おいでよ、犯罪者デュエリストたちの蠱毒の村!!(外界隔絶)   作:SOD

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キマイラの方は主人公が真面目な変態なので、息抜きに快楽主義の変態を書きたかった。

ついでにデュエルもする。





キャラクター紹介。


浮浪叉(ふろうしゃ) 夜遊(よあそび)(18)

遊星が戦った時代より未来の舞台の人間。

 生まれた時から人工シグナー製造施設『罪なき命(ヴィクティム)』で、デュエリストとしての教育(ぎゃくたい)を受け続けて生きてきた青年。実験体No.000。『白い悪魔』。
 
 シグナーを作る研究過程で様々な教育と実験をその身に受け続け、デュエリストとしては凄まじく強くなっているが、精神が崩壊している。元ネタはFF6のあの人。

 
 一年前、施設の子どもの一人である炎使いの少女が、寿命幾ばくもない友人のために施設を破壊して脱走した際に『別に残る理由もない』という理由で散歩気分で脱走。
 その後、なんやかんやで快楽の為に様々な犯罪に手を出し、セキュリティを半壊。トップスを8割壊滅。インフラの崩壊。街一つを消し去るなど。重罪を繰り返していく(本人曰く、あどけないおちゃめ)。

 最終的には同じ施設の実験体仲間の一人002番が、この世界に存在しないはずの『黒の天使』を無理矢理喚び寄せたことで辛勝し、ようやく止めることが出来た。
 本来なら死刑になるはずだったところを功労者としての立場をフルに使い、村への移住まで罰を軽減している。 
 余談だが、黒の天使を召喚するためにただでさえ滅びる寸前まで行っている世界の寿命を更に削ってしまった。




おいでよ、新しい世界の扉へ……(●女喪失)

 

 「墓地のホーリーナイツ・レイエルの効果発動。

 墓地のホーリーナイツ・オルビタエルを特殊召喚」

 

 ホーリーナイツ・オルビタエル DEF2100

 

 「そして、『カオス・ビーストー混沌の魔獣ー』の効果発動。

 

 今除外した『ホーリーナイツ・レイエル』を手札に戻す」

 

 「レベル6で、攻撃力3000で、そのくせ除外状態のモンスターを手札に戻す効果……!?

 

 そんなデタラメな……!!」

 

 夜遊は手札に戻したカードの端を唇に触れさせて、そのまま召喚していく。

 

 「デタラメ、異常、狂っている。僕にとっては、全て日常なんだ。

 

 いつか慣れるよ。キミも」

 

 「慣れる気なんて無いでヤンス。

 お兄さんとはここで永遠にオワカレなんですからねえ!」

 

 「フフフ。

 召喚したレイエルの効果。『煌めく聖夜(ホーリーナイツ・スカイ)』を手札へ加える。

 

 フィールド魔法『煌めく聖夜(ホーリーナイツ・スカイ)』を発動。この効果で、僕はホーリーナイツか、レベル7の光属性ドラゴン族モンスターを召喚することが出来る」

 

 「また『聖夜に煌めく竜』を召喚するつもりでヤンスね?

 

 しかぁし! 進化した究極変異態・インセクト女王がいる限り。昆虫族モンスターを対象に取ることも、効果で破壊することも出来ないでゲス!

 

 不可能なんですよぉ! 不可! 不可! 不可不可不可不可不可不可不可不可不可不可不可不可不可アァァァァーー!!!!」

 

 「そんなに怯えているのかい? 大丈夫だよ。

 

 レイエルの効果で確認するまで知らなかったけど、このデッキはハイランダー構成のようだ。

 

 つまり、『煌めく聖夜の竜』もたった一枚切りの採用だ」

 

 「は……ハハハ!?

 なぁ〜んだそれwww アヒャヒャヒャヒャー!!!

 

 デッキロックで、切り札が封じられてたり、内容が変わってたりすることはしょっちゅうらしいけど……まっさかのハイランダー構築ぅ!?

 

 明らかにその『煌めく聖夜の竜』がデッキのキーカードみたいなホーリーナイツで!? 

 アハハハハハハー!! そんなんでよくアッシに挑んで来たっすねぇwww」

 

 

 麻由里が大爆笑している。

 ハイランダー。つまり、40枚のデッキの全カードが一種類一枚ずつしか採用されないデッキのことだ。

 

 デュエルモンスターズの長い歴史の中で、ハイランダー構築が『勝利の為の戦略』として人権を持ったことは無い。

 一般的にそれは、自身の勝率を下げる愚行。

 あるいは対戦相手を舐めて掛かっている行為。

 時に『遊び』として組まれる。

 

 どう足掻いてもソレが実戦の為に組まれる理由は無いのだ。

 

 そんな、確率と勝率につばを吐くようなデッキが……強い訳がない。

 

 

 「アーッヒャッヒャッヒャッヒャー!!

 もしもそんなのでアッシに勝てたなら、処女でもデッキでもくれてやるでヤンスよー!!」

 

 

 麻由里は自身の勝利を確信した。もう勝てると。

 

 

 だが…………。

 

 

 「お、おい……お前、デッキがハイランダーになるようなロックが掛かってるような奴を見たことがあるか……?」

 

 「あ、あるわけ無いだろ……そんなの実質死刑宣告じゃねえかよ。

 

 一体どんな重罪を犯したら()()()()()()()()()()んだよ……!?」

 

 

 門番たちの反応は違った。

 

 この村に来るものは皆、犯罪者。この場所は蠱毒。

 ここに追いやられた者は、表の世界とは比較にならないほどデュエルが命の全てを握っている。

 

 そして、全ての犯罪者達は『実力』と『デッキパワー』そして『犯した犯罪の重さ』によってロックがどれだけ多く掛かるのかが決まる。

 

 大まかには『実力』+『デッキパワー』の合計デュエリストレベルから、『犯罪の重さ』によって引き算されていく。

 

 それによって結果的にデッキのカテゴリーが全く使ったことが無いものになったり、使ってたカードはあるが何割か雑魚カードが入って死に札になるなどのマイナスになる。

 

 最悪の場合でも、シンクロモンスターが無いのにシンクロ前提採用のチューナーモンスターがそのままで汎用優良カードやシンクロモンスターが封印されているのが通例だ。

 

 

 「ヒョ……?」

 

 

 背後で驚愕している門番達の声が、麻由里にも聞こえた。

 

 「ここまでを見てる限りじゃ『実力』が低いってことは無いよな……」

 

 「ああ……デュエルに不慣れな様子も無いし、プレイングにも迷いがねえ」

 

 「『デッキパワー』はどうだ? 低いか?」

 

 「そんなわけあるか。

 『カオス・ビーストー混沌の魔獣ー』なんてカード、聞いたことも無いが……コストも無しに除外状態のカードを手札に戻せる、攻撃力3000のレベル6シンクロモンスターに、墓地からモンスターを特殊召喚出来る連携重視のホーリーナイツとか言うモンスター群。さらに煌めく聖夜の竜とか言う破壊効果持ちのドラゴン。

 

 少なくともオレらじゃ、逆立ちしたって勝てねえよ……」

 

 「そうだよな……オレたちのデッキの最大攻撃力……『デビル・ドーザー』だもんな…………」

 

 「これまでのやつらなんて、せいぜいが『邪帝ガイウス』とかの、単体は強いけどデッキのモンスターが大体通常モンスターで構成されてた雑魚ばっかだったよ。

 

 オレらも誤差だけどもさ……」

 

 「ぶっちゃけさ……オレら、戦えなくて良かったよな」

 

 「ああ。これで羽蛾の姉さんが負けることがあったら、全裸になって靴を舐めてでも降参するしかねえ」

 

 「それな」

 

 

 「お、お前らー! 何アッシが負けたあとの相談なんてしてるでゲス!! 給料引くぞ!!」

 

 「す、すんません!!」

 

 「オレたちは羽蛾の姉さんに着いてきます!」

 

 

 

 「フフフ……中々愉快で面白いね。門番の君たちは。

 

 じゃあ続けるよ。ホーリーナイツニ体をリリースして、僕は『ホーリー・ナイト・ドラゴン』をアドバンス召喚だ」

 

 ホーリー・ナイト・ドラゴン ATK2500

 

 

 『ガアアアアアアアー!!!!』

 

 

 「ホーリー・ナイト・ドラゴンだ!」

 

 「凄え!! 本物初めて見たぞ!

 アレ確かトップスの糞共が高値で買い取ってたやつだ!

 

 確か……2億5千万円くらいの!」

 

 「バカみてえな値段だなオイ!!」

 

 

 「盛り上がってんじゃねえでゲス!! 値段が高くても性能はただの通常モンスター!

 金券以上の価値なんてねえでヤンス!」

 

 「フフフ。良いね。キミの薄汚い心の貧困さがよく伝わってくるセリフだ」

 

 「ぐぬぬ……!! どこまでも神経を逆撫でしてくるヤツがあああ……!!」

 

 

 「さあ、コレで終わりだ。

 

 キミの新しい人生を祝福する鐘の音を鳴らそう。

 

 

 魔法カード『復活の福音』」

 

 「復活の福音……? 

 この村のトップも使っていた……確か、レベル7か8のドラゴンを墓地から組成するカード……」

 

 「さあ、戻っておいで。『煌めく聖夜の竜』」

 

 煌めく聖夜の竜 ATK2500

 

 「ふ……終わりって言うから何かと思えば。サレンダーでもするんでゲスかぁ〜?」

 

 

 カオス・ビーストー混沌の魔獣ー ATK3000

 

 ホーリー・ナイト・ドラゴン ATK2500

 

 煌めく聖夜の竜 ATK2500

 

 

 「おや、サレンダーかい? したければしても良いよ」

 

 「なぁにバカ言ってんですかねぇ!?

 アッシの場を見てご覧なさいよぉ!!」

 

 究極完全態・グレート・モス ATK3500

 究極変異態・インセクト女王 ATK2800

 

 「この究極インセクト達の前で、たかが羽根つきトカゲとデカい犬に何が出来るっつーんだよぉ!?」

 

 「うーん。どうやらキミは、モンスター効果を確認しないみたいだね。

 

 小物なのは面白いから良いとしても……基本的なところが疎かなのには良くないな。

 そこは特に念入りに教えてあげるよ。

 身体にね……」

 

 「〜〜っっっ!!??

 あ〜! 気持ち悪い!!

 

 出来るもんならやってみろよ!! やれるもんならなぁ!!」

 

 

 「ああ。イクよ。

 

 まずは『カオス・ビースト』だ。究極変異態・インセクト女王に攻撃。

 

 ディバイド・クロー」

 

 カオス・ビーストー混沌の魔獣ー ATK3000

 究極変異態・インセクト女王 ATK2800

 

 麻由里 LP3800

 

 「クソっ……先祖代々敬ってきた女王様が…………!

 だが、グレート・モスを倒せない以上、もうお前の攻撃は終わりだ!!」

 

 「まだまだ夜は始まったばかりさ……『煌めく聖夜の竜』でグレート・モスに攻撃」

 

 「ば、バカな!? 手札から召喚したら効果破壊出来るだけの竜が究極変異態・グレート・モスに攻撃だって!?」

 

 「一瞬の輝き(ワンナイトラブ)は悪くないけど…………僕はオモチャは最後まで楽しむタイプなんだ。どうやら彼もそうらしい。一度きりでは満足できない。

 愉しまなくちゃね。

 

 

 煌めく聖夜の竜の効果発動。自身が攻撃するダメージステップ開始時、相手モンスターをエンドフェイズまで除外する。

 グレート・モスを除外」

 

 「くっ……! だが、エンドフェイズまでなら、次のターンで……!!」

 

 「普通、ダメージステップにモンスターが消失した場合に、そのバトルは無効になり攻撃権は喪われる。

 

 だが、この効果を使った煌めく聖夜の竜は、もう一度攻撃出来るんだ」

 

 

 「そ……そんな馬鹿なぁ!!」

 

 「煌めく聖夜の竜でもう一度攻撃だ」

 

 煌めく聖夜の竜 ATK2500

 

 羽蛾麻由里 LP1500 

 

 「ふぎゃあああああーー!??」

 

 

 「ああ、良いね。良い嬌声(こえ)だ……。

 

 さあ、もうひと突き行こうか……」

 

 

 「はぁ……はぁ……はぁ……。

 そ、そんなバカなぁ……!!」

 

 

 「『ホーリー・ナイト・ドラゴン』で、キミの誇り(プライド)直接攻撃(なかだし)だ。

 

 聖なる炎ーーフレイム・スプゥーム」

 

 

 「あり得ない……あり得ない……あり得ないいいいーー!!!!」

 

 

 

 ホーリー・ナイト・ドラゴン ATK2500

 

 チュプンーー!

 

 「いやああああああああああーーー!!!!」

 

 羽蛾麻由里 LP0

 

 

 

 

 「は、羽蛾の姉さんが……負けたぞ」

 「マジかよ……。

 

 あ、あのっ、オレたち奴隷になりますんで(デッキ)だけは助けてください!!!!」

 

 「お前らあああああー!!!! 潔さが過ぎるんだよおおおーー!!」

 

 

 「ああ。役に立ってくれるなら、報酬は約束するよ」

 

 「「ありがとうございます! フローシャ様ァ!!」」

 

 

 「さっそくだけど……報酬を貰おうか。いや、その前にまずはお風呂だね。

 

 心はいくら汚れていてもスパイスになるけど、カラダが不清潔なのはいただけない」

 

 「はいっ! シャワーだけしかありませんが、安石鹸とシャンプーは配給されてるので最低限はいけます!」

 

 「ご命令とあらばこちらで丸洗いもしておきます!」

 

 「「なので我々の待遇だけはよろしくお願いしまーす!!」」

 

 「テメエらあああああああーー!!!!」

 

 

 「フフフ。物わかりが良いのは良い。

 

 シャンプーは僕が自分でやるよ。肉奴隷のカラダの管理くらいしないとね……」

 

 ニッコリと笑いながら、門番の一人にシャワー室までの案内を頼み、麻由里の小さな身体を担いで監視小屋に入っていく。

 

 

 「ちょ!? ま、待って欲しいでゲス! さっきまでのことは謝りますから!!

 せめて暗い場所で身体が見えないように……!!」

 

 「ダメだよ。それじゃあ面白みが下がるだろう?

 

 僕はね……ゲスに嫌がることをスるのが大好きなんだ」

 

 「へ、変態だあああああーー!!!? 待って!! お願い待って!!

 せめてシャワーぐらいは自分でやらせて欲しい! ってか心の準備を!! いやああああああああーーー!???」

 

 

 

 

 

 この後『いや……』『だめ……』『ごめんなさい……』『ああっ……』『許して……』『それだけはぁ……』などの悲鳴が夜が明けるまで響き、門番達は何故か眠れなかった。

 

 

 

 

 




モチベが続けば村のボスのレモン使いのところまでイキたい。

王者の鼓動ストラクの『スカーレッド・デーモン』が好きなの。効果とか見た目が、ヴァンガードの『ドラゴニック・オーバーロード』と『ジ・エンド』みたいな感じで。

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