アルセウスによって地球に似た惑星であるが特殊な生命体であるポケットモンスター通称「ポケモン」が人間と共存して生活を送っている場所に送られた篠ノ之箒はマサラタウンに住む女性にすべてを打ち明けたのであった。
「ここに住まない?」
「え?」
保護してくれた女性から一緒に暮らさないかと持ち掛けられた箒はキョトンとした表情をした。
ポケモンのことを知らない箒にとって女性からの申し出は救いだったのだ。
「いいんですか?」
「もちろんよ!」
「はい、こちらこそお願いします。うわーん!」
箒は女性からの申し出を承諾して涙を流したのであった。
「落ち着いた? あなたは「篠ノ之箒」じゃない、そうね「イリス」ってどうかしら?」
「イリス?」
「うちに養子で引き取ろうかなと? ダメかしら?」
「別に構いません、あ、違った、「お義母さん」って呼べばいい?」
「今日から、よろしくね「イリス」!」
箒が泣き止んだところで女性は箒を養子として引き取ることを告げて箒に「イリス」という名前を提案したところ箒はその申し出を受け入れ「篠ノ之箒」改め「イリス」と名前を変えることにしたのであった。
「おぎゃあ!」
「あ、いけないわ!」
ふと、赤ん坊の泣き声が聞こえてきたので女性が慌てて向かっていったのでイリスは後をついていくことにしたのであった。
「よし、よし、いい子」
「おぎゃ‼」
「その子って、もしかして?」
「そう、今日からあなたの義弟になる子よ!」
女性の後をついていったイリスの目に入ったのは大きな声で泣き叫んでいる男の子の赤ん坊であった。
女性は抱きかかえて赤ん坊をあやして赤ん坊が泣き止んで笑顔になったところでイリスは思わず女性に質問してしまったのであった。
女性が抱いている赤ん坊こそが本当の女性の子であり今日からイリスの義弟になる人物であり、いずれポケモントレーナーとしてライバルになるであろう存在であった。
それからイリスが養子として引き取られて、
「イリス、オーキド博士の研究所にいるポケモンに会いに行ってみたらどうかしら?」
「オーキド博士の研究所? オーキド博士?」
「オーキド博士はポケモン博士なの、イリスも将来、ポケモンと暮らすのだからポケモンと触れ合ってみたらと思ってね?」
マサラタウンでの生活に慣れてきたのでイリスはオーキド博士の研究所へ遊びに行ってみたらどうかと進められたのだが、まだ、イリスは6歳であるため初心者用ポケモン通称「御三家」を受け取る10歳まで4年あるが早いうちにポケモンに触れ合って心の傷を少しでも癒す目的も入っているようでイリスは勧められるがままオーキド博士の研究所へ向かったのであった。