いつもはエリカやレオを加えたメンバーで下校することが多いのび太達だったが今回は違う。達也、深雪は同じだがそこにドラえもんと真由美がいる。
のび太達はそこまで意識している訳ではなかったが真由美の周りを囲むように並んで歩いていた。
「そういえば達也くん、最近地下に籠もってることが多いよね。何してるの?」
「地下の資料庫のことか? “賢者の石”に関する古式魔法の文献を探しててな」
「賢者の石?なにそれ?」
「色んな言い伝えがある特別な石さ。“個人的な研究”に役立てないか模索していてな」
「それはまた、随分とマニアックというか専門的な調べ物ね」
「才能の不足を道具で補えないか、と思いまして」
「いや、“術式解体”を使える魔法師が何言ってるのよ。達也くん、あなたは普通の優等生なんて目じゃない実績を残してるんだから、あんまり自分を卑下してると一科生からも二科生からも嫉妬されちゃうわよ」
「自分では自虐してるつもりは無いんですが・・・・」
初めての組み合わせではあったが、会話は意外なほどに弾んでいた。おそらくのび太が積極的に話題を提供しているおかげだろう。襲撃者に対しての警備という物騒な事情を抱えてはいるものの、少なくとも5人の間ではそれを感じさせない軽い雰囲気に包まれていた。
と、ふいに真由美が思い出したように4人へと顔を向けた。
「あっ、そうそう。3人共、家まで付き合わなくても駅までで大丈夫だからね。駅にボディーガードを待たせてるから」
「やはり、そういった方々がいるのですね」
七草家は四葉家と並んで、十師族結成当時から一度も枠外に落ちたことの無い名門だ。むしろそういった者を付けていない方が不自然だろう。
「なんで学校まで連れてきてないんですか?」
「・・・・なんか、恥ずかしくない?そういうの」
「そういうものなの?」
「いや、俺に聞かれても」
そんな話をしているともう駅に到着した。駅に到着した5人を出迎えたのは、50代半ばほどの老紳士・名倉なくらだった。
ボディーガードというよりは執事、あるいは爺やにも見える彼だが、背筋はピンと伸びて細身ながら引き締まった体をしたその姿はまさしく“現役”であり、その身のこなしは礼儀正しさというオブラートに包まれてはいるが、軍務経験者、それも制服組としてそれなりの地位にあったことを窺わせるものだった。もっとも、それに気づいたのは達也くらいであるが。
そんな名倉が達也たちと軽い自己紹介を交わしたのを見届けた真由美は4人と別れ、ロータリーに停めてあった高級車に乗り込んだ。名倉が運転手を務める高級車は自動運転のコミューターをどんどん追い抜いていくが、彼の卓越した運転技術によって真由美にはほとんど揺れが伝わらない。
だからこそ彼女は、考え事に集中することができた。
名倉が自分の名字を口にしたとき、ほんの一瞬だけ、達也の目に動揺が走った。もし真由美が全注意力を3人に向けていなかったら、おそらく気づかなかったであろうほどに微かな変化だった。
――おそらく達也くんは、名倉さんが“数字落ちエクストラ”だと気づいてる。
エクストラ・ナンバーズ。略して“エクストラ”とも呼ばれるそれは、魔法師の一族の中でも“数字”を剥奪された者達を指す。
時に反逆の罪で、時に重大な任務失敗で、時に無能の烙印で。かつて魔法師が“兵器”であり“実験体”であった頃に、成功例として数字を与えられながら成功例に相応しい成果を出せなかったと見做された証である。
今では“数字落ち”という名称自体が公式に使用することが禁じられ、それを理由に差別的扱いをすることは魔法師のコミュニティにおいて重大な非違行為とされている。しかし“数字落ち”に対する差別は、依然として魔法師社会に居座り続けているのが現状だ。自分達が“数字落ち”であることをひた隠しにしているためにその子供がその事実に気づいていない、ということも珍しくないほどに、彼らを“欠陥品”だの“失敗作”と見做す偏見が魔法師の無意識に刷り込まれている。
そんな名倉を七草家が雇い入れている理由を、真由美は知らない。何事に対しても体面を重んじる七草が長女の護衛という本家にごく近い役職に“数字落ち”を採用するとは考えづらいが、逆に体面を重んじるからこそ差別的処遇をしないという建前論を重視していると考えることもできる。
しかし今の真由美にとって重要なのは、達也が七草や十文字と同じくらいに現代魔法の“闇”に通じていることだ。あの兄妹に出会うまで“司波”という名字は聞いたことも無かったが、ただの無名な魔法師がそこまで知識があるとは思えない。
――いや、それを言うなら、深雪さんの方だって普通じゃないわ。
真由美は今まで、あんな美少女を見たことが無かった。
腕も脚も不健康に見えないギリギリのバランスでスラリと細く長く、ウエストは細く締まり、それでいて胸と腰回りは女性らしい曲線を描いている。何より彼女の体は、驚くほどに左右対称だ。『魔法資質の高い人間ほど骨格が左右対称になる傾向がある』と言われているが、そうなると彼女の魔法資質は十師族を含めたとしても最高峰に位置すると考えられ、実際に学校での成績がそれを単なる妄想でないと裏付けている。
そんな普通じゃない兄妹を生み出した、司波家。
司波。シ波。四波。
もしかしたら、彼らもまた“数字落ち”なのではないだろうか。
次の日
その日の校内は、朝から地に足がついていないような空気に包まれていた。それもそのはず、今日は午後の授業を潰して、生徒総会・立会演説会・投票まで行われるからである。
クラス単位の集会さえほとんど無くなった現代では“集会”というだけで非日常イベントだというのに、今回の生徒総会では生徒自治制度に大きくメスを入れる提案がなされることもあって、生徒達の間では「何か嫌なことでも起こるのでは・・・・」と緊張感に包まれている。
現生徒会長・七草真由美の人気、建前上反対のしにくい提案、そして新人戦モノリス・コードでの二科生2人の活躍もあって、数の上では賛成派が圧倒している。それでも頑なに反対派であり続けるという点に、現在の状況を察している人間の目には危ういものに映るのだろう。
「全員揃ったな? それでは、配置の最終確認を行う」
その“察している人間”の筆頭である風紀委員のメンバーは、委員会本部にて真剣な表情で風紀委員長・摩利の言葉に耳を傾けていた。基本的にバラバラで行動することの多い風紀委員が一堂に会する、数少ないイベントの1つが生徒総会である。
「我々の持ち回りは講堂内だ。外はシステム監視になっていて、そちらは自治委員会がサポートする。大扉に私と千代田、通用口に辰巳と森崎――」
摩利の言葉を聞きながら、達也は秘かに「気合いが入っているな」という感想を抱いていた。
「演壇の上手が野比、下手が司波。以上だ」
達也とのび太が配置されたのは、舞台袖。もし壇上の役員に襲い掛かろうとする跳ね返りが現れた場合、ここが最終防衛線となる。普通ならば1年生に任せられるようなポジションではないように思えるが、この2人は普段の活動における検挙数のトップ2人(ついでに事件の遭遇数もトップ2人)であるため、咄嗟の動きが重要となるここを任されることとなった。
とはいえ、今回はそのような事態になることは無いだろう。昨日真由美を護衛していた道中、実は3回ほど襲われかけたのだが、その矛先はむしろ彼女と一緒にいた達也やのび太の方だった。そうでなくとも常に自分達に対する嫉妬の視線を感じていた状況であり、そんな彼らの目を掻い潜って彼女に闇討ちを仕掛けるなんてとても不可能だ。おそらく真由美にCADを向けた時点で、彼らによって袋叩きに遭うだろう。
というわけで実際に配置に立った現在も、達也のやる気はほとんど上がらなかった。
そもそも今回の提案は生徒会入りに当たっての“選任資格”に関する問題であり、“生徒会長”ならいざ知らず“副会長”や“書記”にさして意味など無い。その証拠に副会長や書記の人数は会長の匙加減でどうとでもなり、副会長が2人いたとしても何ら不思議は無い。要は二科生を生徒会役員にしたところで、全体的にはほとんど影響など無いのである。
そんな“些細な問題”を理性的な話し合いで大真面目に説得しようとしている真由美と、それを自身のプライドというひどくちっぽけな理由で潰そうとしている連中との攻防を、達也はどこか非現実的な映画でも観ているような心地で眺めていた。
「――以上の理由を以て、生徒会役員の選任資格に関する制限の撤廃を提案します」
真由美の説明が終わった途端、一科生の1人が手を挙げた。九校戦には出場していない3年生の女子が質問席に立つ。現代の集音マイクは日常会話レベルの音を50メートルの距離から拾い上げるほどの性能なので、そもそも質問席を設けること自体が形式的な意味合いしか持たない。その事実が、ますます達也から現実感を奪っていく。
「・・・・建前としては、正論だと思います。しかし現実問題として、制度を変更する必要があるのですか? もしかして、二科生の中に役員に採用したい人物がいるのですか?」
随分と意図が見え見えの質問だったが、真由美は真正面からその質問に立ち向かう。
「私は今日で生徒会長の座を退きます。よって私が新たな役員を任命することはありませんし、そのようなことは考えてもいません」
「ですが、次の生徒会長に“意中の”二科生を任命するよう働きかけることはできるのでは?」
「私は院政を敷くつもりはありませんよ」
少しおどけたような真由美の口調に、会場のあちこちから笑い声が漏れた。
「次の生徒会長の任命は、次期生徒会長の専権事項です。一切介入するつもりはありません」
「ということは、次期生徒会長に傍で囲っておきたい二科生がいて、その意向を受けて今回の制度変更を言い出した、ということですね?」
おいおい、と達也はさすがに呆れ果てた。他の生徒達もそう思ったのか、会場のあちこちでざわめきが起こる。
「その質問に対する答えは“いいえ”です。今回私がこの提案を行ったのは、対立の火種を後輩に残さないことが生徒会長の責務であると考えたからです」
「実際に役員へ任命すべき二科生がいなければ、そもそもその制度に意味が無いのでは?」
「候補者のいる・いないの問題ではありません。制度というのは、その組織の方針を表すものです。二科生は生徒会役員になれないということは、二科生には生徒会役員になる資格は無いという意思表明となります。そのような“選民思想”が、許されるはずがありません」
随分と思い切った表現に達也はヒヤッとしたが、会場は大きな拍手に包まれていた。それは必ずしも二科生だけから起こったものではなく、一科生の中からも一定数の支持者がいた。
「・・・・そんなの、詭弁です!」
形勢が不利であることを自覚したのか、一科生の少女は見るからに焦っていた。そのせいか、口調もヒステリックなものとなる。
「会長は生徒会に入れたい二科生がいるから、資格制限を撤廃したいんでしょう! 本当の動機は依怙贔屓えこひいきなんじゃないですか!」
女子生徒の言葉に乗っかるように「そうだ!」と叫ぶ生徒もいたが、その声はたちまちブーイングによって潰された。しかし彼らの引き起こした混乱は、着実に会場全体へと波及していく。
「七草会長! あなたの本当の目的は、そこの1年生を生徒会に入れることじゃないの!」
女子生徒の指差した先には、達也の姿があった。
「私、知ってるんです! その1年生は、会長の“お気に入り”なんでしょう! いつも昼休みに生徒会室に連れ込んでるのは分かってるんですよ! 昨日だってソイツと駅まで一緒だったのも知ってるのよ!」
女子生徒にとっては破れかぶれの発言だったのかもしれないが、ブーイングの嵐が一気に静まり返るほどには効果があった。
全校生徒の視線が、達也へと集中する。彼にとってはいい迷惑だが、注目の的となっているこの状況で不用意な言動はできない。
このまま女子生徒が勢いで押しきるか、と思われたそのとき、
「仰りたいことは、それだけですか?」
真由美が発したその言葉は、台詞だけ見れば特におかしいところの無い普通のものだった。しかしそれを紡いだときの声色は、普段の彼女を知る者ほどそのギャップに戸惑うほどに低く平坦で、感情に乏しいものだった。
それと同時に、それを聞いた者に身の危険を本能的に感じさせるほどの威圧感があった。
達也に注目していた生徒達の視線が、真由美へと向けられる。
彼女は、今にも周りを炎で焼き尽くしそうなほどに怒りを顕わにしていた。
「確かに私は、この学校の生徒会長です。その立場を鑑みれば、私の言動1つ1つがあらぬ憶測を招いてしまうとしても仕方の無いことなのかもしれません。人の考えをむりやり止めることなどできない以上、私がそれに関してとやかく言うことは致しません」
しかし、と言葉を区切ってから、真由美の目はまっすぐ質問席の女子生徒に向けられた。
蛇に睨まれた蛙のごとく、彼女の体がビクンッ! と硬直した。
「そういった客観的根拠の無い憶測を事実と決めつけて公の場で口にすることが、どれだけ相手のことを傷つけるのか理解できない年齢ではないはずです。それとも今の発言には、それを裏付けるような客観的事実がおありなのでしょうか? もしあるとするならば、遠慮無くこの場で仰ってください」
「えっ? えっと、その・・・・」
「ちなみに先の発言に対して私から付け加えるとするならば、昼休みに生徒会役員以外で食事を共にしているのは、風紀委員長の渡辺摩利、そして風紀委員の野比のび太君、そして特別顧問のドラえもん教諭も同様です。更に先程の発言ではあたかも駅まで2人きりで帰ったように聞こえますが、その場には彼の妹である司波深雪さん、そして野比のび太君、ドラえもん教諭もいました。なぜ司波達也君のみを名指しして非難したのか、その理由も併せてお話しください」
「・・・・・」
自分の体が見えないナイフで貫かれる幻視すら覚えるほどの鋭い視線に、女子生徒は完全に押し黙ってしまった。社会経験が無く、権威や序列や階級といったものに疎い高校生ですら、“威厳”というものがどういったものに対して使われるのかを本能的に感じ取ってしまう光景だった。
そんな中、司会進行役の服部が慌てたようにマイクに口を近づける。
『これ以上発言が無いのであれば、打ち切らせていただきます。席にお戻りください』
女子生徒をつき離すような、しかしその実彼女に助け船を出したその言葉をきっかけに、女子生徒はギクシャクとした動きで戻っていった。
結局反対派の妨害は不発に終わり、気軽に野次も飛ばせない雰囲気に包まれた会場中を覆い、なし崩し的に電子投票が行われ、真由美の提案は賛成多数で可決されることとなった。
生徒総会に続いて、あずさによる選挙演説の時間となった。立候補者が1人しかいないので実質所信表明みたいなものだが、形式上とはいえ投票が行われる。
やる気と緊張の入り混じった表情のあずさが演台へ上がり、ぴょこんと一礼したところで、会場中から大きな拍手が沸き起こった。真由美とは違うベクトルで、彼女もかなりの人気者らしい。
それもそのはず、実技・理論共にトップクラスの成績を打ち立てながら、それをまったく鼻に掛けず謙虚で人当たりの良い彼女は、小さく可愛らしい容姿も相まって“親しみやすいアイドル”としての地位を校内で築き上げているのである。
だからなのか、まるでアイドルのライブにでも参加しているかのような口笛と歓声が、拍手に紛れて聞こえてきていた。しかしそれも、あずさが演説を始めることでぴたりと止む。
意外と言っては失礼かもしれないが、あずさはスラスラと“政見”と“政策”を発表していた。基本は現生徒会のスタンスを継承したものであり、高校生らしく観念論に傾いているきらいがあるものの、概ね無難に進んでいた。時々「頑張れー」とか「しっかりー」などといった妙な応援が入るのは、まぁご愛嬌ということで許されるだろう。
しかしその空気が一変したのは、次期生徒会役員に言及したときだった。
「――本日の決定を尊重し、次期生徒会役員には一科生・二科生の枠に囚われることなく、優秀な人材を登用していきたいと思います」
「優秀な人材って、そこの二科生のことー?」
「あずさちゃんは、ワイルドな年下が好みなのー?」
それは、実にレベルの低い野次だった。頭から抑えつけられて不完全燃焼のまま燻っていた反対派の不満が、最も低劣な形で噴出してしまった。おそらく彼らの頭には、真由美ならともかくあずさなら反論せずにスルーしてくれるだろうという期待があったのかもしれない。
確かに期待通り、あずさはその野次に対して何も言わなかった。
「誰だ、今のは!」
「中条さんにふざけた真似を!」
「言いたいことがあるなら、前に出て言いなさい!」
「卑怯者を吊し上げろ!」
会場のあちこちで声があがり、あっという間に大騒ぎへと発展してしまったために、あずさが口を挟む暇すら無かっただけだが。
「お静かに願います! ご着席ください!」
「静粛に! 静粛に!」
「落ち着いてください、皆さん!」
深雪や服部や真由美が必死に声を張り上げるも、生徒達は大人しくなるどころかどんどん騒ぎを大きくしていく。野次は聞くに堪えないものとなり、あちこちで掴み合いの喧嘩まで起こっている。最初はあずさを想って反対派を糾弾していた生徒達も、あずさ本人の言葉すらそっちのけで喧嘩に没頭している始末だった。
怪我をさせても構わないなら簡単だが、と事態収拾の困難さに頭痛を覚えながら、同じ風紀委員である沢木や辰巳とアイコンタクトを取り、そして自分と反対側に立つのび太へと視線を向けようとする。
達也とあずさの仲を邪推する、極めて下品で文章に起こすのも躊躇われる野次がどこかから聞こえてきたのは、その直後だった。
「――静まりなさい!」
ハウリングが生じなかったのが不思議なほどの大音声、というのは錯覚だ。怒鳴り合う生徒達の喧騒にも打ち消されないほどに彼女の声が強かった、とするのが正しい。
反射的に壇上を見上げた生徒達が目にしたのは、激しい怒りを露わにする深雪と、そんな彼女の激情を視覚化するかのように荒れ狂う想子サイオン光の吹雪だった。
現代魔法は偽りの現象を表す情報体を組み上げ投射することで世界を改変するものであり、組織化されていない意思が魔法として発動することは有り得ないはずだ。しかし深雪の持つ桁違いの干渉力の強さがその定説を覆し、荒れ狂う感情のままに世界を混沌に引き摺り込もうとしている。
このままでは、講堂が氷漬けになってしまう。
真由美が、服部が、鈴音が、あずさが、“氷の女王”と化している深雪を制止しようと一斉にCADへと手を伸ばす。兄である達也だけは彼女に向かって駆け出すという行動に出たが、それも真由美達と同じように深雪を止めるためのものであることに変わりない。
そうして“生徒会役員同士による魔法大戦”という最悪の事態に発展しかけた、その時!
「「うわぁぁぁぁぁぁ!!??」」
演壇の上手側から叫び声が聞こえたかと思ったら何故かドラえもんが宙を舞っていて下手側の床に頭から突っ込んで穴を開けたのだった。
次回、逆襲のRの意味が分かりますよ