ドラえもん のび太の魔法科高校の劣等生   作:むぅち

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短くてごめん


大丈夫かな、僕で・・・・

「本戦のメンバーはこんな物かしら」

 

「そうだな。次は新人戦だが・・・・」

 

 

 のび太達が剣道の練習をしている頃、深雪を除いた生徒会メンバーと十文字と数人の部活連のメンバーが生徒会室にて九校戦の選手を選定していた。

 

 

「やっぱり、実技の成績で決めるしかないのね・・・・」

 

「仕方があるまい。2年はともかく1年はまだ選定する基準がない。目に見える実績で決める他ないだろう」

 

「ですが、それだけじゃ決められない部分もある事も事実です。例えば、この十三束君は実技こそ優秀ですが九校戦の競技には不向きの魔法を得意としています」

 

「ふむ・・・・」

 

 

 九校戦に本戦と新人戦の2つが存在し本戦は基本的に23年から、新人戦は1年から選ばれる。

 本戦のメンバーは直ぐに決められたのだが新人戦のメンバーはまだ1人も決めていない状態であるのだ。

 

 

「ならば、いっその事テストでもしてみるのも有りだ」

 

「テスト?」

 

「あぁ、全部・・・と言うのは無理かもしれないが、一部の競技、そうだな。モノリスコードはどうだ?」

 

「いいの?ポイントが半分になるとはいえ新人戦モノリスコードを実験みたいに扱うのは?」

 

「だがいずれは取れねばならない処置となるだろう。一校は今年勝利すれば3連覇となるが、それが“俺達が居たから"と言う理由ではなく“一校の選手として鍛錬してきたから"優勝できたという考えにしなければ後々の九校戦、勝てるものも勝てなくなるぞ」

 

 

 十文字君の言い分も分かるけど、と頭の中で考える真由美、少し前にあった討論会で差別制度の撤廃をしたいと言ったが今回は学校のメンツが掛かっている事もまた事実。

 真由美はうーんと唸りながら

 

 

「・・・・そうよね、前例を作るのに新人戦は持って来いよね。でもどう振り分けるの?まさか完全募集っていう形にするの?」

 

「いや、いきなりではおそらく一科生ばかり来るだろうな。だから今回はこちらが選んだ生徒でやってみようと思う。そうだな、一科生と二科生で顔見知りの生徒同士ならどうだ。それならチームとしても機能しやすいだろう」

 

「・・・・なるほどね、実力では無くチームとしての総合力に期待するってこと」

 

「そうだ。だが問題はそのような生徒がいるかという点だが・・・」

 

「それに関しては問題ないかと」

 

 

 十文字と真由美の会話に割って入ったのは市原だった。

 

 

「リンちゃん、誰かいたっけ?」

 

「1-Aの森崎君と1-Eののび太君ですよ。渡辺委員長から聞きましたが彼等は友人同士らしいですから差別意識は低いでしょうし、元々の基準で考えても森崎君はモノリスコードの選手として選出されてもおかしくありませんから」

 

「ふむ、なるほどな。ではまずその2人は確定としてあと一人はどうする?」

 

「そうですね。なら2人にに聞いてみるのはいかがでしょうか?」

 

「それが1番手っ取り早いか・・・・2人は今どこにいる?」

 

「森崎君は見回り、のび太君は第2小体育館にいるかと。渡辺委員長もそちらに」

 

「あーそう言えば・・・・取り敢えず森崎君にはこちらから、のび太君は摩利に連れてきてもらいましょうか」

 

 

 

 

 

 

剣道の休憩中ののび太達

 

 

「・・・・・わかった、直ぐに行こう。のび太君、真由美からの呼び出しだ」

 

「何かあったんですか?」

 

「いや、今回は君に用があるみたいだ」

 

「僕に?」

 

「あぁ、そういう訳だ。すまんな壬生」

 

「いえ、少しだけでしたけど手合わせ出来て良かったです」

 

 

 と、2人は別れを告げ、道着から制服に着替えて生徒会室へ向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 生徒会室

 

「すまない、遅くなった」

 

「失礼します」

 

「ん?のび太、渡辺委員長も」

 

 

 2人が生徒会室に入ると生徒会メンバー数人と部活連のメンバー数名、そして扉の近くに森崎が立っていた。

 

 

「急に呼び出しちゃって悪いわね、3人とも」

 

「大丈夫さ、それよりも話っていうのは?」

 

「今年の九校戦の新人戦のメンバーについてだ」

 

 

 真由美と十文字は現状で出ている案を3人に伝える。

 

 

「────という訳なの、それでのび太君と森崎君を呼んだのは・・・」

 

「そのテストってやつを受けてもらいたい、という訳ですか?」

 

「そうなの」

 

「でも、僕の早撃ちはこのCADだから成り立つんですよ?」

 

「その事なんだけど・・・あーちゃん?」

 

「はい、のび太君、そのCADを少し借りても良いですか?」

 

「あ、はい・・・」

 

 

 のび太はあずさにCADを渡すとあずさはじっくりとCADを見始めた。あちこちカチャカチャと動かしながら観察すること1分、見終わったCADをのび太に返した。

 

 

「どうだ、中条?」

 

「問題ありません。と言うかむしろこれで良くあれだけの早撃ちが出来るなって感心しちゃうくらいです」

 

「え、えっと?」

 

「あぁ、ごめんなさい。いきなり色々見ちゃって、えっと・・・のび太君は九校戦の事は知っていますか?」

 

「名前くらいなら・・・」

 

「まぁ、その辺の説明は後にして、九校戦にはCADのスペックに規制があるの、今回のび太君を選んだ時普通のCADだと発動が遅くなる事は聞いていたから自前のCADのスペックを知りたくてあーちゃんに見てもらったの」

 

「へぇ・・・っと言うか自前のCADって大会で使っていいんですね」

 

「規定に引っかからなければどのようなCADをどれほど持ち込んでも問題ない。魔法に関しても競技によるが、殺傷性ランクB以上の魔法は使えない」

 

「なるほど、でもなんで僕なんですか?僕より成績上の人なんていくらでもいるのに」

 

「それはね、のび太君と森崎君なら一科二科の壁みたいなのが無いからよ。ほら、この前私が“そう言う制度"を無くすって言ったけど、内心それを良くないって思う生徒もいると思うの。今回の九校戦は、言い方は悪いけど実験的な意味合いでやるつもりなんだけど、のび太君が言った通り君より実技成績が上の生徒は居るわ」

 

「しかし、モノリスコードはチーム戦、一科二科の壁がある生徒同士ではチームとしての力が発揮されない。故にその壁のない生徒同士ならば総合力で勝ることが出るのではないかと我々は考えたのだ」

 

「それで自分達が選ばれたのは分かりました。それで、あともう1人は?」

 

「それについてだが、森崎、お前が決めてくれ」

 

 

 森崎は困惑した。普通ならその辺も生徒会などで決めるのだが、先程の話に加えて今回の実験でいきなり二科生2人と一科生1人となると場合によっては負荷にしかならない可能性があるとし、今回は二科生1人と一科生2人にする。だが上級生では1年生の性格までは分からないため実力がある程度あって尚且つ二科生との壁がなるべく低い生徒で思い当たる人間が居ないかと森崎に決めてもらおうと言う訳だ。

 

 

「うーん・・・・」

 

「今すぐにとは言わん、なんなら明日の放課後にまた集まる。その時にでも」

 

「あ、いえ、その、思い当たる奴が1人いるんですが、九校戦に出てもらえるかどうか・・・・」

 

「説得には我々も立ち会おう」

 

「分かりました。取り敢えず本人には明日の朝、話してみます」

 

「分かった」

 

「森崎君、参考までにその生徒の名前、教えて貰える?」

 

「左江内英雄です」

 

 

 

 

 




数年前のある日

「ズルズルズル、ふぅ、ご馳走様でした」


 1人の男が自宅でラーメンを食べていた。片付けをしているとインターホンがなり、玄関へと向かう。


「はーい、どちら・・・さ・・・ま・・・」

「お久しぶりですね、小池さん」

「ペコ」


 玄関にいたのは見た目麗しい女性とその執事と思われる男性が立っていた。
 小池はガタガタと震えながら叫んだ


「ご、ごごこ!ご当主さまぁぁぁぁぁ!?」







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