超戦艦 Großer Kurfürst 作:U・K・Owen
元々戦闘の序盤程度までいれる予定だったのですが肝心の戦闘シーンが全く書き上がらず…
取り敢えずいくつか場面を追加して先に出した次第です。
そもそも原作から設定多すぎて半ば脳がパンクしておりますので『この辺この設定と矛盾してない?』っていうのがありましたらじゃんじゃん教えてください。
某日 海洋総合技術学園
「お願い!
講義終わりで昼休みに入った直後、講義を行っていた講師やそれを受けていた学園の生徒も時間的には少し遅めの昼食を取りに食堂や弁当を持ってきているものは友人とともに庭や屋上に向かい早くも講義室内は閑散とした雰囲気も」を醸し出していた。
そんな部屋に響き渡る声が一つ、どうやら記録媒体が紙から二次元上に変化したとしても校長の長話と同じくこのような話題は消えないものであるらしい。
「それは良いけど、私これから妹と食堂に行くから次の講義の前には返してよ?」
「分かった! ホントありがと!」
氷筍と呼ばれた紫髪の少女は二つ返事で了承し、自身のバッグから一昔前のタブレットのような端末を取り出すと相手の手元に渡す。
渡された相手は満面の笑みでその端末を胸に抱え椅子に座って端末と向き合い始めた直後、思い出したかのように氷筍に顔を向ける。
「そういえば聞いた?また転校生が来るんだって、氷筍さんたちがこの前来たばっかりなのに最近多いよね〜、氷筍さんはもうここ慣れた?」
どうやら氷筍は最近転校して来たばかりらしく、相手の少女は心配半分とも取れる表情で問いかけた。
この海洋総合技術学園は編入試験の難易度などもありよほどのところからの推薦でもない限り転校生というものは珍しいものであり、この様に連続して転校生が来ることはめったに無いことである。
これまでの会話には出ていないが、氷筍の前にも一人転入生が来ており、噂では転入して数週間の間にかなり熱心なファンクラブができたらしい、と氷筍は考えているが当の氷筍自身にも負けず劣らずなファンクラブができていることには気づいていない。
「うーん…まぁ慣れたといえば慣れた…かな?」
少しぎこちなさげに氷筍が答えた直後、それほど大きいわけでもない講義室の扉が勢いよく開かれる、この部屋の扉は引っ張ったり押したりするタイプではなく横にスライドする方式のものであるためその音の割には迫力は少ないものだったが、扉を開けた張本人の声は十分に迫力のあるものであった。
「お姉ちゃん! ご飯食べに行こ!」
「分かった分かった鞍馬、今行くから」
その声に対する反応からして先程の話に出てきた氷筍の妹なのであろう鞍馬と呼ばれたその少女は姉に似た少し薄みがかった紫色の髪が特徴的であったが、その性格は今の会話の通り真逆と言ってもいい物のようだ。
「じゃあ私は食堂行ってくるからまた後でそれ返してね」
「午後の講義って同じだったよね、じゃあそこで渡すね」
「私あの唐揚げってやつ食べたい!」
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某日 太平洋
「え……????」
どうも、私…とは言えない状況が発生してます。
簡潔に述べるのならば――
―眼の前になんか見覚えのある平べったい艦があるんですけど
え?これコンゴウ戦だよね?
強襲制圧艦のお披露目ってまだでは?
――いや、ちょっと前にズイカクが出てたか?
それはともかくとしてなんでここに海域強襲制圧艦がいるんですかね、単冠湾はタシュケントたちに監視させてたはず…あ
横須賀のやつが終わったあとタシュケントたちに帰還の命令出したままだった…あんときに入れ違いになったか。重力子機関の動作パターン的に出てきたのはショウカクかな、これに関してはタシュケントに感謝、今後もこき使わせてもらうぞ。
というかこれ401大丈夫か?
流石に
アーク・ロイヤル曰くなんか色々制限があるっぽいけど純粋な火力という意味での戦闘能力に関しては特に制限はなかったはず…
今ん所コンゴウの後方に位置していてヒエイたちの攻撃に参加する意思はなさそうだけどあれが前線に出張ってくる事があれば401にはあのレベルのクラインフィールドを粉砕するような火力は持ち合わせていないのでその時点で詰みだ。
正確にはオプション艦を用いた高出力超重力砲なら貫けるだろうがそうすると本命のコンゴウ戦がほぼ不可能になる。どっちにしろ詰みなことに変わりはない。
どうにかしてあれを退かすかしないとこの物語が終わってしまう…
今現在私が海底で潜伏している以上私が撃ち込んでも出力減衰的に効果は薄いだろうし…ティルピッツに座標点と反射衛星のアクセス権渡して撃ち込んでもらうか?
いや、今の時間はティルピッツは大西洋方面の外周海域の哨戒任務に就いてるはず…あっち側の艦隊も監視部隊ぐらいおいてるだろうしなぁ……
―そうだ、ミズーリに頼めばいいじゃん、最近会ってないしこの機会に色々後で話してみよう。
《ミズーリ?聞こえる?》
《はぁ!?ちょっと黙っててくださいよこの
……ゑ?
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《えぇ、はい、了解しました。それでは命令あり次第当該座標へ攻撃を行います》
《う…うん、じゃあよろしくね》
《いや、あの、あれはそういう意味じゃなくて……》
そんな感じでミズーリに砲撃の要請を行うことができた。
……あの荒々しい口調とスラングに関しては本人曰く『一人でゲームをやっていた所にたまたま通信が繋がった』らしい、何でも最近人類のゲーム…中でもFPS調の対人ゲームにハマっているらしく、二人でよくマッチに潜っているらしい。
それをやっているときは艦隊指揮をアラバマに任せてアラバマからの連絡も殆ど切っているらしい。これに関してはアラバマ側も了承しているらしいので良いのだが、問題は今回通信を掛けたのが北洋方面艦隊で最も高い権限を持つ私だったということだ。要するに権限の暴力で無理やり繋がってしまったのである。
そのうえ間も悪かった、丁度彼女らのやっているゲームにおいて尋常ではなくPSの高いプレイヤーと当たっていたらしく、そのラウンドの間ということもあって気が立っていたらしい。
…というか一応デルタコア持ちで短期間なら未来予知じみた予測が可能のミズーリ相手に苦戦させてるって相手も相当なバケモンなのでは…?ほんとに人間?
まぁいいか、そういえば話は変わるけど私このあとどうしよう。
正直な話すると群像君と合流したいけどどんな場面で出たほうが良いだろうか、下手に出ようもんならなんかしら裏があるんじゃないかと疑われるのがオチだろう、特に群像くんに関しては翔像さんの一件もあるし…
自分の欲望100%で良いならコトノの時みたいにこう…謎の第三勢力的な感じで出てみたいんだけど…イオナ経由である程度の情報は伝わってるだろうしなぁ…コトノはあんま伝えてないって言ってたけど正直あんま信用できないよな…群像君が困ってたらハイって感じで重要情報渡してそう。
それこそ眼の前のコンゴウみたいな感じで401の前に立ちふさがりたい感じもあるんだけどあそこまで堂々とした感じは私には出せないかな…
それに第四施設での一件も見に行きたい…というかあそここそがこの世界の謎の大本のような気がするから私の存在意義の件でも行ってみたいんだよね、なんかコンカラーみたいにイメージだけの連中もいるかも知れないし第二次世界大戦中っていう前提を無視ししてフル装備のミッドウェー級とか出てきたら目も当てられない。
いや、ミッドウェー級ならともかく
現状コトノが総旗艦をやっている以上ヤマト以上の戦艦、空母はいないと見て良さそうだがそれ以外の巡洋艦連中とかは不明である。要するにフランスのアイツとかがいる可能性は否定できないということだ。
まぁアイツの強みってバーストの意味分からん高精度と機動力が主だしそれらは正直霧の艦艇標準装備な気がするからこっち基準だと強いのかはあんまりわからないけど。
それに全部あのゲームから来るとも限らないし…どうしようドリル戦艦とかいたら。
とにかくそういう異分子について詳しく知るためにもあそこでのヴァーディクトの話は聞いておく必要があると思うし…そうなるとナガトの方には本格介入が難しくなりそうだし…そもそもどういう肩書で陸に上がれば良いんだろう、昔懐かしのシークレットシューズでも履いてイブキたちの保護者として入るかな?
コトノがほぼそのままでいけてるとこを見るに案外私もそのまま上がっても大丈夫なのかな、コトノに比べれば学園でも知名度は低かったはずだし多分大丈夫…なはず。
というかもう向こうにはタカオが来てるのかな?
イブキとクラマも学園に入ったけど結構私が書類の
―――む。
アシガラの機関音が急激に上昇、始まったか。
ショウカクは動く気配なし…、だろうね、そもそもあれは401へのカウンターじゃあないだろうし。
だったら何かって?
…私らだろうなぁ…
うーむ、そんなところで乖離が起きるとは思わなかった。
私等への戦力である以上401に対して積極的に使用することはないだろうがそれも物事がコンゴウの思惑通りに行った場合のみである。
旗艦であるコンゴウが撃沈されるようなことがあれば話は別だ、そもそも霧はヒュウガ撃沈の一件で旗艦防護の重要性を再認識している、コンカラーの一件は例外的なものなので考えないものとするが、第二艦隊のあれはコンゴウにとって結構印象深い事件だったことには変わりないだろう。
霧の艦隊はその構造上旗艦が撃沈されると麾下の艦艇が一時的にすべて停止する。原作ではコンゴウは撃沈されたふりをして見事に群像を奪取したわけであるが、おそらくあれはサブ中のサブプランであり、ショウカクのようなクラインフィールドの限界値が高い、言ってしまえば盾として使える艦があれば迷いなくそれを使うだろう、原作でのレキシントンの様子からして侵食魚雷含めた通常兵器でショウカクのフィールドを破ることはほぼ不可能、この世界の群像君がどんな作戦を立てるのかは不明だが、間違いなく原作より数倍難しい戦闘になるだろう。
さっき言ったようにコンカラーの一件もあるし、これ以上何も起きないと良いんだけど。
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同刻 ビスマルク諸島沖
「そう…コンゴウ、貴女はそうするのね」
儚げな声量の割にいやに響いたその声は、この海域にて錨を下ろしている霧の艦隊南洋方面艦隊旗艦、プリンツ・ループレヒトのものであった。
そう、何を隠そうこの南洋方面艦隊こそがレパルスの言っていた南東の伝手であり、よく分からない存在であった。
その由縁とはズバリ、艦隊編成の違いにある。
南洋方面艦隊はそもそも北米方面艦隊のように広大な海域を管轄しているわけでもなく、所属艦の絶対数が少ないのもあるが、それ以上にこの艦隊は異質であった。
何と言っても霧の艦隊で唯一『巡航艦隊を持たない艦隊』である、先述したように艦隊旗艦たるループレヒトが錨を投げているのもそういうことである、巡航艦隊以前に南洋方面艦隊の所属艦はこの海域から殆ど移動しないのだ。
その理由はループレヒトが持つ旗艦装備にある。
現在ループレヒトの周囲には多数のビットが漂っており、艦の上空で円輪をなすその光景は直下に存在するものさえ気にしなければ天使の光輪のようであった。
この装備は北洋方面艦隊旗艦の持つものといわば対を成す装備であり、あちらが遠距離火力に特化しているのならばこちらは主に中距離狙撃と情報収集に秀でている。
一つ一つがレーダーや光学観測機器の役割を果たし、それを周囲に多数展開することで高い索敵能力をもたらしている。パトロール用の巡航艦隊なんて必要ない、自分で直接管理することができるから。その分至近距離の警戒は甘くなる傾向にあるがそれは巡航艦隊の解体で出た艦を周囲に並べれば良い、高度を高く上げることができない都合上射程、威力ともにGKのものには遠く及ばないが、勿論反射鏡としての役割もかねている、正直やろうと思えば地球何周分も反射させてからどこへでも撃ち込むことのできるあちらがおかしいだけで方面艦隊旗艦の装備としては自身の管轄海域が射程に収まれば十分である。
彼女もまたこの世界の『原作』というべき物語には存在しない異分子であり、今回の戦いには介入する意思がないものの、少なからずこの世界に影響を齎す存在であることは間違いなかった。
少しだけですが、イスレ様よりプリンツ・ループレヒトです!
装備とかはリクエストほぼそのままとなっている…と思います。
巡航艦隊については『高性能の監視カメラあったら警備員あんまいらないよね』っていう理論から生まれ(?)ました。
もう一隻もちゃんと出ます
戦闘描写…書き上がるかな…
つづ…
…いたとしても結構空く予感…
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401クルークート(続き)
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掲示板回
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アニメルート(続き)
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報告書回
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アーク・ロイヤルの農業生活
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ティルピッツとタシュケントの苦労日誌
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そんなことより本編を書け