もしも…ウルトロンに憑依したら?   作:(´・ω・`)しょんぼりくん

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30 すべての始まり。

―――ウィンターソルジャー格納施設―――

 

「まだ起こせないのか?」

 

「まだらしい、解凍作業て時間かかるんだな。」

 

そう入口前で愚痴を溢す兵たち、突貫作業なためか簡易的な塀と屋根を併合させた所にいた。近くにもテントなどがありヒドラの兵が複数人いる。

 

「とは言えよかったな、アベンジャーズが仲間割れしているおかげでこんな時間ができたんだ。」

 

「だな、大佐の言う通りだ。大佐が変な連中連れて来たのかと思ったら案外うまくいくもんだ。」

 

「けど連中なにもんなんだ?傭兵っていう割にはいい武装だし…」

 

「だよな、何か胡散臭い…」

 

そう言うと後ろのドアが開く音がした。

 

「おいおいちゃんと閉めとけよな。」

 

「…いや、俺ちゃんと閉めてたぞ?」

 

そうお互いに顔を合わせていると片方の兵が何故か吹き飛ばされた。

 

「何がっ!?」

 

飛んで来た盾が直撃しそのまま倒れる、異変に気付いた他の兵も何故か吹き飛ばされたり隠れていたナターシャたちに仕留められた。

 

「よし、どうだった?」

 

キャプテンが盾をしまうと目の前に突然アントマンが出て来た、どうやら先行して入口を開け内部の様子を確認していたようだ。

 

「中はかなり狭いね、キャプテンが前にいた方がいいかも。狭い通路を抜けた所に広い空間があった。そこに装置の中に人が入っているのも見えたよ。」

 

「そこだな、スコットは先に行って伏兵が隠れてないか探してきてくれ、僕たちは真正面から行く。」

 

そう言うと塀から銃を拾いそのまま進む、ゆっくり道なりに進んで行くと突然発砲された。キャプテンが盾で受けそのまま銃撃戦になる。バートンが正確に射貫いて行き援軍をスコットが倒す、そして手薄になった所をキャプテンが突っ込み制圧していく。そして目的の場所についた。部屋に入ろうとした所を四方八方から撃たれた。キャプテンが盾で受けながらその場にとどまりしばらくすると上のミサイル発射口をくり抜いてきたトニーたちが入ってきた。

 

「上だ!!」

 

戦闘になりその混戦にキャプテンたちも参戦する、数は揃っていたためかアベンジャーズが制圧するのにそこまで時間はかからなかった。上空からトニーが指揮官らしき人物にリパルサーを向ける。

 

『はーい全員手を上げた方がいいぞ、それともボール見たいに飛んでみる?ホームランはできないけど…』

 

「これで終わりだ、降参しろ。」

 

残りの兵をアントマンが吹っ飛ばしていき指揮官だけとなった。元の大きさに戻りマスクを開ける。

 

「…何か随分あっけなくない?」

 

「そうだな、あの時のスーツの男がいない。」

 

「まあそれもこいつに聞けばわかるよ。」

 

そうトニーがキャプテンの横に並ぶと指揮官らしき人に近づこうとした時、突然その相手が拍手をした。

 

「流石はアベンジャーズだ、お見事。」

 

そう不気味な笑みを浮かべながらそれを続けたのち腕を下ろした。

 

「ある方がお会いしたいそうです。」

 

傍にあったパソコンをいじると画面が起動する、だがneoと言う文字があるだけで背景は黒で覆われていた。

 

『初めまして、トニースターク、それにスティーブ・ロジャース、お会いできてうれしいです。』

 

音声だけが聞こえ顔は見えずにいた、そのままと言う訳にも行かず取り敢えずトニーが答える事にした。

 

「誰だ?」

 

『すみません、自己紹介が遅れました。私はネオと申します。』

 

「聞いたことないけど、どっかで会った?」

 

『いや、今回が初めてですよ。いや~あなたたちがウルトロンから離れてくれてよかった。』

 

「…なに?」

 

『あの人と直接話したかったんですがあなたたちが邪魔でしてね、離れてもらいました。』

 

その事を聞きすぐさまジャービスにつなげる。

 

「ジャービス、ウルトロンとつなげろ。」

 

『できません、通信不能です。』

 

『無駄ですよ、インターネット回線はすべて落としています。通信は出来ない。』

 

「へぇそうかい、けど君たちはもう詰みだよ。ウィンターソルジャーは出てこないしこの軍隊パレードも終わる。さっさと降参した方がいいよ?」

 

『ご心配なく、元々いらないですからお好きにどうぞ。』

 

「……なに?」

 

『そこに私の部下はいません、いるのはヒドラだけです。当初の予定ではアベンジャーズのどちらかをこちらで処分して監獄にいる方を施設ごと沈没させるのが目的でした…とんだ番狂わせでしたがやるのが一つ減るだけです。』

 

「なら何故大佐を使った。」

 

『目の前にいるのは大佐じゃありませんよ。』

 

その声に思わず困惑する、なら目の前にいるのは…と全員がその人物を見た瞬間、突然その顔に割れ目が出て来た。その光景に唖然としているとその割れ目が動き中が見えた、そこには筋肉もなければ筋もない、精密に作られた機械が敷き詰められていた。

 

「ちょ、ちょちょっ!?」

 

それに思わずスコットが驚いた、その場にいた全員も釘付けになっていた。

 

『それは私が作ったロボットです。とは言え失敗作ですがね。』

 

『死体からはぎ取った脳の情報を元にAIを構築したのでヒドラからはあまり疑われなかったのが幸いですね。とは言え簡易的な行動はできるのですが自我のような物がなかったので使いものにならないんです。せいぜい呼びこみ広告ぐらいの価値ですがあなたたちがここに来た時点でそれなりに役には立ちました。』

 

「…何故そんな事を?」

 

『大佐の性格上こちらの計画に賛成する訳がなかったので手っ取り早く殺したんです、そっちの方が早いので。』

 

キャプテンの質問にあっさり答えた、さも当然のように…

 

「計画ってなんだ?」

 

『ヒドラとアベンジャーズを消す、過程ですが大事な事なので…』

 

ジャービスから連絡が入る。

 

『レーダーに反応、ミサイルが多数接近。着弾まで15秒。』

 

その通信とともに施設の扉が閉じミサイル発射口が爆発し閉じた。

 

「それって不味くない?」

 

「不味い、出られないぞ!」

 

『上手く引っ掛かってよかった、ホントはプレゼントを見せたかったのですが…そろそろ邪魔なので、ここで退場してもらいます。』

 

その言葉を終わりとしてその施設に向けて放たれた飛行機の爆撃と軍艦のミサイルが降り注いだ。周りにいたヒドラと中にいるアベンジャーズを巻き込み大きな炎が巻き起こった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――アベンジャーズ本部―――

 

 

 

 

 

『~♪~♪♪~♪』

 

そう鼻歌を歌いながら料理していく、ピザは下ごしらえしといて食べる時に焼けばいい。チキンの方は後ちょっとかかるな…

 

『トニーはチーズバーガを用意しないと…した時としない時じゃ機嫌が変わるんだよな。』

 

俺の世界ではチーズバーガーを食べ始めた理由に驚いたけどここのトニーは何で食べてるんだろ?美味しいからなのかな?

 

『とは言え楽しみだな。』

 

後は野菜を仕上げればOK…楽しみだな~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――???―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『当初の予定通り、ヒドラとアベンジャーズは消えた。修正完了だ。』

 

『とは言えまだ確認は済んでいない、捜索範囲を広げるか…ウルトロンの方は?』

 

『ウルトロンはアベンジャーズ本部にいる、既に部隊が向かっている所だ。』

 

『各軍事拠点の工作員も潜りこませた、時間稼ぎにはなる。』

 

『船の起動準備もしなくてはいけない、残りのヒドラも用済みだ。ガンドラとアセンに指示を出せ。』

 

『ではこれよりウルトロンの捕縛作戦を始める。』




何かウルトロンの未亡人感がする…とはいえウルトロンが動かな過ぎて結構ピンチです。

ちなみにこのネオたちが出て来なければ普通に圧勝でした。
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