お父ちゃん健在でアルティメットスペちゃん√ 作:お父ちゃん
ゴールドシップは未来人である。唯のウマ娘ではない、彼は未来からやって来た正真正銘の未来人であり……メジロ家最高傑作と呼ばれた名優メジロマックイーンの孫娘なのだ。
だが、彼女の生きた時代では男性ウマ娘は認知されておらず……存在を知るものは誰もいない。当然だが、ゴルシが生きていた
チームスピカは沖野Tのコミ障のお陰か、メンバーが脱退しまくり解散。その後、沖野Tは実家の農園を継いだとか。アグネスタキオンは皐月賞で脚を負傷し、無期限の活動停止。フジキセキはサンデーサイレンスのように引き留める人物が居らずトレセン学園を自主退学、エアシャカールはダービーを勝てず三冠馬には成れなかった。ファインモーションは遺伝子疾患で自身のウマ因子を継承できず、相手が普通の人間では子供が出来ず……更にはチームスピカに所属する事も無かったので彼にも出会えず、王の決めた相手と結婚する事となり当然ながら子宝には恵まれなかった。
これがゴルシの生きてきた改変前……サンデーサイレンス死亡√での事実である。
「おっ!女神像じゃんかよ」
そんなゴルシは未来では親友のジャスタウェイと共にチームカノープスに入っており、昼間はトレーナー夜はスナックのママのナイスネイチャの元で指導を受けながら、教官でもあるイクノディクタスの指導を受けていた。しかし「あー、つまんね。タイムスリップしねーかな?」と女神像の前でぼやくと、チームスピカがまだあった時代に飛ばされたのだ。
タイムスリッパー、時を駆けるゴルシは現代で再び女神像の前に現れる。その時だった、女神像の瞳が輝き……ゴルシに謎の記憶が流れ出す。それはサンデーサイレンス生存√が確定した今から確定した未来の光景であった。
時系列今から約11年後位。
「此処はトレセン学園か?いや、私の時代よりトレセン学園の外壁が綺麗だが……カレンダーの年月はスペの入学から11年位か」
ゴルシは再びタイムスリップしてしまったのでは?と思い、自分のほっぺたをつねる。だが、痛くない。どうやら自分の精神だけタイムスリップしたのか三女神が未来の映像をゴルシに見せているのだろう。
まあ、タイムスリップを経験した伝説のゴルシ様はこの程度では驚きはしない。ゴルシは自身にとっては過去のトレセン、今を生きるスペちゃんからすれば未来のトレセン学園を探索する。
年代的に祖母が丁度、大学を卒業した頃だろうか?現代のスペシャルウィークが13歳、ディープインパクトとファインモーションが12歳、そしてゴルシの祖母であるメジロマックイーンが11歳だとするとそれぐらいだ。その為なのか、11年後の未来のトレセンではゴルシの知らないウマ娘達が沢山歩いている。
「ふっ……だがよ。楽しませてもらうぜ!スピカが生き残った未来ってヤツよを!!」
ゴルシはルンルン気分でスキップを刻みながら進んでいく。今のゴルシは幽霊のような物であり……他人には知覚されない。その事を利用して誰にもバレずにこの時代の事を調べることが出来るのだ。
先ず、ゴルシはベンチで座っていたウマ娘の背後に回り込む。そのウマ娘はトレセン学園で発行されている新聞……トレセン新聞を読んでいたからだ。トレセン新聞とはトレセン学園が発行している物であり……言うならば学内新聞で、トレセン学園の情報やチームランク等が載っている代物だ。
「ふぁ!?なんじゃこりゃ!?スピカ強すぎじゃね!?」
そこに書かれていたのはチームスピカが堂々の1位に君臨しており、2位が現代最強のリギル、3位が公安警察でもある物理最強のトレーナー 南坂T率いるカノープスであった。
因みにスピカはドリームチームの中距離と長距離のG1を5年連続総ナメしており……それを成し遂げたイレギュラーの名前はチームスピカのトレーナー兼選手でもあるハンドラー、ディープインパクト(22歳)である。
「ディープインパクトって誰だよ!?てか、可笑しいだろ!強すぎだろ!!なんだよ……天皇賞(春)で世界記録を叩き出して、800の世界記録より速くロングスパートしかけた800走るとか強すぎだろ!!てか、これを高1で出したのか!?」
※事実だから笑えない。しかも出遅れつき。伝説の天皇賞(春)であるディープインパクト出遅れ→ディープインパクト逃げる逃げるという理不尽を見せ付けた。
そんなスピカの現状を調べてみるゴルシ。チームスピカは現在、チームの規模も大きくなっており3人のトレーナーが子供達を導いている。だが、どんなに規模が大きくなっても創設者サンデーサイレンスの意思である自由主義は守っており、トレーナー達は管理を殆ど行わない。チーフトレーナーとして出世した沖野T(40代)、ドリームシリーズを引退したトキノミノル、そしてハンドラーを継承したディープインパクトである。
「取り敢えず、このスピカを見に行こう」
気になった事は即実行!!ゴルシは未来のスピカの様子を見るために、移動を始めた。移動を始めて少し経つと、レーストレーニングが行われているグラウンドに到着した。そこでは……
「さあ、チームがまだ決まってない皆!練習を始めるよ!」
「「「はーい!スペ先生!!」」」
チームがまだ決まっていないウマ娘達を指導する、大人の美女と成ったスペシャルウィーク(24歳)が居たのだ。大人スペちゃんは髪が伸びており、ロングヘアーと成っている。
大人スペちゃんは「お父ちゃんから教わった事を多くの子供達に伝えたい!」と決意してトレセン学園の教師と成っていたのだ。サンデーサイレンスから教わった事を、多くの子供達に伝える教官でもある。
因みに未来のトレセンではチームスピカが大成功したのと、アグネスタキオン博士の発表により自由主義が物凄く増えているとか。
やがて……チームスピカの所に辿り着く。
「今日もみんな元気だな」
10年以上の年月と大人の付き合い、日頃のお酒の為なのか未来の沖野Tはお腹が出ていた。後でサンデーサイレンスブートキャンプ直行である。
「遅れました。理事長も大人に成ったんだから……少しは大人しくなると思ったんですけど」
10年以上経っても変わらずのトキノミノル。強いて言うならスーツからジャージに変わっていた。しかし、大人に成った秋川理事長に振り回されていた。
「よし、皆集まってるね。それじゃあ、トレーニング前のミーティングを始めるよ」
そして二代目ハンドラー、日本競馬史上最強馬、凱旋門賞二連覇(トゥインクルシリーズ)、無敗でのクラシック三冠、世界ランク1位(ドリームシリーズ)という史実を軽く超えてしまったイレギュラー ディープインパクトである。
「まあ、みんな適当に座って。それよりお腹空いてる人~?お腹が空いちゃうと動けないからね」
「ディープお兄ちゃん!?……まあ、いつもの流れか」
ディープインパクトの言葉に対してツッコミをいれ、彼の事をお兄ちゃんと呼んだのはキタサンブラック。ディープインパクトの血筋的には姪であり、ディープインパクトの実姉ブラックタイドと演歌歌手サブちゃんの娘である。
今年はトゥインクルシリーズ最後の年であり、来年からドリームシリーズに移籍する演歌歌手兼トレセン学園最高学年だ。
実はディープインパクトと同じくやんごとなき血筋の持ち主である。
※ディープインパクトの母、キタサンブラックの祖母であるウインドインハーヘアはエリザベス女王の持ち馬の娘。つまり、ロイヤル一族である。
その時だった。ゴロゴロと何かが牽引される音が響くと……ラーメンの屋台を牽引するイージーゴア、そして幼子を抱っこしたファインモーションが現れたのだ。ファインモーションが抱っこした幼子は何処と無く、ディープインパクトに似ている。
「ファインモーションが母親に成ってる!?ウマ因子がターミナル因子(終末遺伝子)に成っててウマ因子がない男性との間じゃ、子供が出来ない筈だろ!?はっ!?まさか……」
ゴルシ。ファインモーションが史実を超えて母親に成っていた事に驚いた。という事は相手はウマ因子を持ってないと子供が出来ない筈……つまり、そう言う事だ。
「パパ上~」
とファインモーションが抱っこする幼子がディープインパクトに手を伸ばす。
「どうしたの?スノーフォール」
その幼子はスノーフォールと言うようだ。なお、未来で日英オークスを達成するのは内緒である。英オークスでは驚異の十馬身差以上の強さを見せつける。
「キタちゃんおば上~」
「もー!!私の事はお姉ちゃんって呼んでよ!」
※従兄弟です。
「ゴホン!!スピカの子供達。ファインモーション姫様が開発した、完全栄養食のスペシャルラーメン食べたい者は?」
「「「ゼンマシマシで!!」」」
「良いだろう」
チームスピカは今日も平和である。
「久しぶりに練習を見にきたが……今日も良い意味で変わらずか」
「そうだね。どうしてもこのチームはサンデートレーナーのウマ因子やディープの因子を受け継いだ子が集まりやすいね。将来的にはキタサンの因子を受け継いだ子もかな?」
「ゴルシ?」
「カフェ?ゴルシは居ないよ?」
上から大人に成ったエアシャカール、アグネスタキオン、マンハッタンカフェ、フジキセキである。
エアシャカールはトレセン学園高等部を卒業後、大学部に進学。その後は大学の友人達とIT企業の会社を起業して頑張っている。
アグネスタキオンは科学者としてウマソウルとウマ因子の理論を解明し、現在も研究を続けている。
マンハッタンカフェは喫茶店を経営して、日々やってくるウマ娘や人属の人達にコーヒーを淹れながらアドバイスを送っている。
フジキセキはトレセン学園を卒業後、女優として活躍している。月9ドラマで活躍するなど、その幅はマルチに広がる。だが、実写版銀魂では羽目を外しすぎた。
未来のスピカの偵察も終わり、ゴルシは再び女神像の側にやって来た。そこではサンデーサイレンスと帽子を被った幼い子供が居たのだ。
「む?」
サンデーサイレンスはゴルシに気づいていないが、幼子はカフェと同じくゴルシが見えるのだろう。ゴルシを見上げている。
「どうした?ゴールド」
サンデーサイレンスは幼子に向けてゴールドと告げる。すると、幼子はサンデーサイレンスを一度見てから再びゴールドシップを見る。
「俺様、ステイゴールド。お前の父親」
幼子はそう告げた瞬間、ゴールドシップの意識は反転して現代に戻った。
「父親!?そういや……私って自分の父親が誰なのか知らないな……」
なお、来年の3月でもゴルシは女神像から未来の景色を見せられる事になる。
次回……エアシャカール……三冠を取るってよ
エアシャカール「オレは三冠を取ったが、チームスピカのエースじゃない」
報道陣「では……アグネスタキオンですか!?それともマンハッタンカフェですか!?」
エアシャカール「いや。まあ、直ぐに分かるさ」
アルティメットスペちゃん……遂にデビュー
仮にお父ちゃんが再婚するなら……相手は!?ifで番外編書くかも
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原作養母のティナお母ちゃん
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三十路独身王、樫本理子
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同世代で産まれたifマックイーン