シンフォギア×ファイズ ー狼は奏者とともに戦うー 作:A.S マフルガ
NOーSIDE
「この程度で私は倒せない!」
オルフェノクはファイズに麻那にしたのと同じ攻撃をしてファイズは腕を前に突き出していたが後ろに圧された。
「巧!」
「大丈夫だ。この程度、ケガにも入らない」
すると、空からオートバジンが飛んできてオルフェノクに向かってガトリングになった前輪を放った。
「ぐ…」
オルフェノクはオートバジンの攻撃によってできた煙で視界を奪われファイズと麻那を見失っていた。
「逃げるぞ!」
ファイズは麻那の手を掴んでバイクになったオートバジンに乗って逃げた。
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巧SIDE
敵が俺たちを探して別のところに向かった。
間一髪っていったところか。
「ねぇ」
麻那が俺に話しかけてきた。
いつもより元気がない様子だ。当然といえば当然だが…
「どうして巧は私を守ってくれるの?ファイズ?って姿になってまで…」
「それは父さんが巧にそう命じたからってだけじゃないよね…」
どうやら麻那は敵に俺がどうしてボディーガードとしてやってきたか知っているようだった。
「俺は麻那に救われたんだ」
それは俺がスマートブレインであの人と出会ってから間もないころ、麻那は覚えてないようだが俺たちは一度出会ったことがある。
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何も夢がなくて空白だった俺はただ自分に課せられた仕事をこなしていた。人に流されるまま仕事に考えようともしない。それが俺だった。
だがある日、仕事で街に出ていた。そこで歌っている少女を見つけた。
「この曲は暖かいな…」
その歌声を聞いて俺の中の空白だったものは埋まった。
それから俺は歌っている麻那のことを社長から聞いた。社長は麻那のことを心配していた。
社長は命を狙われていることを知って俺に麻那のことを守りにいかせた。
そして俺に後を託して死んだ。
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「俺は俺の意思でお前を守りたい。それがどんな脅威であってもお前が笑顔でいてくれるのなら俺はどんなに傷ついたって構わないんだ」
そんな言葉に麻耶は「むっ」て顔になって俺の手を掴んだ。
「だめだよ」
麻那は言う。
「巧の傷ついたところなんて私は望んでない。仮に私の命を狙う人が居なくなってもそこに巧が居なかったら私はきっと幸せになんてなれない」
昔と変わらないその真っ直ぐな瞳に俺はまた暖かさを感じた。
「誰かにとって巧は石ころに過ぎなくても私にとっては…」
「やっと見つけたわよ」
そこにあいつがやってきた。しかも今度は仲間を引き連れてやってきた。
「巧!」
麻那は俺の後ろに隠れた。
「あぁ、今度こそあいつらを倒す!」
麻那を守るための戦いを始めた。
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NOーSIDE
オートバジンは麻耶を守りながら他オルフェノクの相手をしてくれている。その間にファイズはオルフェノクと戦う。
「あんたにあんな趣味があったなんてね!」
オルフェノクが攻撃したのをファイズは咄嗟に避けた。
「何か勘違いしているようだが俺は麻那だから守るんだ!」
ファイズはオルフェノクを殴ろうとしたが避けられてしまった。
「相変わらずね!」
「……」
すると、ファイズの元にオートバジンがやってきた。
「巧ー!」
オートバジンには麻那が乗っていた。
「ナイスタイミングだ!」
ファイズはオートバジンのハンドル部分を引き抜いてファイズフォンからミッションメモリーを引き抜いてそこに差した。
「剣?」
「ファイズエッジだ」
ファイズはファイズフォンを開いてENTERを入力した。
【エクシードチャージ】
ファイズドライバーから身体を通してファイズエッジにフォトンブラッドが送られてきた。
「はっ!」
ファイズは斬撃を放ってオルフェノクを動きを拘束した。
「はぁぁぁっ!」
ファイズはその状態のオルフェノクに向かって二回の斬撃を放った。するとオルフェノクは体から青い炎を噴出した。
「わたしたちを裏切ったこと…」
「後悔はしない。どんな相手でも戦うまでだ」
「そう…」
オルフェノクは『φ』の記号を浮かばせて灰になって崩れていった。
「ねぇ…」
麻那はオルフェノクだったものを両手で拾い上げた。
「灰になった後はどうなるの?」
「死ぬだけだ。今度こそ」
ファイズは麻那にそう答えた。
「どうしようもできないのかな…」
麻那の両手から零れた灰は吹いた風に飛ばされた。
とあるバーで
「ファイズがオルフェノクを倒しただ!?」
どうなっているんだと、白髪の少女はバーテンダーをしている者に詳しい話を聞いて差し出された一枚の写真を見た。
「この女が狂わせたのか…!」
白髪の少女は外に飛び出した。
写真には麻那と楽しそうな巧が写っていた。
単作 疾走する本能編 終わり?