もしも…ウルトロンに憑依したら?   作:(´・ω・`)しょんぼりくん

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―――ウィーン会議場―――

 

一応の確認はしてみたがやはり俺の参加枠はなかった、だがトニーの口添えでその会議に同席することはできた。

 

『…やはり目立つな。』

 

一応アイアンマンのようなかなり人に近い造形だがそれでもやはりこの顔は目立つ、なんだったらアイアンマン真似てもよかったかもな…

 

「君が来るとは意外だったな。」

 

そう遠目から会議室の人盛りを眺めていると後ろから声を掛けられた、そこにはティチャラ王子がいた。

 

『ティ・チャラ王子。』

 

「協定には参加しないものかと思っていた。」

 

『何分とそういうわけにはいかなくてな…そちらも協定に同意を?』

 

「そうだな、だが政治的には不満だ。100人より二人の方が多くを解決できる。」

 

「だが二人ではピアノは運べないぞ。」

 

そう話をしていると国王の方が来た。

 

『ティ・チャカ国王。』

 

「ソコヴィアでは息子が世話になったようだな。」

 

『こちらも随分と助けられた。』

 

「少し、息子と話してもいいかな?」

 

『わかりました、では失礼。』

 

そう言われると離れなきゃいけないじゃん…とは言え話題が上げずらいものだから逆に助かったけど…

 

「ウルトロン。」

 

そして離れた途端、また別の人に声を掛けられた。後ろを振り返るとそこには…

 

『ジモ?何故ここに?』

 

「はい、あのソコヴィアでの一件で死んだ人間の中に王族がいて、私はその変わりです。」

 

王族…そうか、ジモは王族だったんだっけか、にしてもこの人がこの会議に出るってすっごい違和感があるな。

 

『そうか、君も協定に参加を?』

 

「はい、とはいえあまり乗り気じゃありませんが…」

 

『それは何故?』

 

「私の国を助けてくれたのはアベンジャーズです、国連でもシールドでもありせん。そんな恩がある人に仇で返すようなことはしたくありません。

 

もし何かお困り事があれば私に言ってください、ある程度は顔が広いですので。」

 

『…その時がきたら頼むよ。』

 

国からオファーをもらったか…けどなぁ…地球上でまた仲違いを起こさないようにするにはこれが一番綺麗なんだよなぁ…

 

今回の会議の内容はアベンジャーズとウルトロンについてだ。ソコヴィアが中心なので俺の話が中心となっている、とは言え俺は同席をしているだけなので会議の内容については何も言えない。そもそも俺には人権と言う物が適用されていない。そのためこの会議の法案については何も意見を出す事はできない。

 

『…何故トニーは俺を。』

 

逆に俺が引っ込んでおいた方がいいんじゃないか?とは言え同席するようには言われたので出るしかない。そうしないと独断行動をするAIと判断され周りからなんと言われるか…

 

『そろそろ会議が始まるな…』

 

そう思い指定の場所に行くとそこには普通の椅子があった。他の人と同じやつ…俺の体格じゃ座れないんですけど……仕方ない、関節固定して空気椅子でもすればいいか。

 

「ワカンダのヴィヴラニウムが盗まれ、そしてそれがソコヴィアでの事件で使われたとき…」

 

『さて、ここからが問題だ。』

 

原作だった場合ここでティ・チャカ国王が死ぬ、だがジモの方は偶然にもヴィランにならなかったのでここでは死なないはずだ。一応護衛のためのロボを配置したかったが…協定に参加するのに余計なことするわけにもいかないからな…ティ・チャラ王子の方は…窓を見てるな。

 

『一応ここにいる人間は調べている。』

 

この会議を回ると同時に全員の武装がないか確認はしている、頼む…このまま何事もなく無事に終わってくれ…だがふと視線を外した先、建物の屋上を注視した時

 

ライフルを構えた何者かがいた。

 

『っ!クソ!』

 

それを見て直ぐ様飛行、ティ・チャカ国王を突き飛ばした。それが直撃すると吹き飛ばされその場にあった机に衝突した。

 

―――機体損傷率40%、左腕損失―――

 

腕に当たっただけでこれか…この機体を壊せるってことはただのライフルじゃないな。その証拠にさっきまで自分が立っていた場所の机が貫通した弾丸で粉々に吹き飛ばされてていた。

 

「皆伏せろ!!」

 

その発砲を見て会議に出ていだジモ、ナターシャ、ティチャラ王子が反応した時、ホールで爆発が起こった。

 

『なに!?』

 

爆風が巻き起こり吹き飛ばされる。ここのホールは俺が隅々まで調べあげたんだぞ、こんな事が起こるわけがない。それに警備の方には俺の小型ドローンを配置していたのに何故見逃した?

 

『ティ・チャカ国王は?』

 

そう後ろを向くと爆発は受けたようで血だらけの状態だった。その隣でティ・チャラ王子が抱えて泣いていた。議員の何人かも直撃を受けて死亡している。外から撃ってきた奴はもういなくなっていた。そして全員が倒れ、驚いている中、涼しげな顔でそこから退出しようとしている男性がいた。

 

『あいつ…逃がすか!』

 

ドアを突き破りターゲットを探す。見つけるのは簡単だった、廊下を走っていた所を追いかけようと手を伸ばした所、発砲音とともに体にランチャーが直撃した。

 

『なに?』

 

それに驚いているとまた連射された。それを回避している間に例の人物には逃げられた。そしてその撃った人物を注視する。そこには…

 

『バッキー?』

 

バッキ―らしい人物がいた。そうこうしている間に建物周辺の車が爆発、建物の崩壊するその間にそのバッキーと思わしき人にも逃げられた。

 

『バッキー!』

 

いや、そんな訳がない。バッキ―の安全はしっかりと確認している。

 

『とは言え確認しないと…』

 

…通信ができない、いや、インターネット自体が多少麻痺している。ここからじゃバーンズと連絡が取れない。

 

『直接行くしかないか!』

 

それを別のロボを起動させた、俺の精神が一つでも入っていればインターネットはあまり関係ない。取り敢えずブカベストに居る筈だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――???―――

 

「ウルトロンは?」

 

「ブカベストだ、俺たちは今の内に撤退だ。」

 

「つまらないな。」

 

「同感だ、だが挨拶は近いぜ?」

 

「そうか、それは楽しみだ。」




ウルトロン・mark61 ノーネス

アイアンマンの体形に近づけた機体、通常兵装の小型化を目的としたためプラズマ兵装すべて小さくなっているので目的は達成した。作った機体の中で一番小型かされた物だったので使用した。
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