ドラえもん のび太の魔法科高校の劣等生   作:むぅち

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必ず勝つ!

 控え室

 

 

「調子はどうかな、のび太君」

 

「大丈夫です。昨日もバッチリ寝てきましたから!」

 

「そっか、なら大丈夫だね」

 

 

 九校戦4日目、この日から5日間が新人戦となり、初日は男女のスピードシューティング予選と決勝、バトルボード男女予選が行われる。

 のび太は男子スピードシューティングの選手である為、出場前の最後の調整を五十里としている。

 

 

「落ち着いてるな」

 

「得意分野でも緊張とかしない?」

 

「いつの間に来てたの」

 

 

 振り向くとそこには同じくスピードシューティングの選手である雫とその担当エンジニアの達也が居た。

 

 

「あんまり緊張はしないかな。いつも通り撃つだけ」

 

「頼もしい限りだ」

 

「雫ちゃんは?」

 

「バッチリ」

 

「なら良かった」

 

 

 あまり表情には出ていないが気合いは十分と言った雰囲気を出している。

 

 

「そろそろ時間だね。2人とも」

 

「全力で行ってこい」

 

「「はい」」

 

 

 

 

 

 スピードシューティング会場

 

 

 スピードシューティングは男子と女子が同時にスタートするため、見に行く人が分かれた。一校のメンバーは雫の方へ、エリカ達+‪αはのび太の方を見に行くことになっている。

 

 

「緊張してきた・・・・」

 

「スネ夫、お前が緊張してどうすんだよ」

 

「だって、こんな大勢の人に見られながらやるんでしょ?しかも学校の代表だって」

 

「大丈夫よ、アイツなら。ですよね、おばさん」

 

「えぇ、あの子ならきっと活躍出来るわ」

 

 

 幼馴染組と一緒になっている人は野比たま子、のび太の母親だ。父親もいるが、今回は仕事と重なってしまい来ることが出来なかった。

 

 

「くかぁぁぁ・・・・」

 

「起きなさいよ獠!のび太君の試合始まるわよ!」

 

「んあ?どうせ結果は分かりきってんだから良いだろ」

 

「だとしても寝ていい理由にはならんわ!」100tハンマースタンバイ

 

「わわわ、分かった分かった!!」

 

 

『間もなく、男子スピードシューティング予選が始まります。選手は所定の位置に着いてください』

 

 

 そうアナウンスが入ると台の上にのび太が上がってきた。

 

「のび太ー!!」

 

「負けんなよーー!!」

 

「頑張れーー!!!」

 

 

 のび太は声援をくれた人達の方へ振り向き手を振る。そして、視線を前に向ける。

 そして、ブザーがなり始めるとゴーグルを掛ける、そこにはスピードシューティングのクレーの判定される立方体が映されていてこの立方体の中でクレーを撃ち落とさなければ判定されない。

 カウントのブザーが鳴り、5つ目のブザーでスタートし、その数秒後にクレーが数個射出された。のび太はすぐに魔法を発動させクレーがOK判定される場所にまで来るのを待って撃った。

 のび太の放った魔法はクレーを見事に捉え破壊、それが判定されモニターに破壊されたクレーの数が表示された。

 次々と射出されるクレーを外す事無く判定エリアに入った瞬間にクレーを破壊していきその数が100に到達した瞬間、終了のブザーが鳴った。スピードシューティングは制限時間内に破壊したクレーの数で決まるがその上限が100であり、上限に達した時点で終了するのだ。

 

 

「ねぇあれ!」

 

「すげぇ、記録更新した!!」

 

 

 のび太の出したタイムは今までの新人戦の記録を塗り替えたのだ。因みに今までの記録は真由美が出していた。

 のび太の出番が終わり控え室に戻ろうとしていると、これから試合を行う森崎が近づいてきた。

 

 

「ったく、初っ端からとんでもない事してくれたな」

 

「えぇ、そうかな」

 

「そりゃそうだろ。いきなり記録更新なんかやって」

 

「まさかそんな記録が出るなんて思わなかったんだよぉ・・・・」

 

「まったく。・・・・・上で待ってろよ、必ずそこへ行くから」

 

「うん、決勝で」

 

 

 そう言い森崎は会場へと向かっていた。

 

 

 

 

 

 しかし、現実はそうは行かなかった。

 

 

 

 

 

 

 森崎も予選を突破し、2人とも準決勝まで順調に勝ち上がっていき。先にのび太が決勝への切符をつかみ、そして後の試合、森崎の対戦相手は懇親会でのび太と話をしていた第三高校の吉祥寺真紅郎。カーディナル・ジョージの異名を持つ男だ。

 

 

 結論を言ってしまうと森崎は敗退してしまった。

 

 

 元々のび太のように細かな射撃を得意としていない。森崎家の『クイックドロウ』という物も雇い主が襲われた、もしくは襲われそうになった際いち早く反撃するための物で、スピードシューティングは正直森崎にとっては苦手分野に入ってしまうのだ。

 しかし、負けたと言ってもそこまで大きな差は出ていない。

 

 

 

 

 

 

 三高控え室

 

 

「ジョージ、次は決勝だな。勝算はあるか?」

 

「どうだろう、対戦形式なら少しはスビードが落ちるかと思っていたんだけど、そんな事はなかったし」

 

「厄介だな・・・・・」 

 

「・・・・・」

 

「どうした、ジョージ?」

 

「いや、さっき戦った選手の事がちょっと気になってて」

 

「一校の、森崎選手の事か?」

 

「うん、戦った感じ細かな射撃が得意では無いみたいだったけど、これからの成長次第では、それを克服して僕が負ける可能性があるかもなって思っちゃったんだ」

 

 

 

 

 

 

 

 スピードシューティング決勝戦

 

 

 観客席には多くの人で溢れていた。

 

 

「結構人が来てる・・・・・」

 

「それはそうさ、決勝戦ならどの競技でもこんな風に人はやってくる」

 

 

 入場口で観客の声を聞いて少し緊張気味になるのび太、そこへ声をかけてきた吉祥寺。パッと見彼は緊張はしていなさそうだ。

 

 

「調整はバッチリの様だね」

 

「うん、勝ちたいからね」

 

「僕も、負けるつもりは毛頭ない」

 

 

『これより、男子スピードシューティング決勝戦を開始致します。選手の方は入場してください』

 

 

「呼ばれたね。行こうか」

 

「うん」

 

 

 2人は同時に会場に入ると今までより沢山の声援が響き渡る。それから2人は準備を済ませる。

 

 そしてカウントのブザーがなり始め、5つ目のブザーでスタートと同時に赤と白のクレーがバラバラに射出、今回はのび太が白、吉祥寺が赤のクレーを破壊しなければならない。

 スタートした直後、最初にクレーを破壊したのはのび太、しかしそれに負けない速度で吉祥寺も破壊、2人のポイントは大きく開くことは無いが、吉祥寺が僅かに負けている。しかし

 

 

『不味い、少しづつ離されていってる!』

 

 

 50ポイントを超えた辺りから少しづつのび太のポイントが離されていく。流石に焦って来てしまったのか魔法の精度が少し下がってしまい、クレーを破壊できずポイントに加算されないものが現れ、それがのび太とのポイントの差を広めてしまいそして・・・・

 

 

 

 ビィーーーー!!

 

 

 野比のび太 100/100

 

 吉祥寺真紅郎 70/100

 

 

 よって、男子スピードシューティングはのび太の優勝に決まったのだった。

 

 

「ふぅ・・・・参ったよ。優勝おめでとう」

 

「ありがとう。吉祥寺君も凄かったよ」

 

「そう言ってもらうとありがたい。でも、モノリス・コードでは負けない。必ず僕達が勝つ」

 

「僕達だって。負けないさ」

 

 

 そう言い、最後に互いに握手をして控え室に戻っていた。

 

 その後、森崎も3位決定戦で勝ち、男子スピードシューティングは1位と3位を、女子では上位が一校生で独占という結果で終わり、新人戦のスタートダッシュとしてはかなりいい結果となった。

 

 

 

 

 

 一校テント

 

 

「凄いじゃない皆!」

 

「幸先のいいスタートになった!」

 

 

 着替えを済ませ、テントに戻ると先に女子メンバーと達也が真由美から滅茶苦茶褒められており小っ恥ずかしそうにしていた。

 

 

「戻りました〜」

 

「お疲れ様2人とも!」

 

「て、テンション高いですね・・・・」

 

「それはそうよ!初っ端からこんなに勝っちゃうんだもの!」

 

「女子も勝てたんですか?」

 

「上位独占さ」

 

「すっご・・・・」

 

「そんなこと言ったらのび太君だって凄いじゃん」

 

「そうだよ、いきなり大会記録更新でしょ?」

 

「そ、そんなに凄いかな!普通にやっただけなんだけど・・・・」

 

 

 グサッ

 

 

 のび太の発言が何故か真由美の心に突き刺さってしまった。

 

 

「え、私、そんな普通の事やってる子に記録抜かされて、負けそうになったの・・・・?」

 

「ま、まぁ、結果的には勝ってるんだからいいじゃないか真由美」

 

「・・・・ねぇ、達也君、九校戦終わったらスピードシューティングの魔法私にもくれない?」

 

「一応聞きますが、何故ですか?」

 

「ちょぉ〜っと可愛い後輩をいため、教育的指導をするだけよ〜」

 

 

 聞き捨てならない様な言葉が聞こえた気がしなくもないが、そこには触れずにやんわりと断る達也なのだった。

 

 

 

 

 

 

 午後、バトルボード会場

 

 制服に着替え、午後から始まる女子バトルボードを見に来ていた。

 

 

「冴羽さんお願いですから大人しくしてくださいよ?」

 

「流石の俺だって高一の女の子にもっこりなんてしな、うっひゃ!あの子なかなかいいもっこりバスト!」

 

「言ったそばからこれだよ・・・・」

 

「あの子ね、一校の選手って。ん?なんであの子だけサングラスかけてるの?」

 

 

 香がほのかの事を見ながら聞いてきた。バトルボードでは特に規制などはないのだがサングラスをかけることで水しぶきがサングラスに付着して視界を狭めてしまいレースの妨げとなってしまうため選手達は好んで使うことはないのだが・・・・

 

 

「これから使うからですよ。これどうぞ」

 

 

 のび太は持ってきていたサングラスを獠と海坊主以外の女性陣に渡す。何故?と思いながらもそのサングラスをかける。

 

 

『On your mark』

 

 

 ブザーが鳴り始め、スタートと同時に選手達の足元に強烈な閃光がはしった。これはほのかが発動させた光学系の魔法であり、その光に驚いて数人が驚いてボードから落ちたり、スタートが出来なかったりしている。そんな中ほのかが飛び出し1人独走状態で突っ走る。そして

 

 

「ぎゃあああああ!!!」

 

「哀れね」

 

「お、お前!わざとサングラスを渡さなかったな?!」

 

「自業自得ですよ」

 

「ふん、情けねぇな。獠」

 

「お前は元からサングラスかけてるだろうが!!つーか、お前目が治ってるんだからサングラス要らねぇだろ!」

 

「こいつは最早、俺のトレードマークみたいなもんだ」

 

 

 約一名双眼鏡でほのかを見ていたのが光学系魔法をもろに見てしまい目をやられていた。

 その後、ほのかは他の選手が追いつくことは無くぶっちぎりの1位で予選を突破した。

 

 

 

 

 

 

 

 




 ごめんなさい、途中のピラーズブレイクや、バトルボードの決勝殆ど省略してモノリス・コードとミラージュ・バットまで行きたいと思います。ごめんね?
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