ようこそ一夏ちゃんが逆行する教室へ   作:たかきょう

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第6話.一夏ちゃんは各クラスのリーダー達と戯れま~す!

 

 

そして、石上くんに連れられて生徒会室に着いたんだけど...来てるのは、まだ私達だけみたいだね。

 

 

「新入生を生徒会室にまで呼んで...生徒会長はなにをしたいのかな?」

 

 

「十中八九、この件には綾小路が絡んでるだろうな...」

 

 

「...となると、新入生で呼ばれたのは私達だけじゃないって事かもね~!」

 

 

そんな事を言いながら、石上くんと一緒に他の皆が到着するのを待っていると...

 

 

「あっ!一夏!それと...Aクラスの石上くん?」

 

 

「わ~お!その感じからして、拓也も生徒会長から呼ばれたんだね~!」

 

 

1年Bクラスの代表としてなのか、拓也が生徒会室に入ってきた。

 

 

「ほぅ...お前が1年Bクラスのリーダーの八神拓也か。」

 

 

「はい、八神拓也です!」

 

 

おや?石上くんが拓也をなにやら、見定めているような表情をしているね...

 

 

「拓也、石上くんは綾小路先生と繋がりがあるの。つまり、私達がホワイトルーム生だって知ってるから...素で話してもいいんだよ?」

 

 

「なっ!?石上くんが...そうだったんですね...」

 

 

やはり、拓也は石上くんと綾小路先生の関係性を知らなかったようで、少なからずの動揺を見せている。

 

 

「なるほど...天沢が知っていたから八神...お前も当然のように知っていると思っていたんだが...その様子だと知らなかったみたいだな。正直、興醒めだな...」

 

 

「黙れ...後から追い抜かれただけて、これでも昔は一夏よりも優秀だったんだ!」

 

 

石上くんの煽ったような発言に拓也が反論しているけど、はっきり言って負け惜しみにしか聞こえないなぁ...

 

 

その時、また生徒会室の扉の開く音がして...

 

 

「いったい、なんなんだ?この集まりは...」

 

 

「おやおや~!1年Cクラスからは、宇都宮くんがお出ましのようだね~!」

 

 

どうやら、1年Cクラスの代表として宇都宮陸くんが生徒会室にやって来たようだ。

 

 

「そういうお前達は、1年Aクラスの石上と天沢...それに1年Bクラスの八神か?」

 

 

「はい、宇都宮君もここに呼ばれたという事は...多分ですが、1年Dクラスからも...」

 

 

拓也が言い終わるよりも前に...またも、生徒会室の扉が開かれた。しかも、今回はずいぶんと乱暴な開き方だった。

 

 

「おいおい、これは何の集まりだァ?ずいぶんとにぎやかじゃねぇかよォ。」

 

 

「どうやら、他のクラスの皆さんも集まってるようですね。」

 

 

今度は、1年Dクラスのリーダーの宝泉和臣くん...そして、七瀬ちゃんがやって来た。

 

 

「へぇ~、七瀬ちゃん達も呼ばれたんだね~!」

 

 

「あっ!天沢さん!それに八神君も!2日振りですね!」

 

 

七瀬ちゃんはこちらを見つけると嬉しそうな表情で話しかけてきた。その様子が主に尻尾を振る犬みたいで可愛らしいと思ったのは内緒だ。

 

 

「ほぉぅ...お前が七瀬が言っていた天沢って女かよ。教師達による噂では確か...Sシステムとかいうやつの本当の秘密を握って、教師達から2000万も手にいれたんだってなァ?」

 

 

宝泉くんがそう言い放つと、私と石上くん以外の三人がそれぞれの理由で動揺しているみたいだった。

 

 

発言者の宝泉くんを除いても...私、石上くん、拓也、宇都宮くん、七瀬ちゃんの五人は腐ってもクラスの実力者として、この集まりに呼ばれたわけだもん。

 

 

全員が、Sシステムの真相なんてとっくに知ってはいるんだろうけど、拓也と宇都宮くんと七瀬ちゃんは私が2000万ポイントもの口止め料を受け取っていた事までは知らなかったみたいだね...

 

 

「ふ~ん、1年Dクラスのゴリラくんは意外と頭が良いんだね~!」

 

 

「あァ!?調子に乗るんじゃねェぞ!俺が女なら殴らないとでも思ってんのかァ?」

 

 

やれやれ...軽く挑発しただけで、これか...相変わらず、キレやすいというかね...

 

 

「宝泉!」

 

 

「宝泉君!落ち着いて下さい!それと天沢さんも宝泉君を煽らないで下さい!」

 

 

今にも私に殴りかからんとする宝泉くんを宇都宮くんと七瀬ちゃんが必死で止めている。

 

 

ちなみに石上くんと拓也は私が宝泉くんごときに負けるわけがないと分かっているので、普通にその様子を静観している。

 

 

「ちッ!クソが!」

 

 

ここには監視カメラもある以上、うかつに暴力を振るう事は得策じゃないと判断したらしい...

 

 

(ただの脳筋だったら、どれほど良かった事だか...)

 

 

宝泉くんってあの見た目に似合わず、学力のOAA数値がBだったりするから尚更、タチが悪いんだよね~!

 

 

そんな事を思っていると、宝泉くんが私に自分のスマホを向けてきた。

 

 

どうやら、一夏ちゃんのOAAを確認しているらしい...

 

 

そして...

 

 

「はッ!とんだバケモノじゃねェかよ!俺のクラスに欲しいくらいだぜ!」

 

 

そこに表示されていた私のOAAの数値はというと...

 

 

 

 

学力:A+(96)

 

身体能力:A+(97)

 

機転思考力:A(90)

 

社会貢献性:B+(85)

 

 

総合力:A(91)

 

 

 

 

どの数値も、元の世界よりも向上していた。特に機転思考力に関しては、元の世界だとクラスで浮いていただけあって大幅に向上している。

 

 

...というか!一夏ちゃんのOAAの総合力って、全学年でトップクラスじゃない!?

 

 

「学力、身体能力が共にA+だと...」

 

 

「天沢さん...あなたは何者なんですか?」

 

 

宇都宮くんと七瀬ちゃんが、私のOAAの数値に絶句しているね~!

 

 

(そっか、この時点の七瀬ちゃんって...まだ、私がホワイトルーム生って事を知らなかったっけ?)

 

 

その時...またしても、生徒会室の扉が開かれた。

 

 

「新入生達か...待たせてすまないな。」

 

 

「思ったよりも早く...皆さんがお揃いでしたね。」

 

 

現れたのは、南雲生徒会長...そして、月城理事長代理だった。

 

 

「皆さん...忙しい中でわざわざ集まっていただき、ありがとうございます。」

 

 

「おいッ!そんな御託はどうでもいいから、さっさと本題を説明しやがれェ!」

 

 

「分かりました。では、生徒会長の南雲君から説明をよろしくお願いいたします。」

 

 

 

 

さぁ...いよいよ、裏試験...いや!特別試験の説明が始まりそうだね~!

 

 

 

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