超戦艦  Großer Kurfürst   作:U・K・Owen

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( -_-)フッ「クルールートのほうが多いだろ」
    アンケートポチ

   "第四施設√>401クルー√"

(;゚ Д゚) …!?

(つд⊂)ゴシゴシゴシ+

(;゚ Д゚) …!?

そんな感じのIF話



IF 401クルールート

 横須賀要塞港での大戦艦ハルナ、キリシマ戦、移動途中での会敵となったU-2501戦とを経て、なんとか硫黄島に到着した401一行、401のメンテナンスを行っている間彼らはゲームや料理など思い思いの事をやっていたが、そこに401との戦闘の後にこの硫黄島の実質的な管理者となったヒュウガが話しかける。

 

「そういえば、君たちが通ってた海洋技術総合学園ってとこ、結構なエリート校らしいじゃん?

君たちってそんななりして人間の中じゃエリートなんだ。」

 

 その質問に、401のソナー手である八月一日静は、私は違いますけどね、と答えるが、ハンモックに寝そべる砲雷長の橿原杏平は、その実情についてそのまま話す。

 

「エリートってもなぁ、普通に学園内で落ちこぼれもいるし…

本当の意味のエリートは上位数%だけだよ。」

 

「ほ〜、そういう杏平はどうなのさ?」

 

「オレ?オレはダメだwダメダメw

年に1度学校全体で総合評価テストをやるんだが、いっつも200位ぐらいをフラフラしてた。」

 

 その言葉に、群像の右腕として副長を務める織部僧はささやかな反論を提示する。

 

「でも、砲術と水雷はいつも全校で一桁にいましたけどね。」

 

「エリートってのはこいつみたいな奴を言うんだよ。

こいつはいつも総合4位!」

 

「ふ〜ん、他のクルーは?」

 

「最後の評価テストではいおりが6位、真瑠璃が3位…後は、エレオノーレが5位だったかなぁ」

 

「彼女は理工学分野と体術の点数だけならぶっちぎりの1位でしたからね」

 

「それじゃ、群像が1位?」

 

「んにゃ、あいつは万年2位だったよ―――」

 

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「―――しっかし、静は最低限経験があるとして、本当に大丈夫かよ、エレオノーレ。」

 

「大丈夫大丈夫、こう見えて私体術じゃあ杏平より成績いいから。航法は僧もできるし、それにLCAK5隻分なんて、いくら静でも限界あるでしょ?」

 

 あの板垣退助のパチモンみたいなオッサン何気に自分が出せる最大戦力持ってきやがった。誘われたお食事会で軽く煽ったことまだ根に持ってるんですかね…

 

「えぇ、まぁそれはそうですが…」

 

「というわけで艦長、私、エレオノーレ・ミラ・フュルストは拠点防衛のため、ここに残りたいと思います。よろしいですか?」

 

「…どうせ言っても聞かないのだろうな、学園でそれだけは君から学んだよ。でも、静と同じく会敵したらヒュウガに通信を送ること、分かったか?」

 

「了解であります!」

 

 といった感じで無事硫黄島防衛の任につきました、グローサー・クルフュルスト改め、イ401航法担当、エレオノーレ・ミラ・フュルストといいます。

 まぁぶっちゃけいつもの私だ。

 401クルーメンバーと誰もクラスメイトじゃないとかいうある意味ミラクルな出来事のお陰で、第四施設事件の際私は学園の本校舎にいたため、介入出来なかった。…いや、劇中でも何回か日付は言ってたけど正直覚えてるわけなくない?

 

 そんなことがあったあと、学園内のコンペでの繋がりで僧と出会い、そのままそこ経由で航法担当としてお呼びがかかったというわけだ。

 

 そんなことは置いといて、今回何で私が硫黄島防衛の役を買って出たのかというと、そろそろ潮時だと思ったからだ。これからイ401は統制軍の白鯨と連携する形で振動弾頭弾の資料を運搬、太平洋を渡ってアメリカ合衆国を目指すことになる。そのためには、まずコンゴウとナガトが指揮する日本近海の巡航艦隊群をどうにかする必要がある。

 

 私たちにはまだ聞かされていないが白鯨のステルス能力を考慮すると、原作どおり攻撃を仕掛け、401に霧のヘイトを集中させている間に白鯨に進出してもらう形になるだろう。

 要するにここから一気に物語のスケールが大きくなるということだ。生憎、私は原作を20巻までしか読んでいないので401がナガトに撃ち抜かれてからどうなったのかは分からないが、よしんば活動を再開できたとしても白鯨へのサポートは不可能になるだろう。そのため、白鯨は実質一隻で霧の北米方面艦隊が張っているであろう警戒網を突破しなければならなくなる。

 流石にそれは無理だろうということで、一度私の艦体に戻ってそれらのサポートが出来るようにしておこうということだ。艦体そのものはもう硫黄島近海まで持ってきてあるし、なんならイオナたちにばれないようにするためにコアはこっちじゃなくて艦体の方にあるのでいまここで銀砂に崩して意識だけで戻ってもいいのだが、そんなことしたらばれるとかのレベルの話じゃないのでここで戦闘の隙を見て姿をくらまそうという事だ。

 401の方は私がいなくてもどうにかなるだろう、というか原作と変わらない面子になるだけだし、私がいたところで大筋は変わらないだろう。

 あ、そういえばヒュウガには言っておかないと、二分の一とはいえこっちにこられたら少し困ったことになる。

 

「ヒュウガ、さっきの件のことなんだけどさ。」

 

「どうかした?

まさかこの期に及んでびびったとか~?」

 

「アハハ、それこそまさかだよ。

いやね、脱出する際に先に静ちゃんの方から迎えに行って欲しいってだけ。」

 

「そりゃまたどうして?」

 

「私にも一応奥の手があるんだけど、それがちょ~っと危ない代物だから先に静ちゃんの安全を獲補して欲しいんだよ。」

 

「ふーん、まぁ分かったけどくれぐれもあんた自身が巻き込まれないようにしなさいよ?」

 

「わかってるって、私がそんなことすると思う?」

 

「ぜんぜん思うけど。」

 

「…さいですか。」

 

 …うん、ヒュウガからの評価は置いといてこうやって言っとけば彼女はよっぽど静の方を先に迎えに行ってくれるだろう。

 さぁ!硫黄島基地防衛戦もとい、スニーキング脱出ミッションの開始だ!

 

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 そんなわけでナノマテリアルを使用して作ったクルーたちの偽者のとりあえずの動作確認を行ってから、出発の準備に入る。

 まぁ私は乗らないんだけどね。

 ちなみに今の私の体はあの偽物達と似たような作りになっている。

 まぁ私の体は血液とかまで作りこんではないから大きな損傷を受けたらそのまま銀砂に崩れちゃうけど。

 コアを沖合いの艦体においてきてるからこっちで行使できる演算力は限界があるんだよなぁ。

 ナノマテリアルによる物質の構築もあまり大きいものは作れないし、勿論クラインフィールドも出せないのでもともとの体構造由来の運動力しかないんだよな…

 

「それじゃぁ静、エレオノーレ、後は任せる。

くれぐれも安全第一で、不測の事態があったらヒュウガに連絡してくれ。

ヒュウガは二人の援護を頼む。」

 

「えぇ、お姉様の御心のままに。」

 

 …変わらないなぁ。

 とりあえず私は香港での運び屋事業のときにその辺の人からくすねた拳銃とサブマシンガンを準備しておく

 …あっ、弾がない…このぐらいならナノマテリアル使ってもバレへんか…

 

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 あの後沖合にいる陸軍のLCAK部隊とヘリで侵入した本命の特殊部隊が無事(?)硫黄島に上陸したとの知らせをヒュウガから彼らの大まかな位置情報と共に受け取り群像たち脱出班や静と分かれ、今は硫黄島基地を縦横無尽に駆け巡るダクトの中を這い回っている。既に偽者クルーは全員始末され、本物のクルー達も401で硫黄島から脱出した。偽者とはいえ僧君のマスクの下を見たいとは思ったがすぐに軍の人たちが連れて行ってしまった。

 傍受している彼らの通信を聞く限り、今はイ401回収班が偽物の艦内に侵入、何とか動かそうと頑張っていることだろう。まぁ実際に操作しているのはタカオなんだけど。

 というか、静のほうにはもう部隊が行ってるっぽいんだけど…もしかして私…忘れられてる?

 

 …!

 やっとかかった!

 流石に私は静みたいに対人戦闘の実戦経験が豊富なわけじゃないので今私がいる周りの通路の足元に多数のワイヤートラップを仕掛けておいたのだ。あまり大きな爆弾ではないから相手に重傷を負わせることは出来ないけど煙幕弾もつけておいたし、そこにいるということが分かれば後は何とかなる。

 トラップとそれによる煙幕で一瞬混乱している間に通信をジャミング、あまり大きな範囲でのジャミングは出来ないが、細かく分かれている部隊相手だったら今の私でも何とかなる。

 それと同時にダクトの底部をけり破り、これまた別の仕事の依頼人からくすねてきた手榴弾を投下、ジャミングを解除しても下の部隊から発せられる通信がないことを確認し、また別のダクトへ移動して獲物が掛かるのを待つ。

 そんな事を繰り返すこと五回、流石に彼らも私が潜伏している位置に当たりをつけたようでトラップの爆発音が増えてきているし、ダクトに対する銃撃が増している。今はそれらの中でも一番近い場所での戦闘が終わったところだ。

 私が今いるダクトも接合部が穴ぼこでいつ崩れても可笑しくないため、一回通路に下りてダクトを乗り換えることにする…が。

 

カチャッ

 

「あー、近くにもう一ついたか…」

 

「00へこちら09/01、401クルー『エレオノーレ・ミラ・フュルスト』と思われる目標を確認。

…処理します」

 

 …いやー、見つかっちゃったか。

 でも、今このまま撃たれて私が人間じゃないってバレるのはちょっとヤバい。今運んでいるであろう偽者クルーの遺体や、401も偽物だとバレかれないからだ。

 どーしよっかな―

 

タタタンッ

 

ピッ

 

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「は!? 

エレオノーレが人間じゃない!?

それってどういうことだよ?」

 

「どうもこうも、そのままの意味だし、むしろ()()()に近しい存在である可能性が高いわ。

静ちゃんを回収した後、彼女の端末の位置情報を読み取って向かったんだけど、そこには瓦礫に紛れた銀砂と延びた軍人しかいなかったの。」

 

「お前らに似た存在って…つまりはあいつは霧のメンタルモデルだったってことかよ?」

 

 静を連れて401に戻ったヒュウガから伝えられた情報は、端的に言えば『エレオノーレは霧のメンタルモデルか、そうでなくとも401クルーとは違う意味でかなり霧に近い関係者』であるということ。

 具体的には、ヒュウガの言う通りエレオノーレの迎えに行った彼女がエレオノーレが戦闘していた場所で爆発によって崩れた通路の瓦礫の中に不活性化したナノマテリアル――銀砂を発見したということだ。このことからヒュウガはエレオノーレが霧のスパイであったのではないかと疑っているようだった。

 しかし、そうなってくるといくつかの大きな矛盾が発生する。

 

「イオナ、確か霧がメンタルモデルを持ち始めたのはつい最近のことなんだよな?」

 

「そう、戦術ネットワーク上ではメンタルモデルを得たのはつい最近のことと記録されている。」

 

「だが、彼女は俺たちと同じ時期に学園に入学している…」

 

 そう、時系列が合わないのだ。

 イオナによれば霧の艦艇がメンタルモデルを持ち始めたのは2~3年前、しかし始業式のときから彼女は群像たちと同じ学年の学園生であり、結びつけるには少々無理があるのだ。

 

「でも、それは()()のデータベース上での話、その条件を除外すれば候補はある。」

 

「…どういうことだ?イオナ」

 

「つまりは統合戦術ネットワークに情報を上げない艦隊なら可能性はある。」

 

「つってもよー、その統合戦術ネットワークってお前ら全体にアクセス権があるんだろ?

そんなところに戦略面で有利になりる可能性を秘めたメンタルモデルの情報を上げないやつなんているのか?」

 

「確かに数は少ないが、そういう者は少なくない。

例えば、超戦艦ムサシ、同じく超戦艦たるグローサー・クルフュルストが率いる霧の北洋方面艦隊。」

 

「なんだ?

お前らの超戦艦サマってみんな仲悪いのか?」

 

「そんなことは無い…と思う。」

 

「…まぁその話は今は置いといて…

問題は彼女――エレオノーレが一体何者かということだ。メンタルモデルを持ち、なおかつ今まで誰にも俺達とともに人間として誰にもバレずに生活していたことを考えると、少なくとも大戦艦クラス、それも相当な経験をつんだ艦だろう。

ムサシは現在目撃情報が多い大西洋にいるだろうし、もし彼女が親父の手の者だとしたらわざわざU-2501を太平洋へ回航する理由がなくなる。太平洋方面の霧の情報を手に入れるのにこの艦以上に適した場所はないしな。

となると怪しいのは北洋方面艦隊だが…」

 

「うん、群像の想像通り。

北洋方面艦隊が他の霧の艦隊に宣戦布告した大海戦の際、統合戦術ネットワークはまだ構築されていなかった。そしてこれは仮説だけど、彼女らは独自のネットワークを構築している。

 

 

――つまり、彼女らについての情報は統合戦術ネットワーク上にも殆ど存在しない。」

 

「だが、あのタイミングで…というか霧が霧に宣戦を布告したこと自体機械であり兵器である霧としては異常だからな…

少なくともあの時点で北洋方面艦隊にはその決断が出来るだけの決断力を持った指揮者がいたということになる。

つまり、大海戦以前から霧の北洋方面艦隊の所属艦がメンタルモデルを持っていた可能性は非常に高いといっていいだろう。」

 

「てことは、エレオノーレは北洋方面艦隊に所属する艦のメンタルモデルってことかよ!?」

 

「あぁ、まだ仮定の話だがな。だが俺は、この可能性が一番高いと思っている」

 

「どちらにしろ今の彼女の所在は掴めていない。

だが、恐らく彼女はすぐにこちらに攻撃を仕掛けてくることはないだろう。今は目の前のコンゴウたちのことを考えるべきだ。」

 

「そりゃまた何でだ?」

 

「硫黄島での戦いに彼女にとっての目的があったとは考えにくいし、初めから攻撃するつもりならU-2501との戦闘でこちらにが消耗したときに間髪入れずに攻撃を仕掛けたほうが余程戦いやすいだろうからな。」

 

「成程、つまり俺たちが今考えるべきなのは…」

 

「あぁ、引き続きコンゴウが率いる東洋方面艦隊第一巡航艦隊、まずはそれを突破しなければ彼女が何者かも考えられない。」

 

 

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「ふぅ〜、疲れた〜!」

 

 あのあと、私は銃で撃たれるのとほぼ同時にダクト内に置いてきた爆弾を無理やり遠隔で起爆、そのまま通路を体ごと吹き飛ばして意識をコアに戻したという感じだ。

なんというか艦体に戻るのは数年ぶりだから結構違和感あるが、まぁまたすぐに慣れるだろう。

 というか爆弾で吹き飛ばしたとはいえ恐らく迎えに来たヒュウガには多分ナノマテリアル見られたよなぁ。

 そうなると群像のことだし私がメンタルモデルであることまで看破しているかもしれない。とにかく迂闊に彼らの前に出れなくなったことは事実だろう。

 

 そういえばタカオが操作しているダミーは無事かな?

 

 ………っと探知完了。

 もう結構横須賀港に近づいてるね…ということは…

 あっ、ちょうどタカオがU-2501の攻撃を受け始めた。

 

 うーむ、介入するべきだろうか…

 総旗艦にはU-2501を沈めるつもりはなさそうだけど…

 

 

 …よし、ここは美味しいところだけ持っていくことにしよう。

 というか私まだ自分でも使ったことないからミラーリングシステムの作動原理いまいちわかってないんだよね。

 まぁ見たところで分かるとは思えないけど…

 というわけでタカオが402の援護を受けて超重力砲を撃つまで、彼女らの戦いを観戦しておくことにしよう。

 

 

 

<<<<>>>>

 

 ふ~ん、あれがミラーリングシステムか…

 全くわかんね。

 いや、超重力砲の威力をそのま別次元に転移させてるのは観測できたんだけどそれがそもそもどういう原理で行われているのかが全く理解できない。これがSF(少し不思議な)ってことか・・・

 

 まぁ見たい物も見れたし、タカオのコアの捜索に入りますか。

 確かに総旗艦艦隊直衛艦たるイ400級潜水艦は超戦艦並みの探査能力を誇るが、実際には私のほうが広いようだ、要するに何が言いたいのかというと、-彼女らに探知できるものは超戦艦である私も探知できるということだ。

 というわけでタカオのコアはっけーん。

 早速向かおう。

 

「……ッ!」

 

 強力な重力子反応を検知⁉

 やっべ、すっかり忘れてた!

 そういえばこの戦闘でヒュウガ建造のオプション艦を併用した401の新型超重力砲がお披露目されるんだった!

 このままだと予測射線に一直線だ!

 うぉぉ急ブレーキ、インド人を右に!

 

 

 

 

 

 ……ふぅ。

 全く、死んだかと思った。

 いや、多分このグローサーボディなら耐えられるとは思うがそれでも霧の艦挺を串刺しにできる貫徹力の超重力砲は喰らいたくない。

 ちなみに無事にミルヒクーは爆散した、全く恐ろしい火力だ…

 

 恐らくだけど補給艦を失ったことで1度2501は撤退するだろう。402が来る前にタカオのコアを回収しないと…

 

 あっ、念のために近くにいる402に牽制射撃しておこう。

 武装の使用感を取り戻すためにも出力を絞った反射衛星砲で三連射…と。

 これでとりあえずは退いてくれるかな。

 

<<<<>>>>

 

「さて、ミラーリングシステムの観測データは取れるだけとったが…

まずはタカオのあのダミーを届けてやろう、約束だからな。

その後、タカオのコアを回収するとするか。」

 

 重力兵器の影響で荒れる海上にタカオとU-2501の戦闘を終始観測していた402が浮上する。

 彼女が僚艦である400との通信を終えた直後、彼女の周囲に連続して上空から三本の光の柱が降り注ぐ。

 

「……っ!」

 

 超戦艦にすら匹敵しうる索敵能力をもつ彼女の探知範囲外からの攻撃に402は珍しく動揺する。

 

「…これは…衛星軌道上からか…」

 

 攻撃方向から計算して使用された衛星を探知した彼女は即座にその衛星に向かってミサイルを発射、撃墜する。

 

『402から400、追加連絡だ。

正体不明の敵から索敵範囲外より衛星兵器によるものと思われる攻撃を受けたため、タカオのコアの回収を断念、一時的に海底に潜伏する。』

 

『了解、援護は必要?』

 

『問題ない、そちらは引き続きマヤの観察をしてくれ。』

 

『了解した。』

 

「それにしてもこの攻撃は…一体何者だ…?」

 

<<<<>>>>

 

 とりあえず硫黄島からはある程度離れたし、周りに観測艦やピケット艦の類がいないことも確認済み、というわけで回収したタカオのコアを再起動しよう。

 

《ヂッ》

 

「…あれ?

ここは…」

 

「U-2501との戦闘お疲れ様~、まぁとりあえずその前にナノマテリアルあげるからそれで体を構築してよ、流石に私もこの状態だと話しにくいしさ。」

 

「ん…っと。

まずアンタ、401の…エレオノーレ…だっけ?

何でこんなとこにいるのよ、というか此処どこ?」

 

「まぁ一個ずつ答えていこうかな。

まずここは霧の北洋方面艦隊旗艦グローサー・クルフュルストの艦上、そんでもって私がここにいるのは私がこの艦のメンタルモデルだから…分かった?」

 

「いや…全くわかんないけど…

じゃあアンタ何?自分たち以外の霧に宣戦布告した上、メンタルモデルのままあの401に乗り込んでたっていうの?」

 

「うーん、ちょっと違うけど大筋はそうだよ?

まぁ流石に艦隊旗艦が職務をほっぽりだすのはいけないから今は…というかここ数年はティルピッツが代理で北洋方面艦隊の艦隊旗艦やってるんだけどね。ちなみにだけど私含めた北洋方面艦隊の所属艦はメンタルモデルとしては最古参だよ。なんてんたってあのヤマトより十年以上先輩なんだから。」

 

「…全くわからないけど、つまりアンタたちはあの大海戦のときにはもうメンタルモデルを持ってたってこと?」

 

「そうなるね。

まぁこんな体持ってないとあんな決断はできないって。」

 

「で、ここから私をどうするつもりなわけ?」

 

「とりあえず戦闘ログを覗いてみたらある程度はわかるんじゃないかな?」

 

「…2501との戦闘ログが全てロックされてる…?」

 

「ウンウン、ちゃんとロックできてて良かったよ。

まぁロックした理由だけど、あの戦闘で2501が使った装備の中にちょーっと見られたらまずいものが入ってたんだよね。

それを拡散されるとまずいから一時的に貴女の戦闘ログをロックしたっていうわけ。」

 

「じゃああの潜水艦もアンタの差し金ってこと?」

 

「いいや全然?

あれに関しては私も分からないことだらけだよ。

まぁとりあえずある程度の時期まで貴女には指揮下にいてもらいたいってだけ。もちろんその時期が済んだら解放してあげるし、艦長サマのとこへ行くのも自由だよ、私もいつかは401に戻りたいし…

どう?乗ってみない?」

 

「…………いいわ、乗ってあげる」

 

 

 

 






…つづかない




次は本編上げます!

大海戦、介入する?

  • 関係ない、行け。(介入ルート)
  • 人間を知るために旅をする(不介入ルート)
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