「オガミはさ。肉体が先か、魂が先か。どっちだと思う?」
「え? 俺がその時優先する方が先。別に決める必要なくね? 解釈狭まるじゃん」
「うわっなにそれ! わがままっ!」
ツギハギくんこと真人とは分からせから無事? 仲良くなりました。仲良く? ハハッウケル! 呪霊相手に? ないない。
引導を渡すのが俺にしろ羂索にしろ他のやつにしろ、最後には取り込まれる運命だ。可哀想に。笑っていられるのも今のうちだけなんだろうな。コイツには優しくしてやろう。
それにしても無為転変は面白い。そして強い。羨ましい。
俺の術式から解釈するなら魂をハッキングして肉体もろとも情報を上書きするのか。はー良いものを見たわ。これだから呪術は奥深い。参考にさせてもらうわ。いやぁ、術式拡張しまくるの楽しすぎん?
それから数日の間、真人と羂索、ときどき吉野順平くんと行動した。ヨッシーことよしのんとは特に仲良くなったかな。人間同士だし。ちなみに羂索は人外枠。
愛情を知っていて、学校にも行けて、まだ殺人もしたことない呪詛師志望くん。かわいいわ〜。向いてね〜よ呪詛師。まともだもの。理由も復讐て……優等生じゃん。もう帰んなさいよ。
俺以外の呪詛師紹介してあげよーか?
頭のネジがない汚物オブ汚物みたいな頭おかしいクズしかおらんぞ。
まっ、結局外野が何を言おうとどんな道行くかは本人の自由だし、好きにしたら良い。止めてくれる大人や仲間が居ないわけでもなかろうに。俺的に呪力でひょろひょろのまま不良どもをシバいてトラウマ抱えさせる方がおもろいけどな。
そんなある意味充実した日々を送っていたある日。
いつもの下水道で他のみんなを待ってたその時だった。
「そこの貴方、ここらでツギハギの呪霊を見ませんでしたか?」
「わ、ワタシわからないヨー?」
後ろからビシッとスーツが似合うナイスガイからお声がかかる。
あっはー、やっべー。その渋カッケー良い声は一級呪術師の七海建人さんじゃん。マジ最近俺の死亡フラグ立ちすぎじゃねぇの?
いやぁ百鬼夜行のとき、一度やりあっているがすげぇ強かったのよ。黒閃決めてたし。しかも連続で。
そこにラインの通知音。
ちらりと見ると羂索から今日はそっちに行けないよと死刑宣告。いや、おせーよ。ホウレンソウはスピードが命って社会で習いませんでしたか!? 習ってないねぇ!
「ところで、貴方はこんなところで何をやっているんです?」
「ハハッ、最近配管工に就職してね! モチ下水道の調査よ。いやぁ今日も異常無しっつってな!」
「本当に、それで誤魔化せると?」
「ははは、ですよね~。あの、ちなみに見逃してくれたりは?」
「ありえません。
「命取らないの優しすぎて涙出るぜ」
「優しさではありません。情報を吐かせるためですのであしからず」
「ハッ、そういうことか! 止めて! あたしに乱暴するつもりなんでしょう! エロ同人みたいに! エロ同人みたいに!!」
「…………やっぱりここで殺した方が良さそうですね」
「ごめんてぇ。ちょっとふざけただけじゃんか……」
七海建人はすぐに術式の開示を行う。
両者のその目に余裕はない。
感想と高評価ありがてぇありがてぇ
ナナミン、生存してほしい?
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強化して生存
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原作こそ美しい