ようこそ一夏ちゃんが逆行する教室へ   作:たかきょう

65 / 69
第58話.一夏ちゃんは清隆先輩に水着姿を披露しま~す!

 

 

長谷部先輩からの提案は私にとっては判断に迷う複雑なものだった。

 

 

(ラッキー!まさか、清隆先輩と一緒にプールに入れるな...いや、ちょっと待って!?それだと清隆先輩に...私の水着姿が見られちゃうよぉ!!)

 

 

清隆先輩と一緒にプールで遊ぶという事に関しては特に問題はない...というか、一夏ちゃんにとっては逆に喜ばしい話でもあるくらいだ。

 

 

しかし、一緒にプールに入るという事でとある問題点が生まれる。それは私の水着姿を清隆先輩に披露しないといけないという点だ。おまけに幸村先輩と三宅先輩にもだ...

 

 

逆行前の私だったら清隆先輩以外の男子には興味など微塵もなかったために男子に視線を向けられようが何ともなかっただろうが、水泳授業の際にあゆみちゃんからの指摘がきっかけで羞恥心という感情を嫌でも理解させられてしまった以上、話が変わってくる。

 

 

今となっては清隆先輩に水着姿を見られるのも恥ずかしいのだ。

 

 

「いいですね!私達もプールに入りたかったので!」

 

 

「そうですね。それに綾小路グループの皆さん方ともっと親交を深めたいと思ってましたし。」

 

 

「私は皆さんが望むなら構いませんが...」

 

 

そして、勝手にあゆみちゃんと徹子ちゃんは賛成していて、翼ちゃんや春日ちゃんも反対はしていないみたいだし...

 

 

「きよぽんにみやっちにゆきむーもいいでしょ?いちかのんとそのお友達がせっかくプールに来てるんだからさぁ?」

 

 

「そうだな。俺は別に構わないぞ。」

 

 

「あぁ、俺もだ。」

 

 

「まぁ、いいんじゃないか。」

 

 

清隆先輩に三宅先輩に幸村先輩まで賛成している以上は決まったも同然かな?

 

 

仕方がないね...ここは一時的にでも羞恥心を捨てる事にしようかな...

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・

 

 

そんなわけで女子更衣室にて...

 

 

「へぇ~!いちかのん!スタイルいいじゃん!男子もイチコロだよ!」

 

 

「一夏さん!素敵ですよ?」

 

 

「ははは...いや、翼ちゃんや長谷部先輩にそう言われちゃうと半分だけ嫌味に聞こえちゃうかもな~...なんて。」

 

 

だって翼ちゃんに長谷部先輩...そして、佐倉先輩は一夏ちゃんにはない大きく実ったメロンを体にぶら下げちゃってるじゃないか!

 

 

全く...絶対に爆乳になりたいとまでは言わないけど、こっちの方が羨ましいよ...

 

 

「ごめ~ん!でも、いちかのんが男好みのスタイルをしてるのは本当だからね?私が保証するよ!」

 

 

「そうだよ!水泳の授業の時にも言ったけど水着姿の一夏ちゃんは男子にオカズにされてると思うよ!」

 

 

まぁ、それも事実だ。

 

 

実際にあゆみちゃん達曰く、男子達は一夏ちゃんのムッチムチの大腿や膨らんだお尻のヒップラインはもちろんのこと、細すぎずにガッチリとした腰やそれなりにはある胸とかに興奮していたらしいからね...

 

 

(うわ...今もクラスの男子の誰かのオカズにされてると思うと複雑なんですけど...)

 

 

思わず、ため息が出そうになってしまう。

 

 

「それにしても、いちかのん?その水着...中々にエッチだね~!さてはきよぽんを誘惑するつもりで...」

 

 

「まぁ、確かにこの水着はあゆみちゃん達に勧められて買ったんですよ~!」

 

 

「うん!私達の見込み通り、一夏ちゃんにはぴったりの水着だね!」

 

 

今の一夏ちゃんはスクール水着ではなく、ピンク色のビキニタイプの水着を着用している。スクール水着でも男子から注目の的だったというのに今の一夏ちゃんをクラスの男子が見ちゃったらどういう反応をするんだろうね~?

 

 

「むっ...」

 

 

「ん?愛里...もしかして、いちかのんに嫉妬しちゃってる?」

 

 

「そうかも...でも、天沢さん?あなたには絶対に負けないから!」

 

 

「望むところですよ!」

 

 

ぶっちゃけ、スタイルだけでいえば佐倉先輩が一夏ちゃんをも上回っているという事は認めよう!

 

 

しかし、それが=清隆先輩を堕とせる...には至らないのが残念だ。そもそもの話、単純な色気だけでは清隆先輩に愛を芽生えさせるなんて到底不可能だからだ。

 

 

「なんと!佐倉先輩も綾小路先輩の事が好きだったなんて!」

 

 

「意外とモテるんですね。綾小路先輩って...」

 

 

あゆみちゃんも徹子ちゃんもこれには興味津々の様子だった。

 

 

「皆さん?これ以上、男子が待たせるのはかわいそうですよ?そろそろ、プールに向かいませんか?」

 

 

「そうだね~!」

 

 

「プール楽しみ~!」

 

 

そんなわけで恋バナトークを終えた私達がプールに向かうと、そこには既に男子達の姿があった。

 

 

「やっほー!きよぽん!ゆきむー!みやっち!お待たせ!」

 

 

「いや、待ってないぞ。俺達も少し前に着替え終わったばかりだからな。」

 

 

「それにしても、凄い水着を選んだんだな...」

 

 

普通の男子なら、スタイル抜群の美女集団の水着姿に興奮するんだろうけど、ここにいるのは感情皆無の清隆先輩とガリ勉の幸村先輩と一匹狼の三宅先輩だ。そこまで大きなリアクションは見せていない。

 

 

自身の胸に対する男子の視線を気にするであろう、長谷部先輩が平気で水着姿になれるのも不思議ではない。

 

 

「おや?みやっち、興奮しちゃってる?」

 

 

「してねーよ。それよりも早くプールに入ろうぜ。暑くて仕方ないんだ。」

 

 

「そうだね~!あっ!せっかくだし、皆でバレーとかやらない?」

 

 

「長谷部先輩!私もバレーやりたいと思ってました!」

 

 

「じゃあ、チームは...」

 

 

こうして、一夏ちゃん達はプールにて束の間の平和な一時を味わった...

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆◆◆◆◆

 

 

それから1時間後...バレーも区切りがついて各自、自由に遊んでいた。

 

 

私は佐倉先輩が長谷部先輩と会話している隙をついて清隆先輩の元へと向かった。

 

 

理由はもちろん、アピールのためでもあるがそれ以上に聞いておきたい事もあったのだ。

 

 

「やっほー!清隆先輩~!」

 

 

「天沢か...どうしたんだ?」

 

 

「いえいえ、私達ってバレーの時は違うチームだったので話せなかったじゃないですか?なので、来ちゃったんですよ?」

 

 

「それだけか?何か俺に聞きたそうな事でもありそうな雰囲気がしたんだが...」

 

 

やっぱり、清隆先輩には見抜かれちゃってたか...流石はホワイトルームの最高傑作だね。

 

 

「そうですね。単刀直入に聞きたい事があるんですよ?」

 

 

「なんだ?」

 

 

これはずっと気になっていた事だ。そして、十中八九は清隆先輩が関与してるとみて間違いない...そんな確かな自信が私にはあった。

 

 

「清隆先輩...春日ちゃんに何をしたんですか?

 

 

 

今後、一夏ちゃんとの絡みが見たいのは?

  • 最大のライバル!軽井沢恵
  • ヤンデレヒロイン...一之瀬帆波
  • 文学少女ヒロイン。椎名ひより
  • 負けヒロイン...佐藤麻耶
  • 愛すべきドラゴンボーイ。龍園翔
  • かませ犬?南雲雅
  • ある意味、ライバル?平田洋介
  • その他(コメント欄にて)
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。