オガミ婆の孫(本物)   作:デフォルトが土下座

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閑話IF拝神の日常

ジェットコースター無下限

 

「崇〜!長距離高速移動のルート、模索したいから付き合ってよ!」ドウセヒマデショ

「なんすかそれ?」ソウスケドイイカタ‼

「無下限の蒼の応用。簡単に言えば収束する力で引っ張って高速移動するってわけ」

「便利っすよね無下限」

「その長距離のやつなんだけどさ、安全なルートってやつ?探すの手伝ってほしいんだよね」

「良っすよ!」

 

五条家の庭にて地面に魔法陣的なアレを描いてその中央に二人が立つ。五条パイセンが拝神をふわっと浮かせるとそんじゃ行きますか!っと呪力を込めた。

するとバビューンと空中遊泳開始である。

 

「うおおおぉぉぉ!五条パイセンスゴイっす!飛んでるっすよぉぉぉぉ!」

「初めてだけど!上手く行きそうで良かったよ!」

「はじ…え?…い、いや…ところで!何処に!向かってるんですかぁ!!」

「さあ?」

「………えっ?………さあ!?!?!?!?」

「いや~!やろうと思ったのついさっきなんだよね!ものは試しってことでこれ初フライトだから!」

「いやいやいや!なんで割と命がけなこと!前もって言ってくれないんすかねえ!」

「てへっ」

「うわぁ、ひでぇやこの人…わざとだよ……」

「しかも悪いお知らせなんだけど!ちょっと呪力込めすぎちゃったみたいでさー!しばらく止まらなそうなんだよね!」ワルイワルイ

 

「…大丈夫なんすよね?」

「…まっなんとかなるさ!」

 

「それなんとかならないやつなのでは!?いや、ちょっ、ホントに!冗談言ってる場合じゃなくって!絶対落とさないでくださいよ!離しちゃダメっすよ!洒落にならないですからね!」

「えっ?フリ?ねぇフリでしょ?いっちょやっとく?」

「いえーい!やるやるー!って死にますねぇ!軽いノリでやったら死ぬやつですねぇ!んな命がけのボケしねぇっすよ!この鬼!悪魔!五条!」

「いや〜流石に冗談だって………ところで最後の五条は違くない?」

「同じカテゴリーに決まってますけど、なにか?」

「ほーんその話、詳しく聞こうか。」

 

そんな楽しい談笑の最中、拝神の視界に目に入ったのはそびえ立つ山である。

……あれ?避けられなくなーい?

 

「まってまってまって!パイセン前!前見て前!」

「おっと前方に山が!!崇!不時着だ!!」

「ハッハッハ、不時着ぅ?どう見てもぉ!山にぃ!正面衝突なんすけどぉ!?!?」

 

うおおぉ!見られたら騒ぎってどころじゃねぇぞ!はっ!とりま帳!帳だ!!

 

「闇より出でて闇より黒く!その穢れを禊ぎ祓え!!」

「崇ナイス!無下限出力最大!」

「「うおおおおぉぉぉぉ!!!!」」

「山に新しいトンネル開通しちゃうううう!」

 

はい!ドッカーン!

 

▶サトル は りゅうせいぐん を おぼえた。

 

「崇〜。無事〜?」

「ケホッ。なんとか無事っす……ところでパイセン……。」

「なんだい」

 

「もう一回。もう一回やりましょう!!!!」

 

↑一周回って楽しくなった人。ここで楽しくなってしまうのが拝神クオリティである。

 

「オッケイ!!」

 

↑共犯者が欲しかった人。内心悪い顔で計画通りとニヤつくパイセン(悪い人)。

 

その後日本中を飛び回り各地を観光したのち山のクレーターが騒ぎになり夜蛾先生にバレて叱られましたとさ。メデタシメデタシ

 

 

 

 

 

異食な二人

 

 

任務を終えた悟、傑、崇の三人は最寄りの商店街で有名なアイス屋に立ち寄っていた。

 

「俺バニラ〜!」

「私は抹茶にしようかな」

「俺はストロベリーにするっすよ!」

 

五条悟は傑のソフトアイスクリームを見て思い出す。

 

「そういやさー。抹茶の着色料って蚕の子どものう◯こなんだって」

「へー。今する話じゃないっすねー」

「ああ、赤の着色料もエンジムシっていう虫から取れてるらしいしね」

「いや夏油パイセン?乗るんすかこの話。しかもしっかりこっちに飛び火させてくるし…。あと虫はサバイバルだと貴重なタンパク源っす」

「なにそれ怖い」

 

と話しつつも特に気にせず食べ進める傑と崇。自身のアイスを見て思う。

 

(まあ、呪霊玉よりマシかな)

(まあ、残飯(汚物)あさってたころよりマシ)

 

二人の食に対するハードルは恐ろしく低い。

ちなみに三人の話を聞いていた周囲の人間がドン引きしていましたとさ。

 

 

 

 

 

 

反転術式

 

 

 

「ひゅーっとやってひょいっだよ。ひゅーひょいっ。分かんないの?センスねぇ~」

サトル(# ゚Д゚)

スグル( ゚д゚)

 

後ろで拝神崇、大爆笑である。

 

「おい、そこ!笑ってるんじゃありませんことよ!?」

「崇も何かアドバイスないかい?」

「そりゃもちろん……ひゅーっとやって………ひょいっすよ…ブフッ」

「勘弁してくれ」

「教える気ねーだろ!いい加減にしろ!」

 

はっと拝神は考える。

これは滅多にない(本人調べ)煽りのチャンスなのでは!?よっしゃやったるぜい!

 

「あ~んら、お聞きになりました?家入お姉様!あのお二人、最強とか天才とか特級とか言われてますのに、反転術式も碌に使えないんですってぇ」

「うわー信じらんない。ダメダメじゃーん」

「とくにぃ〜五条さまなんてぇ〜六眼とかあるのにぃ〜おわかりにならないんですってぇ〜」

「えー?節穴ってことぉ?やーい宝の持ち腐れー!」

「ははーん?喧嘩売ってんだな?いよーし!今日という今日はもう許さねぇかんな!!」

「「きゃ~、五条悟に襲われるぅー!女子供にさいてー!!」」

「オマエらはそんな可愛いらしいもんじゃねーだろ!!!」

 

きゃっきゃと始まる鬼ごっこ。予定調和的に五条は拝神を捕まえて拘束する。

 

「ギブギブ!ギブっすパイセン!コブラツイストやめてコブラツイストぉ!!」

 

加減はするけど緩める気はない五条パイセンとねぇ痛い?痛い?とガラケーでパシャパシャ写真を撮る家入パイセンに裏切ったなぁ!とワタワタする拝神。

 

目の前の(いつもの)光景にやれやれと苦笑いしながら空を見上げて今日も平和だな〜と夏油傑はほのぼのするのでした。

 

「オマエら何を騒いでいる!!全員そこに直れ!」

「えっ?私も?」

 

 

 

 

異食な二人2

 

 

 

 

五条パイセンが任務からお帰りである。

その手には何やらお土産が…嫌な予感しかしねぇ!夏油傑、家入硝子、拝神崇は知っている。

 

「たっだいまー!はいこれみんなにお土産でーす!」

 

五条悟が持ってくる自分以外へのお土産は俺達で遊ぶためが七割だと。ちなみに一瞬の隙をついて家入パイセンは逃げ出した。

 

「じゃ~ん!郷土料理の蜂の子の佃煮でーす!!」

「はむっ。まあ、普通っすね。」

「そうかい?見た目はともかく味は美味しいと思うよ」

「おお!流石!二人とも戸惑いがない」

 

これ、虫はサバイバルだと貴重なタンパク源って言ったからだな。

 

「二人ともさー、嫌いな食いもんってないの?」

「呪霊玉」

「人骨」

 

そう、二人の食に対するストライクゾーンは限りなく広い。

 

「せめて食えるやつであれよ。………あー、いや、今度なんか奢るわ」

 

流石に可哀想になってきた五条悟でした。

 

 

 

 

 

お土産速達

 

 

 

廃工場に広がっていた生得領域で無数に群がる呪霊と戦っている歌姫パイセンにやっほーと手をブンブン振りながら声を掛ける。

 

 

「ウタヒーパイセンお疲れ様でーす!お土産持ってきました!!」

「た、崇?わーありがとうって今それどころじゃないから!」

 

近くにいる呪霊を一掃しながらシュタッと歌姫パイセンのところに着地する。

 

「高専からの援護ってことでいいのよね?」

「え?全然違うっす」

「え?違うの?」

「最近山にクレーター作っちゃって。そのお詫びに五条パイセンと遠く離れたとこの依頼を片っ端から片付けてるんすよ。ついでに色んなとこ行って(遊んで)るんでそのお土産をお世話になってる人に配ってるっす。」

「何してんのよアンタ達…」

 

そんなふうに駄弁りながら低級呪霊を処理していると、奥から大きめな呪力を持った呪霊が突然現れる。術式持ちの一級相当じゃん!おもろー。

 

「崇!私がここを抑えるから、アンタは逃げて応援を呼んで!」

「ウタヒーパイセン。この呪霊の相手、俺にやらせてほしいっす。何なら隠れて見ててもいっすよ?」

「何言って………!?」

「丁度ストレス解消したかったんす。この前、五条パイセンについてってたら禪院直哉とかいう人にめちゃくちゃ絡まれたんすよ。しかも準備もしてないのにいきなりボコボコにされるし!こっちのエンジンかかったら五条パイセンに止められるし!超ストレス溜まったっす!」

「そ、それは大変だったわね……」

「大丈夫っす!仕返しに全部髪の毛毟ってきたっす」

「それはそれでやり過ぎじゃない?」

 

呪詛師より呪詛師メンタルでマジビビった。アレで1個上の先輩とか信じらんねぇ!いったいどんな教育しとん?ドブカスやんけ!!

 

……もしかして、アレも次期当主候補なの?

 

えっ御三家って性格ぶっ壊れたやつ基準だったりすんの!?!?

寒気を感じたが一旦置いといて目の前に集中する。

 

「部分憑依、禪院直哉、『投射呪法』」

 

さて、ここからが拝神崇の真骨頂。

 

「拡張術式、『内界加速(ハイスピード)』」

 

投射呪法はイメージした動きを自身に投射して再現する術式。その強みは過度な物理法則の無視をしないかぎり亜音速の中だろうとリスクなく再現出来ること。

 

拝神の拡張。

投射呪法を体内の動きまで対応させて脳や内臓を含めた内側の動きを加速させる。自身の肉体の情報を詳細に引き出せる拝神だからこその拡張術式。

 

内側の世界を加速させれば、外の世界は遅くなる。

血流の加速によるルフィのギアセカンドのような身体能力向上と脳内の処理の加速による衛宮切嗣のタイムアルターのような体内時間の延長と認識能力の向上、その他諸々呪力で肉体強化出来る分だけドーピングできる。

 

勢い良く襲いかかっていたはずの呪霊の動きがどんどん鈍り、やがて止まっていく。

 

「いひひっ!良いね。仮面ライダーにでもなった気分!!」

 

流石に禪院直哉の天性のコマ打ちセンスを真似するには時間が足りないが、単純な動きの部分で通常の投射呪法を重ねる。

 

「あーあ。でも残念。お前らじゃあ、十秒も持たねぇよ」

 

拝神が消える。

衝撃波と共に呪霊どもは悲鳴を上げることすらできずに霧散するのだった。

 

 

 

 

 

 

異食な二人FINAL

 

 

 

 

 

俺の術式、降霊呪術の部分憑依はあくまで他者の術式を自分に降ろしてるだけ。自分のものにしているわけじゃない。その情報をコピーして共有あるいは借りているだけ。

 

だから、例えば夏油傑の呪霊操術を降ろせば夏油パイセンの呪霊コレクションを共有できて使えるし、逆に俺が取り込めば夏油パイセンのものになる。

俺が扱う上での難点はパイセンがどんな呪霊持ってるかを俺が知らないところ。

 

どれにしようかな~っとキミに決めた!って出したら何が起きるかまったく分からない。ギャンブルかな?パルプンテかよ。自爆はやめろください。

 

「にしてもひでぇ味っすね。それ以外にも飲み込むのも最悪っす」

 

俺も異物を飲み込んで術式を伸ばすタイプだから味に対して耐性はある。

ミイラなんてマシな方で戦ってる最中にコピるために噛みついて血肉そのままのときもあるし、蛆の沸いたブヨブヨの死肉を飲まなきゃならないときもある。

 

でも呪霊玉はなんかこう、生き物が取り込んではならない感が半端ない。味以外にも全身が逆立つような怖気に襲われながら、息の出来なくなる大きさの玉が喉を押し退けながら身体の中に入っていくのはマジで苦痛。

 

これを何千回?

夏油パイセンマジ尊敬するわ。

 

「そうだね。本当にそう思うよ」

 

夏油パイセンはそう、穏やかに笑った。

 




あっ

ども、お疲れ様です

まだ読んでくれてる人います?(震え声)

いやー書きたい大まかな流れはあるんですけど、なんか良いのできねぇーって思ってたら…時間って経つの早いですね〜

誰かぁ時止めてぇ!


ところで自分の中で天内のルートが分岐してるんですけど、方向性決めたいのでアンケートよろしくお願いします。

やっぱり生存こそ二次創作の醍醐味だし。せめて拝神のいる世界線だけでも生きててほしいし?
じゃないとこれ書いてる意味なくねー、的な?

でもこの過去編は夏油闇落ちが主軸でそれに対しての拝神のアンサーがきっと大切な部分で。そこの重みと深みを出すためなら…みたいなのも。

心の中でそんな感じのグラードンとカイオーガが戦ってるんでレックウザ待ってます

天内理子のルート分岐

  • 生きろ そなたは美しい
  • 定めならね 従うしかないんだよ

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