もしも…ウルトロンに憑依したら?   作:(´・ω・`)しょんぼりくん

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遅くなり申し訳ない、ちょっと構図に詰まりまして…長過ぎたのである程度分割にしました。


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―――ウルトロンがまだ移動中の時―――

 

ロジャースたちは既に回復していた、流石にそのまま黙っている訳にはいかなく直ぐに動き彼らもコントロールルームに向かっていた。道中で来たセントリーズを相手にしながら進んで行く、そして投げた盾が敵に当たり帰って来た盾をキャッチしたロジャースは状況を確認する。

 

「ウルトロンは?」

 

『現在上位機体と戦闘中、ですがヴィブラニウム製のボディなため不利のようです。』

 

全身がヴィブラニウムと言うことはほぼ無敵と言ってもいいような物だ、何せ今現在キャプテンが使っている盾だって敵の攻撃を幾ら受けようが一切老化も疲労もせず何十年も持っているのだ。

 

「どうやったら破壊できる?」

 

『ウルトロンが提示した条件に基づきますと同じ素材をぶつけるかソー様のパワーで破壊できます。それかワンダのテレキネシスです。』

 

「…何故双子が出てくる?」

 

『ウルトロンはヴィブラニウムを奪われた時の対策手段として模索したそうです、そしてヒドラの施設を調べた結果双子の一人ワンダ・マキシモフがヴィブラニウムを突破可能です。』

 

「だが敵だぞ?」

 

『そうです、何故ウルトロンが彼女を選んだかはわかりません。ですが何らかの意図があると思います。』

 

それを聞いてロジャースの思考が止まる、ロジャースの盾で壊すと言うのはあまりにも非効率だ。その体をバラバラにするほど投げることはできない。ワンダの方も味方ではないので論外だ。

 

「…ソーの案で行こう、どうやる?」

 

『ヴィブラニウムは振動を受けると硬質化しますがビームや熱のような振動の無い攻撃手段であればヴィブラニウムを破壊できます。今現在ウルトロンが戦闘を行っている機体は純度100%のヴィブラニウムですのでソー様の雷かトニー様のビーム兵器ならば損傷を与えられます。』

 

「ウルトロンはできないのか?」

 

『可能ですがヴィブラニウム製のボディを破壊するにはエネルギーが足りません、少なくとも58倍ほど必要です。』

 

「わかった、ソーはこのままコントロールルームに向かってくれ。僕たちはソーの援護を、スタークはしばらくの間基地の上空で待機していてくれ。何が起きているのか知りたい。」

 

『わかった……あのさ。』

 

「なんだ?」

 

『…いや何でもない、お気をつけて。』

 

そこで通信が終わる、ロジャースはたちはそのままセントリーを倒していく。するとセントリーの一体がキャプテンに突進する。

 

ロジャースは掴まれた状態から後ろに自分ごと投げ飛ばす、セントリーは壁に激突するがキャプテン受け身を取りその突進してきたセントリーに追撃して止めをさす。そこにセントリーのキャノンが放たれるが盾で防ぎながら近づきそのまま盾で殴っていく、後ろから別の機体に襲われそうになるがバートンがフォローに入る。

 

ソーの方は相手の攻撃を力でねじ伏せる、雷を拡散させ複数倒していきそれかハンマーを投げ機体を粉砕する。ソーがセントリーの輪を乱しロジャースたちがその維持をしている。この中で唯一ソーが突出しているので足りない火力でもソーが一人いれば十分だ、そしてその状態が続きある程度進むとビームがロジャースに放たれそれを盾で受けた。

 

『キャプテン・アメリカ。悪いがサーカスは他所でやってくれないかな?』

 

すると指揮官機が出て来た、ただその姿は前に確認した機体より大きく色合いも濃ゆい。その機体が前に出てセントリーズが周りに集まった。

 

『ヴィブラニウム製のボディです。』

 

『そうだぞジャービス、体を持つと言うのは良い事だ。弟の体だが、少し人手が足りなくなってな。』

 

今現在ヴィジョンが使っている体はウルトロンのために取って置いたものだ、だが相手がヴィジョンの作戦に参加しなかったため作った本人が使うことになった。

 

「何故こんな事をする?」

 

『平和のためにだ、社会をよりよくするためには進化が必要だ。そのための選別装置だ。』

 

「何十億人も殺すことでか?」

 

『ただ無策で人を増やすこと自体無駄なんだよロジャース、人を生かすだけが正義ではない。人にとって人口を増やすことが毒なのだよ。』

 

それを聞いた瞬間、ロジャースがヴィジョンに向かって盾を投げる、それを回避すると後ろにいるセントリーを粉砕して跳ね返り元の場所に戻っていく。

 

「死ぬ恐怖何て知らない癖に!」

 

『私はただ世界を平和にするだけだ。』

 

その言葉を最後に戦闘が始まった、ロジャースがヴィブラニウム製の方に仕掛ける。殴りかかり相手は防ぎもせずそのまま受ける、案の定ダメージも何もなくただロジャースの手に振動が返り痛くなるだけだった。それを見たヴィジョンはそのままビームを放つ、だがロジャースはそれを防ぎ盾を投げる。流石に同じヴィブラニウム製のため衝突した時のけぞった、帰って来た盾を受け取りそのまま投げ続ける。

 

『しつこい!』

 

「そりゃどうも!」

 

素手で殴るより盾で攻撃した方がいい、接近戦を仕掛ける。ビームを放ってくるがそれを回避し殴り合う、ヴィジョンも殴り返すがロジャースのセンスか体格の違いを利用してなるべく懐に入り回避を優先する。当たる物は盾で防ぐがその盾を掴まれ動けない所を殴られそうになるとヴィジョンの目に何かが突き刺さりそれが爆発した。

 

『ぬぐぅ!?』

 

流石に怯んだのかセントリーがフォローに入りキャプテンに襲い掛かる、ヴィジョンの方は特にダメージはなさそうだ。

 

「目薬は効果ないか…」

 

目に入れて爆発させたのに効かないってどんだけ固いんだよ…そう心で愚痴を溢しながら後ろに迫ってきていた奴を矢を突き刺して破壊する。ヴィブラニウム製の方は今は。ソーが相手をしているようだ。

 

『キャプテン、不味い事になったぞ。』

 

するとスタークからの連絡が来た。

 

「どうした?」

 

『基地の最下層の構造が変形しました、巨大な砲台になり砲身が下に向けられています、同時に動力炉からエネルギーがチャージされているようです。』

 

「ここの近くには何がある!」

 

『南に9キロ先にソコヴィアがあります、残り1時間27分でソコヴィア上空に到着します。』

 

ソコヴィアの近くだから一応の警戒はしていたがやっぱりそこが目的だったか…念のためウルトロンがソコヴィアの機器をハッキングして避難をするように呼び掛けた。アイアン軍団は念のために向かわせたが恐らく街の方から基地は見えない、そのため誘導は難航しているようだ。

 

『ウルトロンの報告では誘導まで最低3時間かかります。アベンジャーズに不満を持っているせいか家から動かない人も出て来たようです。』

 

ならもうこの基地を破壊するしかない、幸いまだソコヴィアの上空に着いていない。

 

「スターク!」

 

『止めたいのは山々だけどここからじゃ詳細なデータが取れない。中に入らせてくれ。』

 

「ウルトロンはまだか?」

 

『現在ティ・チャラ王子と連携していますが基地を止める余裕はないようです。』

 

「クソ…」

 

この基地を破壊できるのはスタークかウルトロンの案しかない、どうする?

 

『ナターシャ様、お願いがあります。』

 

「なに?」

 

『私を動力室の機材にアクセスさせてください。そうすれば30秒の間、砲台を停止させることができます。』

 

ロジャース的にはトニーには外にいて欲しかった、だがウルトロンが船を止められない以上まずスタークのプランを立ててもらう。基地のコントロールを奪うのはまずここにいるロボットを全員倒す必要がある。

 

「一人じゃちょっと難しいかも…」

 

「一人じゃない、俺が一緒に行く。」

 

すると二人が動き出しそのまま進んで行く、ヴィジョンがその動きに気づいたのか攻撃を仕掛けようとしたがロジャースたちに防がれる。

 

『ぬぅ!』

 

「聞いたか?俺ならその体を壊せるらしいな!」

 

ソーがハンマーに雷を纏わせそれをヴィジョンに向けて放つ、流石に相殺ができないのか壁に貼り付けにされその間にナターシャたちが進む。ヴィジョンは雷から抜け出しソーに向けてビームを放つ。

 

『ハンマーが取り柄な癖に!』

 

「雷が取り柄だ!」

 

そしてロジャースたちとヴィジョンの戦闘が始まる、ヴィジョンはソーの方に火力を集中させる。ソーはそれを真正面から受け、接近戦を仕掛けてきたヴィジョンをハンマーで殴り飛ばす。そこに雷を放とうとするがその前にビームが直撃して吹き飛ばされる、そこにロジャースが割って入る。

 

『無駄なことを…』

 

例えヴィブラニウム製の盾であってもヴィジョンの体を破壊するための威力が出せない、そのためどうしても盾が主力になってしまい大振りになる。そしてパターンを読まれて殴り飛ばされる。直ぐに立ち上がろうとするが引力でロジャースがいる地面を引きはがし体勢を崩してそこにビームを放つ、それをギリギリ受けるが空中で受けたため後ろに吹き飛ばされた。

 

『ほら、キャッチだ。』

 

そして倒れているロジャースにその引きはがした床を叩きつける。それを何とかギリギリで避けるがそこにビームが放たれる、また盾で受けたが受け止める姿勢をしていなかったため体勢が崩れた。そこにヴィジョンが接近戦をしようとするがそこにハンマーがぶつかる。

 

「俺があれくらいで死ぬと思うか!?」

 

『まったく…』

 

そしてまたハンマーを投げるがヴィジョンは避けビームを放つ、だがソーはそれを避けながらヴィジョンを殴る。多少のけぞった後に後ろからハンマーが直撃する。ソーが引き寄せたのだ。そしてそのままキャッチしヴィジョンを殴り続けるがヴィジョンが殴り返しそこにもう一発入れ殴り飛ばす。

 

「ぐぉ!?」

 

そして壁に追いやり殴り続けるが背中にロジャースが組み付く、その隙にソーが体勢を立て直しハンマーで殴る。そして怯んでいる所にロジャースが盾で殴りまたソーがハンマーで殴る。そしてヴィジョンの脚を盾で殴り姿勢を崩した後、ハンマーが振り下ろされる。ヴィジョンはそれを腕で止めた。

 

『ぬぅ!?』

 

「な!?」

 

衝撃波が発生してロジャースが吹き飛ばされる、ヴィジョンの方も少し後退りそこにハンマーが投げられる。ヴィジョンはそれを避け反重力波をソーに当て怯ませ、その間に飛んで来た盾を掴んだ。

 

『こんな物が象徴とはな…』

 

「それを返せ。」

 

『ならちゃんと取れよ?』

 

それをヴィジョンは本気で投げた、ロジャースとは比べ物にならないほどの加速を乗せたそれはロジャースに向かって行く。それを避けようとするとソーがハンマーでそれを下から大きく上に向けて振りかぶった。それが盾に激突し加速が死に宙を舞う、降りて来たところをキャッチした。

 

「固すぎる、まだなのか?」

 

「もう少しパワーを上げれば何とかなるが時間がいる、数秒でいい隙を作ってくれ。」

 

「まかせろ、怒らせるのは得意だ。」

 

そしてまたロジャースたちがヴィジョンに仕掛ける、時間稼ぎと言っても今の現状ではソーを警戒している。そのため何とかしてソーから視線を外させるためロジャースが囮になる。ヴィジョンがビームを放つが盾で受け止めそのまま接近、そして最後に回避して近づき懐に入る。

 

『学習が足りないな。もう少し変えたらどうだ?』

 

殴り合いが始まるがロジャースが押し負けた、そのまま反重力波で吹き飛ばされる。直ぐに立ち直したがそこにセントリーズが襲いかかる。そしてヴィジョンはソーに狙いを変えさせた。

 

『目障りな奴だな。』

 

「っ!」

 

そのまま急接近、ソーの首を掴みそのまま地面に叩きつけた。そして体を浮かせビームで吹き飛ばし壁に叩きつけ接近戦で追撃、そしてソーが怯んでいる間に引力でそこら辺にある残骸を引っ張りそのままぶつける。

 

「っ…クソ!」

 

反撃に雷を放つ、だがそこら辺にあった残骸を引力で自分の前に持ってきて盾にする。そしてお返しにビームを放つがハンマーで盾にされる。ヴィジョンはそこに向かって突進し首を掴んだまま持ち上げた。

 

『この基地が人間がいる上空に着けば何十万と死ぬ、お前でも止められない。』

 

「俺はオーディンの息子ソーだ!この命ある限りお前の好きにはさせない!」

 

『ご立派な精神で。』

 

そうソーを殴り飛ばしそのまま追撃を行う、ソーの方も反撃するが回避されヴィジョンの攻撃だけが直撃していく。それが続いていくうちにソーの腕にヴィジョンがヴィブラニウム製の剣を腕から出しらそれをソーの左肩に突き刺した。

 

「ぐぁぁぁぁ!?」

 

『どうだ?お前を殺すためにわざわざ用意したんだ。できれば弟に使って欲しかったが。』

 

そのまま雑に引き抜く、ソーの方は傷口を抑えてうずくまっている。

 

『まったく、ゴキブリのような粘り強さだったな。』

 

そして止めをさそうとまた剣を出すと後ろに何かがぶつかり少し前のめりになる。後ろの方を向くとロジャースがこちらの方に向かって走ってきた。

 

ヴィジョンは迎撃をするためにビームを放つがロジャースはそれを回避して近づいてくる。ヴィジョンは直ぐ様反重力波でロジャースの足元を吹き飛ばすとその衝撃で吹き飛ばされる。

 

『スティーブ・ロジャース。正義の権化みたいな顔をしやがって、戦争がなけりゃ生きていけない癖に。』

 

「っ!」

 

『お前ほどうるさい奴はいない、自分の生きる目的も無いくせに私のやることにその国旗を見せつけるな!』

 

その隙を突かれてビームを撃たれるがロジャースはギリギリで防ぐ、そのまま接近戦に持ち込まれた。連戦のせいかロジャースにも疲れが見えただ一方的に押され続けた。

 

『勝てると思うか?』

 

ヴィジョンがそのまま反重力波で吹き飛ばす、立ち上がろうとするがプラズマを盾で受けその間にその場の残骸をぶつけられた。その衝撃で盾を落とし拾おうとしたが首を掴まれてそのまま投げ飛ばされた。

 

「ぐっ!?」

 

『落としたら取りに行かないと駄目だろう。』

 

そして後はヴィジョンが一方的に攻め続けた。ロジャースには致命傷になるものだけを回避して行くしかなかった。だがそれも長くは続かず吹き飛ばされる。無惨に地面を転がっていく。

 

「はぁ…」

 

『どうした?疲れた顔をして、やっと諦めがついたか?』

 

「…絶対にあきらめない!」

 

『はぁ…息の根を止めれば諦めもつくか?』

 

近づいて来たヴィジョンを殴ろうと拳を振り上げたがその前にヴィジョンの攻撃が早かった。そのまま回避も出来ずただ直撃を受け続けた。そしてロジャースが膝を崩しその場に膝をついた。

 

『終わりだな。』

 

それを見ると指を向ける、ロジャースの方はただ地面に跪いたままじっとしていた。

 

『何か言い残す事があるのなら、今聞いてやるが?』

 

「はぁ…はぁ、なら一つだけ

 

 

 

 

 

そろそろいいか?」

 

その言葉に疑問を持ち後ろを振り返るとソーがハンマーに雷を纏わせ敵にぶつける、すると敵が吹き飛ばされ壁を突き破って消えていった。




ヴィブラニウムぐらいじゃないと効かないソーの体…それをボコボコにするサノスってやっぱ異常やったんやな(弱体化していたが)

ちなみにヴィジョンがちゃんと頭を狙ってたら二人共死んでました。
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