、対策もしてきている。*3
外殻を破壊される前に宿儺に領域を保てないほどの致命傷を与えたら勝てる!
傷を治させないように、"蒼"を瞬時に発動して接近し拳を打ちこむ。
拳が当たる直前に"蒼"を加え、拳から離れる直前に"赫"で弾く。
攻撃自体は防御されたが、"赫"によって宿儺は弾き飛ばされる。
"赫"によって弾かれた宿儺を"蒼"で引き寄せる。
宿儺が"蒼"の引き寄せる勢いに合わせて拳をふるう。
が、宿儺の領域展延が付与された拳をニュートラルな無下限を強く保つことで足止めし、
「ボディがお留守だよ」
空いた胴体に無下限で強化した拳を叩き込む。
"行ける!領域が壊されるより先に致命傷を与えられる!"
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「じゃあ、どうやって宿儺は領域を防いだんだ?」
虎杖悠仁の質問に天使が答える。
「どうやって掌印を結んだのかは分かりませんが宿儺は領域を展開したようです」
天使は掌印こそ見逃したが、呪力の起こりから宿儺が領域を展開したと分かったようだ。
「つまり今、領域の押し合いが行われてるわけか」
日下部篤也がそう言う。
「いや領域の押し合いにはならないんじゃないか?宿儺は領域を展開するときに結界を閉じないんだと思う」
脹相の意見にあり得ない、と議論が巻き起こる。
しかし、脹相の考察を裏付けるように、
「マジか!!?」
領域の外殻をギャリギャリッッ、と何かを削るような異音が包んでいた。
領域の結界は外側からの攻撃に脆い。
だが、五条悟は領域の外殻を小さくする縛りによって外殻の破壊を食い止めていた。
「なるほど。彼はこのことを理解して小さい結界を展開したのでしょう」
と、その次の瞬間、ズギャズギャッッ、と領域の外殻を削る異音が鋭くなる。
「宿儺も領域の効果範囲を絞って術式の出力を上げたんだ!!」
乙骨憂太がそう分析する。
「そう焦らなくて大丈夫です」
天使が安心させるように言った。
「なんだぁ!!?」
五条悟の領域の外殻が急激に拡大し、宿儺の領域の効果範囲を飲み込む。
五条悟の領域の外殻の拡大についていくように宿儺の領域の効果範囲も広がる。
宿儺の領域の効果範囲が広がった瞬間、五条悟の領域の外殻がまた小さくなった。
「おいおい、そうポンポン変えられるモンじゃねーだろ」
日下部篤也があり得ないものを見るように言う。
「彼なら、五条悟なら本当に宿儺に勝てるかもしれない」
天使がわずかな希望にすがるように言った。
「いや五条先生なら必ず勝つさ」
虎杖悠仁は五条悟の勝利を信じてそう言った。
五条が閉じない領域を習得出来なかった理由としては五条と同等以上の結界術の才能を持つであろう宿儺でも五条と同い年のときは習得できてなさそうだなと思ったので習得させませんでした
あと受肉回復ですが宿儺が伏黒の魂を堕としているときは鹿紫も気づかないくらいの速さでできるっぽいので反転より速そうだなと思い、採用しました