勇者の少女たちと紡ぐ、聖剣に選ばれた剣士の物語   作:A.S マフルガ

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キャラクター紹介

郡紫音(こおり・しおん)
…西暦編の主人公。年齢は小学生ぐらい。昔から剣の鍛錬をしていた。絵にかいたような爽やかな性格でなぜかヤンデレに好かれやすい体質を持っている。
…千景とは姉弟関係、若葉とひなたとは幼馴染、友奈と杏と球子とは合流時に知り合った。


西暦編
風の剣士、見参


突然だけどこの世界は終わりに向かっている。

 

大人が言うには神の逆鱗に触れたからだそうだ。

ただ黙って終わりを迎えるつもりはない。いくつかの神は人間の味方をしてくれて四国の一面を障壁で覆ってくれた。

結界内にいる人たちはそのおかげで今も普通に暮らしていけている。

 

その日も俺は鍛錬をしていた。

 

「ハァ!ハァ!ハァッ!」

 

俺は時間になるまで何千回も竹刀を振り続けた。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

彼、紫音が竹刀を元にあったところに仕舞った。

 

「あ、姉さん」

 

二人は姉弟の関係で千景は彼が幼い時からお世話をしていた。

 

「お疲れ様。ほら、これタオルよ」

「ありがとう姉さん」

 

紫音は千景からタオルをもらって汗を拭いた。

 

「…ゴホン」

 

若葉が咳をしたことで二人は彼女の存在に気が付いた。

 

「あ、ごめん。若葉、君も一緒だったね…」

「ごめんなさい乃木さん」

 

「あ、いや、別に疚しいことではないから謝る必要はないが…」

 

気まずい空気が流れた。

 

そこから少し時が流れた。

 

「残念ね。一緒に同じ授業を受けられないなんて…」

「仕方ないよ。俺は勇者じゃないんだからさ」

 

紫音は千景と分けれて建物から離れていくと友奈たちがいた。

 

「おはよう紫音君」

「あ、おはよう友奈さん。それに杏ちゃん」

 

杏が球子の後ろに隠れながら手を振る。そんな光景に紫音は苦笑いを浮かべた。

 

「ん?どうしたんだ杏?タマに相談できることならなんでも乗るぞ!」

 

球子にだけ聞こえる声で杏は言った。

 

「なるほど!紫音にクッキーを渡したいのか!」

「大声で言わないでよー!」

 

杏は堂々と言う球子の体をぽかぽか殴る。

 

「あ、紫音君が顔を赤くしている」

「え?」

 

紫音は友奈に言われてやっと自分の顔が赤くなっているのがわかったようで恥ずかしそうに顔を下に向けた。

それを見た杏もまた顔を下に向けた。

 

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紫音は杏のクッキーを片手に丸亀の山側を歩いていた。

 

「これどうしよう…」

 

食べるのはもったいない気がするが食べなければもっと失礼だなと思っていた。

頭の半分は杏に埋めつくされているんじゃないかってほどに

紫音は

そこに何者かが近づいてきた。

 

「お前が風の剣士、剣斬か」

「お前は!」

 

紫音の前に現れたのはメキドと呼ばれる怪人だった。

 

「お前じゃない。俺はデザストだ!」

 

自分の事をデザストと名乗ったメキドは剣で攻撃してきたので紫音は風双剣翠風で防いだ。

 

「はは、やるね。これは面白くなりそうだ」

「俺としても望むところだ!」

 

紫音は空いている片手からブックゲートワンダーライドブックを取り出して開くことで近くの何もない場所にワンダーゲートを出現させた。

 

「ここだと人目に付く。俺と戦いたいのならあの先だ!」

 

紫音は風双剣翠風でデザストを強引にワンダーゲートに押し込んだ。

 

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そこは人間が居ない森の中だった。

ワンダーゲートは移動したとともに消滅した。

 

「ここは…はは、本土か」

 

二人の上にはバーテックスがいた。

 

「面白いことをするなお前」

「強さは正義だ!」

 

【猿飛忍者伝】

 

紫音はいつの間にか持っていたワンダーライドブックを鳴らしてページを開いた。

 

【とある影に忍は疾風! あらゆる術でいざ候…】

 

「へぇ…」

 

紫音は猿飛忍者伝ワンダーライドブックを閉じて風双剣翠風にセットして双剣モードにした。

 

【双刀分断!】

 

「変身!」

 

紫音は掛け声と共に風双剣翠風の双剣を交互に振り下ろした。緑の斬撃が紫音の姿を変えていく。

 

【壱の手、手裏剣!弐の手、二刀流!】

【風双剣翠風!】

 

【翠風の巻!甲賀風遁の双剣が、神速の忍術で敵を討つ!】

 

紫音は風の剣士、剣斬に変身した。

 

「俺はお前を打倒してもっと強くなるっ!」

「はは、いいね。来いよ」

「あぁ!」

 

剣斬はデザストに向かっていって風双剣翠風を振り下ろした。デザストは攻撃を食らいながらマントで反撃しようとした。

 

「なにっ!?」

 

剣斬はデザストの伸びるマント攻撃を避けた。

 

「ははは、いいぜ、お前は面白い。お前とならもっと楽しめそうだ」

「それはどうも!」

「でも、戦いはこれでお仕舞いだ」

 

剣斬はデザストへの攻撃を続けようとしたがバーテックスが二人に近づいていた。

 

「あぁ、そうみたいだな」

 

デザストは剣を構える。

 

そして

 

「カラミティーストライク!」

 

デザストはバーテックスに向かって紫色の斬撃の連撃を繰り出して倒した。

 

「さっきのどうだ?強かったろ」

「あ、」

 

デザストが剣斬の方を見ると剣斬はワンダーゲートを出現させていた。

 

「楽しかったよ!ありがとうー!」

 

剣斬が四国に戻るとワンダーゲートはすぐに消滅した。

 

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俺が剣斬であることは誰にも明かさない。っていうか話したところで誰も信じないと思う。だから誰にも打ち明けていない。

 

例えば姉さんとか。

 

「あなたどこから現れたの?」

 

例えば気になるあの人とか…。

 

「紫音君…?」

 

例えば仲間とか……。

 

「なんださっきの姿は!?」

「勇者システムみたいに…いや、さっきのは体全体だったよね!」

 

「どういうことか説明してもらうぞ紫音!」

 

どうなってるの!?




どうも作者です。

えぇ、三作品同時進行しています。主人公ごとの1話を書こうとしているのでそれを含めればとんでもない量ですよね。
シンフォギアとこのゆゆゆの二次で言えるのは原作をすでに知っている体で話が進んでいくので原作未読の人にとっては「うーん」となるでしょうね。
書けるものなら書きたいですがなんとも…。
さておき次は剣斬であることが早速ばれた紫音のその真実を打ち明ける話です。

あと勘違いしないで欲しいですが作者はあんたま好きです。
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