ナツ、ルーシィ、ハッピー、フレイヤ、ココア達は馬車で話をしながら時間が経ち、目的のシロツメの街に着く。
「着いた!」
「馬車には二度と乗らん…」
「ほんとです…ね」
「だらしないなあ二人とも!」
「そうですね」
ハッピーとココアはナツとフレイヤの心配などせず、すたすたとルーシィと共に街を歩く。
そこでルーシィは何か閃いたのかフレイヤを無理矢理連れて街の中へと進む。
第17話『日の出に潜む影』
「…なんでフレイヤを連れていったんだ?」
「分かりません…まあ今は食事にしましょう」
「そだな!脂っこいのはルーシィにとっておこっか!多分フレイヤはあまり好きそうじゃないと思うけどな!」
「脂っこいのすきそうだもんねルーシィは!」
「大丈夫です。フレイヤには私がちゃんと健康に良いメニューを頼んでおりますので」
「…あたしがいつ脂好きになったのよ…てかフレイヤ君の扱いだけ良すぎないかしら?」
「…ぅぅ」
ナツ達はルーシィとフレイヤ声のする方へ向く。するとそこには、メイド姿のルーシィとフレイヤがいるのであった。
「ルー…シィ?それに…」
「フレイヤまでどうしたの?その格好」
「…フレイヤ…私のいないうちにそんな趣味が…」
「違うよ!」
「…ま、まあ別に人の趣味にまで口を出すつもりはないのですが…」
「これはルーシィさんに無理矢理…」
半泣きになるフレイヤにさすがに違うと理解したココアはルーシィを見る。
「だ、だって可愛いからつい…てか!それより私はどうなのよ!?私にたいしての反応は!?」
「…お、おう」
「あい…」
「……」
「どーしよぉ~!冗談で言ったのに本気にしてるよ~!!メイド作戦…ていうかルーシィよりフレイヤの方がオイラ可愛いと思うよ~!!」
「今さら冗談とは言えねえしな…こ、これでいくか」
「不覚にもフレイヤの趣味はともかく姿は可愛いと思いました…」
「きこえてますがっ!?てか、猫二匹!さっきなんて言った!?」
「……脱ぎたい」
ナツとハッピーとココアは仕方なくルーシィとフレイヤのメイド姿で依頼者のもとへ行くのであった。
その時店の中ではある二人の男がナツ達を見ていた。
「あれが妖精の尻尾か…」
「黄色の髪の方はともかく、桜色の髪の男は強そうだな…ひさびさに良い仕事になりそうだ…」
◆◆◆◆
ナツ達は依頼主の家に行き、依頼主、カービィ・メロンの家に入る。
「にしてもうまそうな名前だな!」
「メロン!」
「ちょっと!失礼でしょ!」
「すいませんメロンさん…」
「フレイヤ…よだれ出てますよ」
「あはは!よく言われるんですよ」
メロンの話を聞いている時、ルーシィはふと疑問に思う。
「(メロン……この街の名前もそうだけど…どこかで聞いたことあるのよね…)」
「まさか噂に名高い妖精の尻尾の魔導士さんがこの仕事を引き受けてくれるなんて…」
「そっか?こんなうめェ仕事よく今まで残ってたなあって思うけどな」
「(仕事の内容と報酬がつりあってない…きっとみんな警戒していたのよ)」
「それに…こんなお若いのにさぞ有名な魔導士さんなんでしょうな…まぁ、それよりも…こちらのお二人は?」
「あたしも妖精の尻尾の魔導士です!!」
「僕も…一応」
メロンはルーシィとフレイヤの格好を少し見ると身を引く。
「その服装は趣味か何かで?いえいえ…いいんですがね」
「ちょっと帰りたくなってきた…」
「僕もです」
少し涙を流すルーシィとフレイヤ。その後、間をおいてメロンはは仕事の話を始める。
仕事の内容はエバルー公爵が持つこの世に一冊しかない本、日の出《デイ・ブレイク》 の破棄又は焼失である。
そして、驚くことに報酬を当初の20万Jから、200万Jと、10倍の成功報酬へとなっていた。それを聞いたナツ達は驚く。
「なんじゃそりゃぁぁぁっ!」
「おやおや…値上がったのを知らずにおいででしたか」
「200万ちょっと待て!!5等分すると……うおおおおっ!計算できん!!」
「簡単です!オイラが50万ナツが50万フレイヤが50万ココアが50万残りはルーシィです!」
「それってルーシィさん残るんですか?」
「まあなかなかの計算速度ですねハッピー」
「何言ってるのかしら!?残らないわよ!!」
「まあまあみなさんおちついて」
「な、何で急にそんな…200万に…」
「確かに…通常の報酬とは異なりますね…」
「それだけどうしてもあの本を破棄したいのです…私は…あの本の存在が許せない」
「…カービィ・メロンさん…」
「おおおおおっ!行くぞ皆!燃えてきたぁ!!」
そう言うとナツ達はエバルー公爵邸へ向かう。
ナツ達がメロンの家から出た数分後、二人は話をする。
「あなた…本当にあんな子供たちにまかせて大丈夫なんですか?」
「………」
「先週…同じ依頼を別のギルドが一回失敗しています…エバルー公爵からしてみれば、未遂とはいえ自分の屋敷に…賊に入られたことになります。警備の強化は当然です…今は屋敷に入ることすら難しくなっているんですよ?」
「わかっている…わかって…いるが、あの本だけは…日の出だけはこの世から消し去らねばならないのだ…たとえ先週エバルー公爵が雇った傭兵達と闇ギルドが絡んでいるとしてもだ」
「…あなた!」
「仕方ないだろう!父の名誉の為なんだ!」
「その話…詳しく聞かせてもらうぜ…カービィ・メロン」
「悪いようにはしねえからよ」
カービィ・メロンの所に二人の魔導士が姿を現す。
◆◆◆◆
そのころルーシィとフレイヤは…
「すみませーん!誰かいませんかぁ」
「ル、ルーシィさんやっぱりやめませんか?」
「なに言ってるのフレイヤ君!依頼達成のためよ!」
「は、はぁ」
ルーシィとフレイヤはエバルー公爵邸の玄関口で話をしていると、地中が不自然に盛り上がる。それを見たフレイヤはルーシィを咄嗟にかばう。
「危ないルーシィさん!」
「ひっ!?」
「メイド募集?」
「うひゃぁ…」
「御主人様!!募集広告を見てきたそうですがー」
そう言うと巨漢のメイドは穴の方へ、声をかける。
すると、穴から御主人様と呼ばれる一人の男が出てくる。
「ボヨヨヨ~~ン、我輩を呼んだかね?」
「「((出た!!))」」
「ふむぅ。どれどれ?なるほどぅ」
そう言うとエバルー公爵はルーシィとフレイヤのことをなめ回すように見定める。
「…まずは、金髪の女」
「はぁい?なんでしょう?エバルー様」
「お前いらん!!帰れブス」
「ブ……!」
「それとそこのメイド!」
「は、はい?なんですか?」
「お前…我輩の家族になれ!」
「へ?あの…メイドは?」
「いらん!そもそも我輩はメイドなら今でも一応事足りるわ。それよりも我輩はお前のような心清らかな妹が欲しかったのだ!」
「ちょっ!私は」
「うん?まだいたのかブス」
「二度も!」
「そーゆー事よ帰んなさいブス」
「え…!?ちょ…」
巨漢の女メイドはルーシィを片手で掴むとルーシィを放り投げる。
「我輩のような偉~~~~い男には…美しい娘しか似合わんのだよ!ボヨヨヨ」
そう言うと地中からまた4人のメイドが現れる。そのメイド達はお世辞にも顔が整っているとは言えない…所謂ブスという分類の女メイドがいた。
それを見たルーシィは頭を抱える。
「あちゃーーー!」
「え?ルーシィさん!ちょ…助け」
「行くぞ我輩の妹よ!」
そう言うとフレイヤは無理矢理巨漢の女メイドに連れ去られていく。
◆◆◆◆
「使えねぇなルーシィ…男のフレイヤはちゃんと行ったのに」
「違うのよ!エバルーってやつ美的感覚がちょっと特殊なの!!あんたも見たでしょ!?メイドゴリラ!!」
「言い訳だ」
「心が汚いからですね」
「キィーーー!!くやしいー!エバルーは私に心が清らかじゃないっていいたいのー!?」
「こうなったら作戦Tに変更だ!」
「突撃《TOTSUGEKI》ーー!!」
「あのオヤジ絶対許さん!!!」
「やはりこうなりましたか…まあフレイヤを助けに行きましょう」
◆◆◆◆◆
一方エバルー公爵邸では…
「性懲りもなくまた魔導士どもがきおったわい…しかもあのマーク今度は妖精の尻尾か、隠さんとこもマヌケだがどーせなら美人をつれてこいっての」
「なあ主さんよぉ?」
「なにかな?」
「あのフレイヤって子も妖精の尻尾のメンバーなんじゃねえの?」
「ボヨヨヨヨ!あの子はまだ心が清らかな子だ。今のうちに我輩の家族としてちゃあーーんと我輩色に染め上げて見せるのだ!」
「主様の趣味は分かんねぇな」
「口を慎みなさい…仮にも我等を雇ってくれている主だぞ」
「へーへー」
「さーて…今度の魔導士はどうやって殺しちゃおうかね?ボヨヨヨヨヨヨ!!」
高笑いするエバルーの後ろには4人の人影が見えるのであった。
作者「…」
ルーシィ「…」
シャウト「…うふふ」
作者「す、すいませんでしたーーー!!!」
シャウト「まだ私はなにも言っておりませんよ?別に更新が遅いことに怒ってなどいませんよ?」
作者「すいませんでした…えー、実はですね、作者はこの一年、ずっと話を構想考えていました…」
シャウト「うふふ」
作者「すいません嘘です。本音は…フェアリーテイルの悪魔の心臓編が個人的に好きでそこの物語をどうオリシナルにするかを妄想して妄想して満足してました」
ルーシィ「それで妄想に終わったと…」
作者「はい、すいません!これからも不定期更新にはなりますが頑張っていきたいです…すいません」