おつきみやまのふもとに設けられているポケモンセンターで一泊したイリスは次のジムがあるハナダシティへ向かうためおつきみやまへ向かったのであった。
「登山すると思ったけど一応、洞窟を抜けていかないとハナダシティに行けないのか」
「ピカ」
「いわ~‼」
「ズバ!」
イリスは早速元居た地球とは違い登山道が設けられているわけではないことを思い知らされていたが、幼いころから剣術などの鍛錬をしていた体力は伊達ではなく上ったり下ったりしながら先へ進んでいったのであった。
道中でイワークや蝙蝠型のポケモンである「ズバット」に遭遇したりとイリスはなんだかんだで楽しんでいたのであった。
「結構進んだね、ん?」
「ピカ~!」
おつきみやまの中間に差し掛かろうとしたところでイリスは何かに気が付いたようでピカチュウにハンドサインで指示を出して臨戦態勢に入ったのであった。
「うへへへ、これでピッピを一網打尽だぜ」
「おい、誰かに聞かれたらどうすんだ! 今回の任務は俺たちしかいないんだ」
黒に上着に赤い「R」の文字が大きく書かれた服に白いグローブに黒い帽子というもう完全に通報してくださいと言わんばかりに怪しすぎる男の二人組が不気味な笑みを浮かべて話していたところにイリスがいることに気が付いていたことに気づいておらず「ピッピ」というポケモンを一網打尽にするというのだ。
「ピッピ~‼」
「見つけたぜ! 行け‼ コラッタ‼」
「お前もだ! アーボ‼」
ピンクの体を持った小柄なポケモン「ピッピ」というのだが怪しい男の二人組に見つかってしまったようで、それぞれの手持ちのポケモンを繰り出だしてピッピを逃げれないように囲んでしまったのであった。
「逃がさねぇよ!」
「ピ~~~‼」
いくら何でもピッピは大勢に無勢には変わらなかった万事休すの瞬間、
「ピカチュウ、コラッタにでんきショック! ミズゴロウはアーボにみずでっぽう‼」
「ピカ‼」
「みず~‼」
「コラ~‼」
「アボ~‼」
「邪魔すんじゃねぇよ! ガキが‼ 天下の「ロケット団」に逆らったらどうなるか!」
「知らないね(どこ行ってもいるんだ)」
イリスがピカチュウにコラッタの相手を、ミズゴロウにアーボの相手に攻撃を命令を出したことでピッピはイリスの背後に隠れたのであった。
任務を邪魔されたのが気に入らなかったのか男の一人が自分たちが「ロケット団」という組織に所属していることを明かしながら脅してきたがイリスは元居た地球でも要人保護プログラムで似たような人たちはどこにでもいるんだなと思ったのであった。