とある神殿のロビーに4人の人が居たがデザイアグランプリのゲームナビゲーターのツムリはモニターの前で周りを見渡し、笑顔でこれからのことを説明する。
「半年間に渡る戦いも、ついに最後のミッションです!」
「半年…長かったような短かったような…」
「なんだ…もう弱音かよ?ガキは黙ってここで指咥えてお留守番でもしとくか?」
「ははっ、誰が?生憎今回は優勝するつもりなんで…油断したら痛い目見ますよ牛さん…?」
「なんだと?なんだったら今ここでお前を潰してもいいんだぞ?」
「そんな事ここでしたらペナルティ、下手したら脱落するのはあなたの方だ。ルールにも書いてあったでしょう?妨害するならゲームエリア内してください。まっ、ルールによってはペナルティは受けることにはなりますけど?」
「ちっ!言うようになりやがって。生憎勝つのは俺だ!ガキだろうが容赦はしない!」
「望むところですよ」
少年と男性の会話の後、少年は隣にいる人物に声を掛ける。
「…前回はあなたに優勝は譲りましたけど、今回のデザイアグランプリ、譲る気はないですよ?」
「言うようになったじゃないか。だが、残念だが今回も理想の世界を叶えるのは…俺だ」
「俺はあなたを超えてみせる。あなたを超えない限り…デザ神にはなれませんからね」
ツムリは話が終わるまで待ち、話を始めた。
「生き残った、デ、ザ、神、候補の皆さん!この世界を変えるのは誰か、運命の時を迎えます!」
◇とある市街地
「終わった〜。今回も面接ダメだった。もう最悪だよ姉ちゃん…!」
『元気だしなって!なんか美味しい物奢ってあげるから』
『あーあ…宝くじでも一発当てて、一生遊んで暮らせたら幸せだろうなぁ…」
『“景和”のキャラじゃないでしょ?宝くじ買うお金があったら恵まれない人達や動物の為に募金しちゃう癖に』
とある市街地にスーツを着た青年、桜井景和は姉の桜井沙羅に面接の報告をしており、受からなかったことを伝えるが、姉の沙羅は優しく励ましながら景和と会話を続ける。
「心の幸せ選んじゃうよねぇ…で、何奢ってくれるの?」
『ウーン、もし今日で世界が終わるとしたら…何食べたい?』
「それはやっぱりぃ…」
蕎麦屋
「たぬきそば!二つください」
「あいよ!」
桜井姉弟は一緒にそば屋にお昼を食べる。
「本当物好きね?普通お寿司とか焼肉とかでしょ?」
「美味しいたぬき蕎麦は美味しいんだって!」
「フーン…」
「…って、また袮音ちゃん見てるの?」
「そう、生配信!」
沙羅は景和にも見えるようにすると、画面に映っていたのは可愛らしい女性だった。
『私、鞍馬 袮音は今日こそ〜……家出します!』
暫くすると配信中にファンの人達が話しかけたりされ、笑顔でファンに対応する祢音…このご時世では女尊男卑の風潮が流れているが…祢音は女尊男卑に染まっていない女性の1人であり、男女問わず人気だ。
中には女尊男卑の女性に果敢に注意したりもしたこともあり、男性からのファンも多い。
『お嬢サマ、お家ニ、帰リマスヨ』
そこにスーツを着た厳つい外国人2人が現れた。おそらく鞍馬家のボディーガードなのか祢音を連れ戻そうとし配信は慌ただしくなる。
「…そっちも物好きだな、金持ちの家出見てたのしい?」
「だってキュートでお金持ちでなんでも持ってるのに…家出して庶民になりたいとか可愛くない?しかも見知らぬ男性が女尊男卑の女に虐げられた所も果敢に怒鳴ってたりもしてたし…好感しかなくない?」
「俺は別に」
景和は興味がないと言わんばかりにお手拭きで手を丁寧に拭く。
「お待たせ!たぬきそば2つ」
「キタキタきた!ほら、姉ちゃんも食べよ?」
「はいはい…」
「いただきます!」
割り箸を器用に割り、麺に手をつけようとすると…
ブオゥン!!
と一瞬2人の間に赤い何かが横切り、その衝撃で器に入っていた蕎麦が少し浮き、顔を近づけていた景和の顔に熱々の状態で直撃した後、綺麗に器に戻る。
「……アッツ!」
「へ、え?何今の?ああ!大丈…あれ?」
沙羅はハンカチを取り出し景和の顔を拭こうとするが、何故か見えない壁に阻まれ、これ以上進むことが出来ない。
「なんだこれ?」
「何これ…どういうこと?」
「どうしたの?」
ドン!!
「うおっ⁉︎」
『ジャー』
2人の様子に蕎麦屋の大将も声をかけた瞬間、突如扉が蹴り破られた。しかしそこに現れたのは客でもなければ人でもなく和服のようなものを着ており、剣を持った怪物がいた。
「なんだ、こいつは!?」
「ジャ〜」
別の場所でも謎の謎の化け物が現れて、その化け物は人を見つけると襲い掛かり始めた
『ジャーッ!』
「ぐわああ!」
男性に向かって剣で切りつけた。
「きゃああ!」
「うわぁぁぁ!!」
「に、逃げるぞ!」
「な、なんだよこれ?進めねぇ!」
「どうなってるのよ⁉︎」
一般の人達は逃げようとした道に進もうとすると赤いバリアが阻んで進めなくなり、追い詰められた人達は次々と殺されていき…鮮血が辺りを散らしていた。
「ジャマーエリアが出現しました。それではミッションを開始します!」
神殿にいるツムリがそう言うと、その場に居た四人は右側から順番にデザイアドライバーを装着する。
DESIRE DRIVER!
DESIRE DRIVER!
DESIRE DRIVER!
DESIRE DRIVER!
デザイアドライバーを装着すると、4人は各場所に移送され【ジャマーエリア内部】送られた。
ジャマーエリアの中に入ると、和風の服を着たジャマトが人を襲っていた。
「最後のミッション。今回のジャマトは見た感じ和風……武器は剣と槍、あの構造を考えて銃か。さてと…」
少年、【織斑一夏】はこのDGPの歴史の中で最年少の参加者であり、今回を含め【二度】も最終戦まで生き残ってる実績を持っている。
一夏は青と黒の混じったバックルを手に持つ。それは端にグリップと刀のあるレイズバックルを取り出し、デザイアドライバーの右側に装填した。
SET
レイズバックルを装填すると待機音がなり、隣にはバックル名前が浮き上がり一夏は変身の構えを取り
「変身」
そしてバックルにグリップ引っ張ると剣が収納され、グリップを折り銃のトリガーとなり引くと一発の光弾が放たれ、その弾丸は横の文字に当たると鎧が形成され…一夏の姿を変える。
SWORD GUN
READY FIGHT
そこに居たのは青と黒の複眼は青色で狐を模する仮面を付け、上半身は鎧を纏い、首には赤のマフラーをまいた【仮面ライダーノアールギーツ】だった。
GUN SLASHER 40-X
「いくぞ」
ノアールギーツに変身した一夏はこの姿にだけ使える武器…ガンスラッシャー40-Xを構え、ジャマトに突撃していき、ジャマトを切り付ける。
『¥€〆<$』
ジャマトは理解が出来ない言語を喋りながら突撃するがノアールギーツは
「何言ってるかわからねぇよ!」
無駄のない最低限の動きで攻撃を避け、ガンスラッシャーで受け流しながらジャマトを確実に倒していく。
「まだまだいくぞ!」
ノアールギーツは辺りのジャマトを一掃し、そのままジャマトが居る所に走っていった。
「はぁ、はぁ!!」
「頑張って!! 本音!!」
『ジャー』 『ジャー』 『ジャー』
別の場所ではジャマトの驚異から必死に逃げている者がいる。後ろから追ってくるジャマトに追いかけられ一本道を走る二人の少女。水色髪のした少女はどうしてこんな事になったのか全く分からずただ怪物から逃げることしかできなかった。
「どうしてこんな事に…」
自身の好きな特撮でしかない出来事が現実となり、突然現れたジャマトにより人々は蹂躙され始めた。その際一緒にいた本音と呼ばれた少女と逃げようとしたが見えない壁に阻まれ逃げれず。ジャマトから逃げ隠れを繰り返していたが、ジャマトの集団に見つかってしまい走って逃げていた。
「¥€〆<$!」
前から別のジャマトが向かって来て二人は足を止め、後の怪物にも追いつかれてしまい囲まれてしまった。
「ジャジャ〜」「ジャー」
「そんな…!囲まれた!」
「かんちゃん…私達、ここで死んじゃうの?」
ジャマトは2人に向けて駆け出す。本音は涙を浮かべ、かんちゃんと呼ばれた水色髪の少女に寄り添い目を閉じる。
「ジャー!」「ジャー!」
ジャマトが武器を2人の少女に向け命を奪わんと振るう…
「セヤァ!!」
突如と空から何かが現れジャマトを脳天から切り裂く。少女2人は何が起こったかわからず目を開けるとそこには武器を持った仮面の戦士が立っていた。
2人は突然の事に驚きの顔になり固まる。
何故なら、目の前には仮面ライダーノアールギーツが立っていたのだった。
「え!?な、なに⁉︎」
「く、黒い狐?」
驚いていると、ノアールギーツは2人の少女を見る。
「おい、大丈夫か?」
「あ…は、はい!な、なんとか大丈夫です」
「そうか…」
『ジャー!』
ヴォルスは無事を確認すると、ジャマトは武器を構え一斉に襲いかかる。
「う、後ろ!!」
「……」
水色髪の少女がジャマトが迫っている事を伝えるが、その場から逃げない。
GUN
『ジャッ⁈』
するとノワールギーツはガンスラッシャー40-Xの剣の刃を折るように収納し変形させて、振り向かずノールックでジャマトを撃ち抜く。
「す、すごい」
それをお構いなしにノアールギーツはガンスラッシャー40-Xを操作し
LIGHTNING CHARGE
銃口に蒼の稲妻が迸りガンスラッシャー40-Xを上に向けトリガーを引く
TACTICALSHOT
ジャマトの頭上に雷の球が放たれそこから蒼の落雷が落ちジャマトに撃たれる。雷に撃たれたジャマトは当たると爆発し一掃された。
「こんなものか…」
【SCORE UP!】
「…よし、スコアゲット。しかし、あの人が動いてる気配がないな…まさかとは思うが…」
DGPの参加者だけに支給される通信機…【スパイダーフォン】から通知がありランクが一番となるノアールギーツたが、1人だけ動きがない事に疑問を持つ。後ろにいる腰を抜かし座り込む2人を見て、問題ないことを確認してその場から立ち去ろうとする。
「ま、待って!!」
何とか口を開き、立ち去ろうとするノアールギーツを呼び止める水色髪の少女
「た、助けてくれて…ありがとうございます」
「ありがとう〜、狐のお兄さん」
「あぁ…それと、向こうに行けばジャマトはもういないはずだ。早くここから離れてろ」
「ジャマト?狐さんはあれがなんなのか知ってるの?」
「……悪いが話すつもりはない。もうじきこの世界は終わり…新たな世界が始まる」
「え?一体どういう…」
「この戦いが終われば…お前達もこの事を忘れる。だから今は生きる事だけを考えな……こんな事は、忘れるに限るからな」
そう言うとノアールギーツは今度こそその場から離れジャマトのいる場所へ向かう。
2人はそれをただ黙って見ることしかできなかった。
お分かりのとおり一夏の変身するライダーはギーツを黒にした仮面ライダーです。IDコアは周りは黒で狐の絵は青になっています。
一夏の強化フォームについて
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クロスギーツ(一部変更有り)
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オリジナル