FAIRY TAIL~もう一人の火竜~   作:ドラグニル

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早すぎるかもしれないですが話の都合上今回から新章突入します!!


X781~783 妖精の変化
失われた化身


 

 

 

 

 

第4話『失われた化身』

 

 

 

 

「へ、やっとお前と同じだぜ…エルザ!!」

 

「…む?ミラか、それはめでたいことだが、元よりお前が私より劣っているなど思ったことはない!!」

 

ミラはついにエルザと同じS級魔導師になり、追い付いて嬉しかった。好敵手であるエルザに負けるのは嫌だからである。

…ギルドのバーではギルダーツとマカロフそしてレツが話をしていた。

 

「それではギルダーツ…100年クエスト行ってくれるのか?」

 

「まぁ俺が行かなきゃ誰も無理だろ?現時点じゃあよ」

 

「やっぱり行くんだな…ギル?」

 

マカロフはやはり今回はさすがに深刻な顔をし、ギルダーツはいつも通り平然とした顔をして、レツは少しだけ心配そうな顔をしていた。

 

「まぁ、ちょっくら行ってくるわ~」

 

ギルダーツはそう言うといつものようにギルドを出ていった。

それを悲しそうに見つめる女が一人いた。

 

――――

私はいつもそう、あの人に伝えなければいけない大切な事を私はなんで言えないの…

 

「……はぁ~」

 

「どうしたのですか?カナさん」

 

「あぁシャウト…、やっぱりまた伝えられなかった…」

 

そう、私、カナ・アルベローナはいつものようにシャウトに励まされて何とか気持ちを保ってるけど、シャウトが時々羨ましい…

あのギルダーツと同じS級魔導師であることに…

 

「貴女の決めたことには私はどうこう言うつもりはありませんが、1つだけアドバイスをしてあげます。もっと仲間を頼っても良いのですよ♪」

 

あぁ、シャウト…あんたのその裏表のない笑顔のおかげで私はいつだって心を保つ事が出来る。

 

「そうだね!!私はこういうときにこそ仲間に頼らなきゃだよね!!ありがとうシャウト!!」

 

そうだ…次に帰って来たときに伝えよう!!

 

――――

 

「兄ちゃん!!俺と仕事に行こうぜ!!」

 

…この声は…

 

「ナツか、良いけど依頼は俺が決めても良いか?」

 

「…?おう別に良いぞ!!」

 

実はさっき面白い仕事があったんだよな…確か一階の所に…

 

「あったあった、ギャージュ村の炎をすべて消してくれって依頼だ!!何と報酬は150万J!!」

 

「なにー!!」

 

報酬の高さにナツは驚き声をあげてしまった。

…それもそうか、でももしかしたらこの任務を達成したらナツは強くなるかもな…

 

「炎を消すだけで150万J!?本当かよ兄ちゃん?」

「俺が嘘をつくとでも?まぁ何はともあれ出発するかギャージュ村に!!」

 

「あいさー!!」

 

「行きますか…」

 

ナツはやる気をだし、レツは久々の面白そうな仕事に笑顔になりながら、ハッピーもやる気をだし、ココアは何かに心が引っ掛かりながらも、出発しようとしていたその時、エルザがなぜか怒りながらレツの鳩尾めがけて拳を入れた。

 

「げふっ!!」

 

「兄ちゃん!?な、何するんだよエルザ!!」

 

「黙れナツ!!……レツ、今日は私と一緒に仕事にいく約束をしなかったか?」

 

……そう言われれば、確か今日の朝――――

 

「エルザ!!暇だし今日は一緒に仕事行こうぜ!!」

 

エルザは少し前からレツの事を好きだと自覚してしまったので実は凄く嬉しかったのだ。

ましてや思い人からの仕事の誘いなど断る理由もなく…

 

「も、もちろん良いぞ!!そうだ!!時間は昼にでもギルドで待ち合わせしよう!!」

 

「分かった!!んじゃあな~!!」

 

――――

 

……思い出したー!!

 

「あ、あのエルザ…さん、許してくれませんかね?」

 

ヤバイヤバイ!!エルザの怒りが限界まできてる…どうすれば…そうだ!!

 

「え、エルザ…もし良かったら今から行く仕事お前も一緒に来て帰りに店の新作のケーキ食いに行こうぜ…」

 

さ、さすがに無理かな~、怒られる…よな、

 

「帰りにケーキを!し、仕方ないな~ならば許すしかないな!!(レツと二人でケーキ!!)」

 

エルザは少し誤解をしているようだった、レツは二人でなどと一言も言ってはいなかったがエルザは誤解をしてしまった。

 

「それはそうと、依頼の場所は?」

 

「ギャージュ村」

 

「ギャージュ村だと!?」

 

「ギャージュ村って?」

 

エルザは依頼の場所をレツから聞いて驚愕したのだった。

ナツにはその村の事がいまいち良く分からなかったためエルザが説明をする…

 

「ギャージュ村というのは村の周りが炎に囲まれていてそのあまりの炎の量から別名名炎の村とも言われているんだ。」

 

「ですが。それでは少し変ではありませんか?」

 

「その通りなんだよ、炎なら普通に水とかで消せばいい。だが、多分それができないんだろう…」

 

レツの言葉にナツやハッピーは首をかしげる。

 

「つまりはですね、考えられる事が二つあるのですよ」

 

「どういう事なの、ココア?」

 

ハッピーは良く分からずにココアはそれに答える。

 

「まず1つ目だったら簡単なことです、1つ目はただの炎だけど規模がでかすぎるだけで村の資源では足りないということ、…」

 

「なるほど!!…あれ?じゃあもう1つは?」

 

「魔法の力が加わっているということ…」

 

ココアはそう言うとハッピーとナツは良くその言葉の意味が分からなかった…

 

「つまりは魔法の力が加わっていた場合何かしらの人間、はたまた何かの生物の力が加わっていて、その場合敵との戦闘は必然的ってことさ…」

 

「なるほど!!そう言うことか!!」

 

――――

 

「ここだな…」

 

レツ達はギャージュ村に着いて直ぐに依頼主の居場所まで行こうと決めていたがハッピーとココアはこの暑さには耐えきれず…

 

「暑いよ~…」

 

「ハッピー暑いのは私も同じです…」

 

レツはその姿を見て仕方ないと思い、 熱を遮る服をハッピーとココアに渡し、ハッピーとココアはそれを着て熱が無くなるのを感じ、やっと普段の動きを出来るようになった。

村の中に入ると依頼主がいないため村の住民をレツ達は探し出す。

 

「おい、そこの子ども!!俺達は妖精の尻尾…ギルドの依頼を受けて来たんだが…村の村長はどこにいる?」

 

すぐ近くにいた少年に村長の居場所を訊ねる。

 

「あ、ギルドの方ですね、分かりました、案内します」

 

――――

 

「こちらです…」

 

少年はそう言うと村長と思われる人物の横に移動した。

「この度は依頼を受けてありがとうございます、私が村長のカイル・ブロスキー、と申します。実はこの村は昔はただの普通の村でした…、あの怪物が現れるまでは!!」

 

「怪物?」

 

「そいつは村人達を焼き払い、わしの息子までも…」

 

村長の言葉に何か思い当たるのか、レツは少し黙り、そして村長に1つ訊ねる。

 

「カイルさん、1つ聞きたい…その怪物の体は赤い色をしていたか?」

 

「知っているのですか!?」

 

「あぁ、カイルさん、そいつは多分炎の化身イフリートだ…」

 

「イフリート?」

 

レツの言葉にエルザは首をかしげる。

 

「エルザ…バラム同盟は知ってるな?」

 

「あぁ、闇ギルドの中心的な存在のギルドの事か?」

 

「あぁ、その中でも悪魔の心臓《グリモアハート》に並ぶ闇ギルドがある、その闇ギルドの名を失われた化身《ロストモンスター》。あいつらが絡んでいやがる」

 

「失われた化身に何か関係があるのか!?」

 

「あぁ、風の噂じゃあ、実験で創られた怪物の1つ炎の化身をこの村の近くに置いた。それが炎の化身イフリート…あいつらは化身が出来ればすぐに実力を試す。それにイフリートはあのゼレフ書の悪魔にも匹敵すると言われているんだ!!」

 

レツの言葉に皆は絶句して言葉を失う。エルザはその事に怒りを震え、ハッピーとココアは深刻そうな顔をし、そしてナツは何かを決心したようにレツに答える。

 

「兄ちゃん!!そんなやつ野放しには出来ねえ!!今すぐそいつを倒そう!!」

 

「分かってる!!それは分かってるが、何処にいるのか分からなきゃ意味ねえんだよナツ!!」

 

「くっ!!……」

 

レツは初めてナツに怒鳴ってしまった…今まででもどんなピンチでもレツはナツに冷静に応えていたが、今回は違うことにエルザも気付く。

「あ、あの!!」

 

「何だ、少年?」

 

カイルの近くにいた少年は村長によさんか、と止められるが口を開く。

 

「その怪物なら今この村の地下に居ます!!」

 

「本当か!!」

 

レツはその事に喜びカイルは1つ訊ねる。

 

「良いのですか?依頼内容はこの村の炎を消せと…」

 

「良いんですよ、仲間もそれを望んでいる」

 

レツはカイルにそう答えると、レツは仲間たちを呼ぶ。

 

「ナツ!!エルザ!!ハッピー!!ココア!!…イフリートを倒しに行くぞ!!」

 

「おう!!」

 

「もちろんだ!!」

 

「あい!!」

 

「分かりました!!」

 

レツの呼び掛けにナツ、エルザ、ハッピー、ココアは大きく返事をする。

 

「そういえば…少年、名前は?」

 

「フレイヤ、フレイヤ・ブロスキーです!!」

 

「フレイヤ…いい名前だな!!…さてと行くか!!」

 

――――

 

ここは村より400メートルほど下に降りたとてつもなく大きい村の空洞。そこには50メートルを優に越える赤い化け物がいた。

 

「ガルルルル!!」

 

「炎の化身イフリート!!今からお前をぶっ倒す!!」

 

レツの言葉が合図のように戦いが始まる。

最初にナツがイフリートめがけて攻撃をするが大したダメージはなくすぐに反撃を繰り出す。

 

「グガアアア!!」

 

「ナツ一人で突っ込むな!!エルザ!!行くぞ!!」

 

「あぁ!!換装!!炎帝の鎧!!」

 

「これでも喰らえ!!火竜の翼撃!!」

 

レツの攻撃にイフリートは怯みそこをエルザがすかさず攻撃を繰り出す。

 

「炎舞踊!!」

 

エルザは即座にイフリートの後に回り込み、炎の剣で連撃を繰り出す。

 

「今だナツ!!」

 

レツはナツに攻撃の合図を送るとナツは力を溜める。

 

「これでも喰ってろ!!火竜の咆哮!!」

 

炎のブレスがイフリートの体を飲み込む。

イフリートはそれをくらい、怒りの沸点が限界にまで達してしまう。

 

「ウガアアアアア!!」

 

するとイフリートはナツとレツ目掛けて炎のブレスを出す。だが…、二人は炎の滅竜魔導師…火は効かない。

 

「すぅぅぅ!!……ごくん!!、中々の美味い炎だな!!ならこっちもそれなりのもん見せてやるよ!!エルザ時間を稼いでくれ!!」

 

「分かった、換装!!黒羽の鎧!!」

 

そうするとレツはナツを呼び合図を出す

 

「行くぞ!!ナツ!!」

 

「おう!!」

 

レツとナツはココアとハッピーにより上空へと飛んだ。

それにあわせて、エルザも大技を繰り出す。

 

「黒羽・月閃!!」

 

エルザの斬撃により後方へと飛ばされたイフリートは体勢を崩してしまう。そこに、レツとナツの二人が大技を繰り出す。

 

「「右手の炎と左手の炎、二つの炎合わせて!!…」」

 

「「これでも喰ってろ!!火竜の煌炎!!」」

 

ナツとレツの二人の炎によりイフリートは消滅する筈だった。…だがそこに、1つのバリアーによってかき消されてしまう。

 

『なっ!?』

 

そこにはある女性が一人、何もない空間から穴が開いてやってくる。

 

「あぁ、可愛そうな私のイフリート…」

 

女性は一人悲しそうな顔をする。

 

「それでも…失敗作のイフリートはもう用無しね!!」

 

するといきなり女性はイフリートを魔法で粉々にしてしまった。

ナツはいきなり女性に向かって攻撃を仕掛ける。

 

「てめえはいったい何者だ!!喰らえ!!火竜の鉄拳!!」

 

「あらあら、物騒ですわ、でも…そんなことしたら、妖精の羽をもぐわよ…」

ナツは今までな感じたことのない魔力に後ろに飛び、技が解けてしまった。

 

「まぁ、今回はこれで帰りますわ、さようなら妖精のみなさん♪」

 

そう言うと女性は空に浮いて上がっていく。

 

「待ちやがれ!!てめえの名前は何だ!!」

 

レツは空に上がる女性に問いただす。

 

「……!おやおや、今の貴方になら名前ぐらい教えてあげてもいいですわね…、私の名前はファルブブ、ファルブブ・イストレーション」

 

「ファルブブ・イストレーション…!!お前まさか!!待ちやがれ!!火竜の咆哮!!」

レツの本気のブレスをファルブブの横にいた男が片手で破壊する。

 

「ファルブブ様このような輩と話している時間はありません、兄上様がお待ちです…」

 

全身が青い体をした男はファルブブと何かを話している。

 

「そうね、それじゃシバ、ゲートを開いて…」

 

「はっ!!」

 

すると一瞬にして彼女らは消えてしまった。

エルザはレツの顔を見て何か特別な感情が彼にはあると察した。そしてそれはいったいなんなのかエルザには分からなかった。

 

「(レツ…お前は一体あいつらと何があったというのだ?)」

 

「くそ!!」

 

「……」

 

レツは一人悔しそうに地面を叩き、 ココアも何か思っているのか空を見上げる。

 




ついにオリジナルの敵との遭遇ですね!!今日はちょっと疲れました!!
今回から少しオリジナルのキャラの容姿について説明します!!

レツ「じゃあやっぱり最初は主人公の俺だよな!!」

作者「そうなりますね~やっぱり顔はナツ君と瓜二つで、髪型はナツ君の髪型より後が肩につくロン毛って感じですね!!」

レツ「え、俺終了?」

作者「はい!!終了!!」
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