FAIRY TAIL~もう一人の火竜~   作:ドラグニル

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火竜と水竜と猿と牛

 

「(私ルーシィ!!ナツ達に付いてきてやっと念願の妖精の尻尾のギルドに入れたわ‼)……けど…なんでこんなことに…なってる訳~~!!!?」

 

「…と申されましても」

 

「ウッホウホホウホホホ~」

 

「なんかあの猿テンション高いし‼」

 

ルーシィは今絶賛捕まり中であった…

 

 

 

 

第15話『火竜と水竜と猿と牛』

 

 

 

「ナツさーん!!…てもう先に行っちゃってるし…はぁ…バルカンが近くに居るってことは群れが居る可能性もあるのに…」

 

「言ってるそばから来ましたよフレイヤ!!」

 

「へ?」

 

フレイヤはナツ達とはぐれてしまいココアと二人でマカオを探すことにしたのだがフレイヤが後ろを向くとそこには15頭ほどのバルカンの群れが居たのであった。

 

「悪気は無いですけど…少しばかり痛い思いをしてもらいますよバルカン!!」

 

「ウッホホー!!女だー‼」

 

バルカンのその一言がフレイヤをキレさせるのであった…

 

 

◆◆◆◆

 

一方その頃のナツはというと…

 

「うおおおっ!!やっと追いついたー!!マカオはどこだぁぁーー!!」

 

「ナツ!!」

 

ナツは必死にダッシュしてバルカンに追い付いたのであった。しかし地面は氷の一面で出来ているため…当然…

 

「あがっ!!ぐぉぉ!!ふあっ!!ぶへっ!!」

 

滑り転ぶ。

 

「普通に登場できないのかしら…」

 

ルーシィはやれやれとため息を吐く。

 

「オイ、サル、マカオはどこだ!?」

 

「ウホ?」

 

「言葉分かるんだろ?マカオだよ!!人間の男だ」

 

「男?」

 

「そーだ!!どこに隠した!?」

 

「うわー!!隠したって決めつけてるし‼」

 

ルーシィの言うとおりバルカンに対するナツの言葉はとんだ言いがかりである。

だが、バルカンはにやりと笑うとナツに手招きをすると、ナツを雪山から叩き落としたのである。

 

「あ!!ああぁぁぁ……」

 

「ナツー‼」

 

「男…いらん。オデ…女好き!」

 

「やだっ!!ちょっと…死んでないわよね‼きっと大丈…」

 

ルーシィは雪山の高さを見て後の言葉が言えなかった。

その後ろではバルカンがどたどたと踊りをしていて、それを見たルーシィは星霊の鍵を取り出す。

 

「開け…金牛宮の扉…タウロス!!」

 

「MOーーー!!」

 

「牛!?」

 

「あたしが契約している星霊の中で一番パワーのあるタウロスが相手よ‼エロザル!!」

 

ルーシィはタウロスを呼び出して戦闘に入ろうとしたが、タウロスは目をハートマークにしてルーシィを見る。

正確にはルーシィの胸を見る。

 

「ルーシィさん!!相変わらずいい乳してますなぁMOーステキです」

 

「そうだ…こいつもエロかった…」

 

「ウホッオデの女とるなっ!!」

 

「オレの女?それはMO聞き捨てなりませんなぁ」

 

「そうよタウロス!!あいつをやっちゃって!!」

 

やっと戦闘に入るのかとルーシィは思っていたが…

 

「『オレの女』ではなく『オレの乳』と言ってもらいたい!!」

 

「もらいたくないわよっ!!」

 

◆◆◆◆

 

一方…こちらではフレイヤがバルカン十数頭を相手にしていた。

 

「…オマエ女‼ウソつくな‼」

 

「…違ーう!!僕は男だ!!」

 

「あの子ったら…はぁ、やれやれ…」

 

フレイヤは見た目は女のような顔に肩にまで届きそうな長い赤い髪それを見たバルカンはやはり女だと連呼する。

だがフレイヤにとってそれは挑発でしかなかったのだ。

 

「……もう、良いです…」

 

「ウホッ!!オデ達の女になるのか?」

 

「いいえ…あなた達は言葉で言っても分からないようなので…力付くでも分からせてあげます‼」

 

その後…ナツ達は絶句するこの後の惨状に…

 

◆◆◆◆

 

タウロスがついに攻撃を仕掛けようと斧を持ってバルカンに近付いたとき、丁度ナツが雪山から戻ってきたのであった。

 

「よ~く~も落としてくれたなァ…あ~ぶ~な~かった~…」

 

「ナツ!!よかった‼」

 

ルーシィの喜びも束の間、ナツはタウロスを目にいれた瞬間飛び蹴りをタウロスにぶつける。

 

「なんか怪物増えてるじゃねーか!!」

 

「Moふっ」

 

「きゃあああああ!!」

 

「MO…ダメっぽいですな……」

 

「弱ーー!!人がせっかく心配してあげたっていうのに何すんのよ‼てゆーかどうやって助かったの?」

 

ルーシィがナツに質問するとナツは上を見る。

 

「ハッピーのおかげさーありがとな」

 

「どーいたしまして」

 

「そっか…ハッピー羽があったわねそーいえば」

 

ルーシィは納得しながらハッピーを見る。

そこでルーシィはひとつ疑問に思うことがありナツに聞く。

 

「あんた乗り物ダメなのにハッピー平気なのね」

 

「何いってんだオマエ。ハッピーは乗り物じゃねえよ『仲間』だろ?ひくわー」

 

「そ、そうねごめんなさい…(ひかれた‼)」

 

「ウホホォッ!!」

 

「いいか?妖精の尻尾のメンバーは全員仲間だ」

 

バルカンは隙を見てナツに後ろから攻撃を仕掛けようとする。

それでもまだナツは後ろを向きながらルーシィと話す。

 

「じっちゃんもミラも…」

 

「来たわよ!!」

 

「うぜぇ奴だがグレイやエルフマンやライトも…」

 

「わかったわよ!!わかったから!!後ろ!!ナツ!!」

 

「ハッピーもココアもフレイヤもルーシィもみんな仲間だ」

 

その一言にルーシィは言葉を失う。

 

「だから…」

 

「オオオオ!!」

 

「オレはマカオをつれて帰るんだ!!」」

 

バルカンの攻撃をかわし、ナツの火を纏った蹴りがバルカンの顎に当たる。

 

「早くマカオの居場所言わねえと黒コゲになるぞ」

 

バルカンは鼻息を荒立てながら怒り頭上にあるつららを折ってナツに投げる。

 

「火にはそんなモン効かーん!!」

 

つららはナツに当たるが全て水になっていく。

それを見たバルカンは下に落ちていたタウロスの斧を拾う。

 

「ウホ」

 

「それは痛そうだ」

 

「タウロスの斧!!」

 

「キェエエエエッ!!」

 

「わっ!!」

 

バルカンはタウロスの斧を持つとそのままナツを斧で凪ぎ払おうとするがナツは間一髪のところでかわす。

しかしそれでもまだバルカンの攻撃は止まず何回も斧をナツに振り回す。

 

「うおっ!!危……なっ!!」

 

ナツは足元を滑らせ床に尻餅をつく。それを見逃さないバルカンは斧を降り下ろす。

 

「ウホォーー!!」

 

「ふん!!」

 

なんとかナツは斧を両手で止めるがナツの顔を真っ二つにするのも時間の問題かと思われたが…その時、ある異変にバルカンは気付く。それはタウロスの斧が溶けていたのだ。

 

「体の熱で刃を溶かしたっていうの!?しかも食べてるし!!」

「もごもごもご……ぷ!!」

 

「ウホォ」

 

するとナツは溶けた刃をバルカンの額に当てる。

 

「いくぞぉ…火竜の鉄拳!!」

 

「ウホォ!!」

 

ナツの火の纏った拳がバルカンの顔面を捉えてそのままバルカンは吹き飛ぶ。

 

「挟まったよ!!」

 

「あーあ…この猿にマカオさんの居場所聞くんじゃなかったの?」

 

「あ!!そうだった」

 

「完全に気絶しちゃってるわよ」

 

ナツ達はバルカンの様子を見ていると急にバルカンの体が光だしたのであった。

 

「な…何だ何だ!?」

 

するとバルカンの体はマカオへと変わった。

 

「え!?」

 

「バルカンに接収されてたんだ!!」

 

「接収《テイクオーバー》!?」

 

「体を乗っとる魔法だよ!!」

 

ハッピーがルーシィに説明をしているとマカオが雪山から落ちていくのであった。

 

「あーーーっ!!」

 

それをなんとかナツはマカオの足を掴みハッピーはナツの服を掴むが、さすがに重かったのかハッピーも限界である。

 

「二人は無理だよっ!!羽も消えそう!!」

 

「くっそおおおっ!!」

 

「んっ!!」

 

「ルーシィ!!」

 

「重い…」

 

ハッピーの尻尾をルーシィが持つがやはりルーシィ一人の腕力では全員の体重を持つ事は不可能であり、もう終わりと思っていたその時にタウロスが現れる。

 

「MO大丈夫ですぞ」

 

「タウロス!!」

 

「牛ーー!!」

 

そして全員雪山の中に入る事は出来たのだが、マカオの傷が深く出血の量が激しかった。

 

「わき腹のキズが深すぎる…持ってきた応急セットじゃどうにもならないわ…」

 

「………」

 

皆が諦めそうになったとき複数のバルカンの足音が雪山に響く。

 

「ちょっ!!こんなときにさっきの奴がたくさん来るっていうの!?」

 

「ちっくしょおおおお!!……お?」

「どうしたのナツ…え?」

 

ナツ達は言葉を失う。何故なら目の前にいたのはバルカンの肩に乗っているフレイヤとココアとその後ろにいるのはデカイ氷のようなものを背負っている十数頭のバルカンであった。

 

「ナツさーん、ハッピー!!ルーシィさんも!!」

 

「な、なにその大群…」

 

「実はこのバルカン達を調教…こほん…道案内をさせていたときに…」

 

「(え!?いま調教って言った!?言ったよね!?)」

 

「ハコベアイスというものを持っていたのでそれをマカオさんに食わせてみようと。なんでもこの氷病気はもちろん、怪我も治ると言われてるらしいので…食わせてみてはどうでしょう?」

 

そう言うとフレイヤは水で氷を一口サイズにスライスしてマカオに食べさせる。するとマカオの傷は塞がっていくのであった…

 

◆◆◆◆

 

「ここは…」

 

「もうすぐギルドに着くぞマカオ…」

 

「そうか…くそ、情けねえ…19匹は倒したんだ…20匹目に接収されちまって…ちくしょお、これじゃあロメオに会わす顔がねぇぜ…」

 

「別にボロボロでも良いじゃないですか」

 

「フレイヤ…」

 

「どんなにボロボロでも息子のロメオ君の為に必死になって頑張ろうとするマカオさんは一番かっこいいと思いますよ」

 

そのフレイヤの笑顔にマカオはうなずく。

 

「だな…」

 

ロメオがマカオの帰りを待っているとそこにはマカオとナツ達がいた。それを見たロメオは笑顔で彼等を見るが自分の行為を振り返る。

 

『なーにが妖精の尻尾の魔導士だよ!!』

 

『あんなの酒ばっか飲んでる奴等じゃんか』

 

「う、うるさい!!」

 

『魔導士は腰抜けだーい』

 

『オレは大きくなったら騎士になろーっと』

 

『魔導士はさけくさいもんねー』

 

「父ちゃんすっごい仕事行ってきてよ!!オレ…このままじゃくやしいよっ!!」

 

ロメオはそれを思い出すと下を向きながら涙目でマカオに話し掛ける。

 

「父ちゃんゴメン…オレ…」

 

「心配かけたな…スマネェ」

 

「!…いいんだオレは魔導士の息子だから…」

 

「今度クソガキ共にからまれたら言ってやれ。テメェの親父は怪物19匹倒せんのか!?ってよ」

 

マカオはロメオにそう言うとロメオは顔を上げて笑顔を見せる。

 

「ナツ兄ーー!!ハッピーー!!ココアーー!!ありがとぉーー…それと…ルーシィ姉もありがとぉっ!!フレイヤ姉も!!」

 

「…だから…僕は男だって言ってるじゃないですかー!!」

 

フレイヤの悲しみの一言と一緒にナツ達は仕事に向かう。




フレイヤ・ルーシィ「「妖精の尻尾質問&紹介コーナ!!」」

フレイヤ「さーてまずは同じような質問です…これは質問ていうのかな?」

ルーシィ「?」

フレイヤ「えーとhづdnさんとナンバーズさんとクライズラーさんと中二病継続中さんから更新まだですか?とのことです」

作者「いやー私こう見えても忙しいもんでー、はーい、絵描き兼小説みたいなかんですからねーすいません!!」

フレイヤ「まぁ謝っていることですし…許してあげてください…とでも言うと思ったんですか?ちゃんと謝ってください」

作者「は、はい…本当に申し訳ありませんでした!!」

フレイヤ「まったく…」

ルーシィ「…じゃあ次いくわね…Kazutoさんからの質問ね…レツのヒロインに、オリキャラじゃなくてジュビアを追加できないでしょうか。
ジュビアがレツに心変わりするという設定でとの事ですけど…これは…」

作者「まぁまだジュビアすら登場していないということで保留ですね(笑)」

フレイヤ「すいません…では次ですね、こーさんからですがゼレフの事もまだ出てきていないので保留ですが…一つだけ言うならばレツはナツの兄でありゼレフの弟でもあります‼」

作者「それ僕のセリフだから‼」

ルーシィ「これ以上はヤバイので今日は終わっておきまーす…」
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