ドラえもん のび太の魔法科高校の劣等生   作:むぅち

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夏休み編
のび太、課題を終わらせ休みを満喫する


 1年間で2つあるイベントの1つ九校戦が終わりようやく夏休みに入ったのび太、これで自分を縛るものは無い、なんてことは無く、魔法科高校生であろうと高校生であるとこは変わらない為学校から出された課題もやらなくてはならない。たとえ九校戦の選手であったとしても。

 

 

「うへぇ・・・・レポートが終わらないよぉ〜」

 

「頑張れ頑張れ、あとこれだけなんだろ?」

 

「うーん、でも難しいんだよ〜」

 

 

 以前ののび太なら夏休みの終わり際まで宿題を忘れてだらけていただろう。しかし今回は違った、自主的ではあるが九校戦の1年生組で一度集まって夏休みの課題をある程度終わらせていたのだ。大体のメンバーはその時に課題を終わらせられたのだが、レポートまで終わらせられず現在も机に伏せっている。

 

 

「ドラえも〜ん、何かいい道具ない?」

 

「ここまで来たら自力で頑張んなよ・・・・・」

 

「でもこのままじゃ終わらないんだよぉ、あっそうだ!ドラえもん、どこでもドアかして!」

 

「いいけど、どこ行くの?」

 

「出来杉の所、レポート手伝ってもらおうかなって」

 

「まぁ、道具に頼るよりかはいいか、オッケー。でも出来杉君空いてるのかな?」

 

「連絡してみるよ」

 

 

 のび太は携帯を取り出し連絡先の欄から出来杉の名前を探し、電話をかけた。

 

 

『もしもし?』

 

「あ、出来杉?のび太だけど」

 

『やぁ、野比君。どうしたんだい?』

 

「ちょっと夏休みの課題のレポートを手伝って欲しいんだ。僕だけじゃ終わりそうになくて・・・・」

 

『はは、君はその辺苦手だもんね。いいよ、ちょうど暇してた所だから』

 

「本当!じゃあ今からそっち行くね!」

 

『えっ、今から来るの・・・・って、そうか、ドラえもん君が帰ってきたんだったね。場所は分かる?』

 

「うん、すぐ行くから」

 

『分かった』ピッ

 

「オッケー出た。ドラえもん行こ!」

 

「うん。『どこでもドア〜』」

 

 

 ドラえもんはポケットからどこでもドアを出し部屋の真ん中に置いて、のび太は課題のレポートをカバンにいれ、いつでも行ける準備が出来た。

 

 

「じゃあ行こっか」

 

「うん、ガチャ お邪魔しまーす!」

 

「お邪魔します」

 

 

 どこでもドアを開けその中に入っていく、言わずもがなその先はのび太の部屋ではなく出来杉の部屋だった。

 

 

「いらっしゃい2人とも」

 

「相変わらず難しそうな本とか多いね」

 

「ははは、これでも大分減らした方なんだけどね。最初の頃なんて思ったより持ってきた本が入らなくて足の踏み場が無いくらいだったんだよ?」

 

「実家の方だとそうでもなかったのにね」

 

「学生の住むアパートなら、こんなものさ。それより君の書こうとしてるレポートと題材を見せて欲しい」

 

「んーとね。はい」

 

 

 のび太はカバンからレポートを取り出し出来杉に見せた。一通り目を通すと苦笑いをしながらのび太にレポートを返す。

 

 

「確かにこの課題はちょっと難しいね。野比君はこういうの苦手だったから尚更」

 

「出来杉から見ても難しいんだ」

 

「まぁね。でも全くできないわけじゃないから少しづつ進めよう」

 

 

 

 2人は向かい合うようにテーブルに座りドラえもんもそれを見守る。こんな光景前なら無かったからか少し戸惑いながらも暖かい目で見守っていた。

(あの不気味な目ではなく)

 

 

 それから約2時間が経過。

 

 

「や、やっと終わったー!」

 

「お疲れ様」

 

「お疲れ様のび太君」

 

 

 課題と言う呪縛から解放されるとのび太は倒れるように横になった。

 

 

「思ったより早く終わったけど、この後どうする?」

 

「どうしようっか」

 

 

 やることも無くなりどうしようかと3人が悩んでいるとピンポーンとチャイムが鳴った。出来杉は出てくるよといって玄関の方へ向かう、少しすると誰かと話しながら部屋に戻って来た。扉が開くと出来杉に続いてなんと一条と吉祥寺の2名が入ってきたのだ。

 

 

「やっほ、2人とも」

 

「あれ、なんでここに・・・・」

 

「ちょっと課題を手伝ってもらいに」

 

「東京からわざわざかい?」

 

「って、そっちの・・・・たぬき?は・・・・」

 

「僕はたぬきじゃない!猫なんです!!」

 

「あははは、2人は初めましてだね。こちらはドラえもん君。24世紀の未来から来たロボットさ」

 

「“猫型"ロボットのドラえもんです」

 

「に、24世紀の・・・・・」

 

「未来、から・・・・?」

 

「ドラえもん君、2人は僕の同級生の一条将輝君と吉祥寺真紅郎君」

 

「「よ、よろしく・・・・・」」

 

 

 まだ理解が追いついていないが取り敢えずの挨拶は交わす2人。

 

 

「2人はどうしてここに?」

 

「どこかへ出かけようかと思って出来杉にも声をかけに来たんだ」

 

「課題も終わらせたしやる事が無くてね」

 

「やっぱりどこでも暇してる人いるんだね」

 

 

 一部例外(誰とは言わないが)はいるが大体の学生は今の時期くらいには課題を終わらせ、各々好きなように過ごす。

 しかし今をもって暇になったのび太達もどうしようか悩んでいた。

 

 

「あっ、じゃあ久しぶりにこれやろうか」

 

 

 ドラえもんはポケットに手を入れる。

 

 

「テッテレー『スタークラッシュゲーム!』」

 

「わぁ、久しぶりに見たよそのゲーム!」

 

 

 ドラえもんが出したのはかつてエリカ達とやって色々あったスタークラッシュゲームだった。

 

 

「ゲームの箱?」

 

「プラモデルの箱みたいだな」

 

「これを開くとゲーム画面がでる。それで、この画面に触れると・・・・」

 

 

 ドラえもんはゲーム画面に吸い込まれるように消えたのだ。その光景に驚きならがも他の4人も画面に触れゲームの中へと入っていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

「うぅ、何がどうなって・・・・・って、なんだこりゃ?!!」

 

「ここは、戦闘機の中?」

 

 

 一条と吉祥寺の2人が目を開くと戦闘機の操縦席に座っており、目の前のモニターにドラえもん、のび太、出来杉と互いの姿が映っている。

 

 

「ここはスタークラッシュゲームの中、プレイヤーは各々の戦闘機に乗って戦うんだ。対戦プレイと協力プレイがあるけど、今回2人は初心者だからいきなり対戦は難しいだろうから協力プレイでやろう」

 

 

 ドラえもんはセレクト画面から協力プレイを選択、すると操縦席の景色が代わり宇宙空間の映像が流れ、説明が表示される。これは初めての2人の為のチュートリアルである。

 

 

「なるほど、こう動かすのか」

 

「結構本格的なんだね」

 

「初めてにしてはいい動きだね」

 

 

 2人は動きの確認、小惑星帯を行き来したり現れた的を撃ってみたりしてチュートリアルをクリア。そしていよいよ本番に入る。

 

 

「最初は敵が5機、1人1機倒していこう!」

 

「オッケー!」

 

「了解!」

 

「分かった!」

 

「行こう!」

 

 

 5人はそれぞれ散開、作戦通り1人1機についてドックファイトを行った。

 のび太、ドラえもん、出来杉は難なく突破。一条、吉祥寺の2人は先程のチュートリアルと違い動く敵に苦戦しながらも突破でき、次へ、次へと進み何とかラスボスステージまでやって来た。

 

 ラスボスステージでは某宇宙戦争映画の戦艦、スター〇スト〇イヤー的な奴とかなりの数の敵機が戦艦の周りを囲んでいる。

 

 

「で、でけぇ・・・・」

 

「それに数が多い・・・・」

 

「と、とにかくやってみないと勝てないよ!」

 

「よ、よし!いくぞ!!」

 

 

 5人は広がるように散開、最初の数機は落とすことが出来たが次第に数が増えていき1人に5機程の敵が着いてしまう。ここまで来てしまっては初めてやる一条や吉祥寺は直ぐに落ちてしまい、続いて出来杉、ドラえもんと落ちてしまった。のび太は持ち前の感と逃げ足を駆使して粘るもあえなく撃沈。一同はゲームから飛び出し、現実に戻ってきたのだった。

 

 

「なんなのあれ!」

 

「ラスボスにしては強くないかい?」

 

「後半見学してたけど、のび太の攻撃殆どきいてなさそうだったな。てかそもそも攻撃のチャンスがほとんど無かった・・・・」

 

「でも、倒せない訳ではなさそうだった。多分フォーメーションや攻撃の順番を変えれば攻略出来るはずだ」

 

 

 吉祥寺はそう言うと紙を取り出し、先程の動きを書き出す。それを見ながら全員が意見を出し合いどう動くかを相談し合うガチ攻略会議がはじまる。それから1時間がたった頃にもう一度挑戦する事に

 

『じゃあ、作戦通りに』

 

『『『『了解!』』』』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そうして再びスター〇スト〇イヤー的な奴と対峙すること約2時間が経過。

 

 

『か、勝った〜!』

 

『こんなに神経すり減らしたのは佐世保侵攻以来だ・・・・・』

 

 

 結局戦っては負け、戦っては負けを繰り返し、要約ゲームクリアを果たす事が出来たのだ。

 そしてゲームのエンディングを終えて現実に戻ってくると部屋は夕焼け色に染まっていて時計を見ると18時を刺している。

 

 

「もうこんな時間なんだ」

 

「ずっとゲームの中だったからね。でもこんなに時間が経っていたとは」

 

「ははっ、こんなに遊んだのは初めてだ」

 

「え、そうなの?」

 

「ずっと家で魔法の特訓やらなんやらの日々だったからな。まぁそれが嫌だとは一度も思った事はないが・・・・普通の学生の生活とは言い難かったかな」

 

「大変なんだね十師族って」

 

「はは、でもそれが俺の勤めでもあるからな」

 

 

 一条は少し影を落としながらもそういうものなんだとまるで諦めているかのように言う。

 

 

「っ・・・・じゃあさ、また遊ぼうよ」

 

「えっ・・・・」

 

「いつもそんな事考えてたら、疲れちゃうでしょ?たまにはそんな事忘れて目一杯遊ぼうよ!」

 

 

 この発言はのび太の気遣い、と思われるかも知れないが実際はそこまで深く考えての言葉では無い。純粋にそう思ったから言っただけに過ぎない。しかし、一条からすればそんな事今まで言われた事など無かったからか、少し反応に戸惑いながらも

 

 

「あぁ、また遊ぼう!」

 

 

 

 

 

 

 

 出来杉家から帰宅後

 

 

「課題も終わったし、将輝君達にも会えたし楽しい1日だったね」

 

「うん。あーでも、課題が終わったけど残りの休みどうしよっか?」

 

「普通にダラダラ過ごすんじゃないの?」

 

「ん〜ほら、なんやかんやあるけど今までどこか行ったりしてたじゃん。ソフィアさんの時もクレアの時も」

 

「あぁ・・・確かに。それじゃあ誰か誘って何処か行こっか!」

 

「うんそうしよう!プルルルル ん?電話だ。もしもし?」

 

『もしもし、達也だが』

 

「どうしたの?」

 

『実は今雫から「別荘へ遊びに来ないか」と提案があってな。それで皆に声をかけているんだが、急で済まないが明日から1泊2日なんだが予定は空いているか?』

 

「うん空いてるよ、と言うか今ちょうどドラえもんと何処か遊びに行こうよって話してた所だったんだ」

 

『それはよかった。では明日、場所は後でメールで送っておく』

 

「分かった。じゃあお休み〜」

 

『お休み』ピッ

 

 

 

 

 

 

 




これでどことは言わないが一条を巻き込むことが出来る。

 ・・・・計画通りニヤリ

では次回、夏だ!海だ!バーベーキューだ!に乞うご期待
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