ようこそ一夏ちゃんが逆行する教室へ   作:たかきょう

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第36話.4択不一致試験の開幕で~す! ②

 

 

特別試験は今のところ、特に問題はない様子で進行している。

 

 

2問目の数学の問題では...うちのクラスが真っ先に選択権を獲得し、順当に正解の選択肢を選んだ。

 

 

課題最下位は...Cクラスである。

 

 

3問目の理科の問題では...課題挑戦者の運動神経が良かった事もあってか、Dクラスが真っ先に選択権を獲得し、正解の選択肢を選んでいった。

 

 

課題最下位は...唯一の女子という事もあってか、うちのクラスだった...

 

 

続く4問目の美術の問題...ここでもDクラスが真っ先に選択権を獲得したのだが、なんと!ここで...不正解の選択肢を選んでしまうというやらかしが発生!結局、二番目に選択権を獲得したBクラスが正解の選択肢を選んだ。

 

 

課題最下位は...またしても、Cクラスである。

 

 

 

 

 

そんなわけで、現在の各クラスの状況はというと...こんな感じだね~!

 

 

 

 

Aクラス:20pt(+20pt)...残り36人。

 

Bクラス:30pt(+10pt)...残り38人。

 

Cクラス:0pt(+0pt)...残り33人。

 

Dクラス:30pt(+30pt)...残り37人。

 

 

 

 

ポイント的には、BクラスとDクラスがリードする形になっていてAクラスがその後を追いかける構図となっている。そして...Cクラスは一歩出遅れている。

 

 

(この特別試験...どうなっていくんだろうね~?)

 

 

「...おい、天沢...」

 

 

「石上くん?どうしたの?」

 

 

4問目が終わった直後、石上くんが小声で私に声をかけてきた。

 

 

「...お前は気づいたか?BクラスとDクラスの戦略に...」

 

 

「...う~ん、戦略と言っても良いのか微妙なラインだけど...」

 

 

気づいた事ね~?

 

 

まず...Bクラスの【選択権獲得】グループなんだけど、拓也と木林っていう男子の二人が交互に課題に挑戦している様子で、他の18人に動きが見られない点かな?

 

 

後半に備え、できるだけ大人数の【選択権獲得】グループメンバー達の体力を温存させておく狙いなのかもしれない。

 

 

さらに拓也がだよ?いまだに全力を出してはおらず、最下位にはならない最低限の実力しか発揮していないのも気になるところかな~?

 

 

そして...次にDクラスの【選択権獲得】グループなんだけど、やけに...

 

 

「やけに...Dクラスの【選択権獲得】グループのメンバー達の運動神経が良くなっているのが気になりますか?一夏さん。」

 

 

私が言いたかった事を...近くにいた翼ちゃんが代弁してくれた。

 

 

「そんなところだね...今までのDクラスの課題挑戦者は、私の知ってる限りだと...身体能力のOAAの数値がC以下だった気がするんだよね?」

 

 

「確かに前まではその通りですね。ですが、詳しくは言えませんが...宝泉君と私で、【選択権獲得】グループメンバーを数日間で鍛えたといったところでしょうか。」

 

 

「へぇー、なるほどねぇ...」

 

 

中学時代に不良として名を馳せた宝泉君と月城理事長代理が送り込んできた翼ちゃんによる育成だなんて...結構、過酷だったんじゃないかな?

 

 

「宝泉君曰く、男子は須藤先輩並み...女子は堀北先輩並みにまで引き上げておきたかったそうなのですが、さすがにこの短い時間では無理がありますので...結局は、足を引っ張らないラインに引き上げる事で妥協したわけですよ。」

 

 

「Dクラスは大変そうだね...」

 

 

まぁ...ほんの数日の間に、あの二人と同等のレベルは無理があるもんね。ホワイトルール生じゃあるまいし...

 

 

「五問目の出題科目は...『学校史』だ。」

 

 

私が石上くんや翼ちゃんと話している間にも、五問目の問題が始まろうとしていた。

 

 

(ん?紙が黄色いね...これって、何かの前触れかな?ひょっとして...)

 

 

一夏ちゃんは、先生が手に持っている紙が...今までの白ではなく、黄色である事に気づいた。私以外にも...その事に気づいた生徒が何人かいるようで、疑問を浮かべている様子だ。

 

 

「色がついてる紙が引き当てられたため、次の問題はボーナス問題となる。」

 

 

やっぱりね~!そうだと思ったよ...

 

 

そして...先生がボーナス問題の説明を始めた。その内容とは...

 

 

 

 

①この問題では...正解の選択肢を選んだクラスには獲得できるポイントが10ptから、50ptに増加する。

 

 

②ただし、4つある選択肢の中に一つだけ...【完全NG!】の選択肢が紛れ込んでおり、それを選んだクラスは-50ptとなる。

 

 

③【選択権獲得】グループは...各クラスにつき、五人で課題に挑む。

 

 

ちなみにこのルールは...先生が引いた色つきの紙が黄色の紙だった場合のルールであり...黄色以外の色つきの紙を引いた場合は、ボーナスのルールもそれに応じて変わるらしい...

 

 

 

 

ボーナス問題のルールを聞き終えて...Cクラスの【問題回答】グループメンバー達が沸き立っている。

 

 

いまだに獲得ポイントが0のCクラスから見たら、思ってもない好機だろうからね~!

 

 

(うちのクラスの【問題回答】グループメンバー達も...Cクラスほどじゃないけど、嬉しそうな様子を見せているし...)

 

 

先生の説明が終わり、代表回答者がスタンバイすると...いよいよ、ボーナス問題がモニターに表示された。

 

 

 

 

【問題】 現2年生が3月に受けた特別試験...クラス内投票にてAクラスから出た退学者は、次の四人の内のだれ?

 

 

①戸塚弥彦

 

②山内春樹

 

③真鍋志保

 

④猪狩桃子

 

 

 

 

いやいや...これは、さすがの一夏ちゃんにも...分かんないかな~?

 

 

 





原作ファンの皆さんから見れば、楽勝の問題ですよね笑

【完全NG!】も大体はお分かりになられたかと...

七瀬翼の決断は⁉️

  • 原作通りの展開
  • 原作よりも早く...綾小路の忠犬へ
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