お父ちゃん健在でアルティメットスペちゃん√ 作:お父ちゃん
アルティメットスペちゃん……降臨
時は進み、10月後半。ある1人のウマ娘がインタビューを受けていた。そのウマ娘はチームスピカ所属のエアシャカール。彼女はサンデーサイレンスとアグネスタキオンの手でスカウトされて、チームスピカに加入する事となったが……それ以前は別のチームに所属していた。その前チームでレースに出たことが有ったが、管理主義と自身の気性難の事もあってか上手く勝てず「才能がないな」と前チームを追い出されてスピカのサンデーサイレンスとアグネスタキオンに勧誘されて所属する事となった。
「エアシャカールさん。クラシック三冠おめでとうございます!」
パシャ、パシャ、パシャリとシャッターが切られてエアシャカールは何度も写真を取られる。そう、エアシャカールはチームスピカ初のクラシック三冠を成し遂げたのだ。だが、前チームに所属していた時に負けた時があった為にチームリギルの絶対的リーダー シンボリルドルフと同じく無敗の三冠馬に成ることは出来なかった。
※史実のエアシャカールは皐月賞と菊花賞を勝っているが、ダービーは7cmの差で負けてしまい三冠馬に成ることは出来なかった。
「ありがとうございます。ようやく、重圧から解放されました」
記者からの質問に対してエアシャカールはそう答える。本人もまさか自分が三冠馬に成れるとは思ってなかったのだ。自作のプログラムで計算した結果、どう頑張ってもダービーで7cm届かないと結果が出てきたが……その7cmをサンデーサイレンスの指導で乗り越えて無事にダービーを勝利して三冠馬に輝いたのだ。
「だが……」
シャカールがそう告げる。チームリギルのナリタブライアン以来となる三冠馬が紡ぐ言葉を……報道陣は固唾を飲んで待つ。
「オレはチームスピカのエースじゃない。チームスピカにオレより強いヤツが居る」
三冠馬エアシャカールからの爆弾発言。そう、チームスピカにはエアシャカールより強い人物が1人居るのだ。三冠馬エアシャカールは今年のクラシック世代の頂点、それより強いとなるとどれ程の物だろうか?
エアシャカールは皐月賞を抽選で挑戦権利を得て、皐月賞は8番人気……誰もが想定してなかったが圧倒的な実力で圧勝。ダービーは緊張してか2番人気のアグネスフライトに危うく負けそうに成ったがラストスパートで距離を突き放して圧勝。菊花賞はぶっちぎりでの勝利となった。そんなエアシャカールより強いとなると誰なのだろうか?
「トキノミノルですか?確かに彼女なら貴方より強いかも知れませんね」
「確かにトキノミノルさんはオレより強いが、トゥインクルシリーズでだ」
トキノミノルではなく、トゥインクルシリーズでの選手とのこと。だとすれば限られる、ゴールドシップ?それとも最近選手として復活したフジキセキか?はたまた来年度にクラシックに挑戦するアグネスタキオンとマンハッタンカフェだろうか?
「まさか、アグネスタキオンですか!?」
「いや、マンハッタンカフェかも知れないぞ!」
「いや、その2人じゃない。答え合わせは……来週の新馬戦を見れば分かるさ」
更なる爆弾発言。エアシャカールより強いという人物はデビューをしてなかったのだ。
そして1週間後の新馬戦もといメイクデビュー。サンデーサイレンスの英才教育を幼少期から施され、アルティメット強化された日本総大将が降臨する。
「なに……あの子……」
この日、スペシャルウィークを含めて再来年にクラシックに挑戦する子供達がデビューを飾る。だが、このデビュー戦の勝者は唯1人であり、敗者は後日の未勝利戦にチャレンジして勝たなければ成らない。
「普段と違う……どうなってるの?」
パドックでアピールをするウマ娘達であったが、明らかに1人だけ空気が違うウマ娘が居たのだ。それはサンデーサイレンスの愛娘であり、アメリカ最強の遺伝子を受け継いだ唯1人の存在。普段は人懐っこい笑顔が特徴の女の子だが、レースになると鳴りを潜めていた父親譲りの闘争本能が剥き出しに成った。
(あの目付き……そんな顔をすると父親そっくりね)
そんな戦闘モードのスペちゃんの応援に駆け付けたグッバイヘイローは観客席からスペちゃんを眺めそう告げた。戦闘モードのスペちゃんの目付きはサンデーサイレンスそっくりと成っていたのだ。
そして全選手の紹介が終わり、レースが始まった。
『なんだ!?1人だけ次元が違う!!こんな……こんな……選手が……メイクデビューで出てきて良いのか!?』
脚質は先行。だが、ラストスパートの加速の末脚は全てを置き去りにして8馬身の差を着けて圧勝。しかも、最後は流してゴールである。
『一着はスペシャルウィーク!!とんでもない逸材が出てきました』
レースが終わった瞬間、ヤル気MAXな目付きから普段の人懐っこい目付きに戻ったスペシャルウィークであった。
そして年が変わり3月。新しい季節に成った。
「ティナおばさん。1年間お世話に成りました」
「なに、いつでも遊びに来なディープ。スペとサンデーサイレンスにも宜しくな」
英雄は拘束具であった帽子を脱いで、特注に作られたトレセン学園の男子制服に身を包み、育った北の大地を去っていく。
その時、朝日に照らされた為なのか……英雄の影は翼を広げた馬に見えた。
次回!1年過ぎ去って入学式。新しいウマ娘が続々登場
「新入生代表!リトルココン!!」
「はい!」
だが、史実通りデビュー前のディープインパクトの評価はめちゃくちゃ低かった!?
ゴルシ「これよりディープインパクト拉致大作戦を開始する!!」←未来知識でディープが強いの知ってる
サンデー「む?ゴルシ、お前にディープの名前言ったっけ?」
ロリキタちゃん「お姉ちゃん!何て言うの?」
ディープ「僕……こう見えて男の子なんだけどな……ディープインパクトです」
ブラックタイド「ディープインパクト…………そんな……こんな事って」
仮にお父ちゃんが再婚するなら……相手は!?ifで番外編書くかも
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