FAIRY TAIL~もう一人の火竜~   作:ドラグニル

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正直この作品は人気がでればいいなとおもったり思わなかったりします!!


炎と雷の戦い

 

 

 

第2話『炎と雷の戦い』

 

 

 

 

 

「おいおい…あのラクサスが自分から勝負を申し出るなんてこりゃすげえ戦いになるんじゃねえか?」

 

ギルドの皆がそう言うのも無理はなく、ラクサスはこのギルドの中でも数少ないS級魔導師の内のひとりであり、その中でも上位の強さをもつ一人でもある。

そのラクサスが自分から勝負を挑むのはこれで2回目だろう。

「やるなら早くやろうぜ!!(久々に俺の本気を出せる相手かもしれねぇ!!)」

 

レツ自信ラクサス相手に勝てるかどうかというギリギリの戦いになるかも知れない事実に喜びを隠せないでいた。

「では準備は良いか?それでは始め!!」

 

開始の合図と同時に両者の右拳が激突する。その衝撃に耐えきれずギルドの仲間達でも吹き飛ぶ人がいる。

レツは上空に跳躍し、ラクサスはレツを見上げる。

 

「おもしれぇ!!パワーは俺と同じかよ!!だがこれならどうだ!!」

 

ラクサスはそう言うとレツに雷の光線を放つ。

 

「んなもん焼き消してやる!!火竜の咆哮!!」

 

レツのブレスによりラクサスの雷は呑み込まれてしまう。だがそのブレスの先にはラクサスはいなかった。

 

「何処にいきやがった…!後ろか!!」

 

「遅ぇよ!!オラ!」

 

ラクサスの攻撃を防ぎきれなかったレツは地面に体を激突させる。

 

「がはっ!!」

 

「鳴り響くは召雷の轟き、天より落ちて灰燼とかせ…レイジングボルト!!」

 

ラクサスは続けてレツに隙を与える暇もなく新たに技を繰り出す。

 

「…少し手こずったが…なんとか勝てたか…」

 

ラクサスはそう思い、背を向ける。

 

「おい…何勝った気でいてんだよ!!」

 

「はっ!そんなことだろうと思ったぜ!!」

 

レツは先程の攻撃をまともにくらいながらもダメージはさほどなかった。レツとラクサスはお互いの拳を避けることなくぶつけ合う。

 

「オラ!!…どうしたよラクサス!へばったか?」

 

「へ!!そいつは見間違いだよ!!」

 

「おもしれぇ!!」

 

「上等だ!!」

 

「「ハッハハハハハ!!」

 

レツとラクサスはお互い久し振りの強者に出会えたことに笑いながら殴りあいを続けていた。それを見た仲間達の反応はドン引きである。

だがその均衡は崩れ二人は後ろに下がり力を溜める。

 

「こんなんじゃあ埒があかねぇ!!…右手の炎と左手の炎…二つの炎を合わせて!!…」

 

「おもしれぇ!!二つの雷を纏いて焼き消せ…」

 

「これでも喰ってろ!!火竜の煌炎!!」

 

「ライトニングボルト!!」

 

炎と雷が交わると二人を中心に爆発が起きる。煙でどちらかが勝ったのか分からなかったが、次第に煙は消え視界が良くなる。

 

「どっちが勝ったんだ?」

 

煙が無くなると視界の先には二人の姿があった…

 

「ラクサス…こりゃお前の勝ちだ…な」

 

そう言うとレツは前方に倒れ込んでしまった。ギルドの皆はラクサスが勝ったと思っていたが…

 

「何がお前の勝ちだよ、もう俺も動けねえ…よ」

 

ラクサスもレツと同じタイミングに倒れる。

 

「この勝負…引き分けとする!!」

 

勝負がつくとギルドの仲間達は一斉に叫び出す。

 

「うぉぉぉ!!すげぇぇ!!あのラクサスと引き分けになるなんて!!」

 

「こりゃすげえ戦いだったな!!」

 

「あいつなら今すぐにでもS級魔導師になるんじゃねえか!?」

 

たくさんの歓声の中エルザは真っ先にレツの場所に行った。

 

「…よぅエルザ、どうだった俺の戦いっぷりは…」

 

「ふふ、全くお前には敵わないな、あれほどの戦いを見せられては…(あんなにふざけたやつだと思ったのにこれほど強いとはな……)それに少しほんの少しだけかっこよかったぞレツ」

 

それを言ったエルザの周りは直後にちょっかいをだす。

 

「おぉ!!何だ何だ!!エルザはレツに惚れたか!!」

 

「ち、違う!!私がレツにほ、ほほほ、惚れるなどあるわけなかろう!!」

 

エルザは恥ずかしく慌てて否定するが、 まるでそれは肯定の証の様なものでしかなかった。

 

――――

 

「そういえばお前さん、ギルドには入るのかね?」

 

ラクサスとの戦いから数時間が経ちレツに訪ねたのは妖精の尻尾のマスターマカロフ・ドレアーであった。

 

「うーん…まぁ弟も気になるしそうしようかな」

 

「分かった…ではギルドの紋章は何処に付けるんじゃ?」

 

「じゃあ右肩で色は赤で頼むぜじっちゃん!!」

 

「分かった分かった…(何だかナツがもう一人増えたみたいじゃ~)」

 

ギルドの紋章を付けたレツにナツは近寄ってくる。

 

「な、なぁレツは俺の兄ちゃんなんだよな?」

 

「そうだが?」

 

ナツはそれを確かめた後真っ先にあることに質問する。

 

「兄ちゃんって呼んでもいいんだよな?」

 

「おう!」

 

ナツは分かった途端感情が昂っていた。初めてイグニール以外のイグニールを知るものがいて喜び涙が出そうになった。だがここである事に気付く。

 

「けど兄ちゃんの事俺は全然知らねえぞ?」

 

「そりゃあお前が本当に小さい頃にしか一緒にいなかったからな」

 

それを聞いたナツはレツにあることを聞く。

 

「イグニールは、イグニールは今何処にいるのか知ってるか?」

 

「分からない…それだけは分からないんだ。だけどイグニールのいつもの場所に俺が行ったときこれを置いていたんだ」

 

そう言うとレツは自分のポケットから白色のブレスレットが出された。

 

「俺のやつはマフラーなんだけど…兄ちゃんはブレスレットか…」

 

「正直イグニールの居場所は特定出来ないのが現状なんだよな…」

 

ナツとレツは二人で悩んでいると近くに白色のフリンジショートの髪型をした女の子リサーナ・ストラウスが話しかけて来た。

 

「初めまして♪私の名前はリサーナ・ストラウス、ナツのお兄さんだから…え~とレツ兄でいいかな?」

 

「おう、よろしく!!…お前はナツの友達か?」

 

レツはそう言うとリサーナは違いますと首を横に振り、

 

「私はナツのお嫁さんでーす!!」

 

「ちげぇよ!?何勝手に兄ちゃんにすげえ事言ってんだ!?」

 

ナツは顔を赤くして否定していると…ギルドの席で二人の男性がナツにちょっかいをだす。

 

「何顔を赤くしてんだよナツ!!気持ち悪いぞ!!」

 

「そうだそうだ!!」

 

一人はパンツ一丁の男、グレイ・フルバスター、もう一人は髪の毛が全て逆立っている男、ライト・ハウバーであった。先程の言葉にイラついたのかナツは、

 

「何だやんのか、この変態パンツと能無しツンツン!!」

 

「何こんなことできれてんだこのくそ炎!!それに邪魔なんだよこのラクサスもどき!!」

 

「んだとやんのかこのつり目とたれ目!!」

 

「「「上等だこの野郎!!」」」

 

いつものようにナツ、グレイ、ライトの三人でケンカを始め、それに乗じてたくさんのギルドのメンバーが暴れだす。

 

「これがフェアリーテイル…無茶苦茶だけどおもしれぇ!!……俺もケンカに混ぜろー!!」

 

そう言うとレツはギルドのメンバーと一緒に暴れだし、ギルドはまた騒がしくなる。




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