シンフォギア×ファイズ ー狼は奏者とともに戦うー 作:A.S マフルガ
巧はファイズとなり、スマートブレイン幹部のオルフェノクの前に降り立った。
「来たわね狼護巧」
「その声、そうかあんたか」
ファイズはその幹部の正体を知っている。
数年前共にスマートブレインで働いていた者だ。
「スマートブレインに拾われたあんたがあの人の飼い犬になるなんてね」
「違うな。俺の心を救ってくれたのがあの人だからだ」
「お父さんが…」
ファイズとオルフェノクは互いに『分かり合えない』と知り交戦に入った。
「巧!」
「相変わらず厄介な物を持ってるな」
ファイズはオルフェノクに首を絞められていた。
一応の抵抗としてファイズフォンに手を伸ばすが首を締めつける力が強くなって行動が制限されてしまう。
「どう?今ならこっち側に来ればあんたの行動全て許してあげる」
「お前らにとっては俺なんかよりも俺の持っているファイズギアが目当てなんだろ」
「ええ、そうよ」
「そんな奴にこれは渡すわけにはいかないんだよ」
この場にオートバジンが駆けつけて銃撃を放ってファイズをオルフェノクの拘束から解放した。
「これ(ファイズギア)はあの人がくれた麻耶を守るための力だ!」
ファイズはバイクの姿になったオートバジンのハンドル部分を引き抜き、メモリーを指してフォトンブラッドを刃状に出現させた。
その名もファイズエッジだ。
「あんたのことだからこの小娘には一抹の想いだって寄せてないくせに!」
オルフェノクは罵倒とも取れる発言をした後、ファイズに向かって行った。
【XCEED CHARGE】
ファイズエッジにあるフォトンブラッドの量が一定の数よりも多く出現した。
「はっ!」
「動けない…!」
ファイズはフォトンブラッドをオルフェノクに向かって解き放ち、拘束するための特殊なフィールドを形成した。
「はぁーっ!」
ファイズはオルフェノクに向かって斬撃を放った。
その結果、ファイズはオルフェノクの背中に回った。
「うっ…」
オルフェノクは変身が解除されて人間の女の姿に戻り、まともに立てる気力を失ったのか変身を解除した巧に背中を預ける状態になった。
「一つ勘違いしているが俺が麻那を守りたいのは頼まれたからの他にもある」
巧は背中越しにいる幹部の女に向かって話しかけた。
「何よ教えなさいよ…」
「俺は出会った時から麻那に一目惚れしている」
「ふっ、だったらせいぜい惚れた相手を一人にさせないことね…」
幹部の女は巧の背中で灰になって崩れ落ちた。
「わかっている」
巧はもう居ない相手にそう返事を返した。
「巧…」
麻耶は疲れ果てた様子で巧の体に抱きついた。
「悪かったな。色々と秘密にしていて」
「いいよ。巧は私を不安にさせないためにあれこれしてくれているってことがわかったから」
一時の沈黙が流れた。
「ねえ」
「なんだ?」
麻那は決心を付けて巧に問いかけた。
「巧は私のこと好きなの?」
「……」
巧の顔は瞬く間に赤く染まった。
これは脈ありの反応だ。
麻那はさらに巧を迫ることにした。
「私を助けたいのはお父さんに頼まれたこととは無関係で一目惚れなんだよね」
「……」
巧は深呼吸をして決意を固める。
「これはずっと隠そうとしていた思いだ。聞いてくれるか?」
「うん、巧の言葉だったら何時間でも黙って聞いていられるよ」
巧はジッと麻那の方を見めた。
「俺が守りたいのは麻那が好きだからだ。麻那、俺に麻那のことを守らせてくれないか」
巧は麻那に告白をした。
その後で恥ずかしくなったのかそういった反応をし始めた。
「やっぱり隠したままで…」
「じゃあ…」
「俺は…」
「じゃあさ…」
麻那は巧を押し倒した。
「な、何するつもりだ…!?」
「そうやって反応しているけど心の裏では嬉しいんだよね。私のことが好きなんだもんね?」
麻那は舌を舐める。
その表情は標的に狙いを定める肉食動物のアレとよく似ていた。
「私に何をされたとしても文句はないよね!」
「や、やめろ!冷静になれ!麻那ーっ!」
巧が麻那に何をされたのかは想像するまでもなく。
巧「うう、初めてを奪われた…」
麻那「これからは初めてがいつだったか思い出せないぐらいしてあげるね」
という麻那END
本編はどんなエンディングを向かえるのかは…
うーん、どうなんだろう。