お父ちゃん健在でアルティメットスペちゃん√ 作:お父ちゃん
ファインモーション。アイルランド王国の王女であり、王位継承第二位のスーパーロイヤルである。
そんなファインモーション姫は中学1年生の時に父親である国王陛下に反対し、日本のトレセン学園に転入してチームスピカに所属することとなる。なお、ここまで王女殿下という国家権力を乱用してまでとは付け加えておこう。だが、日本国は残念な事にネットやリアルでも虐めが多発する国であり、王女殿下に何かが起きれば日本は外交問題で大損害!!トレセン学園で王女殿下が虐められたとなればトレセン完全終了のお知らせ!!下手なチームに所属して練習で怪我でもしてみればチーム消滅&そのトレーナーは間違いなく打首獄門!!
その結果……前理事長はお父ちゃんに全問題を丸投げ!!更にファインモーション姫のトレセンでの護衛にまだチームメンバーが加入しておらず、暇をもて余した公安警察の裏の顔を持つ南坂Tに護衛を要請。
『なにかあったらトレセン滅ぶから宜しくね?サンデー』
『まてぇぇぇ!!ノーザン考え直せ!!王族よ?王族……普通は学習院とかに留学じゃないの!?』
『護衛対象が一纏めに成ったら楽だろ?ミスター・南坂』
『待ってください!日本で言えば皇族の護衛と一緒ですよ!!アイルランド王国からは!?』
『増援は……ない!!』
なのでトレセン学園はお父ちゃんに全投げした。お父ちゃんのトレーナーとしての技量ならファインモーション姫は怪我を負うこと無く6年間を過ごせるし、戦績も良い物と成れるだろう。
その結果……ファインモーション姫は史上初無敗でのトリプルティアラ達成からの無敗でのエリザベス女王杯制覇というぶっ壊れに成るのだが。それは別の機会に話そう。
「窮屈だわ……」
ファインモーション姫12歳。世間では小学校最後の1年を過ごす筈だが、残念な事にファインモーション姫にそんな自由はない。ファインモーションは姉であるピルサドスキー第一王女殿下に何かが有ればファインモーションが王位を継承する事に成るのだ。しかも、このアイルランド王国だが……女系は全員ウマ娘が産まれているという特徴がある。
結論から言えばファインモーションは後の2つの理由で王位継承を放棄して、日本に永住するのだが……その理由の1つが後にアグネスタキオン博士が立証したウマ因子とウマソウル理論で、ファインモーションは遺伝子疾患によりウマ因子を我が子に遺伝できず、相手が男性のウマ娘では無いかぎり子供が出来ない体質なのだ。
※実際のファインモーションも遺伝子疾患、染色体異常で子宮が未発達で胎盤が出来ないそう。
話がそれた。ファインモーション姫は幼少期から王族として束縛されて育ってきた。
「うりゃぁぁあ!!もう嫌だ!!」
同世代の友人が居なかったファインモーション姫は日頃のストレスからフラストレーションが限界突破してしまい、爆発した!!子供なのに自由に遊べず、好きな物も自由に食べることが出来ず、王族として相応しく育てるように束縛されてきた。
「姫様!?」
「王女殿下!?」
「姫様がご乱心されたぞ!!」
その結果、外遊で北海道に来ていたファインモーション姫は宿泊していたホテルを脱走。子供とは言え、ウマ娘の身体能力は鍛えていない民間人の大人を遥かに凌駕する。人間のSPがファインモーションを取り押さえようとするが、押さえる事が出来ず逆に吹っ飛ばされてしまい……ファインモーション姫の脱走を許してしまった。
「誰か……イージーゴア隊長を呼んできてくれ!!」
1人のSPが叫ぶ。イージーゴアという人物を呼んできてほしいという事だ。
イージーゴア……彼女はアメリカ出身のウマ娘であり、家柄体格財力と三拍子揃ったアメリカの期待を全身に引き受けたウマ娘であった。イージーゴアは三冠間違いなしと言われたのだが……ちゃんとした環境でトレーニングを行わない何処のウマの骨なのか分からない
※イージーゴア、サンデーサイレンスのライバル。ケンタッキーダービーでは実況と解説からも「本命のイージーゴア!」と特別扱いされていた。なお、ケンタッキーダービーでは雑草魂のサンデーサイレンスに敗北した。しかもディープインパクトやアグネスタキオンと言った後継者に恵まれたサンデーサイレンスと異なり、後継者に恵まれることなく全身の悪性腫瘍と薬品アナフィラキシーショックで亡くなっている。
なお、ウマ娘のイージーゴアは引退後アメリカでコーチをしていたが……トレーナーとしても一流だったお父ちゃんと異なり、巧く行かず……教え子にも恵まれず4年足らずでアメリカを去り、アイルランド王国でSP隊長兼第一王女の家庭教師をしている。
※4年足らずでアメリカを去ったとあるが、実際のイージーゴアは4歳で引退し8歳で亡くなっている。ウマ娘のイージーゴアの人生は競走馬のイージーゴアの分まで長生きしてほしい。
「どうした?」
やがて騒ぎを聞き付けたのか、美しい肉体美をしてふつくしい腹筋の割れた美女ウマ娘が現れた。身長も高く190は有るのかも知れない。彼女こそがイージーゴアだ。イージーゴアの手にはスマホが握られており、その画面には先月ウマッターに投稿された爆走するお父ちゃんとスペちゃんの動画であった。
※イージーゴアは体格に恵まれ、サンデーサイレンスは小柄である。
「ファインモーション姫が脱走しました!」
「なに!?日本はロリコンが多い……何としてでも見つけるぞ!!犯罪に巻き込まれる前にな!!報道陣には体調不良と言っておけ!!絶対に脱走した事を告げるなよ!!」
「出てきたのは良いけど……お腹空いたな……」
ファインモーション姫は育ち盛りのお姫様。普段は管理された食事を食べているが、ぶっちゃけそれでは足りない。脱走してどれほど歩いて走っただろうか?お姫様はお腹の虫もグーグー成っているし、疲れてきた。
ふと、広い公園にやって来たファインモーション姫。もう夜も暮れてきた頃だろう。誰も居ない筈の公園のグラウンドを誰かが走っている。その誰かは長い髪をした女性のような容姿をした男の子であった。
「えっ?本当に人間?」
だが……その男の子はグラウンドを物凄い速さで疾走する。瞬く間にグラウンドを何周もしたが恐ろしい事に全く息が切れていない。走り方が独特だった……地面の反発を用いて空を飛ぶように思わせるような高速ピッチ回転と反発を用いた異次元のストライド……それが翼を広げたように異次元の走りを男の子に与えていた。
顔色も変わっていないし、走りながらペースを変えることなく周囲を見回す余裕を見せている。ファインモーションには気付いて無いようだが、周りに誰も居ないと思ったのだろう……男の子は帽子を取って軽く投げた。
「ウマ耳?」
その帽子の下にはウマ娘特有のウマ娘があり、帽子という拘束具を解除した男の子はさっきとは比べ物に成らない程の速度で駆け抜ける。翼はまだ広げていなかった、今……男の子は翼を広げたのだ。
ファインモーションのメイドやSP達にはアイルランドのトレセンを卒業した者達も多いが、目の前の男の子は彼女達より現時点の段階で速かったのだ。
とんでもない末脚で駆け抜けた男の子は走り終えたのか、途中で投げ捨てた帽子を拾う。すると……視線に気付き、ファインモーションに気付いてしまった。
「ウマ娘?姉以外でウマ娘は見たことがないので、観光の人ですか?」
男の子はそう告げ、再び帽子を被ってウマ耳を隠した。
男の子は姉以外で同世代のウマ娘が居らず、近所にも他のウマ娘は住んでいないようだった。
しかし、それはファインモーションも同じであった。ファインモーションの家は民間人が立ち寄れない城であり、同世代の友人は誰も居ない。
「私はメアリー・スミス。ここには合宿で来たんだよ?」
偽名を使うファインモーション。もしかすれば自分の脱走はニュースに成っているかも知れない。だから咄嗟に偽名を名乗ったのだ。
「僕はディープインパクトです。僕に耳が有るのは秘密で……お父ちゃんからも他人には見せるなと言われてるんで」
G1を勝つウマは幼少期の頃から逸話を多く残している。だが史実のディープインパクトは最強でありながらそのような逸話はないとの事。おぼっちゃまくんと呼ばれる程の可愛らしい性格、牝馬と間違えられたほどのリアル男の娘、故に小柄な体躯の為なのかディープインパクトはサンデーサイレンスの実子とは思えない程の金額で取引されており……大勢の方々からは才能がないと判断されてきた。
※マジです。我らが英雄はセレクトセールでサンデーサイレンス+妊娠して重賞に勝利した牝馬との子でありながら、格安だった。だが、根性エピソードはあり、走るのが好きで蹄に血が滲む程に走ってたとか。
「むー!!おいしー!!なにこの料理!?」
「えっ?メアリー、ラーメン知らないの!?」
その後、駅前の味噌ラーメンのお店にファインモーションを連れていったディープインパクト。そのお店は味噌バターコーンのラーメンが名物であり、寒い北海道の夜に染み渡る美味しさだった。ファインモーション……ラーメン大好きに成ってしまう。
そのあと、テレビ電話でメアリー(ファインモーション)をスペちゃんとお父ちゃんに紹介したディープインパクトであった。
次回!!北海道の休日、その2。北海道を満喫する陛下、案内する後の英雄、そして必死に探すイージーゴアであった。
進む速度どーすんの?
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最強スペちゃん降臨までなるはや
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英雄降臨までなるはやで
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日常ネタも入れてゆっくりと!
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パカチューブも入れてさしあげろ