オガミ婆の孫(本物)   作:スターリー

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「俺たちも麻雀とかやります? 裏梅さん」

「いえ、私にはお構いなく」ニッコリ

「でも暇じゃありません?」

「お構いなく」ニッコリ

「あそこで羂索とか楽しそうにやってますし」

「お構いなく」

「ほら交流もかねて」

「お構いなく」

「……」

「お構いなく」

 

 えっ絶対零度じゃん。

 

「お構いなく」

 

 まだ何も言ってな

 

「お構いなく」真顔

 

 ぐすん。泣いてない。泣いてないよぉ。

 少ない人間仲間だから仲良くしたいんだけど取り付く島がなさすぎるんですけど! へん! 別に悔しくなんてないし九相図兄弟と遊ぶし! 後で仲良くしよったって知らないんだからね! 

 

 まあいっか。

 それにしてもこの性別不明の美人さん。羂索の話だと千年前の人物らしい。うん。実力も特級クラスだと思う。でも戦闘向きじゃあ無さそうな気配というか立ち振る舞い。本職違う人なんかな。

 

 あんまり表に出ずに呪詛師たちの指示役みたいな裏方なお仕事してるから基本的に会わないんだよな。

 

 そんな時スマホにラインが来る。

 

 

 

 与くんスパイ辞めるってよ……。

 

 

 

 与幸吉くんの話を聞いた時、最初から詰んでんな。という感想だった。

 

 羂索という災害に目をつけられさえしなければ最低限だけど幸せな人生を歩めていたかもしれない。

 だが、与幸吉は呪術的な才能に恵まれていた。特に呪具方面の貴重な才能を、だ。そして何より天与呪縛コンプレックスという釣るための餌がわかりやすく、スパイとして適役な位置にもいた。

 

 なら、羂索が目をつけるのも当然だったのだろう。

 

 逃げられれば良かった。

 だがしかしわ重度の天与呪縛の影響で動くこともままならず、どこに隠れようと呪霊操術の目は広く、結界に隠れようと結界は羂索の得意分野。保護を求めようにも高専の上層部でさえ羂索の手の中にある。

 

 最初から生殺与奪の権を悪魔に握られていた。

 だから、与幸吉は最初から詰んでいたのだ。

 

 

「おお! エヴァンゲリヲンじゃん! さて、解説の羂索さんこの戦いどう見ます?」

 

 羂索と共に与幸吉VS真人戦を見守る。

 

「彼、思ったよりやるじゃないか。もしかしたらもしかするかもね」

「おおっとエヴァ蹴りが炸裂ぅ! 真人も逃げる逃げる!! ……にしても勿体ない。ほんとに殺すの?」

「アンプル型の簡易領域、面白いね。まあ、私としてももう少しいてくれると助かるんだけど。どうも京都校の生徒を巻き込んだのが彼の琴線に触れたらしくてね。私だって鬼じゃないさ。彼の意見は尊重してあげないと」

「いや、鬼だと思いますよ。俺的に量産型メカ丸に夏油一派回収して逃がして貰おうって思ってたのに……」

「なら今から二人に交渉してきなよ」

「え? 良いん?」

「私はもう要らないからね。計画さえばれなければどうでもいいさ」

 

 ならば行くしかあるまい。とうっ! 

 無為転変を宿した真人とアンプルを片手に決めに行く与幸吉の間に入る。

 

 まあまあ二人共待ちたぶへぇっ。

 

 

「おっかしいなぁ。さっきたしかにオガミに触れたはず何だけどなぁ」

「つか、なんであれを同時に食らってピンピンしてんだこいつ」

 

 要相談の結果、真人とはタイマンすることに。

 殺さず、されど満足するまで。だけど俺はそう時間をかけるつもりはない。

 

「オガミと戦うのはあの時以来だね! 俺も成長したし、流石にもう術式使わないとヤバいんじゃない?」

「いっひっひ! 安心してよ真人。今回はバリバリ使うからさ!」

「へぇ、それは楽しみだっ!」

 

 真人は足を動物のそれに変えて拝神の腹に無為転変を発動する。

 

「やっぱりオガミは魂を呪力で守れるんだね!」

 

 嬉しそうに興奮している真人の腕を掴んで、肩に手を置く。

 

「さて真人。手加減はしてあげるよ」

 

 術式反転。

 降霊術があの世からこの世に降ろす呪術なら、反転はその逆。真人にとって天敵中の天敵。魂をあの世へ上げる呪術。

 

「術式反転、黄泉渡り」

 

 真人は力なく眠るように崩れ落ちる。勝負は一瞬。結果は一撃。拝神の相性勝ちである。

 




これまで救ってきた子達がチームを組んで拝神を討伐するルートとかありかも。いや、むしろ綺麗?

ナナミン、生存してほしい?

  • 強化して生存
  • 原作こそ美しい
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