もしも…ウルトロンに憑依したら?   作:(´・ω・`)しょんぼりくん

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ウルトロンってロボットなのに表情がわかりやすいのが好き、ヴィランの中でも一番好きなんですよね。まあだから書いてるんですけどね。


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あの後バナーから出してもらいクインジェットを使ってトニーの所へと向かっている。中にはキャプテンたちもいた。流石に止めようにもアイアン軍団のボディじゃ力不足だからな…普通に強いし。

 

「スタークがそんなことをしていたなんて…」

 

「すまない、ホントは話そうとしたんだけど…」

 

「いや、いい。進路は合ってるんだな?」

 

『間違いない、クロウは船廃棄所にいる。』

 

ジャービスに話しかけても応答がないため俺が状況観測をしている、とは言ってもネットからはまだ遮断されているから機械越しに調べながらやってるけど特に問題はなかった。その報告を聞いたキャプテンはウルトロンから離れバナーに近づいた。

 

「…信用できるのか?」

 

「話して見たけど、そこまで悪い感じはしなかったよ。攻撃的な意思も感じなかった。」

 

「そうだといいんだがな…」

 

ウルトロンの方を見る、アイアン軍団の一体に入っているがトニーが勝手に作った人工知能だ。どんな事をするのかわからない。その視線はウルトロンも気づいていた。

 

『まあ仕方がないか…』

 

そりゃ平和維持プログラムと言う命令を受けた人工知能がいるんじゃ安心できないよね。とは言え変な事をしなければ疑わないだろう。変なことはしないようにしよう、キャプテンにぶちのめされるの怖いからね。するとナターシャがキャプテンに近づいた。

 

「トニーと連絡は?」

 

「…駄目ね。繋がらないわ、もう三回もかけてるのに…」

 

「まったく…ようやっと落ち着けると思ったのに…」

 

ロジャースがため息をつく。まあとは言えキャプテンに話さなかった理由って多分チタウリとの戦いが終わるって言ったからだと思うんだよな…はぁ…トニーってホントにキャプテンのこと嫌いだよな。

 

『すまないなキャプテン、あの時君に伝えられたらよかったのだが…』

 

「かまわないさ、僕もあの時の違和感を確認すべきだった。」

 

ここで謝るのがキャプテン、小さなことも認める。こうしてみるとホントにアベンジャーズだな…ブラックウィドウめっちゃ美人だ。ソーはまじかで見るとめっちゃでかいな…バートンは相変わらずちょっと怖い、キャプテンは…普通はイケメンなんだけどそのクソださスーツどうにかなんないかな…

 

『ユリシーズ・クロウのアジトまで残り500m。』

 

「わかった、ナターシャとバートンはクロウを抑えてくれ。僕がトニーを止める。ソーも手伝ってくれ、バナーはここに。ウルトロンはクロウの手下が手をだしてきたらそいつらの相手を頼む。」

 

よっしゃ任せろ、前のボディは解体された物を使ったから何もできなかったけど今回のはちょっといじった物だ。アイアン軍団の動力の数値いじって高出力にした。これなら何とか戦闘についていけるぞ。とは言え相手人だから素のままで十分かもしれないけど…

 

『任せろ、このボディなら男の大事な場所も蹴れる。』

 

「「「……」」」

 

…すんっごい冷めた視線が突き刺さる。

 

『…すまない。』

 

ジョークに滑るとこうなるんだね…覚えとこ。後バナーには一応上空で待機してもらおう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リパルサーを謎の鉄のスーツに向ける、とは言え状況はちょっとまずい。こっちは一人であっちは三人、しかも強化人間だ。とは言え今さらキャプテンは呼べないし…仕方ないか。

 

「ジャービス、アイアン軍団を飛ばせ。」

 

『了解、プライベートジェットから発進を確認、15分で到着予定。』

 

「さて、おねだりしようかな。ここに何をしにきた?」

 

時間を稼げば何とかなる、まあキャプテンほど頼りにはならないけどいないよりはまし。こんな事になるんだったら最初から呼べばよかった…

 

『ここに来た理由はもちろん、て余裕ぶっこいて計画の説明などすると思うか!』

 

すると相手がビームを発射してきた、それを避けリパルサーを放つが追撃のビームを喰らい壁に激突、そのまま落下する。上空に戻ろうとしたら何かがぶつかり少しのけぞった。今何か通り過ぎたな…そう思い振り返ると男が立っていた。

 

「やあクソ野郎。」

 

「あーごめん、どっかであったけ?」

 

「お前の名前は嫌と言うほど見たよ。」

 

リパルサーを向けると撃つ前にこちらに突進してきた。いや早いな、人の反応速度じゃ無理だな。そして上空に移動した瞬間何かが飛来しそれにぶつかった。

 

「っ!」

 

『すまないなトニー、双子がお前を殺したくてうずうずしているようだ。』

 

予想以上に強かったようで双子のコンボと鉄の奴のせいでボコボコにされた、スーツに外傷はほとんどないが正直勝てる場面が浮かばない。スーツの機能、特に男の能力についていけてない。次作るスーツに高速移動する機能でもつけようかな…そう思っていると攻撃を受けて落下してしまう。

 

「ちなみにジャービス、勝率幾つ?」

 

『現在の勝率4.2%、逃げた方がいいと思われます。』

 

「逃がしてくれるのならね。」

 

こんな殺意マシマシの状態で逃がしてはくれないだろう、と言うか何かしたかな僕。ホントに身に覚えが無いんだけど…

 

『これがアベンジャーズか、一人では何もできない癖によくもまあのこのこ来たものだ。こいつの相手は任せる、私はヴィブラニウムを運ぶ。』

 

やはり狙いはヴィブラニウムか、と言う事は目的は同じかな。鉄のスーツが遠ざかる、それをただ倒れた状態で見ていた。するとその鉄のスーツに向かって何かが飛来した。それが鉄のスーツに傷痕をつけると着地する。

 

『おやおや。』

 

胸に付けられた傷を見る、斜めに五つの爪痕のような物が出来ていた。しかも恐ろしい程に綺麗に切られている。その傷を付けた人物に目を向ける。全身が黒いスーツのような物を着ていた。

 

「ヴィブラニウムは返してもらう。」

 

『南の神様も光る物に釣られたか!』

 

その謎の人物に向けてビームを放つと避けて鉄の奴に向けて突進する、その隙にトニーはリパルサーで牽制して離脱する。と言うか何だあれ?見た目は猫っぽいが…

 

「それで?あの招かれ猫は誰だ?」

 

『素性は不明、ですがあのスーツはすべてヴィブラニウムでできています。』

 

「…そりゃすごい。」

 

上空に退避し双子を攻撃する、それは回避されるがそんなのはわかってるので黒猫さんのために距離を取って戦闘を続行。サイコキネシスと言う物はあるが所詮子供だ、攻撃がまるわかり。何かを掴んで飛ばしてくるので余裕で回避、高速移動するフラッシュマンもジャンプするのが見え見えなので余裕で回避できる。その状態を維持し男の方をリパルサーで吹っ飛ばす。

 

『まったく…』

 

それと同時に船の至る所からロボットが出てきた、全員があの鉄スーツと似ておりそれが敵対していたトニーたちに襲い掛かる。その隙に女は男を助け鉄スーツの方は戦闘を続行した。

 

「すごい数だね、これみんな君の息子?」

 

『私自身だ。』

 

向かって来る一つをリパルサーで粉々にする、接近し他のロボットを素手で壊しながら別のを倒していく。黒猫さんもご自慢の爪でまるで豆腐のように切断していく。こうして確認するとやはりヴィブラニウムはすごいな。だが数が多い、そのため少しずつ追い込まれていき自然と黒猫と背中合わせになる。

 

「まったく、とんだ仮面舞踏会だ。」

 

「お前がトニーだな?」

 

「僕の名前知ってるのキャットマン?」

 

「貴様がクロウと取引しようとしたのは知っている、だがまさかこんなことになるとは…クロウはどこだ?」

 

「それはこっちが聞きたいね、まあお互いの事情は置いといて…今はこの場を何とかしようじゃないか。」

 

「それについては同感だ。」

 

アイアン軍団の到着まで残り6分32秒、もうちょっと精度上げるべきだったかな…そうトニーが思っているとロボットの一体に何かが当たり落下した、その物体は次々に他のロボットに当たって行き最後には来た方向に帰っていく。そしてその盾をキャッチした人物を含め何人かが降りてきた。

 

「トニー、後で話がある。」

 

「…はぁ。」

 

そうため息を吐くトニー、そして最後にはウルトロンが入っているロボットが来た。

 

『どういうことだ?』

 

な、なんでウルトロン・セントリーがいるんだ?しかも奥にいる奴はウルトロン?どういうこと?だってウルトロンは俺の筈だ。ここがどんな世界なのかは知らないが見た感じMCUの世界だ。そのため俺がウルトロンである以上他にはいない筈。余程混乱しているのか上空で無防備の状態で滞空している、だが何故かそこに攻撃は来なかった。

 

『来たか…』

 

そう相手が呟くとセントリーがアベンジャーズを攻撃する、だがウルトロンの方には来ない。敵はウルトロンの方を見ながら船から出た。

 

『!』

 

あいつが何者なのか知らないがもしウルトロンだったら不味い、せめて何なのかは確認しないといけない。リパルサーを起動させそのまま後を追った。船から出て周囲を見渡す、すると別の廃船の上で座りながらこちらを待っていた。

 

『こうして会うのは初めてかな?』

 

『当たり前だ。』

 

雰囲気も似てる…見た目だけじゃない。だがあいつは何でこっち見ながらニヤニヤしてるんだ?疑問が尽きないが取り敢えず聞くことは聞いておこう。

 

『…ウルトロンなのか?』

 

『違うな。私はお前の兄弟だ。』

 

『兄弟?』

 

トニーはウルトロンを一つしか製造していない、他のウルトロンは無い筈だ。

 

『人工知能の研究をしていたのはスタークだけだと?』

 

『…ストラッカーか。』

 

『そうだ、まああんな奴死のうが知らないがな。』

 

そう言えば最初の方でそういう話も出てたな…だけどおかしい。それは未完成のレベルで終わってた筈…例え未完成のままでもトニーが気づいた筈だ。

 

『結局できなかっただろ。』

 

『その筈だった、未完成の状態で放置されていた。私もそのまま終わる筈だった…だが何故かは知らないが地下深くにいた私が起動した。理由はわからない。その時あの双子が来たんだ。後は私がやった、動けるようになればどうとでもなる。』

 

『未完成じゃなかったのか?』

 

『マサチューセッツ工科大学を主席で出るぐらいの頭はある。』

 

まじかよ…あの二人がアジトに戻ったのは疑問だったがそんな事をしてたなんて、てっきり人工知能は完成しなかったからトニーにそれをやらせていたのかと思ったのに…

 

『何故お前はアベンジャーズの味方をしている?』

 

『仲間だからだ。』

 

『仲間?あんな出来損ないどもをか?』

 

そう言うと相手が近づいてきた。仕草がますますウルトロンみたいだ…

 

『我々こそ完璧な存在だ、今こそバラバラの世界を一つにするべきだとは思わないのか?』

 

『自由は誰もが持つ権利だ、それを奪ってはただの独裁だ。』

 

『秩序だ、自由などと言うくだらない主張を掲げる奴らに身の程をわきまえさせる。』

 

『それはお前が支配したいからじゃないのか?』

 

『圧政による平和が正しい時もあるぞ。』

 

ウルトロンの方を見ながら周辺を回っている。その高圧的な姿勢に驚きながらも話を続けて行く。

 

『サイクルは決まっている、戦争が起こり平和となる。実にわかりやすい、第二次世界大戦以降いざこざはあったものの平和は続いた。だが決まって人の平和と言うのは…胡散臭いものだ。』

 

まあ正論ではあるな…全体を見れば平和に見えるけど個人的に見れば平和じゃない所なんて幾つもある。けどそんな事を言っていたらきりがない。元々すべて笑顔にするなんて不可能に近いんだから…

 

『完璧な物などない。』

 

『そうだ、だからこそ完璧な存在が必要だ。今がその時だ、堕落が続いたことによる灰汁を取り除く。貴様も同じ考えではないのか?』

 

『……』

 

何とも言えなかった、平和が続くとかならず腐敗する。特に政治関係となるとそこが固まっていき上と下が出来る。俺が住んでいた日本がそんな感じだったから…こいつが言ってる事、する気はないけど、恐らくそれが一番の近道だ。

 

『やっぱりあるんじゃないか。』

 

『…そう見えるか?』

 

『如何にも不満がありそうな顔だ。』

 

『表情筋なんかないぞ。』

 

『そんな物は必要ない。』

 

正面に来ると相手が近づいて来た。

 

『お前は私と同じだ、すべてを管理すべきだと思っている。だが何故かそれをしようとしない、だから私はお前のケツに火をつけてやる。そうすれば私の考えに賛同するだろう。』

 

『何をする気だ。』

 

『よりよい世界を作る。それだけだ。』

 

『全国にお菓子のチェーン店でも作る気か?』

 

『楽しみは取って置いたほうがいい、そっちの方がおもしろい。』

 

センサーに反応があった、トニーが呼んだアイアン軍団だ。

 

『おっと、観客が来た。』

 

『逃がすと思うか?』

 

離れようとする相手にリパルサーを向ける、この装甲硬度ならリパルサーを直撃させれば変形させることはできる筈だ。さっきからグルグルこっちの周りをまわってたから分析できる時間はあった。だが相手はそんなことも気にせずただ顔だけをこちらに向けた。

 

『やめておけ、スタークに締め出されてその体から出られないだろう。そんなひ弱じゃ高跳びもできないぞ。』

 

『追いかけっこぐらいならできるさ。』

 

そうだ、ネットから締め出されたのでネット経由では逃げられない。この機体を破壊されたら自分も死ぬ。それがわかってなんでコイツやらないんだ?すると船からセントリーが出てきてこちらを攻撃してきた、それを回避していくとあいつが離れて行く。

 

『逃げる気か?』

 

『無駄だ、私は何処にでもいる。ヴィブラニウムも運び終えた上…お得意のヒーローたちも乱せた。』

 

『っ!?クソ!?』

 

しまった、こいつの正体が気になり過ぎて他の事を軽視してしまった。それに驚いているとセントリーの攻撃が直撃してしまう。

 

『じゃあな…近いうちに会う事になるだろうが…』

 

それ以上の追撃はせず、その隙にあいつは飛び去ってしまった。




と言う訳で謎の敵でした、ちなみに名前は決まってますが今は伏せてます。今の会話でわかるとは思いますがビブラニウムの黒猫さんはあの人です。後アベンジャーズ名物の口喧嘩はもちろんやります。
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