お父ちゃん健在でアルティメットスペちゃん√ 作:お父ちゃん
ある日のこと。お父ちゃんは愛娘のスペちゃん、エアシャカール、そして面白そうだからと着いてきたゴルシを連れて東京都の高級住宅街にやって来ていた。
「おいおい、ハンドラー。何処に行くんだよ?」
「シャカールの勝負服を受け取りに行くんだよ。注文したのは俺の命令を受けた沖野だがな」
ゴルシの問いに答えるようにお父ちゃんは告げた。そう、彼等が高級住宅街にやって来たのはエアシャカールの勝負服を受け取るためだ。
ウマ娘の勝負服は特別な物であり、一見……アイドル衣装のようにも思えるがウマ娘達は自分達専用に作られた勝負服を身に纏うと「これ、走れるの?」なデザインの勝負服でも不思議と力が沸いてきてバフを掛けられたように力を発揮できるのだ。その勝負服は主にG1などの特別なレースで着ることになる。だが、勝負服はお金がかかる物であり……裕福なチームや金持ちの家しか専用の勝負服は用意できない。一応、トレセン学園は専用の勝負服が用意できないウマ娘の為に汎用勝負服という物を用意しているが、どうせなら自分の勝負服を着たいものだ。
「てか、ゴルシ。俺の事をハンドラーと呼んだのか?」
「おう。トレーナーなら沖野トレーナーと被るだろ?」
確かにゴルシの言う通りだ。ゴルシは昔から沖野をトレーナーと呼んでたし、お父ちゃんまでトレーナーと呼べばややこしくなる。それにお父ちゃんは自身の養父が「ハンドラー」と名乗りトレーナーをしていた事もあってか、ハンドラーと名乗る事がある。ゆえに、ゴルシもお父ちゃんをハンドラーと呼ぶこととなったのだ。
「まあ、好きにしろ」
「それとも爺さんって呼べば良いか?」
「「爺さん!?」」
※ゴールドシップの祖父は史実ではサンデーサイレンスです。血筋的にはキタちゃんの従兄弟で、ディープインパクトの甥っ子。
「おう私のうちなるウマソウルが囁くんだよ……アンタは爺さんだってな!!」
「ウマソウルってなんだよ……あれだろ?タキオンが立証しようとしている空論の机上だろ」
ゴルシはうちなるウマソウルとやらで、お父ちゃんに祖父みを感じてしまい、ハンドラーの他に爺さんと呼ぶことにしたのだ。まあ、お父ちゃんの真名(バレバレ)とゴルシの史実を考えれば妥当なのかもしれない。
やがてこうしている内に、一等地に構えられたグッバイヘイローの自宅兼事務所……そしてキングヘイローの実家に到着した。
「お父ちゃん……ここがキングちゃんの実家」
「そして俺様の先輩で、日本で一番の勝負服デザイナー グッバイヘイローの事務所だ。行くぞ」
呼び鈴を鳴らしたお父ちゃん。その時だった
「生きてたんなら……生きてたんなら……連絡の1つぐらい寄越せや!!このバカたれがぁぁあ!!」
扉がものすごい勢いで開かれて、キングヘイローに良く似た美女が現れた。彼女はグッバイヘイロー、アメリカ中央トレセン時代にG1勝利を成し遂げた女傑だ。
お父ちゃんのアメリカ時代の先輩であり、同じチーム……零式スピカに所属しており、なんとトレセン所属時代にサンデーサイレンスの勝負服をデザインして自身で製作した過去を持っているのだ。
「げっ!?先輩!?いや、だってよ……」
「言い訳無用!!こっちは産まれる筈だった姪も死ざんだと思ってて……どんな思いをしていたか知らないくせに!このバカ弟がぁあ!!」
グッバイヘイローは涙を流し、目を真っ赤に腫らしてその場を蹴り消える。スペちゃんとエアシャカールが気付いた時にはお父ちゃんの眼前に移動しており、華麗なるシャイニングウィザードの一撃を顔面に叩き込んだ。一撃を受けたお父ちゃんは後方に吹き飛び、帽子が落ちる。その帽子の下にはウマ耳が有ったのだ!!
「ひでぶ!?えっ?弟?姪…………えっ?まって先輩どういうこと?」
「そのまんまよ。サンデーサイレンス……貴方は私の生き別れた弟なのよ。証拠も有るわよ、このバカ」
そう、なんとお父ちゃんの本名はアメリカ最強馬……男性ウマ娘という訳の分からない存在として産まれながら、雑草魂と不屈の精神、そして養父であるストロー老人(本名アーサー)とグッバイヘイロー……そしてライバルであるイージーゴアしか共感してくれる人がいない環境で頂点に君臨したイレギュラー。
そしてグッバイヘイローはサンデーサイレンスの生き別れた姉であり、いままで真実を言えずに居たのだ。
「はい。エアシャカールね?サンデーサイレンスから頼まれた勝負服出来たわよ。皐月賞の抽選……当たれば良いわね。貴方なら勝てるわ」
「おっおう……ありがとうございます」
そしてエアシャカール。勝負服をゲットする。
「貴方がスペシャルウィークね。無事に産まれて元気に育ってくれてありがとう」
「あっはい!あの……おばちゃん?1つ質問良いですか?」
「なんでも良いわよ?」
「おばちゃんとお父ちゃんのお父さんって誰ですか?本当のお父ちゃんのお父さんって」
グッバイヘイローがサンデーサイレンスの姉ならばグッバイヘイローは……サンデーサイレンスの実父を知っていることになる。グッバイヘイローは少しの沈黙のあと、教えてくれた。
「ヘイロー。性同一性障害に似たような物で、肉体は人間の男性、心も男性……だけど魂がウマ娘の男よ。そのお陰か、サンデーサイレンス以上の差別を受けたわ。今はもう……亡くなってるわ」
ヘイロー。それは人間でありながらウマソウルとウマ因子を持って産まれてしまった人物だ。性同一性障害に近く、身体と心は男性の人間だが……魂がウマ娘と言える存在だったのだ。
「抽選当たった!!」
「シャカール……蹂躙してやれ」
3日後。皐月賞の出走抽選会が行われ、優先出走権を持たないウマ娘達が抽選に参加した結果……エアシャカールは無事に抽選に受かり皐月賞の出走権利をゲットする。
チームスピカの蹂躙が此処から始まる!!
次回!皐月賞の前に……三女神像イベント!!
ゴルシ「おっ!?なんだ!?」
ゴルシ……サンデーサイレンス生存√の未来を知る。
ゴルシ「私の知っている未来と変わってやがる!!スピカが私の知る未来と違って残ってる!!」
未来沖野T「自由主義増えたな……」
未来スペちゃん(トレセン教師+)「はーい!皆、授業の時間だよ?」
未来ディープ(スピカのハンドラー+?)「やあ。僕はチームスピカのハンドラー、ディープインパクトだ」
未来ファイン(日本永住)「スピカの子供達!お姉さんからラーメンの差し入れだよ?」
スノーフォール(ファインの娘?)「お母様!ラーメンおかわり!」
ゴルシ「知らないウマ娘が増えてやがる!」
未来シャカール(IT企業を起業)「ゴルシってマジでなんなんだろうな?」
未来タキオン(科学者)「さあ、なんだろうね?」
未来カフェ(喫茶店経営)「全くです」
未来フジキセキ(女優)「この時代の人だったりしてね」
仮にお父ちゃんが再婚するなら……相手は!?ifで番外編書くかも
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