おいでよ、犯罪者デュエリストたちの蠱毒の村!!(外界隔絶) 作:SOD
一応設定は考えたけど、フィーリングで読む感じで。
とある山奥の中で、一台の護送車が止まった。
「まさかアレだけの事件を起こしておいて、貴様の死刑が執行されないとはな。000番」
「………………ああ。本当に。
つくづく甘い司法だよね。笑わせる」
護送車から、二人の人間が降りてくる。
一人は白髪で全身を白い服で包んだ男。両手を拘束されており、目元には犯罪者識別用マーキング。マーカーが付いている。
そして、もう一人はセキュリティーの制服に身を包んだゴツゴツした男だ。
「……監視カメラさえ回ってなければ、この場でなぶり殺しにしてやりてぇくらいだけどな」
「フフフ。出世のチャンスを不意にして、欲望のままにやってみるかい? ああいや、出世とは無縁だから、僕のタクシー運転手を押し付けられたのか。いっそ、セキュリティーの正義とやらを無視して、己の欲に従ってはどうだい?」
「チッ!!」
セキュリティーの男は無骨に舌打ちすると、拘束具を外して荷物を乱暴に押し付けた。
「とっとと行っちまえ。デュエルディスクとデッキだ。知っての通り、テメエのデッキカードの殆どはロックされている。
忌々しいことに、テメエの生み出した『白い悪魔』共は手が出せなくて健在だがよ。
いいか。この先はお前みてえな社会のゴミが箒で掃いて塵取りで集めて捨てられている姥捨て山。通称フォレストドミノ村。
つっても、監視カメラの一つも着いちゃいねえ、国から見捨てられたサテライト未満の集落。もう何十年も監視者の一人すらいねえ。外界隔絶の村だ。
連中が今どんなふうに生きてて、どんなふうに死ぬのかは知らねえ……場合によっては、村民同士で勝手にガキ作って、そのガキ同士がガキ作って、その子供は何故自分がここに居るのか分からないなんて地獄みてえな状況が生まれているかもしれねえ。
恐らく、ここ以上に混沌とした村は地上に存在しねえだろうな。
それでも、テメエを最後まで助けようとした002番のお情けを、せいぜい無駄にしねえことだ」
「フフフ。お優しいね。それとも、今更良心の呵責にでも会ったかい?」
「ざけんな!! テメエがどう死のうが知ったことか!!
…………ただ、せめてこれ以上アイツの心労を増やしたくねえ。
そんだけだ」
「なるほどね……………………そうだ。一言、伝言良いかな?」
「…………何だ」
「いつかまた、会おう。そう伝えておいてくれ」
「ーー言えるか! 脱走するつもりかテメエ!!」
「フフフフフ……ジョークだよ。ジョーク。
全く、洒落の分からない男だね…………じゃあ、さようなら。未来永劫に、ね」
白い男は、厳重に管理された分厚い門を通って消えていった。
「…………元は大犯罪の被害者だったガキが、ついにこんなとこまで来ちまいやがったなぁ…………本当に裁くべき者は、一体何だったんだろうな。
悪魔に運命を狂わされ魔王になったガキ。
「誰だ貴様。どっから来た!?」
「オレたちの村に何のようだ!!」
000番と呼ばれた白い男が少し進んだ先には、木製の防壁と門番が二人。両者ともデュエルディスクを装着して、囚人服を着ている。恐らく供給のラインだけはあるのだろう。
……監視の一つもない犯罪者の村に生きるものを、そうまでして生かしておく意味は、知る由もないが。
「オレたちの村、か。
やあ、
これからどうせ君たちを支配することになるだろう者でもある。どうぞ気軽にフローシャ様と呼んで、命を差し出すと良い」
「何だコイツは!」
「知るか! やっちまえ!!」
なんとも意味の分からない不愉快な存在に、門番たちは憤慨しデュエルディスクを展開する。
「へえ……こんな湿気だらけで泥臭い村でも、デュエルはあるんだね。
ルールは知っているのかい? 知らなければいつでも質問してくると良いよ」
夜遊は両手を広げ、迎え入れるように自身の白を基調として金の装飾が程こされた厳かなデュエルディスクを展開する。
「舐めやがって余所者が!!」
「二度とデュエルが出来ないようにしてやる!!」
「フフフ……元気が良いねえ。
それじゃあ、今宵の
久し振りに中二病セリフでキャラ書きたくなっただけ。
続いたら『エビルナイト・ドラゴン』とか『ホーリーナイトドラゴン』とか出してえ(欲望)