五条悟に転生したから呪いの王に勝ちたい   作:ごごてぃー

8 / 8



宿儺の解釈違い起こしたらすんません。
あと、五条好きの人もごめん(伏線)


暇つぶしとして啜る分には丁度いい

 

 なぜ俺に意識があるのだろうか。

 なぜほとんど呪力が感じられないのだろうか。

 ここは死後の世界なのだろうか。

 何も見えない暗黒の中、様々な疑問が頭をよぎる。

 

 

 

 

 

「さすが呪いの王。こんな状況でも冷静じゃん」

 

 

 

 

 

 

 どこか軽薄な声が聞こえる。

 聞き覚えのある声だ。

 俺の最後の記憶が、この声の主に敗北したと教えてくる。

 

 

 

 

 

 

「悪いねー、獄門疆の経験から封印術を磨かせてもらってね」

 

 

 

 

 

 

 

 確かに、ここからの脱出は難しそうだ。

 この術師の、五条悟の前では不可能といってもいいだろう。

 

 

 

 

 

 

「...なんのようだ?」

 

 

 

 

 

 今、自分の意識が意識あることが不思議だった。

 だが、推測はできる。

 おそらく、五条悟は俺にやってほしいことがあって生かしているのだろう。

 

 

 

 

「いや用ってほどのモノじゃないんだけどね。んー、まぁ、とりあえず"僕"優位の縛りでも結んでよ」

 

 

 

 それが”僕”の目的かな、五条悟はそう言った。

 

 

 

「わかった」

 

 

 

 二つ返事で返答する。

 

 

 

「あれ?いいんだ」

 

 

 

 

 その返事に、かつて、俺に愛を説いた阿呆との会話がよみがえる。

 

 

 

 

 "私が勝った後、生きていたらあなたは私に何をくれる?"

 

 

 

 

 "全て───"

 

 

 

 

 

 

「負けたのなら死んだも同然。死体をどうしようと、貴様の自由だ」

 

 

 

 

 

「へぇ、とりあえず、"僕"に絶対服従ね。人間を許可なく害するの禁止」

 

 

 

 

 縛りが結ばれた直後に、封印を緩めたのか、いつもどうりの呪力の流れを感じる。

 

 

 

 

「伏黒恵の肉体に戻してみて。宿儺、君なら受肉の()もできるでしょ?」

 

 

 

 無茶を言う男だ。

 しかし、縛りで逆らうことはできない。

 俺は長い時間をかけ、元の伏黒恵の肉体を再構成する。

 

 

 

 

「うっわ、本当にできちゃったよ。下手したら無限回復とかできそう」

 

 

 

 

「.....それだけか?」

 

 

 

 

 伏黒恵の肉体に戻すだけなら天使に頼めばいいだけだ。

 俺を生かす理由にはならない。

 それを察したのか、クックックッ、と五条悟のいたずらっ子らしい笑い声が聞こえる。

 

 

 

 

「これ、ほとんど"俺"のわがままなんだ」

 

 

 虎杖悠仁とか乙骨憂太達には絶対言わないでね、そう念を押し五条悟は

 

 

 

「実は"俺"、宿儺が一番好きなんだよね」

 

 

 

 

 と言った。

 

 

 

 

「は?」

 

 

 

 思わず口に出る。

 

 

 

 

「好きといっても変な意味じゃなくて、純粋にファンというか、呪いの王らしい熟練者っぽいとこがかっこいいというか、ギャップがいいというか、いぶし銀というか...」

 

 

 

 

「は?」

 

 

 

 

 先ほどと言動が違いすぎて、ショックを受ける。

 が、

 

 

 

 

「まぁいい」

 

 

 

 

 そのどこか既視感のある言動に耐性があったからか、何も考えないことで飲み込む。

 

 

 

 

「ああ、ごめん。暫くここから出られないけど、いつか外に出してあげるから」

 

 

 

 

 縛りはバリバリ結ぶけど、五条悟は付け足すように言った。

 

 

 

 

「いつか、桃鉄99年しようねー」

 

 

 

 そして、また来るから、と言い残したっきり五条悟の気配が遠ざかっていき、暗黒だけが残る。

 

 

 

「....五条悟か」

 

 

 

 これからどうなるんだろう、と初めて考える。

 五条悟に振り回されるのか、それとも人体実験にでも使われるのだろうか。

 様々な可能性が頭によぎる。

 

 

 

 

 

 

 

 しかし、まぁ─────

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




最後まで読んでくださってありがとうございます。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。


  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

読者層が似ている作品 総合 二次 オリ

フリーレン、羂索と旅をしろ(作者:ベルルー)(原作:葬送のフリーレン)

 Twitterでめっちゃ刺さるイラストがあったんで書き殴りました(細かいところは気ニスルナ)


総合評価:639/評価:8.04/短編:1話/更新日時:2023年11月21日(火) 19:01 小説情報

転生扇さん(作者:どこはかとなくやばい人)(原作:呪術廻戦)

中身が変わったことでドブカスから一般クズぐらいになった扇さんの話。


総合評価:8137/評価:8.59/完結:5話/更新日時:2023年10月08日(日) 21:00 小説情報

共鳴りとは──魂の振動(大嘘)(作者:美味しいラムネ)(原作:呪術廻戦)

釘崎野薔薇憑依転生モノ▼こちら、術式の拡大解釈マシマシ、真人特攻マシマシとなっております。▼


総合評価:8678/評価:8.58/連載:44話/更新日時:2024年07月14日(日) 00:50 小説情報

うちは呪術師専用図書館じゃないんですけど(作者:月日は花客)(原作:呪術廻戦)

うちの書斎には、たまに知らん人がいる。▼(一度アカウントごと消したので同時に投稿していたpixivからの転載です)


総合評価:4396/評価:8.7/完結:18話/更新日時:2025年10月08日(水) 04:39 小説情報

OVERLORD:The Invisible Watchmaker(作者:Stormgren)(原作:オーバーロード)

ひとりの男が死んだ。▼彼の第一の人生に、特筆すべきドラマはない。ごく普通に生きて、ごく平凡に死んだ。▼そして彼は、何の因果か、生前に読んでいた小説『オーバーロード』のリアル側へ転生してしまう。▼“ある目的”のためにユグドラシルプレイヤーとなった主人公。▼サービス最終日の怪現象に自ら巻き込まれ、異世界へ渡ることに成功する。▼アイテムよし。ビルドよし。拠点よし。…


総合評価:16343/評価:8.65/連載:94話/更新日時:2026年05月15日(金) 13:03 小説情報


小説検索で他の候補を表示>>