FAIRY TAIL~もう一人の火竜~   作:ドラグニル

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火竜VS破壊神

エルザは今ギルドでマカロフと二人で二階の部屋でレツ達の事で話をしていた…

 

「マスター…何故私はレツ達と一緒に呼ばれなかったのですか?」

 

「……、(レツめ、エルザにだけ教えよったな…、ここは正直に話すとしよう…) エルザ…お前を呼ばなかったのは力が足りなかったからじゃ…」

 

「そんな…」

 

エルザはマカロフに厳しい現実を突きつけられ、言葉を失う。マカロフも、本当に心を痛めるが、こればかりは仕方の無いことである…

実際エルザはS級魔導師になったとはいえ、強さは下の方だからである。

 

「エルザ…、この事は本当は皆に秘密にするつもりじゃったが、仕方ない…エルザ!!この事を皆に伝えてくれ!!」

 

「ですが伝えたところで…」

 

エルザは今さらギルドの皆に伝えても、遅いということに気付いているため無駄だとマカロフに答える。

 

「違う…、皆にこの事を伝え、そして皆にはレツ達の帰還を待ってもらうのじゃ…、今のワシにはそれしか出来ん…」

 

「…分かりました」

 

エルザはそう言うと部屋を出ていきギルドの皆に伝えに行く。

マカロフは酒を飲みながら、唯ずっとレツ達の帰りを願うのであった…

 

 

 

 

 

 

第8話『火竜VS破壊神』

 

 

 

 

 

 

 

レツと、シバの二人は互いの攻撃を喰らいながら瞬きの暇を相手に与えないほど、次々と攻撃を仕掛ける。

 

「これでも喰ってろ!!火竜の咆哮!!」

 

「その者の全てを破壊せよ!!破壊神の息吹!!」

 

レツの炎のブレスとシバの黒いブレスがぶつかり爆破が起きる。

それでも二人は攻撃を止めない。

 

「うおぉぉぉ!!」

 

「はあぁぁぁ!!」

 

二人は互いを殴り合う。レツもシバも避けようとはしない。だが、その均衡が破れる。

 

「破壊神の神撃!!」

 

シバの黒いオーラを纏ったパンチをレツはまともに喰らい、後ろに吹き飛ぶ。

レツは直ぐに起き、立ち上がる。

 

「へ!!効かねぇ…ゴフッ!!」

 

「無理をするな…破壊神の一撃はその者の全てを破壊する…外傷だけではなく内側まで全てにその威力が届くのだ…、それに比べてこちらは少し内部に届く程度のただの炎、貴様では俺には勝て…ガハッ!!…!?」

 

シバは先程のレツ同様血を口から吐き出す。レツはその光景を見て口元を三日月型に吊り上げる。

 

「ただの炎?寝惚けてんのかてめぇは?こちとら、竜迎撃用の炎だぞ…、そこらの只の炎と一緒にすんな!!……、探り合いはもう充分だ…本気で来いよ!!破壊神シバ!!」

 

「……良かろう、貴様には俺の真の姿を見せてやる…、化身の覚醒《モンスターウェイク》!!」

 

すると、シバの周りから魔力により砂煙が起きる…。レツはその砂煙を腕で顔を覆い足に力を入れて踏ん張る。砂煙が晴れるとそこには背中から六本の腕が生え、その六本の手には全て黒いオーラを収縮した小さな黒い球体が手に浮いていた。

 

「何だよ……そりゃ?」

 

「化身の覚醒《モンスターウェイク》、俺達、化身には元の姿がある…そしてこれが俺の真の姿、これこそが破壊神シバである俺の本当の姿…」

 

「(姿だけじゃねぇ!!魔力の質も変わってやがる!!)」

 

「集中しろ…、そして感覚を研ぎ澄ませろ…」

 

シバの言葉にレツは集中し、感覚を研ぎ澄ませる…。だが、次の瞬間レツに向かって六つの黒い球体から黒いレーザーのようなものが放たれる。

 

「……!!、くそ!!」

 

「上に避けたか…だが無駄だ!!」

 

レツが空中に飛んだのとほぼ同じ瞬間にシバはレツの下へと近付く。

 

「八つの破壊神の拳は全てを無にする…」

 

「しまった!?」

 

「砕け散れ…」

 

シバの黒きオーラを纏った八つの拳がレツの体に連続で叩き込まれる。

そしてレツは地面へと落下する。

 

「どうだ…、これが人間と化身の違いだ…!!」

 

「へっ…へへ…、効かねぇ…なぁ」

 

レツは身体中青アザで血が頭から流れ出ていたがまだレツは立ち上がり、そしてレツは攻撃の構えをとる。

 

「無駄だと言っているのが分からないのか!!」

 

「ゴフッ!!」

 

シバはレツに連続で攻撃を更に与える。レツはそれを喰らい、吹き飛ぶが、また立ち上がる。その光景にさすがのシバも恐怖する…

 

「な、何故そこまで戦う事を止めない…」

 

「仲間を、仲間を…助け…るため…だ」

 

「仲間だと?」

 

「あぁ、俺は仲間を助け無きゃいけねぇ…もう後悔すんのは嫌だから、仲間が無くなる所なんてもう見たくねぇから…」

 

レツはリサーナが死んだときのギルドの皆の顔を思い出す。そこには悲しむものの顔しか無かった。

 

「だから…だからお前に勝ってラクサスやミストガンを助けに行かなきゃならねぇんだ!!お前一人に、お前一人に手こずるわけにはいかねぇんだよ!!シバ!!」

 

「何!?」

 

レツはそう言うとシバに火竜の鉄拳を喰らわせる。だがその時シバは気付く…レツの魔力が増大していることに…

 

「おおぉぉぉ!!」

 

「(くっ!!この俺が圧されているだと!?)」

 

レツの猛攻にシバは攻撃をする暇がない。レツは更に攻撃を仕掛ける。

 

「火竜の!!翼撃!!劍角!!砕牙!!」

 

レツの炎の連続攻撃にシバもダメージを受ける。シバもさすがに足に攻撃のダメージがくる。

 

「これで止めだ!!滅竜奥義!!紅蓮爆炎刃!!」

 

「ぐあぁぁぁ!!」

 

レツの渾身の一撃を喰らいシバは倒れたかとレツは思い、勝利の笑みを浮かべる。

 

「今のはさすがに危なかったぞ…」

 

「な、何で生きて!?」

 

「まだファルブブ様にしか見せていない、俺だけが出来る化身のもう1つの形態、化身の進化《モンスターエボルブ》…俺のもう1つの形態だ…」

 

「(魔力の桁が違う…!!)」

 

シバの体は全身が黒くなり背中の腕が無くなっている替わりに魔力がとてつもなく上昇していた…。

 

「楽しませてくれた礼だ…todas.ser.imperative、破邪の息吹!!」

 

「(かわしきれねぇ!!)」

 

シバの黒きブレスがレツを呑み込み、レツは体が自然に倒れそうになってしまう。それを見てシバは驚く。

 

「あの技を喰らってまだ五体満足とは…だが、これで終わりだ…レツ・ドラグニル…貴様の名は生涯忘れないでおこう…今度は全力でいく!!破邪の息吹!!」

 

薄れゆく意識の中、レツはエルザとの約束を思い出す。

 

『絶対に生きて帰ってくるのだぞ!!』

 

『あぁ、約束だ…』

 

「……(そうさ、絶対に生きて帰るんだ!!皆の所に!!一か八か…これに賭けてみるしかねぇ!!)」

 

シバの黒きブレスがレツを呑み込みシバは勝利を確信する。だが、その時…1つの音が聞こえ、1つの人影が見える。それはシバのブレスの中、そのシバのオーラで出来たブレスを食らうレツであった。

 

「まさか…食ったのか!?俺のブレスを!?」

 

「……ごちそう…さま、……魔力が戻っていく、傷も塞いで…!!」

 

「まさか俺の破壊の力が吸収されて…!!、炎と破壊神の力の融合…」

 

その姿は炎の中に黒きオーラを纏ったレツ…『黒炎竜』の力をもつレツであった

 




……主人公のレツが二つの属性を持っちゃったよ!!…アニメ風に言うならば!!次回!!『黒炎竜』って事で次回もよろしくね!!
それと感想もよろしくお願いします!!

炎壊竜を、黒炎竜に編集し直しました!!すいません!!
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