妖精の尻尾
ここはハルジオンの街の駅…
「あ…あの……、お客様方…大丈夫ですか?」
一人の駅員が列車の中にいた客に焦りながら体調の安全を確認を聞こうとするが…
「はぁ…はぁ…はぁ…」
「もう…、限界…うぷっ!!」
その客というのはナツとフレイヤであった。二人は乗り物酔いが激しい為に、もうすでに限界であった…
「あい!!いつもの事なので」
「毎回…、疲れますね…」
そう言いながら二人の体調に返事をするのは青い猫ハッピーとブラウンの猫ココアであった…
「無理…もう二度と列車には…乗らん…うぷっ」
「全く…です…」
「情報が確かなら、この町に火竜《サラマンダー》がいるハズだよ。いこ」
「二人とも…酔うのは勝手ですが早く来ないと列車が発車しますよ?」
「「ちょっと…休ませて…」」
二人は声を揃えながら休みを取ろうとするがハッピーとココアはそれを聞き流しながら列車から降りてしまった。
「…あ」
「出発しましたね…」
「「た~す~け~て~!!」」
ハッピーとココアは列車を降りていたが、ナツとフレイヤは列車にもう一度乗る事になってしまった。
第11話『妖精の尻尾』
ここはハルジオンの街の唯一の魔法屋。そこにはある金髪の女性が一人いた。
「えーーっ!?この街って魔法屋一軒しかないの?」
「ええ……、もともとこの街は漁業が盛んな街ですからね。街の者も魔法を使えるのは一割もいませんで…、この店も旅の魔導師専門ですわ」
「あーあ、無駄足だったかしらねぇ」
「まぁまぁ、そう言わずに見てって下さいな…」
店員はそう言うと色々と品物を女性に見せるが全く興味が無いようで女性は店の物を色々と見ることにした。
「あたしは門《ゲート》の強力な鍵を探しているの…」
「門の鍵かぁ、珍しいねぇ…」
「あ♪白い子犬《ホワイトギー》!!」
「そんなの全然強力じゃないよ…」
店員の言葉を無視しながら女性はそれを買う…だが、女性は普通にはかわず値引きをしてみる。
「いくら?」
「2万J」
「……、お・い・く・ら・か・し・ら?」
「だから、2万J」
店員は値引きを聞かずそれに女性は色仕掛けを試みる。
「本当はおいくらかしら?素敵なおじさま?」
――――
店を出るとその女性…、ルーシィはたったの1000Jしかまけてくれなかった事にイラつき近くの看板を蹴る。
「私の色気はたったの1000Jかー!!…!」
街の女性達の騒ぎにルーシィも少し気になってしまう。
「?なにかしら…」
「この街に有名な魔導師様が来ているんですってー!!」
「火竜様よー!!」
「火竜!?あの店じゃ買えない炎の魔導師!!」
街の女性達の騒ぎを聞いてルーシィもその人混みへと向かうのであった…
――――
ナツとフレイヤはやっとの思いで列車から降りることができ、今はふらふらしながらも火竜《サラマンダー》と呼ばれる場所まで何とか行こうとする…
「列車には二回も乗っちまうし…」
「ナツ、乗り物弱いもんね」
「お腹もすいてきましたし…」
「私達、今お金がありませんからね…」
四人は今の現状に少しため息を吐きながらナツはハッピーに問う。
「なぁハッピー…火竜ってイグニールの事だよな?」
「あい、火の竜なんてイグニールしか思い浮かばないよ…」
「僕も一度会ってみたいなナツさんのお父さん…」
三人の期待の目にココアはため息をつく。ナツは人混みの声を聞き気持ちを昂らせる。
「ほら!!ハッピー、噂をすればなんとやらだ!!行くぞ!!ハッピー!!フレイヤ!!ココア!!」
「あい!!」
「はい!!行きましょう!!」
「しょうがないですね…」
――――
『きゃー!!」
人混みの中心にいるのは炎の魔導師…火竜《サラマンダー》と名乗る男であった。
「(な…な…な…、何このドキドキは!?ちょ、ちょっとどうしちゃったのよあたし!!)」
「ははっ…参ったな、これじゃ歩けないよ…」
男はそう言いながらルーシィを一目チラッと見る。
「(はぅぅ!!…有名な魔導師だから?だからこんなにドキドキするの!?)」
ルーシィは謎の心の高鳴りを抑えることが出来ず思考を巡らせる…。その途中、ナツ達が人混みをどかして火竜と名乗る男の場所まで行く。
「イグニール!!イグニール!!」
「あともう少しですナツさん!!」
「(これってもしかしてあたし…!!)」
「イグニール!!」
ナツの大きな言葉に目が覚めたかのようにルーシィはハッとする…。そしてナツとフレイヤは火竜と言う男を見て、頭にはてなマークを浮かべながら…
「誰だお前?」
「あなたは一体誰ですか?」
「火竜《サラマンダー》…と言えば分かるかね?…はやっ!?」
二人は別人だと理解したあとがっかりしながら何処かへ去ろうとする。だがそれを周りの女性達は許さず火竜のところまで引きずってくる。
「ちょっとアンタ達失礼じゃない?」
「そうよ!!火竜様は凄い魔導師なのよ!?」
「謝りなさい!!」
「お?お…お?」
「え、な…何ですか?」
あまりの女性達のいきなりの行動にナツとフレイヤは驚いてしまう。
「まあまあ、その辺にしておきたまえ…彼達とて悪気があった訳じゃない…」
「やっさしい~!!」
「あ~ん!!」
火竜は女性達にカッコつけながらそう言うがルーシィは一人火竜を睨み付けていた。
「僕のサインだ…友達に自慢するといい」
「いらん…」
「そんな物いりません…」
二人は即答すると女性達に袋叩きにされてしまう。
「君たちの熱い歓迎には感謝するけど…僕はこれから港で大事な用があるんだ…失礼するよ」
そう言うと男は指を鳴らして炎を出し、空へと飛ぶ。
「夜は船でパーティーをするよ!皆参加してくれるよね?」
「何だったんだあいつは?」
「分かりません…」
「本当!!いけすかないわよね」
ナツとフレイヤは後ろの声に振り向くとそこには先程のルーシィが立っていた。
「さっきはありがとね!!」
「?」
――――
ナツ達は先程のルーシィにご飯を奢って貰っていた。
「あんふぁいいひほふぁがぁ!!」
「うんうん」
「ほんほでふね、あひがほうほはいはふ!!」
「…ナツ、ハッピー、それにフレイヤまで…落ち着いて食べなさい…」
「ナツとハッピー、それにフレイヤとココアだっけ?貴方達分かったからもう少しゆっくり食べたら…なんか飛んできてるし…(てゆうか、お色気代パーだわ…)」
ナツとハッピーとフレイヤは久しぶりの食事にとてつもない早さで皿の料理が無くなっていく。ココアはため息をつき、ルーシィは若干引いていた。
「すいません…ルーシィさん、このハンカチ使ってください…」
「あ、これはどうも…」
何故かルーシィはココアのハンカチを貸してもらい猫なのに何故か敬語を使ってしまった。
「あの火竜って男、魅了《チャーム》って魔法使っていたの…この魔法は人々の心を術者に引き寄せる魔法なのね。何年か前に発売禁止された筈なんだけど…そこまでもてたいなんてやらしい男よね?」
「ほっとけばいいんですよ…そんな男」
「まぁそうなんだけどね…、何にせよあたしはアンタ達が来てくれたお陰で魅了から解けたわけ…、あたしこー見えても魔導師なんだ!!」
「ほふぉ!!」
「ふごいへふね!!」
ナツとフレイヤはルーシィの話を適当に流していた…今は目の前の食事に集中して…
「まだギルドには入っていないけどね。…あ!!ギルドっていうのはね、魔導師達の集まる組合で魔導師達に仕事や情報を仲介してくれる所なの!!魔導師ってギルドで働かないと一人前と言えないものなの!!」
「いあ…」
「ひがひ…」
ナツとフレイヤは何か言おうとしたがルーシィはお構い無しにどんどん喋る。
「でもねでもね!!あたしの入りたいトコはね、もうスッゴい魔導師がたくさん集まるところで、あぁ……どーしよ、入りたけど厳しいんだろーな……。あっ!!ごめんね~魔導師の話なんて分かんないわよね~」
「いあ…」
「でも絶対入るんだそこのギルド…あそこならたくさん大きな仕事もらえそうだもん…」
「ほぉか…」
「よく喋るね…」
「ははは…」
「ちょっと引くわ…」
ルーシィの話の長さに四人は少し引いていた。
「そういえばあんたたち誰か探してたみたいだけど…」
「あい、イグニール」
「てっきり火竜がこの街に来るって聞いたから来てみたものの…別人だったな…」
「火竜って見た目じゃなかったもんね?」
「僕もてっきりイグニールさんかと思いました…」
「見た目が火竜って……人としてどうなのよ?」
ルーシィの言葉にナツやハッピー、フレイヤ達まで首を横に傾げナツは答える。
「ん?人間じゃねえぞ。イグニールは本物のドラゴンだ」
「……!!」
ナツの言葉にルーシィは驚く。そしてすぐにナツにツッコミをいれる。
「そんなの街中にいるハズないでしょーー!!」
ルーシィの言葉にナツとハッピーとフレイヤはハッと気付く。
「オイイ!!今気付いたみたいな顔すんなー!!」
ルーシィは大声を出した後、お金を置く。
「私はそろそろ行くけど…アンタ達はゆっくり食べなさいよね?」
ルーシィの心の広さにナツ達は涙を流しながら土下座をしながら感謝する。
「ごちそうさまでした!!」
「したー!!」
「ありがとうございます!!」
「全くです!!」
「きゃー!!やめて!!恥ずかしいから!!ほら…お互い助け合ったから…おあいこでね?」
「あまり助けていない所が…」
「あい…なんとも…」
「歯痒い…ですよね…」
「これが人の理想像ですね…」
そう言ってナツ達は口々と言葉を交わす。それでもナツとフレイヤは歯痒いのかあるものをルーシィに渡す。
「そうだ!!これ…」
「火竜のサインあげます!!」
「いらんわー!!」
――――
ルーシィは一通りナツ達と話を終えて、今はベンチに一人週刊ソーサラーを見ていた。
「まーた、妖精の尻尾が問題起こしたの?今度は何々…デボン盗賊一家壊滅するも民家七軒破壊!?…あははははは!!やりすぎっ!!」
ルーシィはそう言いながら次のページをめくる。
「あ、グラビア、ミラジェーンなんだ…妖精の尻尾の看板娘ミラジェーン。この人でも無茶苦茶するのかな?あれ…でもそういえば、ちょっと前までは確か火竜のお陰で被害は少なかったって聞いたけど…今何してるんだろう?妖精の尻尾のラクサスって人の相棒とも言われてた…一度会ってみたいな!!」
ルーシィはそう言いながらもまた雑誌を読もうとすると…草の茂みの中から先程の火竜が出てきたのであった。
「へぇ~君妖精の尻尾に入りたかったんだ~、いや~探したよ、君みたいな可愛い娘が船上パーティーに来てくれると嬉しいんだがね…」
ルーシィは男が話し掛けてくるが全て無視しながら何処かへ去ろうとすると…
「妖精の尻尾《フェアリーテイル》の火竜って聞いたことない?」
「……あるっ!!あんた妖精の尻尾の魔導師だったのね!!」
「そうだよ?入りたいんならマスターに話を通してあげてもいい…」
「今夜は素敵なパーティーになりそうね~」
「わ…分かりやすい性格しているね君~」
「ほ、本当に妖精の尻尾に入れるの!?」
「もちろん!!ただし、魅了の事は黙っていてね?」
「はいはーい!!」
「それじゃ、パーティーで会おう!!」
「了解でありまーす!!…はっ!?疑似魅了してたわ…。妖精の尻尾に入れるんだ!!やったー!!…それまではあのバカ男に愛想よくしないとね…」
ルーシィは一人喜びながら笑みを浮かべていた。
――――
そして夜になり、ナツ達は店から出ていた。
「いや~食った食った!!」
「あい」
「久しぶりの満腹感ですね~」
「そうですね…、そう言えば火竜の言っていた船上パーティー…あの船ですかね?」
「あの船か…うっぷ!!」
「気持ち悪い…です…」
「想像しただけで酔うのやめなよ二人とも…」
ナツ達はそろそろ帰ろうとしていた頃ある女性達の言葉に耳を傾ける。
「はぁ~、私も行きたかったな、火竜様の船上パーティー…」
「火竜?」
「知らないの!?あの有名な魔導師…妖精の尻尾の魔導師よ!?」
その言葉にナツとフレイヤは反応するがすぐに船を見て酔ってしまう。
――――
ルーシィは今火竜と名乗る男と二人でいた。
「ルーシィか、いい名前だね」
「ど、どうも~」
ルーシィは愛想笑いを浮かべながら返事をした後、ある程度火竜と話した後ワインを火竜が粒状にしてルーシィに飲ませようとするが…
「…っ!どういうこと!!このワイン…睡眠薬が入ってるわよね?私は妖精の尻尾の魔導師になるとは言ったけど…あんたの女になるつもりは無いわよ!!」
「しょうがない娘だな?素直に眠っていれば痛い目みずにすんだのに…」
「え?」
そう言うとルーシィは男達に身柄を拘束される。
「おー、さすが火竜さん…」
「久々の上玉だな?」
「ようこそ我が奴隷船へ…」
ルーシィの門の鍵を男は捨て…、そしてルーシィはこの男たちの行いを見て悔し涙を流す。
「(これが…これが妖精の尻尾か!!)」
「まずは、奴隷の烙印を押させてもらうよ…熱いけど我慢してね…」
「(魔法を悪用して、人を騙して、奴隷商ですって!?)最低の魔導師じゃない…」
その時船の天井を突き破ってナツとフレイヤが落ちてくる。
「ナツ!!フレイヤ!!」
「昼間のガキ共か!!」
「……おぷ!!、やっぱり無理!!」
「耐えられ…ません…うぷ!!」
「えー!!カッコ悪!!」
あまりのカッコ悪い登場にルーシィは驚き周りの男たちもしらけてしまう。
「何で、空からガキが!?」
「しかも酔ってるし…」
「ルーシィ!!」
「大丈夫ですか?」
「ハッピー!!ココア!!アンタ達羽なんか生えてたっけ!?」
「細かい話は後…」
「掴まってください!!」
ルーシィはハッピーとココアの手に掴まると空へと飛んでいく。
「ナツとフレイヤは!?」
「三人は無理!!」
「まぁほっといても何とかなるでしょう…」
「あらま…」
ルーシィを連れて空へと飛んでいたハッピーとココアだが…
「ルーシィ聞いて!!」
「失礼ながら私も…」
「何よ!!こんなときに?」
「魔法…」
「解けました…」
「くそ猫共!!」
ルーシィ達は海へと落下するとルーシィは一人門の鍵を見つけ、門を開く。
「開け!!宝瓶宮の扉!!アクエリアス!!」
――――
一方ナツ達は…
「フェア…リィ…テイル…お前が…?」
「あぁ?」
「嘘は…どろぼう…の始まり…ですよ…」
「うるせぇんだよ!!ガキ共が!!」
そう言うと男たちはナツとフレイヤの腹を蹴る。
「ぐふっ!?」
「がはっ!?」
「…問題はあの女共だ…、評議会にでもバレれば面倒だな…」
――――
ルーシィ達は先程アクエリアスを召喚した。
「アクエリアス!!あの船を港まで押し戻して!!」
「…ちっ」
「今ちって言ったかしら!?」
「うるさい小娘だ…1つ言っておく、次鍵落としたら殺す!!」
「…ご、ごめんなさい…」
そう言うとアクエリアスは津波を引き起こす。
「オラァ!!」
「私たちまで流さないでよ!!」
ルーシィ達を含めて船は港まで押し戻しされていった…
「ちょっとアンタ!!普通あたしたちまで流す!?」
「不覚…ついでに船まで流してしまった…」
「あたしを流すつもりだったんかい!!」
「一週間彼氏と旅行にいく…彼氏とな…」
「二回言うな!!」
するとアクエリアスは光となって消えていった…。
「なんて勝手なやつ!!」
「あんまり関係良好じゃないんだね?」
「ですが、このおかげで軍が来たら良いですね?」
するとルーシィはナツとフレイヤを思いだし、船の中に入る…。
「ナツ!!フレイヤ!!大丈…」
「揺れが…止まった…」
「はい、これなら…やれます!!」
ナツとフレイヤの顔を見てルーシィは怖じ気つく。
「小僧共~勝手に人の船に入ってはいけないじゃないか~うん?」
「全くですね火竜…いや、妖精の尻尾のレツ・ドラグニルさん~」
「レツ・ドラグニルって…そうだ妖精の尻尾の火竜…レツ・ドラグニル…」
その言葉に更に二人は怒りを覚える。
「オイ!!さっさとつまみ出せ!!」
「いけない!!ここはあたしが…」
「言いそびれてたけどナツもフレイヤも魔導師だから」
「え!?」
ルーシィはハッピーの言葉に驚く。
「よぉく顔見せろ!!」
「僕は貴方何か知りません!!」
そう言うとナツは向かってきた男を殴り、フレイヤは蹴り飛ばした。
「俺は妖精の尻尾のナツだ!!」
「僕は妖精の尻尾のフレイヤだ!!」
「な!?」
「え!?」
その事実を知った男は驚き、ルーシィも驚く。
「妖精の尻尾!?ナツ達があの…」
「ぼ、ボラさんこいつら本物だ!!」
「あの紋章…確かに妖精の尻尾だ!!」
「ば、その名前で呼ぶな!!」
「ボラ…紅天《プロミネンス》のボラ…、確か数年前に巨人の鼻《タイタンノーズ》ていう魔導師ギルドから追放されたやつだね…」
「知ってる!!魔法を使って盗みを繰り返したっていう…」
ボラは本名を明かされて焦っているがナツとフレイヤにとってそんなことはさほど関係が無かった。
「おめぇが悪党だろうと善人だろう知ったことじゃねえが、妖精の尻尾を騙るのは許さねぇ!!」
「そして何より…あの人の名前を使うなんて…よっぽど覚悟は出来ていると言うことですね!!」
「うるせぇんだよ!!ガキ共が!!」
そう言うとボラの炎を直撃するナツとフレイヤ…
「ナツ!!フレイヤ!!」
「まずい…」
「え!?」
「お前…本当に火の魔導師か?こんなまずい火は初めてだ!!」
「炎を食って…」
「ナツには火は聞かないよ…」
「ぬるい炎ですね…」
「な!?」
「炎が消えて…」
ナツは炎を食べて…フレイヤは炎を水で打ち消し…その光景にルーシィは驚いていた。
「な…なな…何だこいつらは!?」
「食ったら力が湧いてきた!!いっくぞおぉぉ!!」
「ボラさん!!こいつ見たことあるぞ!!桜色の髪型に白色の装飾品…」
「こいつが本物の火竜の!!」
そう言うとナツは炎を吹き、フレイヤは口から大量の水のブレスを出す。
「てめぇらは俺等のギルドを騙りやがった!!そして…てめぇらは俺の兄ちゃんの名前も使いやがった!!」
「貴方達だけは許しません!!」
「な、何なのあいつら…」
ルーシィはあまりの光景に声が出ない。
「よーく覚えとけ!!」
「これが僕たち…」
「「妖精の尻尾の魔導師だ!!」」
ナツとフレイヤは同時にボラを殴り倒すのであった。
「何なのこの魔法…火で殴ったり、火を吹いたり…」
「竜の肺は焔を吹き、竜の鱗は焔を溶かし、竜の爪は焔を纏う…これは自らの体を竜へと変換する太古の魔法《エンシェントスペル》…滅竜魔法、イグニールがナツに教えたんだ!!」
「じゃああのフレイヤって子も?」
「そうだよ、まあどっちも元は竜迎撃用の魔法だけどね…」
「あらま…」
ナツとフレイヤの暴れっぷりを見てルーシィは確かに感心するが…
「すごい…滅竜魔法…すごいけど…」
ハルジオンの港はナツとフレイヤの手によって半壊される。
「やりすぎー!!」
ルーシィのツッコミと同時に軍隊がやって来る。それを見てナツ達は…逃げる。
「やべ!!逃げるぞ!!ハッピー!!フレイヤ!!ココア!!」
「あい!!」
「これはヤバイですね!!」
「またマスターに怒られますね…」
「……ちょっと!?何で私まで!?」
ナツ達はルーシィを連れて逃げることにした。
「何でって…」
「貴女のような人だったら妖精の尻尾は喜んで受け入れてくれますよ!!」
「え…じゃあ!!」
「来いよ!!妖精の尻尾に」
ナツとフレイヤは笑顔でルーシィを連れていく。
この物語から本当の彼らの旅は始まる…
ふ~やっと書けた!!そう言えば今回だけ原作のやつを見れたのでそれ見て参考に書きました!!