もしも…ウルトロンに憑依したら?   作:(´・ω・`)しょんぼりくん

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『クソッ!!』

 

そう壁を殴る、壁にひびが入りそれが床や天井にまで伝わる。

 

『わかっていたのに…わかっていた筈なのに!』

 

やはり最初っから独断で動いていればこうはならなかった、だが何故だ。なぜ特定できなかった。

 

『やはり…何かが起こっている。私が予想できていない何かが…』

 

嫌な予感がすべて当たった、当たってしまった。

 

『…すべて俺のせいだ。

 

 

 

 

 

こうなったら…』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――ベルリン国連支部―――

 

あの後ロジャースたちは支部の方で箱詰めされていた、サムの方は今退出しており残されたロジャースはガラス越しにただ状況を見ていた時、その部屋に誰かが入って来た。

 

「…いい物見せてやる、父の遺品から見つけた、タイムリーだな。」

 

そう小さな箱を机の上に置く、それを開くと中から二つのペンが入っていた。

 

「フランクリン・ルーズベルトがレンドリース方にサインした時のペンだ。連合国が困っている時に援助するための法律だ。」

 

「…それでアメリカも戦争に近づいた。」

 

「そして君が誕生した。僕はただ、和平の尊重、オリーブの枝を差し出したい。それだけだよ。」

 

そうトニーの方も座りロジャースの方と向き合う。

 

「ペッパーは?いないのか?」

 

「…別居中、今ウルトロンの会社で秘書やってるよ、長い間離れるからね。」

 

「知らなかった、すまない。」

 

「…彼女を失いたくなくてスーツを全部捨てた、でもその後ヒドラが暴れてその次にあの人工知能の件での大騒ぎ。そんなこんなでやめられなかったんだけど…ウルトロンを機にやめられると思ってた。」

 

トニーはまた立ち上がりその辺を歩き出す。

 

「僕の親父も嫌な奴だった、けど両親は上手くやってた。」

 

「ハワードが結婚出来ていてよかったよ、僕が知っていた頃は独身だった。」

 

「へぇ~知り合いだった…あぁもうやめよう。またウルトロンから小言言われる。」

 

そうため息を吐きながら押し留まる。

 

「バーンズの事はすまない、ウルトロンを仲介にして何とかしようとはしたんだが…出来なかった。」

 

そうトニーが最初に切り出した、ロジャースの方も観念したのかロジャースも切り出す。

 

「…すまない、面倒を起こすつもりはなかったんだ。間違った状況を見ると無視できないんだ、できたらいいのに…」

 

「嘘だろ?」

 

「ときどき…」

 

「ときどきその綺麗な顔にパンチ喰らわせたくなる。けどいなくなられても困る。君が必要だ。」

 

「今ならまだ間に合う、協定にサインすれば出動も公務として扱える。バーンズもワカンダの病院ではなくアメリカの病院に移せる。」

 

トニーの方も妥協案を考えていた、ウルトロンを仲介にしてワカンダと交渉をしたかったのだがそれができなかったため国連の法案と照らし合わせてバーンズの方を助けようとしていた。

 

「…協定自体は悪くないが、改善の余地はあるな。」

 

「わかった、この騒ぎが収まったら協定の修正案を出そう。君とウルトロンの復帰にも目途が立つ。」

 

「…彼は今どうしてる?」

 

「今回は僕が相手したから上手く隠せた、今は謹慎中、とは言っても会社のためにある程度自由にさせてあげてるが…それもいつまで持つか…」

 

その返答を聞きロジャースとトニーはため息を吐いた。

 

「…「なぁ。」」

 

そう思わず声が重なる、それに思わず二人とも笑ってしまう。

 

「一回ウルトロンを交えて話てみないか?」

 

「バッキ―をアメリカの病院に入れたらな。」

 

そう署名をしようとしたら…

 

「…スターク、これインクがないんだが…」

 

「…ごめん。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…何も喋ってくれないのか?」

 

「……」

 

そうバーンズが話かけるが特に返事は返ってこなかった、バーンズはそのまま黙り沈黙が続いた。そしてその後、何か高い音が聞こえた。

 

「「「っ!?」」」

 

その音を聞いた瞬間、バーンズを含むワカンダの人間全員の顔に青い筋が浮かんだ。その異変を察知して臨戦態勢を取ろうとした時、動く事ができなかった。すると部屋のドアが開かれる。

 

「いたいた。」

 

そう言うとその男はバーンズの向かいの椅子に座りこちらに顔を向けた。

 

「えっと…これを読めばいいのか。ワカンダに何て行きたくないだろ、帰してやるよ。ルーマニアでもブルックリンでもない、ちょっと寒い場所に。」

 

そうその人物が取り出したのは、黒い星が付いた赤い本だった。




作者「トニーが先に謝っただと!?」

トニー「そんなに不思議?」

作者「別人と思うほど。」

トニー「それ酷くない?」

作者「皆思ってることだよ。ウルトロンはもっと他を頼れ。」

ウルトロン『皆に迷惑をかけるから嫌。』

作者「そういうとこやぞ。」

トニー「そうだそうだ。」

作者「お前もな。」
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