もしも…ウルトロンに憑依したら? 作:(´・ω・`)しょんぼりくん
最近のMCU大丈夫かなぁ…無くならないといいけど…せめてピーターが今どうなっているのかは出して欲しいな…
22
『やっとラムロウが見つかったな。』
『ウルトロンが本気出してくれればいいのに。』
『ちょっと最近忙しかったもので。仕方ないだろ。ナターシャ、近くではどうだ?』
そう見晴らしのいい屋上で周囲を見渡す、特に問題はない。とは言え情報は確かなので問題は起こる訳なのだが…
『あまり変化はないわね、静かなものよ。小さな警察署、警官もいる。』
『南の角にATMがある、道はどちらも一方通行。つまりラムロウは目立たずに逃げようとは思ってない訳だ。少し先のレンジローバーが見えるか?』
『防弾仕様ね、つまり銃がある。こっちには厄介。』
『いざとなればウルトロンが止めてくれるさ。』
『今回のは市街地仕様の物だ、あまり派手な物は積んでいない。』
とは言えプラズマ兵器は搭載しているが…まあ使うとしても上空に向けて放てば問題はないか…
『ウルトロンはナターシャの近くで待機していれくれ、やっとラムロウを見つけたんだ。逃げられる前に捕まえるぞ。』
『逆に襲って来るさ、俺たちを見た瞬間多分飛んでくるんじゃないか?』
『ウルトロンが相手でも同じことはしないんじゃないかしら?』
『ありえるな…ん?』
『どうした?』
『サム…あのゴミ収集車を探ってくれ。』
『了解……スキャン。積載重量目一杯だ。運転手は武装している。』
『あれで突っ込む気ね。』
『いけ。』
『了解。』
『狙いは警察じゃない。』
『先に行く。』
ジェットを起動して突っ込む、取り敢えず適当に敵を殴り飛ばしながら倒していく。人体が相手だとプラズマ兵器を使用した途端炭になるだけだからな…作っといてなんだが過剰火力過ぎる。そしてサムに運ばれたキャプテンが見事な空中蹴りを放ち敵を倒す。
『ボディーアーマー、銃はAR-15ライフル。45口径ハンドガン、サブマシンはUZIでグレネードを装備。外に9人、中に19人。ラムロウは3階にいる。』
そうキャプテンに銃を向けた相手を殴り飛ばした、相手はそのまま車にめり込んだ。
『8人。』
『7人になったぞ。』
『サムか。』
そう名前を告げると銃声とともに屋上にいた敵が落下してきた。
「6人だ。」
『キャプテン、私が上げる。ガスはどうする?』
「除去しろ。その後に中で援護に来てくれ。」
『了解。』
キャプテンが中に入って行く、こういう時に
『サム、後ろが痒い早く止めてくれ。』
「生意気言いやがって…」
するとサムの方はミサイルを発射、そのまま障害物ごと排除した。
「いいぞ。」
『どうも。』
ガスの排出を完了、そのまま中に入る。途中で敵を殴り飛ばしながら中を確認していく。取り敢えず研究員が何人か気絶しているだけのようだ。余程手間を省きたいんだな。そしてロジャースを発見する、するとロジャースが投げた盾がこっちに向かって来るのでそれをキャッチする。
そのまま敵に当てながらキャプテンの元に行き無事キャッチ、そのまま最後の敵を倒した。
「研究室を見てくれ、俺は上を見てくる。」
『わかった。』
そのまま研究室に入る、そこには既に生物兵器がなかった。
『キャプテン、生物兵器がない。』
『ナターシャ!』
『はいはい。』
外に出て状況を確認する、するとナターシャが車両から爆発とともに吹き飛ばされる。そのままラムロウは別の車両に乗り移動を開始する、それを追おうとした時、上部に搭載してあるグレネードランチャーがこちらに発射されるが機関銃で叩き落とす。
『止まれ、逃げ場はないぞ。』
「ブリキ人形が!」
グレネードランチャーを回避しながら近づいて行くと市街地側からミサイルが飛んできた、ちょっと油断をしていたためか直撃してしまった。そのまま建物のガラスを突き破り中に入ってしまった。まあ直撃しても無傷なんだが…
『びっくりした…すまないキャプテン、逃がした。』
『任せろ。』
『北に向かっている。追ってくれ。』
そうサムの声が聞こえる。自分もその声を元に追跡を開始する。すると相手が乗っていた車両が人集りが多い場所で駐車されていた。
『敵は4人、ばらけたぞ。』
『ソナーを起動、位置を共有する。』
こうなってはウルトロンじゃ過剰火力だ、下手をしたら民間人を巻き込む。そのためソナーで状況を共有しサポートに回っているとナターシャが無事確保した。
『生物兵器確保、ありがとうサム。』
『そいつに言ってくれよ。』
『…機械にお礼を言うつもりはない。』
『名前はレッドウイング。』
『言う気はないって。』
『可愛いのに。』
『自分の相棒を自慢している場合か、私は先に行くからな。』
そうキャプテンの場所に向かうとラムロウが自爆ベストを使用しようとしていた。
『不味い!』
重力波を発生させキャプテンを吹き飛ばしそのままラムロウをフィールドで覆う、威力は半減され民間人には被害が行かなかった。
「…ありがとう。」
『危なかった。』
『先月ラゴスで武装集団とアベンジャーズの戦闘が行われました、負傷者は出たものの死者は出ていませんが…』
『一体どのような法的権限でアベンジャーズのような民間組織がこのような問題を引き起こすのでしょうか?』
『…まあ当然の反応だな。』
そりゃあっちこっちで飛び回り戦えばそう言われるわな、前々から問題視はされていたが…
『ここまでは予定通りだが…そろそろ限界だな。』
地球での問題はほぼ鎮圧されつつある、余裕もできつつあるし、どんな理由であれそろそろ国が何かしら言って来るであろう。
「気になるか?」
そう思考を巡らしているとキャプテンが声を掛けて来た。
『まあな。』
「今日はすまなかった、ラムロウからバッキ―の話をされて自爆ベストに気づかなかった。」
『仕方がないさ、逆にキャプテンの復讐に執着していて助かった。』
下手に人質でも取られたりなどしたら不味いことになっていた、まあフィールドのテスト運転もできたしこちらとしてはありがたかったが。
『今回の戦闘に関しては死者が出ていない、だが国としては何も言わないわけにはいかん。』
犯罪者が勝手に犯罪を犯して自分たちが勝手に鎮圧したんだ、むしろ言われない方がおかしい。
「そうだな…」
そうためキャプテンがため息を吐くとロジャースの携帯が鳴り出す、そして電話に出た。
『キャプテン、どえらい人が来たぞ。』
「誰だ?」
『国務長官だ。』
「いや~実は私五年前、心臓発作を起こしたんだ。」
『……』
そう謎の不幸話を聞かされる、ここも原作と同じだが…違う点と言ったらヴィジョンとワンダがいないくて逆にバナーがいることだな。めっちゃ気難しそうだが…
「世界はアベンジャーズに返しきれない恩がある。君たちは…我々を守るため、戦ってくれた。命を掛けて…ただ周りでは君たちの事をヒーローと呼ぶ人もいれば…ただの自警団だと言う声もある。」
「…長官は、どちらの呼び名を使われてますか?」
「危険な集団かな?」
そうチラリとバナーの方を見る長官、こいつ…
「考えてもみたまえ、アメリカを本拠地とする超人集団が国境などまるでお構いなしに自分たちの正義を振りかざす。自分たちが暴れた跡のことなど…まるで知った事ではないと言う顔をしてな。」
「ちょっと待ってくれ、それについてはウルトロンが手を打ってくれてるぞ?それに僕の下請け会社もその後片付けはちゃんとしている。まあ好き勝手暴れることは否定できないが…それがなかったら今頃どうなってたのかもわからない。」
そうトニーが進言する。
「それが問題なのだよ、この四年君たちは誰の監視も受けずに好き放題にやってきた。特にここ最近、民間企業が作りだした人工知能が人の社会に押し入っている。しかもかなりの大所帯でな。そんなやり方では各国の政府がもう黙っていられない。そこでこれだ…」
そう一つのファイルが出される。
「ソコヴィア協定、世界の117ヵ国が同意をした。これに同意すればアベンジャーズは民間組織ではなくなる。変わりに国連委員会の監視下に置かれ委員会が出動を許可した場合のみその活動を認める。」
「…アベンジャーズは世界を守ることが目的の筈だ、ちゃんと役目は果たしている。」
「では聞くがソーは何処にいる?」
「空に光る星の何処か?」
「普通は30メガトン級の核弾頭が行方不明になったら大問題だぞ。世界は安心の保証を求めている。これがいい着地点だ。」
「…つまり協定に従えと?」
「三日後ウィーンで正式証明のための国連がある。検討してくれ。」
「私たちの返事が長官の望まない答えだったとしたら?」
「…引退してもらう。ただそれだけだ…」
「ロス長官は議会名誉勲章、お前より一つ上だぞ?」
「もしこれに同意したら政府が俺らを犯罪者みたいに監視されるんだぞ。」
「117ヵ国が協定に参加するんだ、117ヵ国だぞ?はいって言うしかないだろ。」
「僕は嫌だね、そもそもお偉いさんの答えを待ってたら遅すぎるよ。せっかく何処にいても瞬間移動みたいな事ができるウルトロンがいるのにやる必要がないし。」
「スタークの言う通りだ、返事を待っていたら…手遅れになる場合もある。」
そうトニーの答えにロジャースが同意した、あの時はウルトロンが問題を起こしたためあの返答だったせいかやはり答えが違った。
「おいおい待ってくれよ、もしかして俺だけか?」
『…いや。私はどのみち同意するしかないだろう。』
「ウルトロン?」
『あのロス長官が私の存在を許すとは思えない。法廷で何かしら制限を用いるだろう。下手をしたら封印になる。』
『それにここの同意名簿の欄に私の名前がない、規定書を見ると私についての扱いも記載されている。恐らくそう言うことだろうな。』
それを聞いてトニーが規定書を奪い取りそれを注視する、まあ案の定と言った所ではあるな。
「…後でロス長官と話してみる。」
『トニー、恐らく私は何かしらの制限を受けることになる。それにここにいる全員が同意しなかったら…手を出されないとも限らない。』
「…何ならお前一人で逃げればいい。」
『それは駄目だ、今回の相手は117ヵ国の国全体だ。それらを敵に回した瞬間、君たちの束縛も強くなる。それにまだ封印される訳じゃない。行動制限だけで抑えられるかもしれない。
それはみんなの居場所が無くなる、私はそれを作れるのなら構わないよ。』
正直今の自分の立場ならば行動制限を掛けられるのが良い所だ、とは言えそれをするには自分がある程度大人しくしておく必要があるが…まあそこは何とかするか。それを聞いた皆は少し唖然としていた、まあほぼ自己犠牲なものだし仕方がないが…しばらくその空気が続くとトニーが退出した。
「…ジャービス、ロス長官は何処に?」
『本部の二階、会議室におられます。』
「ウルトロン…」
『バナーか…』
『皆の返事は?』
「ロジャースは署名しない、トニーは参加するみたいだ。他の皆は五分五分かな。」
『君は?』
「…僕は乗るよ。協定に参加する。」
『そうか…では私も行かないとな。』
ウルトロンmark86・市街地使用
市街地での戦闘を考慮した機体、プラズマ兵器ではなく接近戦を主軸にしておりトニーと同じように質量兵器を搭載している。小型ミサイルや制圧射撃用小型機関銃などが追加されている。ウルトロンの戦闘は市街地での戦闘もあった、犯罪者の対処などをするために機体を使用する場合が多いのだが何分と搭載しているプラズマ兵器は高出力レーザー兵器なため市街地などの民間人がいる場所では使用が難しい、そのためプラズマ兵器をあまり使用しないように元々のポテンシャルが高い機体性能を生かした格闘戦を主軸とした機体が作られた。とは言えプラズマ兵器は使用はできるが質量兵器をのせているため基本機体より多少重い。
ソコヴィア協定について
正直結構不味い立場、そもそも人権が適用されるのかも怪しいので完全にトニーだよりになる。最悪封印、よくて行動制限になる。別に参加しなくてもいいと割と本気で思っているのだがそうなるとアベンジャーズが瓦解しかねないのでちょっと迷っている。
トニーの方はウルトロンの処遇について緩和させるために協定に参加、ロジャースとひと悶着あった。メンバーはほぼシビルウォーと同じ、変わっていると言えばワンダがいないことだけ。ちなみにバナーは引退するものかと思っていたのだが参加するのでウルトロン的にはちょっと驚いている。