お父ちゃん健在でアルティメットスペちゃん√ 作:お父ちゃん
1ヶ月後。チームスピカも人数があれから増えてきた。
「ふははは!!実験成功だ!!」
「ほんげー!!」
「沖野がアフロに成って輝いた!?」
先ずは中等部2年生のアグネスタキオン。彼女は大の実験が大好きで、何処にも所属しなかった変わり者だ。しかし自由主義のスピカとお父ちゃん…そしてスペちゃんをみたい瞬間に「ふむふむ……ウマソウルとDNAとしての血縁はあんまり関係ないようだね」と告げて入部を決意。普段は練習せずにサポートに回っているが、ウマソウルやウマ因子という未知の存在を研究しており……どういう訳かお父ちゃんの種族としての正体に一瞬で気付いてしまったイレギュラーである。お陰でスペちゃん、トキノミノルと共にお父ちゃんの肉体の秘密を共有する秘密の守人の仲間入りだ。
「トレーナーさん。珈琲いかがですか?」
「Thank You。だが、砂糖は入れてくれ」
次に同じく中等部2年生のマンハッタンカフェ。珈琲が大好きな女の子であり、お父ちゃんを女体化させて線を細くしたような容姿をしている。珈琲が大好きで、珈琲やカフェオレをスピカのメンバーに振る舞ってくれる。あと、霊感があるとの事で……出会った幽霊のお友達2名からお父ちゃんの肉体の秘密を知ってしまい、そのお友達の1人から頼まれて逆スカウトでスピカに入った。お友達の1人から頼まれたのか……スペちゃんの事も気にかけてくれている。
※競走馬としてのお父ちゃんとマンハッタンカフェは瓜二つと言える程にそっくりです。
『娘も逞しくなって……夫がもう一度中央でトレーナーをしてくれるなんて!!』
『サンデー……お前はもう俺を越えたハンドラーに成っている。血の繋がりは無くても、お前は俺の息子だ』
お父ちゃんが生きている影響なのか、お友達はスペちゃんのお母ちゃん、お父ちゃんの養父でありトレーナーのイロハを叩き込んだストローという老人であった。
「おーい、トレーナー。スピカの紹介PVはこれで良いか?」
「パーフェクトだシャカール」
続いて中等部の生徒でエアシャカール。追い込みを得意とする生徒であり、此方はサンデーサイレンスとタキオンからのスカウト。プライベートではパソコン関係に強く、スピカのPV動画の作成等を行ってくれたりスピカの公式ホームページの作成も1人で行ってくれた。そしてキャラが良い意味でも悪い意味でも濃すぎるスピカのツッコミ担当でもある。
そして……もう1人スピカに入ることに成った。
「あの……私、もう2度と走れないって医者に言われたんですけど」
「それを嘘にしてやるよ。俺は実際にそれを嘘にしてきた」
その人物は先日、選手生命が失われたと言っても過言ではない大怪我を負ってしまい……リギルを自主退部したフジキセキであった。
フジキセキは退学して地元の中学校に転校し、普通に暮らそうかと本気で考えていた。別に珍しくない。中央トレセンに入学できたのは良いが活躍できず、地元に戻ったり地方トレセンに転校するのは良くある話なのだ。夢をドロップアウトして第二の人生を歩むなら早めにした方がその子の為でもある。
「でも……フジキセキさんは走りたいんですよね!?」
そんなフジキセキを引き留め、スピカに入れるためにスペシャルウィークはお父ちゃんと共にフジキセキの元にやって来た。
「走りたいさ……でも……無理だよ」
医師からの宣告。それはフジキセキの心を折るには充分であった。だが、お父ちゃんからすればそれは乗り越えられる試練でしかない。何故なら……お父ちゃん自身がその存在の証明だからだ。
「そっか。でもそれはお前の中でだろ?昔話をしてやらう……」
お父ちゃんは語りだした。
「あるウマ娘の話だ。その男は生まれつき、脚が内側に曲がっていた。名前も付けられず、誰からも見向きもされなかった」
「成長と共に足の曲がりは収まった。だが、男はウィルス感染の病気に犯されてしまい、医師も手を尽くしたが手の程こしが無かった。いや、違うな……その国は救急車を呼ぶだけでも金がかかる。何処のウマの骨かも分からぬ、金がない孤児を命がけで救う必要がなかったのだろう……回復の見込みが無いと判断した医師は治療を中断して男の前から去った。だが、男は持ち前の精神力で病に打ち勝ち……不可能を可能にした」
「その後ジュニアハイスクールに進学した男はバスで通学していた。しかし、バスは運転手の心臓発作により大事故を引き起こした。その事故で唯一の生存者は男だけだった。しかし、男も2度と歩けるか分からない重傷であり、病院に搬送された。男はリハビリを頑張り、不可能を可能にして歩く処か走れるまで回復した」
「だが、男が産まれた国は差別が激しく残るアメリカ合衆国。俺がそのウマ娘を男と言ってるが嘘ではない、そのウマ娘はどういう訳か男として産まれた。親からも気味悪く思われ、赤子の頃に捨てられ……名前さえも無かった。
アメリカ中央トレセンに入学出来るかも分からなかった。だが、男は自身を調教師……ハンドラーと名乗るトレーナーの老人と出会い名前を貰った。
男は差別をものともせず、栄光を勝ち取った。周りのほぼ全員がドーピングしていても1人だけ鍛えぬいた身体の力でな」
※サンデーサイレンスの事実です。サンデーサイレンスという名前も民間人のストロー夫妻から名付けられました。
「だが、流石の男も心臓の病には勝てなかった。しかし、男は精神力だけで病の進行を抑えこんだ3ヶ月もな」
※事実です。
「世の中、こんな男が居るんだ。お前のそれは必ず乗り越えられる。その男を良く知る俺からの言葉だよ」
「ハハハ……まるでおとぎ話だよ」
「嘘じゃなんだがな。で?どうする?諦めるのか?立ち上がるのか?決めるのはお前だ」
「立ち上がるさ!」
フジキセキ……スピカに入部する。先ずは長いリハビリであるが。
その日の夜。
お父ちゃんとスペちゃんはお父ちゃんが暮らしている社員寮で、ビデオ通話を行っていた。ビデオ通話の相手はお父ちゃんが数年前に孤児院から妙なシンパシーを感じてしまい引き取った息子 ディープインパクトである。
ディープインパクトは現在、亡き妻の親友であるティナの所に預けられており、お父ちゃんとスペちゃんが東京に居る間はティナの所で住まわしてもらっている。
『お父ちゃん!お姉ちゃん!東京はどんな感じ?』
「東京は凄いよ!!コンビニが沢山だよ!!」
『えー!?こっちじゃ1時間歩いてやっとなのに!?』
テレビ越しでもディープインパクトは言い付けを守っており、帽子を被っている。
そんな時だった。
「む?」
お父ちゃんのスマホが鳴り響く。何事かと思ったお父ちゃんであったが、知らない番号からの着信であり無視しようとした。だが、もしかすればトレセン関係者からの電話かも知れないのでお父ちゃんは電話に出る。
「もしもし?」
『初めまして。私はチームカノープスのトレーナーをしている南坂と申します』
電話の相手はトレセン関係者だった。チームカノープスというチームを率いているトレーナーの南坂であった。カノープスの事はお父ちゃんも知っているが、たしか所属のウマ娘が誰も居なかった筈だ。
『アメリカ出身サンデーサイレンスさん。貴方に質問があります』
「俺の本名を知っている?誰から聞いた?」
『失礼しました。では中央トレセン所属のトレーナーではなく、公安警察の1人としてこれから話します。事前に言っておきますが、私は貴殿方に危害を加えるつもりは有りません……むしろ先代理事長から有事の際の護衛を頼まれてます』
なんと、南坂の正体は公安警察の一員だったのだ。まあ、原作アニメでも特殊部隊顔負けの技量を持っているから、当然かもしれない。
「俺と娘の件か?」
『いえ、実はアイルランドの第二王女であるファインモーション姫が公務で日本に外遊で来られています。しかし、日々の抑圧された生活のためなのかファインモーション姫はフラストレーションが爆発……脱走したそうです。
姫が脱走したのは北海道の◯◯市付近。サンデーさんが暮らしていた所の近くであり、信頼できる方に情報を求めてください。これは国際問題に関わります』
「想像の百倍ぶっ飛んだ内容だなおい!!なにやってんのアイルランドの付き人さん達は!?」
『全くです。ニュースで姫の事は体調不良という事に成ってますが時間の問題です。ファインモーション姫の写真を送ります』
なにやら裏でとんでもない事が起きているが、南坂から脱走したファインモーション姫の写真が送られてきた。可愛らしいお姫様であり、ウマ娘の少女だった。歳はスペちゃんより年下で……ディープインパクトと同じぐらいだろう。
「所でディープちゃん!その子誰?」
ふと、スペちゃんがそう告げる。気になったお父ちゃんもテレビ通話の画面を見ると……
『この子は今日、町であったんだ!合宿で来ている……』
『メアリーです。北海道は良いところね!ラーメンが美味しいし!!駅前の味噌バターコーンが美味しかったの!』
「あそこ美味しいよね!私も大好き!!」
メアリー・スミスと偽名を名乗ったファインモーション姫がそこに居たのだった。
『おっスペ。元気かい?メアリーちゃん、お風呂沸いたよ……先に入ってきな』
『はい!ありがとうございます』
ファインモーション王女、ローマの休日ならぬ北の大地の休日を謳歌する。
『サンデーさん!?どうしました!?返事をしてください!!待ってください……今から救援に行きます!!拳銃とナイフしか武器は有りませんが……貴方と娘さんは必ず守ります』
「いや、大丈夫。ただ……世間は狭いってな……」
そのファインモーション王女が後にトレセンにやって来て、お父ちゃんと南坂T+ツッコミのシャカールの胃が消し飛ぶのは内緒だ。
シャカール「控えめに言って国際問題!!」
次回……✕ローマの休日◯北海道の休日
SP「陛下どこ行った!?」
SP「居たぞ!同世代の男の子と走っている!!捕まえろ!!」
SP「ウマ娘部隊!!走れ…………なっなんなんだ!?あの男子……マイルの世界記録より速いぞぉぁ!?てか、どんなスタミナだ!?」
進む速度どーすんの?
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最強スペちゃん降臨までなるはや
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英雄降臨までなるはやで
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日常ネタも入れてゆっくりと!
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パカチューブも入れてさしあげろ