もしも…ウルトロンに憑依したら?   作:(´・ω・`)しょんぼりくん

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―――ブカベスト周辺―――

 

『バーンズは…』

 

一応バーンズの住んでいる場所は把握している、例え電話が取れなくてもそこに行けいい。いなくてもそこ周辺を探せばいる筈だ。そうして向かおうと上空を飛んでいた時何かが突進してきた。

 

『!?』

 

そのまま体を掴まれ無人倉庫の屋根を突き破り中に入った。相手を突き飛ばし相手を確認する。

 

『トニー!?』

 

「いたた、お父さんのハグを突き飛ばすんじゃない。親不孝め。」

 

そう埃を払いながら立ち上がった、だがどうしてだ?このトニーは確か会議のためスーツは持ってきてはいなかった筈だ。

 

『何故ここにいる?』

 

「ここにバーンズがいるって情報があってね、その確認に。」

 

『まさか君がスーツを持ってきているとはな。』

 

「誰かさんが最近怖がってたから、念のために持ってきてたの。まさかこうなるとはね…」

 

そうしているとトニーに通信が入る、俺には聞こえないように会話をしていたため内容はわからなかった。

 

「わかった、後は頼むよ。さて僕たちは帰るぞ。帰りに最高級のフライトの旅とかはどうかな?」

 

『悪いが遠慮しておこう、ブカベストに忘れ物をしてな。帰りは遅くなる。』

 

「お前まで乱入したら手がつけられなくなる、バーンズのことはロディに任せるんだ。」

 

『バーンズは犯人じゃない。』

 

あの会場を襲った時、もしバーンズが敵だった場合ほぼ最後まで正体を隠していれば追跡が困難になり時間を稼げたはずだ、にも関わらず堂々と俺に姿も見せた上に監視カメラにも映っていた。明らかに罠だ。

 

だがそうなると相手はこちらの事情に詳しい奴になる。とは言え候補が多すぎてまだ絞れないが…今はバーンズを逃がすのが先だ。

 

「バーンズの居場所を知っていたのも何でそんな事が言えるのも後で全部聞くから、大人しくしなさい。」

 

『…悪いがそれは聞けない。』

 

そう倉庫から離脱しようとした時、またトニーに突進された。そして上空で引きはがし距離を取った。

 

「また反抗期?元気だね。」

 

『トニー、悪いが…前のようにはいかんぞ。』

 

トニーがリパルサーで牽制、こちらも同じようにプラズマビームで牽制する。そしてトニーが被弾すると距離をつめ近接戦に移行して殴り飛ばした。壁に叩きつけられ地面に落下する。

 

『ウルトロンが相手では勝ち目がありません。』

 

「キツイこと言うね相変わらず、まあそうなんだけど…」

 

ラーニング…ウルトロンが自身のプログラムに組み込んだ補助機能だ。驚異的な成長速度をほこるウルトロンがその情報を整理するために用意したものだ。戦闘に使う際は戦闘学習を行い、相手の武装をスキャン、地理状況の習得、ありとあらゆる情報を整理し答えを導き出す。人工知能による超規格外な情報処理能力と自身が持つ自我による答えにより最適な答えを導き出すと言っていた。

 

「一度ラーニングを始めたら相手が戦闘不能になるまで続けられるんだっけ?」

 

『私がラーニングの真似はできます。どうしますか?』

 

「君じゃウルトロンの速度には勝てない…時間さえ稼げればいい。」

 

それに僕がついていけない。こういう時にAIと人工知能って強いよな…

 

「ジャービス、プランBだ。」

 

『了解。』

 

リパルサーが放たれる、だがすべて回避してそのままビームを直撃させる。トニーはミサイルを連射するがビームを連射しすべて叩き落とす。そのままプラズマを手に纏わせトニーを殴り続けた。反撃が来るがすべて対処してトニーを上空に殴り飛ばしそのままビームを直撃させる。また壁に叩きつけられるトニー。キャノンとブレードはこの機体では使用できない、だがアイアンマンを倒すのであれば別にその二つは無くてもいい。

 

「ちょっとは手加減してくれない?」

 

『してるよ。』

 

そのまま地面に落下しているトニーに半重力波を当て吹き飛ばす、トニーは上手く空中で体勢を立て直しリパルサーで反撃する。すべて見切り回避して接近戦に持ち込もうとしたその時、トニーが腕の部分を分離してこちらに発射してきた。mark42から受け継いできた分離機構、装甲が薄くなるというのが欠点だったが欠点を克服した。予想外の行動、トニーにしては意外な行動だった。

 

だが予測はできていた。

 

その分離した腕を最小限の動きで回避しそのままトニーを蹴り飛ばす、ビームを当てそのまま半重力波を当てる。だがトニーは近くにあった砂が入った袋を投げ飛ばす。ビームで叩き落とすと袋が破れ粉塵が巻き起こる、そしてトニーは後ろから奇襲をかけてきたのでそのまま対処して抑える。

 

「よしこっちむいたな。」

 

すると粉塵を突き破りアイアンマンの腕が後ろから奇襲をかけてきた。

 

予測はできていたのでアイアンマンを振り回して一緒に叩き落とした。地面に叩きつけられる前にトニーはそれを腕に装着して受け身を取る。

 

『無駄だ、とんな行動を取ろうが予測はできる。』

 

「…そうかな?」

 

すると倉庫を突き破り何かが飛来した。トニーがジャービスに言っていたプランBとはトニーが着るアイアンマンの別機体だ。ウルトロンの機体を見たトニーはそれに負けじと機体を更新し続けた。その結果ウルトロンには劣るものの原作以上の性能を誇る機体を作ることができた。それをこの場に送り奇襲してウルトロンを拘束する。この機体の事についてはウルトロンも知らない。

 

だがウルトロンは予測していた。

 

倉庫に侵入してきた。アイアンマンの攻撃をすべて対処しそのまま侵入してきたアイアンマンをプラズマビームで破壊した。

 

『…言った筈だトニー、どんな行動を取ろうが予測はできるとな。

 

 

 

君に私の予測は越えられない。』

 

―――ラーニング完了―――

 

「…嫌になってきた。」

 

『もうやめろ、これ以上加減するのは難しいぞ?』

 

「まったく、子供ってほっとくと勝手にでかくなるよな。態度も…」

 

『トニー様よりは大きくはありませんよ。』

 

「まったく、生意気な奴しかしない。」

 

そして若干諦め気味に立ち上がるトニー、自分もそれに対応するためラーニングを再開しようとした。

 

『トニーか、バーンズを拘束した。』

 

「そうか、ありがとう。」

 

そう通信にロディの声が響いた、どうやら遅かったようだ。

 

「…終わりか、疲れたぁ。」

 

そう座り込みトニーの声が響いた。

 

「…取り敢えず、一回お開きにしようか。」

 

『…仕方ないか。』

 

そう座っているトニーに手を差し伸べた。それをトニーは取り、俺は立ち上がらせた。




ラーニング

ウルトロンが自分に組み込んだ学習機能の一つ、情報を整理して最適解を導き出すための学習を行う。初めての相手の場合は少し時間が掛かるが長年相手をしてきた場合だとその人間の性格も加えて答えを出す。

ちなみに現状ではウルトロンが一番強いです。何なら現在の最強機体でアベンジャーズ全員とやり合えます。
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