昼食を済ませ、ゆっくりしながら今後の話をする一同。
「これからどうしよっか?」
「ドライブは?レギーで全速力でぶっ飛ばして地球一周とかどうよ」
「流石に時間が足りないよ」
「じゃあクラゲごっこしない」
「どんな遊び?」
「クラゲみたいにゆらゆら揺れて昼寝するの、何処に着くかは起きてからのお楽しみどう・・・・あれ?」
のび太のよく分からない遊びの解説を無視して他のメンバーで話し合うと静香が深海魚を見に行かないかと言い、一同それに賛成し深海魚探索ツアーに行くことになった。
「ウェークネッカー海嶺に沿って北太平洋に向かおう」
レギーに乗り大体日本へ戻るような道のりで北太平洋まで向かう一同、大体1時間ほど走った頃、少しづつ魚達の姿をみかけるようになっていく。
ニュウドウカジカ、ヨコヅナイワシやムネダラ、アブラボウズ、ソコダラなどと言った深海魚を間近で見る。
「随分不気味な顔してるのね」
「深海魚だからね、ほらチョウチンアンコウもこんな顔してるでしょ?」
「確かに」
と、深海魚探しを楽しんでいると何故か魚達が一斉に動き出す。
「なんだか魚達の動きが変だぞ?」
ゴゴゴゴゴゴ!
「わわわ!海底火山帯が活動を始めたらしい、早く引き上げよう!」
ドラえもんは急いでレギーを走らせるが周りは既に砂が舞い上がって視界不良の中レギーの自動走行でなんとか逃げる。するとのび太が揺らめく土煙の中で巨大な影を2つ目撃した。
「な、なんだあれ!?レ、レギー引き返して!何か変な影が見えたんだ!」
『む、無理です!このまま安全地帯まで逃げます!』
なんとかキャンプがある山まで帰ってくることが出来き、山の頂上に着くとそこには驚きの光景があった。
「綺麗、まるで竜宮城みたい!」
「絵にも書けない美しさ!」
「素敵な庭になったわね〜」
「こりゃあ楽しいや」
テントアパートの周りにはサンゴ礁や海藻、そして綺麗な魚達で囲まれていたのだ。
「さっき蒔いた種が育ったんだ。そうだ、今夜はこの庭でBBQしよう!」
「「「「わーいサンセー!」」」」
「では準備が出来ましたらお知らせ致しまーす」
「でもまだこんなに明るいよ?僕お腹ペコペコなのに・・・・」
「もう夜の7時だよ、海底は夜昼関係ないんだ。じゃあ準備ができるまで各自好きにすごしてて」
そう言うと男性陣は部屋に戻り女性陣は周りの景色を見て回っている。
ドラえもんは海底クッキングマシーンにBBQセットを作り庭に持ってきた。
「こう明るいと気分が出ないから、んん〜と『消光電球』〜これをつけると周りが暗くなる」
ドラえもんがスイッチを入れると周りは急に夜のように暗くなった。
「ドラえもんさん。何かお手伝いしますか?」
「ならお肉を焼くのを手伝って貰っていいですか?」
「はい」
穂波が手伝いを申し出て、まずドラえもんは水中でも火がつく着火剤を使い小さなキャンプファイヤーを作りその周りを囲むように穂波が串を刺して肉を焼いていく。
少ししたら全員がキャンプファイヤーに集まった。
「凄いですねどう見ても本物の火ね」
「急に夜になったからびっくりしちゃったわ」
「いい匂いだな〜」
そろそろ焼けた頃だろうと穂波が言うと皆が一斉に串を手に取り食事を始める。
「いっただきまーす!」
「あむっ、(っ⸝⸝>⤚<⸝⸝)モグモグあーうめ!」
「どんどん焼きますからいっぱい食べてくださいね」
「まるで夢見てるみたい」
「うん、来てよかった。2人は楽しんでる?」
「えぇ、もちろん!」
「こんな体験は初めてだからな」
そしてある程度食べ終り、食休みを始めようとすると
「あー美味かった。ではこの辺で・・・・」
「えっ!?」
「「「っ?!」」」
「「ふぇ?!」」
「「「?」」」
ジャイアンが立ち上がりそう言うと達也、深雪、穂波を除くメンバーが何をするのか察したらしく慌て始める。
「おっほん、あー「あー!もっと食べなさい!」もう食えないのっ、それより俺の歌を、あー「あー思い出した!私の海の話聞いてくれるかしら?!」」
「「「「「「「是非聞かせてください!」」」」」」」
「「「?」」」
ジャイアンの歌を阻止するべく深夜は今思いついた話で歌を阻止。3人はよく分からないまま深夜の話を聞くことになった。
「皆は『魔の三角地帯』って呼ばれている恐ろしい海を知ってる?」
「噂話なら」
「その海を通る船や飛行機が行方不明になっちゃうの、今までに1000人以上がその三角地帯で消えているの」
「気持ち悪いなぁ・・・・」
「消えちゃうとどうなっちゃうの?」
「色んな説があるわ。四次元の入口だとか宇宙人説まであるの」
「それは何処にあるの?」
「フロリダ半島、プエルトリコ島とバミューダ島を結んだ三角地帯よ」
「バミューダ?」
「で、でも所詮都市伝説なんでしょ?」
「でもその都市伝説を大西洋に位置する国々は半信半疑だけど信じてるみたいよ?実際船や旅客機なんかも飛ぶ時はその海域には絶対に近づかないで遠回りしてるって話しよ?」
「・・・・ちょっと面白そうね。ねぇドラちゃんちょっと見に行ってみない?」
「いやいや、危ないし今から行ったら時間が掛かりすぎるよ。行って帰ってくるだけでキャンプ終わっちゃうよ」
やっぱりそうよね〜と言いながら諦め、夕食は終わり各自自室へ戻って行った。
それから数時間後、皆が寝静まった頃。
「んん・・・・・」
キャンプの興奮でまだ寝付けていなかったのび太、ふと目を覚ますと窓の端に光が見えた。それが気になったのび太はベットから立ち上がりそっと外へと出る。
すると同じタイミングで隣の部屋からも人が出来た。
「あら、のび太君」
「深雪ちゃん。もしかして深雪ちゃんも?」
「えぇ、外で誰かいるのかと思って」
どうやら深雪ものび太の似た状況だったようで二人で光の正体を見に行くことに。するとそこに居たのは
『うーむ、これは・・・・あれ、お二人共。どうしたんですか?』
「レギーこそ、何やってるの?」
『私は今回のキャンプの様子を写真や映像に記録していてそれを整理していました。この様に』
と立体映像で今日の出来事、出発から途中の車内の写真や映像なんかが映し出されていた。
「こうしてみるとあっという間に1日目が過ぎちゃったのね」
「うん、そうだね。でもレギーは何か考え事をしてたみたいだけど、どうしたの?」
『昼間のび太さんの言っていた謎の影の事でちょっと・・・・』
「や、やっぱり何かいたよね?!」
『そ、それが・・・・砂が舞い上がっていたせいか映像が荒くなってしまっているのですが、それっぽい影はあるんです。ただ、それが舞い上がった砂がそう見えただけなのか本当に何かいたのかの判断がしずらくて・・・・』
「その映像、今見れる?」
深雪がそう訪ねるとレギーはテントアパートの壁の方へ向きライトの光を壁に向けて当て始めたすると昼間の映像が映し出される。
『わわわ!海底火山帯が活動を始めたらしい、早く引き上げよう!』
ドラえもんがそう言いレギーのアクセルをベタ踏みして全速力でその場から離れる場面だった。その中で一瞬だけレギーがジャンプするシーンがあったのだがそこでのび太がストップをかける。
「今のところ、スローで再生できる?」
『分かりました』
そう言いレギーはジャンプする直前まで巻き戻し今度はスローで再生すると
「これ!これだよ!」
「う、うーん、これは・・・・魚の形に見えなくもないけれど」
『私のデータベースにも類似する魚は無く。新種の魚なのかそれともただの見間違いなのか・・・・』
「今のところなんとも言えないわね」
「そんなぁ・・・・」
どれだけ見直してもよく分からない、今見続けても変わらないだろうと思ったのか深雪はのび太にもう寝ましょうと提案して2人は眠りについた。
「まさかあそこにバトルフィッシュが居たなんて・・・・・」