シンフォギア×ファイズ ー狼は奏者とともに戦うー   作:A.S マフルガ

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始めはシンフォギア側のメインヒロインであるクリスとの出会いと再会から。


シンフォギア×ファイズ
4.記憶喪失の男と雪音クリス


巧SIDE

 

数年前

俺は当てもない旅をしていた。

 

「音…?」

 

訪れたところは米国だった。俺が行った先で夫婦が音を奏でていた。

そこで一人の少女と出会った。

名前は雪音クリスといってあの夫婦の子供だそうだ。

 

「わたしはママとパパみたいに歌で人をしあわせにしたい」

 

クリスはそう言っていた。

親に純粋な憧れを向ける姿に誰かの面影が重なった。

だが、世界はそんな優しくなかった。

この場所で内戦が起こってクリス達家族はそれに巻き込まれた。

 

「ママ!パパ!」

 

クリスの両親は死んだ。

俺はあの子の幸せ一つ守ってやれないのか。

俺が力の無さを実感しているとスマートブレインがやってきた。

助けだと思った。

 

「彼女をお願いします」

 

俺はスマートブレインの社員にクリスのことを託した。

 

その俺に対してスマートブレインの社員はオルフェノクに変身して気絶させた。

そして俺は雪音に関する記憶の一切を忘れさせられたんだ。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

そこから数年が経った。

 

今日もこの世界に日本にノイズが現れる。

 

「巧!」

 

麻那が俺を見つめる。

 

「あぁ!」

 

俺はファイズフォンを開いた。

『5・5・5』と入力した。

 

【STANDBY】

 

その電子音声が鳴るファイズフォンを畳む。

 

「変身!」

 

俺はファイズフォンを持つ腕を思いっきり持ち上げて変身の掛け声とともにファイズフォンをファイズドライバーに装填した。

 

【COMPLETE】

 

その電子音声が鳴ると俺はファイズに変身した。

 

毎度のように手首のスナップを決めてノイズに向かって攻撃していった。

 

「そろそろあいつが来る頃か」

「って巧」

 

「あれ」と真那が指さす方でガングニールの奏者である立花響が一般人の前でシンフォギアを纏っていた。

 

「……」

 

奏者とはノイズと戦う者のことで俺は響が所属している二課と協力関係にある。麻那がいるから所属は控えている。

どうやら一般人の子を攻撃から守ったようにも見えるが不用心だな…。

 

「立花響ちゃんもだけどあの白い鎧を纏っているのって女の子!?」

「嘘だろ…」

 

敵の少女に見覚えがあった。

 

「うっ!」

 

俺は痛くなった頭を押さえる。その脳裏にはあの少女と過ごした記憶が思い出として浮かんでいた。

 

「雪音クリスなのか…」

「その声、まさかあんたは…」

 

俺の後ろで真那が機嫌が悪くなっていっているのがわかった。

 

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クリスSIDE

 

「何しに現れた」

 

どうして今になってあたしの前に現れた!

しかも…

 

「……」

 

よりによってあいつなんかを守っていやがる!

 

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NOーSIDE

 

 

「あんたはあたしを見捨てたんだ…」

「違う!それは!」

 

巧はクリスに思い出したばかりの真実を話そうとした。

だが、今のクリスに話を聞く余裕はなかった。

 

「何も違ないだろ!」

「あんたはあたしの前から姿を消した!」

 

クリスは詠唱を始めると鎧を脱ぎ棄てて赤いシンフォギア『イチイバル』をその身に纏った。

 

「あんたはあいつらスマートブレインの大人と同じなんだ!」

 

クリスは巧が変身しているファイズに向かってミサイルを飛ばした。

その攻撃は空中から駆けつけてきたオートバジンのシールドによって防がれた。

 

「巧はそんな簡単に他人を見捨てないよ!」

「捨てられたと思っているのはあなたの勘違いだよ!」

 

麻那と響がクリスに向かってそう言った。

 





次回、響との邂逅編

どうも作者です。1話からどうしてここまで話が進んでいるのかというと響周りの話でとある仕組みを取り入れているからです。
困惑してしまう気持ちもわかります。
ですが、次回は響との邂逅編ということで少し時系列が戻って仕組みのバレになります。
二課の面々は?翼は?奏は生きているの?とかが見えてくると思います。
関係のない話だと思ってスルーしていただいても構いません。ですがあえて語ります。作者の推しは一番はクリスで今後も変わりないですが最近は二番目にアナザー響が入ってきています。
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