原作で1年生初の退学者が出た例の特別試験で、試験内容は完全にオリジナルです。
色々と矛盾が生まれるかもしれませんが、ご了承下さい。
今日は5月末...
元の世界通りなら、2回目の特別試験がおこなわれる予定の日だ。
「あれっ?一夏ちゃん?元気なさそうだけど...また、落ち込んでる?」
「いやいや!そんな事はないよ?ただ...そろそろ2回目の特別試験がおこなわれるかもしれないな~って、勝手に思っていただけだから!」
「う~ん、そう言われると...確かに!一夏ちゃん、冴えてる~!」
「いや、単なる直感だからね?あまり、宛てにしなくてもいいんだよ?」
私は、心の底にある不安を隠しながら...あゆみちゃんとそのようなやり取りをおこなう。
(私が何とかしないと...)
そして...教室に担任の先生が入ってきてホームルームが始まった。ここまでは、いつも通りの光景だ。
「突然ですが、今から第二回となる特別試験について説明します。」
問題はここからだね...クラスメート達も担任の先生からの突然の報告にザワついている。
「先生、二回目の特別試験とは...いったい、どのような内容の特別試験なのでしょうか?」
そんなクラスメート達の意図を組んだのか、石上くんが先生に質問をした。
「二回目の特別試験、その名は...4択不一致試験です。」
早速、担任の先生は...その特別試験のルールをクラスの皆に説明し始めた。
4択不一致試験は、まず...各クラスの全生徒40人を【問題回答】グループと【選択権獲得】グループの2グループにそれぞれ、20人ずつ分ける事から始めるんだ!
じゃあ、最初に【問題回答】グループの動きから見ていこうか~!
①【問題回答】グループのメンバーは同じ教室に集まった上で各問題につき、各クラス一人が回答者となり...モニターにて出題された問題の回答を、同じく表示されている4択の選択肢の中から一つだけ選ぶ。
...と、ここまで聞いたら、どんなに頭が悪い人でも常に25%の勝ち筋が見えてくるという...かなり楽勝な試験に見えてくる...
だけど、そう...世の中は、甘くはないんだよな~!
②ただし...回答者がすぐに好きな選択肢を選べるわけではなく、体育館にいる【選択権獲得】グループが課題をクリアしたクラスから順番に選択肢を選ぶ権利を獲得できる。
③四人の回答者が選ぶ選択肢は...全てバラバラである必要があり、二番目以降に選択権を得た回答者は、既に他の回答者が選んでいる選択肢は選ぶ事ができない。
そう!たとえ、回答者側が正解を分かっていても...選択権を獲得できなければ意味がないんだよね...
④正解の選択肢を選んだ回答者は残留となり...そのまま、次の問題に挑戦する。一方でそれ以外の回答者は脱落となり...教室から退場する。脱落した回答者のクラスは改めて回答者を選出する。
⑤これらを繰り返し、【問題回答】グループの20人全員が全滅したクラスは回答する権利を失う。
要するに回答者がいなくなると、その後の問題は回答不可能となるわけだね。
続いて、【選択権獲得】グループの動きはというと...
①各問題につき、各クラス一人の挑戦者を出して...出題と同時に体を使う課題(球技なども含む)に挑む。
②課題をクリアした挑戦者は勝ち抜けとなり、次回以降の課題の挑戦者となる事が可能。なお、回答者とは異なり...二連続で課題に挑戦する事は認められない。(最後の一人の場合を除く)
③ただし...各課題につき、最下位になった挑戦者は脱落となり...体育館から退場する。
④これらを繰り返し、【選択権獲得】グループの20人全員が全滅したクラスは選択権を失う。
要するに挑戦者がいなくなると、選択権獲得が不可能となり...回答者は必然的に余った選択肢を選ばなければならなくなるわけだね。
そして...獲得できるポイントについてだけど...
①各問題につき、正解の選択肢を選んだ回答者のクラスに10ポイント。
②各課題につき、真っ先に選択権を獲得した挑戦者のクラスに10ポイント。
③【問題回答】グループと【選択権獲得】グループ40人が全滅したクラスが出た時点で試験は終了となり、これまでに獲得したポイントがクラスポイントに換算される。
④なお、全滅したクラスはこれまで獲得したポイントが全て没収となる。
以上が、この特別試験の全容だった。
「という事はだぞ?毎回...選択権を真っ先に得た上で、正解の選択肢を選び続けたら...400ポイント以上のポイントを得るのも可能って事じゃないか?他のクラスと一気に差をつけるチャンスじゃん!」
高橋くんの発言にクラス中が沸き立つ。
(400ポイント以上かぁ...まぁ...理論上は完全に不可能とは言えないけどさ...)
拓也や宝泉くんが黙ってやられっぱなしなわけがないから、とても現実的とは言えないかな~?
それにね...
「ちなみに各問題や課題の中にはランダムで脱落者の人数や獲得できるポイントが増加するなど、様々なボーナスチャンスが生まれますので、その点については注意してください。」
このボーナスをどのように使うのかも勝敗に大きく影響するだろうね...
「最後にこの特別試験における、ペナルティ行為について説明します。」
そう言って先生が、ペナルティ行為についての説明を始める。
元の世界では、Cクラスの波田野くんが拓也に嵌められる形で、このペナルティ行為に手を出してしまい...退学に追い込まれてしまったのを覚えているよ~!
「試験の実施日は来週です。皆さんの健闘を祈ってますよ。」
私にとって、この世界では二回目となる特別試験...果たして上手く乗り越えられるかな?
一夏ちゃんは生徒会に入る?
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この世界では...入っちゃおうかな?
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元の世界と同じように拓也に任せよう...