もしも…ウルトロンに憑依したら? 作:(´・ω・`)しょんぼりくん
「…効かない?」
拘束しているバーンズに向けて一応復唱したが目的の人物にはその効果が現れていない…どうなってやがる?
「どうします?」
「ワカンダの連中のおかげで抵抗が無い、連れ出すぞ。外の連中を騒がせろ。」
「「「コピー。」」」
ワカンダの車両から擬装車に移し、動けないバーンズを連れ出そうとした瞬間、何かが車両を突き破りバーンズを外に出した。それと同時に外にいたウルトロン・セントリーが車両に向けてキャノンを放つ。
「あ?」
その声を最後に車両が爆発した、ただの車両であったためあっけなく破壊された。しばらくの間その爆炎を注視していた。するとその爆炎から何かが飛び出しすべてのウルトロン・セントリーを両断しそのままバーンズを連れ出したセントリーの腹を手で貫いた。
「うぜぇな。」
雑に引き抜きセントリーはそのまま倒れた、バーンズは倒したと思われる人物…いやバトルスーツを着た奴を見た。
『セントリーとは言え、時間稼ぎにもならんとは…』
「こんな玩具で来るとはな。」
『なら兵器を出そう。』
そう言うと現在で最強のボディが降り立つ。装甲は多少丸みが無くなり頭部にも装甲が追加されている。だが特徴的な顔はわかるようにされている。
「へぇ…」
『これは…』
相手の方を見る、装甲は下半身は無駄な物はつけていないが上半身の方には背中には主翼なような物横に広がっていた。肘にもその補助のような小さな翼がある。頭部には真っ直ぐに伸びる頭角ともう一つ、側頭部から後頭部にまで伸びている同じような角、後ろに噴射口があるのを見ると飛行はできそうだ。相手の方は腰に装着している物を取り出すとそれが鎌に変形した。黒い棒の先にはいびつに光る赤い刀身、それを後ろに担ぐ、黒いスーツと相まったその姿はまるで死神のように見えた。
「こうして会うのは初めてだな、ウルトロン。」
『顔は見せてくれないのか?』
「そんな物は必要ないだろ、戦いに必要なのは力だけだ。」
『…そのスーツは君が?』
「ああ、いいだろう?俺の戦闘スタイルに合わせたやつだ。」
「今回の俺の仕事はそいつを暴れさせることそして…お前と戦うことだ。」
そう背中のジェットを起動させてこちらに接近してきた、振られた鎌をブレードを展開して受け接近戦を行う、長物を使っているとは思えない程の速度で攻撃してくる。長物は基本重い、そのためこの速度で振って来ると受けずらい。
『重いなっ!』
そう大きく振りかぶった鎌を防御したせいか体勢を崩された、すぐさま後ろに下がろうとするが相手の方が少し早かったのか鎌が少し体を掠った。
『この体に傷をつけるとは…』
現在考えらえる最高硬度を誇るボディだぞ…やはり直撃は避けた方がよさそうだ。
そう振って来た鎌を避け半重力波を当てる、相手の方は吹き飛び体制が崩れたためそこにキャノンを発射する。だが相手の方は空中で回避しながら高速で接近してくる。ビームで牽制しながら片腕のブレードを展開しておく、案の定接近を許しそのまま接近戦になり体を数か所切り裂かれる。
『やはり早い!』
ビームを発射するが上手く避けられ後ろに回られた、片腕のブレードを振るうが防御されそのまま上手く引っ掛けられ関節技を決められるがそのままジェットを噴射して壁に叩きつけた。決められても痛くないからな、ロボットって便利。
そのまま壁に叩きつけた状態で殴り続ける、相手の方はジェットで離脱。自分もそのまま追いドックファイトに持ち込みビームとキャノンを発射する。相手の方はしばらくの間回避をし続ける、すると鎌が変形しライフルになった。
『なに!?』
それを後方に向き発射してきた、突然のことだったのでフィールドを腕の周りに展開して受けた。そのため減速したので隙ができライフルが鎌に変形、そのまま突っ込んできた。すぐさまブレードを展開して防ごうとするがブレードごと腕を切り裂かれた。
『なんだと!?』
ブレードはボディとは違うレアメタル使用の物だ、それをブレードごと腕を切り落とすなんて…どんな武器だ?こいつホントに何者だ?
「シールド、ブレード、キャノン…最新兵器の塊だな…くく。」
『…何がおかしい。』
「楽しいんだよ、やっぱり戦いはいい。」
『お前は人の動きじゃない所が多いな、訓練でもしたか?』
「俺は選ばれた人間だ、この程度は朝飯前さ。」
そう鎌をいじりながら返答される、あの速度で動けるのも大したものだ。反射速度や動体視力が以上じゃない、スーツの補助ありとは言えトニーとはかなり違うタイプだ。
『選ばれたと言うのはどういう意味だ?』
「このスーツを着れるのは小数の人間だ、まあ理由がスーツがハイスペック過ぎるから乗り越せないってだけなんだがな。」
『つまり複数人いるってことか…そんなに喋っていいのか?』
「構わん、こうした方が不安がるからな。」
このレベルが他にもいるのか…いい事が聞けたな。とは言え本格的にわからなくなってきたな。そうなるとかなり頭の良い人間が作ったと言うことになるが誰が作ったんだ?マーベルの世界がよく知らないが少なくともMCUの世界ではもういないと言っていいほど、何なら指で数えるぐらいの筈だ。一体だれが?
『…お前は誰だ、何故こんな事をする。』
「大いなる変革のためだ、そのためにウィンターソルジャーが必要だった。」
『バーンズが?何をさせる気だ。』
「それは言えないな、まあ後のお楽しみって奴だ。」
そう紫のカメラアイが見えた、まるで人の目のように丸い形状をしているのがわかる。見た目は機械っぽいが随分人らしい所がある。人が何かを作るとその担い手によって癖が出てくる、トニーであればかなり人に近い形状ではあるがフェイスの方は人の顔とは言いずらいものだ、俺であれば少し人の体とは言えないが顔の方は生物上に近い構造をしている。カメラアイもあるし口もある。ウルトロンが人にこだわっていたからその癖がでたんだ。
だから相手のスーツを見れば何かがわかると思った、スーツ全体の姿は人型ではあるが機体の性能を引き出すため少し独特的な見た目だ。飛行補助のため背中についた翼のような物にその飛行を阻害しないようにするためか丸い装甲が一切ない、フェイスの方はカメラアイが見えるが口の方は覆われていた。飛行機とは違う完全な速度特化型、そして変更可能な武器。かなり高度な知能を持った科学者が作り顔の構造が俺とトニーを合わせたような物になっている。
だが一番気になるのはどうやって着た?まさか…ナノテクノロジーか?いやそれよりもこいつらの目的を確認しなくては、だがなんとなくではあるが…
『…お前たちが会議を爆破したのは混乱が目的か?』
「あぁそうだ、俺たちが戦うには混乱が必要だ。その点、あの会議は丁度よかった。」
『そんな理由で…!』
クソが!当たって欲しくなかったが…よりにもよって、こんな理由でっ!
「戦うことを生業としている俺たちが…他に何をすればいい?」
『普通に暮らせばいいだろ。』
「刺激がない人生などつまらん。」
『なら格闘家になれ。』
「見世物になる気はない、戦闘は死と隣り合わせがいい。」
『そうか…それが答えか…』
その返答と共に駐車場の天井を突き破りアーマーが飛んでくる、それがウルトロンの機体に近づくと変形し合体した。そして同じように駐車場の天井を突き破り新しいウルトロンの機体が2体現れた。
『では死ね。』
何故だろうか…今の自分は酷く冷めている、この感情はなんなのだろう。だがどうしようもなく、目の前の者を排除したい、その気持ちとともに謎の機体に襲い掛かった。
ウルトロン mark88
完全な戦闘特化型の機体、プラズマ兵器は出力はあるがその分消費が激しい。今後の戦闘の時間を延長するためになるべく出力を消費しない機体を作り上げた。ブレードにはレアメタルを使用しそれにプラズマを浸透させることで消費を抑えた状態で実戦で使用可能な程になった。さらに汎用性を広げベロニカのように追加装甲と兵装を飛ばすことで様々な戦況で対応可能になった。近・中・遠の武装があり今回装着したのは白兵戦対応型の近~中兵装。
ウルトロン mark89 ベラルダ
対軍隊制圧用の超火力型の機体、肩と腕にキャノン砲がありそこからフル出力のプラズマキャノンを発射する。プラズマリアクターを三基搭載しており超火力の攻撃により相手を一層する。追加装甲と追加兵装がありプラズマミサイル、プラズママシンガンがある。
ウルトロン mark 90 カラド
防御を主体とした兵装を中心とする機体、新兵装であるプラズマシールドを搭載している。あのトニーの兵装でも壊す事ができずウルトロンでも同じプラズマ兵器でも突破が難しい程の防御力を誇る、しかもシールドは尖っているのでそのまま武器にも使える。
この三機は現段階の最高の試作機、ベラルダに関しては街中で使ってはいけない物だが動かせるのがこの三体しかいなかった。ちなみに結構ぶちぎれてる。