おいでよ、犯罪者デュエリストたちの蠱毒の村!!(外界隔絶)   作:SOD

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書きたくなったら書く。これが一番健康に良い。乞食にもそう描いてある。


おいでよ、一段階上の洗礼(デュエル)

 蠱毒の村のサテライト。そこは犯罪を犯して収容された者や、収容された男女が性欲を開放した果てに産まれながらの負け犬の運命を義務付けられた者たちが暮らす世界の掃き溜め。

 親ガチャと言う概念が可視化されるとするのなら、ここで産まれた子孫達こそが真の親ガチャ爆死勢の擬人化だ。何せ、ここには夢がない。希望が無い。決定付けられた格差の中で、命を永らえさせるか死ぬかしか無い。

 

 そんな場所で産まれた者たちだが、今こそが生まれ堕ちてから最も飢えてやつれて破棄がない時であろう。なにせ、命であり命を繋ぐ命綱であるデッキが奪われて、生きるすべがない状態なのだから。

 シソンとのデュエルでデッキを奪われて3週間。既に何人かは物言わぬ物と化している。かつて命だったソレが、無惨に転がっていた。

 

 

 「…………う……ァ…………」

 

 

 その物言わぬ亡者の中でまだうめき声を上げているのは、騒象寺我音。コイツの中には今だ消えることのない炎が燃えていた。

 

 

 (名蜘蛛ォ………………!!!!)

 

 「か…………ず……コ…………ス…………」

 

 

 朦朧とする意識の中、明確に、鮮明に残る復讐の炎。

 焦点の定まらない目で、一点に集中した復讐相手への怨念だけが散ることなく積もっていく。

 

 

 

 「……………………オイオイオイ。こりゃあ一体どういうことだ?」

 

 そんな中、サテライトとノーマルを隔てる門が開き、一人の男が現れた。

 丸メガネに、テクノカットの髪。帽子。更にはタバコを咥えている。と、明らかにサテライトの住人ではないと分かる姿で。

 

 

 「ァァ…………」

 

 「デュエルディスクにデッキがねえ。

 ここでゴミになってる奴ら全員か。

 

 ほーん? 何処のどいつか知らねえが、粋の良い新人が入ってきたらしいな」

 

 

 「……………………なぁ……ぐ、も……ぉ……」

 

 

 

 「…………コリャあ、蛭谷サンの耳に入れとく必要がありそうだな」

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 サテライトの入口、見張り部屋の中。

 

 

 

 

 「ンごオオオオオオオオオオオオーーーッッ!!??♡♡♡♡」

 

 

 すっかり聞き慣れたBGMとなった悲鳴混じりの嬌声が、今日も部屋に響く。

 

 「フフフ……一糸まとわぬ恰好でカエルのようにひっくり返されて、品の無い表情で声を上げる姿。実にお似合いだよ、麻由里……」

 

 「んぐおお……!! だ、誰がこんなすがだぁ……似合うもんがああ……」

 

 「ああ。それだよ麻由里。実に良い。

 

 キミはとっくにカラダは躾けられているのに、僕に対する反抗的な言葉が鳴り止まない。

 

 何故いつまでもそんな態度を取っているのか、自分で分かっているのかい?」

 

 愉悦的な表情を浮かべながら、夜遊が麻由里の両脇に手を入れて、軽い身体を持ち上げて浮かせては手を離し、自重で奥深くを突き挿すを繰り返す。

 

 「おうっ!?♡ おぶぅっ!??♡♡♡」

 

 「僕に取り入っていた方が絶対に楽になれるだろうに。形だけでも恭順して、手加減を強請ってみてはどうだい? ほら……。ほら……?」

 

 今度は()()の突起をすり潰すように刺激していく。

 

 「ぎいいいいいーー!!?♡ 無理無理無理無理イグイグイグイグゥウウウウウウウウウウウーー!!!!♡♡♡」

 

 「普通、こんなことをされても悦びを感じる人間は少ない。

 それだけキミは、普通から外れて言っているんだよ。

 

 分かるだろう? さあ、楽にしてほしかったら……何て言うんだい?」

 

 「ハァ……ハァ……ハァ……ハァ………………!!」

 

 虚ろな瞳で天井を仰ぎながら、小刻みに呼吸する麻由里。カラダがピクついて大きく息を吸えないため、息を吸っても腹部が殆ど膨らまない。

 

 「……………………」

 

 そんな麻由里を、夜遊は期待するように見つめている。

 更に、敢えて浅く動き続けることも忘れない。

 

 「ハァー……ハァー…………………………ふぅー……」

 

 「…………そろそろ落ち着いたかい? 

 

 答えを聞こうか?」

 

 

 「………………………………………………………………」

 

 震える手を何とか上げていく。目指した先は、自分の顔。

 

 もっと正確には……下まぶた。

 

 人差し指を弱々しく添えて…………。

 

 「…………………………………………っっ、べぇー…………!」

 舌を出してアカンベーした。

 「…………」

 「……お前、なんか……死んじゃえ…………バァーカ……っ!

 

 はっきりとした拒絶。反抗。暴言を吐いた。

 

 「…………………………………………フフフフフ」

 

 そんな麻由里を見て、ゾクゾクと顔を歪める夜遊。

 

 「ああ、それで良い」

 

 ズプリ。

 

 「ーーいっ!?? ぎいいいいーー!!!?」

 

 「そろそろ()()()も、調教してあげよう。ほら、いきなり第二関節まで挿し込まれるとたまらないだろう?」

 

 「いぎっ!? 痛っ!! 嫌だ……抜いて……抜いてええー!」

 

 「ああ。痛いだろう。でも、徐々に気持ちよくなるさ。今までと一緒だ。

 違うのは、キミが既に気持ちよくなっていくことを知っていることだけ。

 

 ほら、閉じた肉を強引に開くとどうだい?」

 

 「いぎっ!? ぎゃああああああーー!!?」

 

 「この痛みがまた快感に変わる頃……キミはまた一つ僕に変えらたことを自覚する。

 

 普通なら壊れてしまうようなことでも、大丈夫。キミなら問題ない。だって…………」

 

 「抜いてえええええー!!!」

 

 ズップリ……!! クパァ……。

 

 

 

 「キミは壊しても壊しても、しぶとく治る僕の最高のオモチャなんだからね…………」 

  

 「嫌だぁ、もう嫌だぁ!!

 抜いてくれエエエエエエエエエエエエエエエエエーー!! 

 

 ……お……ぐ……っっ!?」

 

 「さあ、この夜をもっと愉しもう」

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

 「フローシャ様、よく飽きねえよなぁ。

 アラサーでチビでガリで貧乳で三白眼で眼鏡。いったいどこにあんだけ毎日毎日、昼夜問わずにシケ込める魅力があんだろうな?」

 

 夜遊が麻由里で遊んでいる頃、シソンとランの二人は玄関近くの場所に腰を降ろしながら駄弁っていた。

 

 「別に何でも良いだろ。この三週間近くで分かったボスの個人情報は、デュエルが強ぇコト。絶倫で反抗的な女が好きな変態ってことぐらいのもんだ。

 

 逆にそれ以外の情報がなんにも出てこねえ。出てこねえんだから、もう考えたって一緒だろ」

 

 「それはそうだけどさあ」

 

 ロンが股間を押さえてモゾモゾし始めた。

 

 「オイオイ……ここでシコんなよお前?」

 「ションベンだよ!! ただ家の中があんまりにも入りたくねえから困ってんだ!!」

 「ああ。そう言うことか。

 そう言えば最近、飲める水の量とか増えたせいか便所が近くなった気がするな。

 

 ってか、ションベンならその辺で立ちションして来いよ」

 「何言ってんだよ。そんな大きな隙を見せたら襲われかねな--あ」

 「誰が襲ってくるんだよ? もうこのエリアでデッキを持ってるのはオレらだけだ。

 

 お前は今実質サテライトのナンバー4なんだぜ?」

 

 「ナンバー4……オレが……!

 へ、へへっ。そっか~オレナンバー4か~。じゃあ問題ねえな!」

 

 「ああ。問題ねえよ。だから堂々とチャック降ろしてチ●コ晒してションベンして来い」

 「おう、そうだな! オレちょっと行ってくる!」

 

 「………………単純なやつ」

 

 ダチの立ちションを見送ると、シソンは自分のデッキを見始めた。

 中身は殆どが低レベル・昆虫族の通常モンスターだ。この森は何故か異様に昆虫族モンスターカードが手に入りやすい。次いで植物族、獣族モンスターのカードだ。

 

 これは、外から来たデュエリストがデッキを弱体化される関係上で、デッキを改造する何者かが採用する昆虫族、植物族、獣族のモンスターの比率を偏らせているせいだと考えられる。

 ゆえに、この森のサテライトの十人は攻撃力が1500あれば高い方。シソンの元々の切り札、レベル5通常モンスター『ハンター・スパイダー』などは高水準扱いの部類になっている。

 

 もっとも、サテライトでどれだけ通用しようとも、一歩上の場所に足を踏み入れればその瞬間に狩られる側へと落ちるだけの差があるわけだが。

 

 「それがまさか、シンクロモンスターを手に入れられるとはな……」

 

 B(ビー)F(フォース)-降魔弓のハマ

 

 レベル8 攻撃力2800 小難しいことをせずにビートダウンで戦うシンクロモンスター。

 サテライトで使えばオーバースペックなこのカード。これだけなら、上の階層が相手でも充分に対抗出来る。シソンはそう考えていた。

 

 「………………サテライト。そしてトップス。その間に存在するやつら。『ノーマル』。

 ある意味トップスよりも謎な奴ら。

 

 オレは、ノーマルの奴らに勝てるんだろうか?」

 

 

 

 「うわあああああああああああああああああああああーーーー!!!!」

 

 

 シソンがぼんやりと考えていると、情けない悲鳴が聞こえた。

 

 「あ?

 どうしたーロン。野グソでも踏んだかー?」

 

 

 「ああ? 誰が野グソだサテライトのゴミが」

 

 「あ……?」

 

 ロンが歩いて行った先から歩いて来たのは、ロンではない別の男。

 

 「その恰好……テメエ、ノーマル!? 何でサテライトなんかに……」

 

 「口の利き方がなってねえなあ……ップゥー」

 

 口の煙草を手で持って煙を吹き出す。

 そして、煙草の火をもう片方の手で引きずってきたロンの頭頂部に押し付けて揉み消す。

 

 「熱ッッ!!」

 

 「ロン!!」

 

 「テメェらの存在価値なんざオレらの灰皿か椅子が関の山だ。

 弁えろや」

 

 「何だとテメエ……!」

 

 「とりあえず、お前。痛い目に逢いたくなかったら、雑魚共から奪ったカードと自分のデッキ差し出して土下座しろや。

 

 でねえと……()()()と同じ目にあうぜ?」

 

 掴んでいたロンをシソンの前に放ってくる。よく見ると身体中傷だらけでボロボロ。デュエルディスクのリアルダメージシステムの影響によるものだ。

 

 「テメェ……オレのダチをよくも。

 ブッ潰してやる」

 

 「はいお前終わったな。

 レッド様の派閥に手出したらどうなるのか……この蛭谷隊のサブリーダー、石井サマが教育してやるよ」

 

 「上等だ! かかってこい!!」

 

 

 

 「「--デュエル!!」」

 

 

 

 




この石井ってやつは、原作的には別に名前も無いモブなんですけど『蛭谷の子分A』で検索したらギリ「ああ、こいつね」ってなるやつ。
因みに名前は無かったのでオリジナル。

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