ようこそ一夏ちゃんが逆行する教室へ   作:たかきょう

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今回は少し短めです!


第2章.少しずつ縮まる距離。
第18話.一夏ちゃんの感情は成長しま~す!


 

 

5月1日...

 

 

元の世界だと、Sシステムの真相が明かされた日だ。

 

 

「ねぇ、一夏ちゃん?振り込まれているポイントが少ない気がするんだけど...」

 

 

「あちゃ~!やっぱりこうなっちゃったか~...」

 

 

あゆみちゃんが振り込まれているポイントを見て不思議そうに私に問いかけてきた。

 

 

一応、あゆみちゃんが疑問に思ってしまうのも無理はないかもね~!

 

 

今月...本来なら、1年Aクラスは10万プライベートポイント+筆記試験1位の報酬を合わせると、12万プライベートポイントは支給されるはずなのだ。

 

 

それなのに3万プライベートポイント程、引かれているという事は?

 

 

「すげぇじゃん!やっぱ、一夏ちゃんの言った通りだったって事だよな!」

 

 

高橋くんのその一言で、クラス中の視線が私を尊敬の眼差しで見つめている。

 

 

「ありがとうございます!これも一夏ちゃんのおかげです!」

 

 

「俺...天沢が初日に言ってた事が気になって節約してたんだ!マジでお前に感謝だぜ!」

 

 

「私も!あの時の一夏ちゃんの言葉を信じてて本当に良かったよ~!」

 

 

「全くだよ!もし...一夏ちゃんが初日に言ってくれてなきゃ、金欠になってたかもだね...」

 

 

「天沢!ほんとにありがとな!おかけでポイントを上手く温存できたぜ!」

 

 

小西ちゃんを筆頭にクラスの皆からお礼を言われている私...これはクラスで浮いていた元の世界では到底、体験できなかった事だね...

 

 

(あれっ?変だな...どうしてだろ?私、何で嬉しくなっちゃうんだろう?...)

 

 

私の中にある喜びの感情というものは...清隆先輩に褒められた時だけ、発動するものだとばかり思っていた...というか、私もそれだけのために喜びの感情を身に付けていたんだもの。

 

 

だから、今回も上辺だけの笑顔を皆に対して浮かべておこうとでも思っていたはずなのに...

 

 

どうしても、この状態が長く続いてほしいと思ってしまうんだ...

 

 

「...人気者とは、随分といいご身分なことだな...」

 

 

「まぁ...私が言った事が事実になったわけだからね...そう言う石上くんも...実はこうなる事を分かっていたりしないわけ?」

 

 

「俺がか?さぁ、どうだろうな...」

 

 

 

 

石上くんと、そんな事を話している内に担任の先生がやって来て、朝のホームルームが始まった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・

 

 

「そして...こちらが、各クラスのクラスポイントです。」

 

 

先生がSシステムの細やかな説明をした後、ホワイトボードに各クラスのクラスポイントを書き込んだ。

 

 

 

 

1年Aクラス 986cp

 

1年Bクラス 726cp

 

1年Cクラス 505cp

 

1年Dクラス 253cp

 

 

 

 

(う~ん、元の世界とさほど変わってないね~‼️)

 

 

ちなみに1年Dクラスのクラスポイントだけ、他のクラスと比べてやけに低いのは...パートナー筆記試験で全クラス最下位となったせいで、追加のポイントを得られなかったからだ。

 

 

(宝泉くん...キレてそうだね~?怒りのあまり、翼ちゃんに八つ当たりしてなきゃいいけど...)

 

 

それでもだよ...このクラスポイントは去年のDクラスよりかはマシなのが救いかな?

 

 

(確か...去年のDクラスはポイントがゼロだったらしいけど...)

 

 

清隆先輩曰く...去年のDクラスは、生活態度が悪すぎて支給される予定のポイントを4月の間に全て吐き出してしまったらしい。

 

 

その話が本当なのか、清隆先輩のでまかせなのかは分からないんだけど...

 

 

 

何はともあれ...この日から、本格的にAクラスを懸けた各クラス同士の闘争が幕を開けたのだった...

 

 

 





ちなみにですが...この小説、オリキャラは出してません。

あゆみちゃんこと...三井あゆみちゃんや、小西ちゃんこと...小西徹子ちゃんも原作で1年Aクラスの生徒として出ている子なので、気になる方は原作を読み返してみて下さい。
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