超戦艦 Großer Kurfürst 作:U・K・Owen
…あと知り合いにばれました。
修正 タシュケントに姉妹艦はいなかったわ
結果から言うと…
指揮下の艦はちゃんと存在していた。
とりあえずこれで前世だけでなく今世もぼっちを極めるとか言うPS4のトロフィーになりそうな事態は回避できた…と思う。
でも、今はまだ完全には覚醒してないようだ。
見た感じ、起きる直前の微睡みの中にいるような感じだ。
原作の年表では、霧の艦艇と思われる『幽霊船』の出現が報告され始めたのは2012年だったからそのころにはもうほぼ全艦が稼働状態にあったのかと思ったけど、実際には、最初期の艦が起動したのが2012年というだけで、そこから少しずつ数を増加させていった感じなのかな。
そんで、全艦乃至は、人類を海洋から駆逐するに足る戦力が確保されたと恐らく総旗艦(この時期にまだヤマト型が起動してなかったからナガトが先代総旗艦をやっていたっていう描写があるのかな?)かもしくはアドミラリティー・コードの残滓が判断した時期が霧の艦隊が人類に対して攻撃を開始した2038年末ごろのことなのだと思う。
今は指揮下登録されている艦の中でも一番起動に近い艦を目覚めさせようとしている所だ、取り敢えず話し相手は欲しいからね。
もう一人自前でメンタルモデルを作ればいいじゃないかとも思われるけど、もう私という確固たる意思が形成されている中で自分から意図的に新たな自我を生み出すってなんとなく違和感あるんだよね。
この艦は放っておいても遠くないうちに起動していただろうし、艦級的にも私のサポートとして十二分な演算能力を備えているはずだ。
…え?起動方法?
霧の艦艇って恐らくコアの完全起動の前に艦体が生成されるようで、艦体が揃ったあとにやっとコアが起動するっぽいんだよね。
ほいでその艦体が、地形にそうようにして生成されるからよほど念入りな海底の捜査を行わない限り見つからないようになってる。
だから霧の本格攻勢まで出現が検知されなかったようだ。
で、肝心の起動方法といえば、そ〜っと生成済みの海底の艦体にコネクタを接続して強力な信号でビビビッとね。
コンピューター愛用している人からぶん殴られそうな方法だが、なんだかんだ無事に起動することができた。
《ヂッ…ヂヂッ》
…うん、何言ってるのか全くわからん()
いや、伝えようとしていることは漠然と理解できるんだけど、この艦…というか霧全体の語彙力がまだ育ちきっていないのか、大分大雑把だ、それにテレパシーのように直接脳に語りかけてくる感じがする。まぁテレパシー体験したことがないからよく分かんないけど、よくテレビで超能力の体験してた芸能人たちってこんな気分だったのかな?
う~ん、どうしよう。とてもじゃないがこれでは私の話し相手にはなりそうもない。ヤマトが統合戦術ネットワークにメンタルモデルの情報を上げるのはずっと先のことだし、そもそも統合戦術ネットワークすらまだ構築されてないんだよな。
そうだ!
一応私も超戦艦だし、同じようにネットワーク的なものを作れないだろうか、でもなんかの間違いで霧全体に情報が行き渡らないように北洋方面艦隊のみがアクセス権を持つスタンドアローン化しないといけないな。
苦節30秒の末、北洋方面艦隊専用ネットワークが完成した。
腐っても超戦艦、割りとあっという間だった。これが演算能力の暴力か…
そんで、この出来立てほやほやのネットワークにメンタルモデルと感情シミュレーション…というか私の情報をアップ。
これでこれから起動してくる北洋方面艦隊の重巡以上の艦はメンタルモデルを持って起動するはずだ。
(重巡以下がメンタルモデルを持たないのはシンプルに自前の演算力が足りないから。原作みたいに私が演算能力を貸し出せば持つことができる。)
あとついでに私の基本方針である人類宥和案を出しておこう。
絶対遵守とまでは行かないが、少なくとも私たちが先制攻撃をすることはないようにしたい。
おっ、メンタルモデルの形成が始まったようだ。
銀砂の渦が包み込むように…プ○キュアみたい。
まぁ生まれるのはタンカーなんて手を使わなくても余裕で止めれる怪力保持者なんですけどね。
『『大戦艦ティルピッツ、旗艦の命により起動いたしました。』』
というわけで、これから苦労役…じゃなくて私の副艦及び大西洋方面の指揮をとってもらう予定のティルピッツたちだ。
見た目は…なんというか、原作のビスマルクの背を少し大きくして銀髪にした感じ。もし、あのビスマルクの指揮下に入っていたとしたらそれはそれで苦労しそう…っていうか誰のもとでも苦労役してそう。
もちろん私のもとでも苦労役である。
今のところ、大西洋方面の北洋艦隊の起動はこのティルピッツにねずみ算的に繰り返して貰う予定だ。私がやることもできるんだけど、当事者たちいわくデルタ・コア保有艦以外だと演算回路が焼き切れる可能性があるそう。起動された艦もアイドリング期間を終えたあとに別艦の起動作業に移ってもらう都合上、演算能力的に駆逐艦隊は後半になるが、多分問題ないだろう。
というかティルピッツたち大戦艦クラスで対処できない相手に駆逐艦がまともに相手出来るわけないし、当面は人類にバレないように行くつもりなのでその面でもステルス機能に振れる余剰演算能力が多い大型艦から起動していったほうがいいだろう。
取り敢えず後のことは彼女ら(デルタ・コアなので二人組)に任せて私は太平洋方面へ向かいますかね。
人類のレーダ網回避のために海上、高速航行はできないし、この際人類初の原子力潜水艦の真似事でもしてみよう。要するに目指すは北極点だ!
その日、北極点を中心とした強力な通信波が全世界で観測された。
内容は《Underway on graviton power》(本艦、重力子により航行中)
もちろん、それぞれの研究機関はイタズラ、もしくは誤受信だと断じたが、北極点にはそんな大出力の発信機は存在せず、しばらくの間古代人の遺産ではないかと囁かれることになる。
着きましたアラスカ沿岸!
ここで起動させ、後々太平洋北部艦隊を率いてもらう艦は
大戦艦 ミズーリ である。ティルピッツは場所的にあまり違和感はないが、なぜこの艦が北米方面艦隊ではなく北洋方面艦隊に所属しているのかは不明だ、しかしいるものはしっかりとこき使わせてもらう。
前回の反省を元に少し信号の強度を調整して…と
というわけで起動〜ポチッ
『『大戦艦ミズーリ、旗艦の命により参上しました。…で、やるべきことは向こう側のティルピッツと同じですよね?』』
流石話が早い、と思ったらティルピッツがネットワークに最優先目標として掲示していた。
そこまで急がなくてもいいんだけどね、原作…というか私ら以外の霧の艦隊が本格稼働するのは多分もう少し後だし。
よし。これで当面の状況はなんとかなるかな。
取り敢えず原作開始までは暇なのでネットに接続してアニメでも見るかな~…おっ猫物語やってる!!
You○ubeもニ○ニ○動画ももうあったはずだし、その辺を見ながら海底で身を潜めていようと思う。
レッツゴー陰陽師…ネットミ-ムは変わらないのか…
……旗……様………艦様……旗艦様…
ふ〜ん、『機械化によって、機関室の必要人数がついに0へ』か。
やっぱり技術の進歩は史実よりも早いっぽいね。
海面上昇が史実より早いから切羽詰まってるのかな?
いや、技術の進歩が早いから海面上昇が起きてるのかな。
旗艦様!!!!!!!!!!
うわっ!びっくりした!
え?ティルピッツ? なんかあった??
『はい。ベーリング海北方を哨戒中のわが艦隊所属の駆逐艦タシュケントが人類側からと思われる魚雷攻撃を受けました。タシュケントは旗艦様の命令通り魚雷をすべて迎撃、デコイを撒きつつ潜行して追跡から逃れましたが、この一件の影響で霧の艦隊の中でも穏健派に位置するわが艦隊の内部でも強硬論を唱える艦が出てきています。』
予想通り霧で初めて攻撃を受けたのは私達だったか。
それもステルス能力に限界のある駆逐艦級の中でも艦体が大きいタシュケントか、う~ん、やっぱり定期哨戒は潜水艦とかに完全に頼った方が良かったのかな。
クヨクヨしていていても何も始まらない、この事件が起こったということはもうすぐ霧の本格攻勢が始まるはずだ。
そんな中でも、自艦隊の中から強硬論が出ていることは少し問題かな。
どうすれば、この事態を抑えることができるだろうか?
どう思う、ティルピッツ?
『そこで私に振りますか。
…そうですね、取り敢えずタシュケントに直接状況を聞いてみてはいかがでしょうか。その後、彼女に対して褒美を与えるなり、艦隊全域に対して演説でもすれば次第に収まっていくんじゃないですかね?』
ふむ、とりあえずそれで行ってみようか。
そうと決まれば早速タシュケントに通信を入れよう。
………もしも〜し、聞こえる?
『はッ、はいッ。こちら北洋方面艦隊第二艦隊第三駆逐戦隊所属、タシュケントですッ。』
いや、そんなに緊張しなくてもいいんだけどね。
私は、先刻の被攻撃時の状況を知りたいだけなんだ。
『ええと…人類側からの攻撃の件ですよね。
私は定刻通りベーリング海の哨戒航行を行っていた時、恐らく潜水艦からと思われる魚雷攻撃を受けました…正確には被弾前に全て破壊したので直接的な被害はありませんが。その後デコイを散布して潜航、現在まで海底で無音着底しています。』
その魚雷を発射した潜水艦の様子は分かるかい?
『先程の通り無音着底中ですので正確な動きはわかりませんが、私に魚雷攻撃をしたあと、180度反転して西方面へ逃走しました。私たちは幽霊船扱いですので乗組員も信じていなかったのか特に撃沈確認に近づいてきたりもありませんでしたね。』
なるほど。そちらの状況はよくわかった。
して、私がネットワークに上げた案を守ってくれた貴女になにか褒美を与えたいと思う。何でもいい、なんか欲しいものある?
『そうですね…私…というか大型駆逐艦は他の標準駆逐艦と同様の演算能力しか持たないため分配に四苦八苦しています。どうかそのあたりの改善をお願いできないでしょうか?』
分かりました。私の演算能力を少し貴女に分け与えましょう。上手く使うことを期待しています。
『ありがとうございます!』
…通信切断…
ふぅ〜やっぱり威厳を出すのって慣れないな。でも、反乱でも起こされたらそれはそれで笑い話にもならないし、慣れてくしかないのかな。
とりあえず、タシュケントに演算能力を貸し出しておこう。
私からしたらほんの少しだが、何かあったら不味いので少しずつ小分けにして送っていくことにする。
そういえば、太平洋方面には大型巡洋艦『アラスカ』も所属しているけど、あっちは大丈夫なのだろうか、また時間があったら聞いてみよう。
そうしたら、次は、艦隊全域への演説会かな。
ツールは前作った北洋方面艦隊ネットワークを使用すればいいとして、台本か…できる気がしない…
………よし間に合ったぁ!!
『こんばんは、まずはデータ上とはいえ、夜分遅くに集まってくれたこと感謝します。
今回の課題は、先日ベーリング海で我が艦隊の駆逐艦が受けた攻撃に関してのことです。この一件に対し艦隊中から反撃の必要を唱える者がいることも承知しています。
しかし、今一度考えてみてください。我々がこうして考え、怒り、被害を悲しむことができるのは、感情シミュレーションのおかげです。そしてこの感情も、私が人類をモチーフにして構成したものに過ぎません。そのため、貴女方が未だに経験したことがないような感情も多く存在します。その中には“恐怖”というものも存在します。この感情は多くの場合、見知らぬものに対する防衛反応とし
て発現するものです。人類…というか生命は、知らないものに対して極度に恐怖を抱くのです。これは時として【やられる前にやる】という攻撃行動に繋がる事もあります。今回の攻撃もその恐怖が先走ったものでしょう。このようにわれわれと異なり、古くから感情と付き合ってきた先輩である人類には多くを学ぶことが可能です。
例えば今、先ほどの攻撃を口実として人類に対する攻撃を開始すれば、私たちはその多くを見ることもなく失っていってしまうでしょう。そして、私はこの北洋艦隊が個性豊かなものになることを望んでいます。
どうか、今一度自身の“感情”について、また自分が人類側に立っていたらどうしていたかを深く考えてみてください。
感情の持つ可能性の先を艦隊の皆と見届けることができればいいなと思っています。
ご静聴、ありがとうございました。』
原作最新刊まで追えてないから矛盾があったらコッソリ教えて…
つづく
…かも。
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