マサルとキバナのガチガチポケモンバトルラジオ   作:もんすたーぽーる

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初回放送 強いトレーナーに重要なものってなあに?

 

「ハロォーキィッズ! 君たちはもうたっぷりポケモンを育てたか? たっぷりレベル上げした君もまだまだの君も、ちょーっとばかしラジオに耳を傾けるお時間だぜ!

 お家でディナー中ならパンを齧りながら、キャンプ中ならカレーを煮込みながら! 君たちのバトルライフを応援するためのこの放送に是非!耳を傾けてくれよな!

 キバナ様の、ガチポケバトルラジオの時間だぜーーー!!」

 

 〜♪(ガラルジムチャレンジのジムリーダ戦BGM)

 

「と言うわけでついにスタートだ! 新番組のガチバトラジオ! あ?さっきはガチポケバトルラジオっつったっけ? まぁいいか。

 前々から告知しててSNSでも話題になってたこの番組は現在スタジオから生中継でお届けしてるぜ!

 おっと早速トレンド3位! ありがとさん!

 この番組を聞いてるみんなは是非とも! ハッシュタグ#ガチバトラジオ をつけていろんなことを呟いてくれ!俺様スマホロトムと睨めっこしながら司会進行続けてくから目につくツイートがあったら読み上げちまうかもよ?」

 

「さて! 俺様が一人でトークを盛り上げて視聴者のみんなを楽しませるのもいいが……この番組にはご存知の通りもう一人、メインパーソナリティがいる!

 さっさと参加してもらおうかね! 主役のもう一方をご紹介だ! ガラル地方の新たなる英雄! つい先日チャンピオン戦を見事防衛した稀代のトレーナー、チャンピオンっ……『マサル』だ!!」

 

 〜♪(ジムリーダー戦クライマックスフェーズBGM)

 

「みなさんこんばんは、初めてラジオ番組の司会を務めることになりました、マサルです。 不慣れなこともあるかもしれませんが、頑張って盛り上げていこうと思いますのでよろしくおねがいします」

 

「よろしくなマサル! てかなんかお前背ぇ伸びた?」

「打ち合わせでも同じこと言ってたでしょうキバナさん、でもまぁ今はブーツ履いてるからそう見えるのかも」

「あーそういうね……それはさておきマサルの登場だ!おうおうみろよマサルSNSは大盛り上がりだぜ! 『チャンピオン待ってた!』『てかラジオパーソナリティ豪華すぎ』……概ね好意的だな」

「概ねですか……ていうか今流れてるBGMあれですよね、僕がジムチャレンジした時のジムリーダー戦のBGMだ」

「あの年のはお前がチャンピオンの座を勝ち取った年だからな、必然使われたBGMとかも人気が出るんだよ。 お前がテレビ出る時も登場時に結構流れてるだろ」

「あー……そういえばそうかも?」

「そういうわけだ! マサルのジムリーダー戦は今でも定期的に動画再生数伸ばしてっからな。 まぁそれはさておき司会も揃ったことだしそろそろタイトルコールやれってせっつかれてるからな、やるとするか」

「はい、わかりました、では……」

 

『マサルとキバナの、ガチガチポケモンバトルラジオ!!』

 

「……やっぱ長えよなあこのタイトル」

「略し方もどうすればいいのかよく分かりせんよね」

「ガチバトラジオーとかでいいんじゃねえのかなって俺様は思うけどな。 さて初回放送を聞いてくれてるリスナーにこの番組の趣旨を説明するぜ。

 このラジオでは、チャンピオンの座に君臨してるマサルと、ガラルジムリーダー最強の俺様が、遊び抜き手心抜き、のリアルなトレーナー事情を濁し無しでお伝えするチョーイカれた番組だ!」

「イカしたじゃないんですね……」

「おうイカれてるぜ、マジで踏み込んだところまで夢0現実100で話せとか言われてるもんな、いくつか想定される質問にどう答えるんすかーって聞いてマジで引くような解答例出されて俺様ちょっと泣いちゃった」

「僕も引きましたね、うわーそこまでマジな解答しちゃっていいんですかーって思いました。 みなさん、このラジオはポケモントレーナーを目指すあなたに容赦ない現実を突きつけるいやーな番組なので覚悟を持って聞くことをお勧めします、お子さんには聞かせないで、本当に」

 

「まぁどんなマジトークが飛び出すかは質問次第だけど、ジムリーダーの飲み会で繰り広げられる地獄のトークレベルのが飛び出すとしたらマジで子供には聞かせたくねえよな」

「急にスンッとしないでくださいよ、ていうかその飲み会にマリィとかビート参加させたの今でもどうかと思ってます」

「お前も参加したじゃん」

「僕はダンデさんに一度は行っといた方がいいっていわれたので」

「ネズは心底嫌そうにマリィ連れてきてたけどビートはポプラのばあさんに引っ掴まれてこられたな」

「あのフォト撮ってありますよ」

「マジ?」

 

「まぁそのフォトは後で拡散するとして……っふふ……ビートがSNSで超反応してる……『今すぐ削除しなさい』」

「ごめんビートあのフォトもうポプラさんには送ってあるんだよね」

「一番送っちゃダメな相手じゃねーか……いやそうじゃなくて! そろそろこのラジオの主題に突入するとしようぜ。 リスナーからのガチ質問コーナーだっ!」

 

〜♪(ジム戦ポケモンダウン時の入れ替えタイムBGM)

 

「この番組では事前にリスナーのみんなから集めた、チャンピオンたちに聞きたいガチの質問をハガキやメールで募集してるぜ。 今回初回放送ぶんの質問を送ってもらったんだが、なんと300件分の質問が届いたそうだ、」

「うわーかなりきましたね、みなさんありがとうございます」

「一度の放送ごとに一つが二つが質問を取り上げて、俺様とマサルでその質問に対してガチの回答をぶつけてくぜ。 もう一度言っとくけどこれはガチの回答だから情け容赦ない事言われても泣かないこと、いいね?」

「念押しするじゃないですか……」

 

「じゃあ早速ハガキ読み上げるぜー、今日の質問はこれ!ジャン! えーとラジオネーム『夢見るホシガリス』さんから!『マサルさんこんばんは!』おい俺様は?」

「夢見るホシガリスさんこんばんはー」

「俺様は? ……コホン、『マサルさんのように僕も強いトレーナーになりたいです! 強いトレーナーになるために一番大切なものってなんですか?』……だそうだ」

 

「うーん……」

「この質問かなりたくさんきてたらしい、その中で代表してこの投稿者のメールを取り上げたぜ。 夢見るホシガリスさん今度は俺様にもこんばんはの挨拶しろよな?」

「…………キバナさんこれもう一回だけ聞きますけどガチの回答しなきゃいけないんですよね?」

「おう、夢見る少年少女をこの1回目の放送で篩い落とすぞ!とか張り切ってたぞプロデューサー」

「悪趣味……まぁそれだけ本気の人向けのラジオってことなんだと思いますけど。 初めてのラジオの司会がこの番組ってどうなんだろ……」

「まぁいうてよ、大半のトレーナーはこの質問の答え予測してんじゃねーのか? この辺りで軽い炎上一回体験しとけって! ガチトレーナーの大半は擁護してくれっから」

「僕がチャンピオンになった時三日三晩燃えたからもう嫌なんですけど……」

「いやー面白かったわあれ!」

 

「まぁそういうわけでガチの回答を致しますね。 強いトレーナーとして一番大切なものは何かって言われたら……100%お金です」

 

 〜♪(効果抜群のエフェクト音)

 

「マジの回答じゃん」

「そうしろっていわれたんじゃないですか」

「まぁ俺様も同意見だけどな。 ポケモンバトル……マジで金かかるんだよな」

「ええ本当に……ただ一応フォローしておくと、ポケモントレーナーなりたての人はお金よりもまず知識の方がだんっぜん大切です、というかまずポケモンに関する大量の知識は備わってることが大前提で話してるので、まずはみなさんたくさんバトルしてたくさん図鑑読んで知識を身につけましょうね」

「金はある程度極まってきてからだよな」

 

「たとえばポケモンフード一つとってもいいやつは本当にいいお値段しますよね、キバナさんはどれくらいのグレードのやつ買ってますか?」

「俺様のポケモンは大半が大喰らいだからグレード一つ落としたやつ買ってるよ、一月で30万くらいだな」

「うっわ……結構しますね」

「ポケモンによっちゃとんでもない偏食もしたりするからな、マサルのほうは?」

「ぼくはメーカーと契約したやつ割引で買ってるので今は…20万くらいだったかな」

「バンバドロとかすげー食べるだろ!」

「すげー食べますね」

 

「そう!ポケモンバトルにこだわり始めるとまず飯で金がかかるんだ!」

「僕たちトレーナーは、ポケモンバトルで指示を出すだけでなく事前にレベルを上げたり、技を覚えさせたりするのもとても大切です。ですがそれより地味ながらもものすごく重要なポイントとしてポケモンのコンディションを整える役目があるんです」

「コンディションを万全に整えるのが大前提だからな俺らは」

「食事の量、そのポケモンの体質に合ったフードの選定、日々の運動時間、休憩時間、ストレスを溜め込まないためのケア、とにかく色々時間がかかるしどれをとってもお金がかかります」

 

「おっとここでルリナが反応したぜ!『わかる〜!!』だってよ。 リスナーのみんな! 俺やマサルが成金発言してるわけじゃないってのは理解してくれよな!」

「むしろ費用は節約したいんですけどね、ポケモンを万全に整えた上で自分たちのコンディションも維持しなきゃいけないから現実的に本当にお金かかるんですよ……」

「みんなはダンデが身につけてたマントに大量のスポンサーの刺繍されてたの覚えてるよな? あれはダンデのポケモン全員のコンディションを整えるために必要な資金を得るためにも必要なもんだったんだ」

 

「ジムチャレンジ中もだんだんとあれ?お金足りないな? ってなり始めましたね」

「スボミーインで旅費なんてかかんねーしポケモンセンターも無料なのに、後々のこと考えるとだんだん胃が痛くなってくんだよな」

「はい……基本的にはポケモンフードと持ち物のこと考えればいいんですけどだんだんと各ポケモンのコンディション整えるためのケア用品とかも嵩張ってくるしきのみが無限に足りないし……無駄な部分の節約とか6つ目のジムあたりで気がつきますね、服とか買えませんよ」

「金のコントロールもポケモントレーナーの重要な仕事だぜ、マジで」

 

「まぁマジで夢のない回答しちゃってごめんなって気持ちはあるんだけど、みんなもお金の使い道には気をつけたほうがいいぜ」

「僕たちはファイトマネーそこそこ稼いでるし結構なスポンサーさんがついてくれてるのでまだマシですが、それでもお金キツイなって時があります。 もちろん才能とか経験とか他にも大切なことはたくさんありますけど、強いトレーナーになるためにって現実的に考えた時にはどうしてもお金が絡んできてしまうので……ご理解いただけたらと思います」

「おっとSNSめっちゃ盛り上がってるぜ。『チャンピオンの発言か?これが……』『金!金!金!トレーナーとして恥ずかしくないのか!』『ポケモンがいいフードを食べる横で僕はもやし炒め……』『お金無限に足りない!!!!!』……いやーまさに賛否両論だな! おっとマリィが反応したな。『直視せざるを得ないけどつらい現実だよね』」

「実際そこそこの量と質を兼ね備えたフードとかもあるし、ジムチャレンジ中はレベル上げるほうがよほど手っ取り早いんですけど極まってくるとそれだけでは説明できない差が食生活とかで出てきますからね」

「その辺りも考えてパーティ構築するのも腕の見せ所だと思うぜ俺様は」

「虫ポケモンはおすすめですよ、きのみだけでかなりいいコンディションに持ってけること多いです」

「マサルもクワガノン育ててるもんな」

 

「さて、今日の質問への回答はこんなもんか、どうだい夢見るホシガリスさん?」

「もうラジオきって泣いてても僕は驚きませんよ……」

「まぁ夢のない話しちまったからな。 でも忘れないでくれ、この番組は『マサルとキバナのガチガチポケモンバトルラジオ』だ。 ガチのポケモンバトル事情についてお話する番組なんだぜ……おっとトレンド一位になってる」

「本当ならここにまだまだきそのうりょくサプリとか遠征費用とかの話もしなきゃいけないので……立場が備わってくるとお金の話もどうしても絡んでくるんです。 みなさん、お金の話しか今日してませんけど僕は真面目に真摯にポケモンバトルに打ち込んでるのでそこはどうか勘違いしないでくださいね!」

 

「さてここいらで一息入れるか! 他のラジオと同じく曲を用意してあるからこれでみんなも休憩も行こうぜ!曲名は先日リリースしたネズの新曲……

 

 ………

 ……

 …

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