デザイア・ストラトス リメイク   作:狼ルプス

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黎明F 新たに始まる世界

 

「ハァッ!」

 

ギーツは【マグナムシューター40x】を巧みに操り、ジャマトの集団を撃破していく。刀の道筋を正確に見切り、突き出される槍を躱し、放たれた銃の弾丸を紙一重で避けながら弾丸を放ち、銃を持っていたジャマトに全て命中。

 

 

『ジャー』『ジャー』『ジャー』『ジャー』

 

翻弄するように回転するジャマトに、ギーツは冷静で慌てる事はなく

 

 

「へぇー…そう来たか。でも……あまい」

 

背後からの攻撃をその場から動くことなく難なくよけ、カウンターに銃撃を放つ。そしてジャマトを足場にし飛び上がり、空中の中体を捻りながらマグナムシューター40Xの装填装置、40Xリボルバーを引く。

 

BULLET CHARGE

 

「タァッ!」

 

マグナムシューター40X・ハンドガンモードの必殺技。 レバーを引いてエネルギーをチャージ後、トリガーを引いて威力を高めた弾丸で和装ジャマトを薙ぎ払う。

 

地面に着地し、ギーツはマグナムフォームの腕部拡張装備、前腕部の固定式短銃【アーマードガン】を展開し、二等拳銃の状態でジャマトを撃ち抜く。

 

 

 

 

「フンッ!」

 

ノアールギーツはガンスラッシャー40x・ソードモードを振るいジャマトに斬りつけ、遠距離から攻撃を仕掛ける銃を持ったジャマトは射撃するが、銃弾を見切り全て斬り落とす。

 

 

 

背中にある尾のテイルブレードを射出しジャマト斬り裂き、貫通させる。

 

 

『ジャー』『ジャー』『ジャー』『ジャー』

 

背後から不意をつくように数体のジャマトが攻撃を仕掛けながら迫るが…ヴォルスはその場から高速にジャマトの背後に移動し…ジャマトを薙ぎ払う。

 

 

『ジャー』『ジャー』『ジャー』『ジャー』

 

ノアールギーツの全方位からジャマトが迫るが、その場から動く事なく

 

 

LIGHTNING CHARGE

 

 

英寿(エース)さん伏せて!」

 

刀身が蒼の雷が纏わり、ガンスラッシャー40-Xを構えトリガーを引く。

 

 

TACTICAL FLASH!

 

 

 

ノアールギーツはエネルギーを纏わせ、円状にガンスラッシャー40xを降りジャマトを斬り裂く。

 

「ふっ、やるな…やっぱそっちも似合ってるじゃないか」

 

「相性で言えばこっちの方がいいですから…ねっ!」

 

2人のギーツは会話をしながら背中合わせでジャマトを薙ぎ払う。

 

「初めてお前が参加した時が懐かしいな、化かしやすくて可愛かったのにな」

 

「可愛い言うな!もうそう簡単には化かされませんから……ねっ!」

 

ギーツにガンスラッシャー・ガンモードを向け弾丸を放ち、ギーツはしゃがと背後にいるジャマトの頭に直撃し、しゃがんだのと同時にギーツもノアールギーツの後にいるジャマトの頭を撃ち抜く。

 

DGPのルールでは参加者への攻撃は違反行為になり減点されるか…場合によっては強制脱落になる事もあるが、ジャマトに向けた攻撃にお互に対しての敵対、攻撃意思がなかったのもあるためか、アナウンスもなくセーフ判定とされた。

 

この辺りのジャマトは二人により全て倒され、スコアの変更は今の所なし、すると空を移動していたスラグフォートレスジャマトが街に光線を放ちながらこちらにも放出してくる。

 

「げっ⁉︎」

 

「ヤバ!」

 

二人は光線を回避する。ギーツは建物の屋上に、ノアールギーツはスラグフォートレスジャマトの視界から外れる為物陰に身を隠す。

 

「(少しヤバいな、相手は宙に浮いてる上隙もない…空中に特化したバックルがないから真正面から迫るのは自殺行為に等しい…あのバックルがあれば別だが、それもあの人が持ってる…せめて地面にいるか…疲弊してくれればあれが使えるんだが)」

 

ノアールギーツはチャンスを窺いながら建物の屋上にギーツに視線を向け、マグナムシューター40xをライフルモードに変形させ、スラグフォートレスジャマトの触手を狙撃していた。

 

 

「こっちくるなよ!」

 

声がする方に向くと、景和と祢音がジャマトに襲われかけてた所、すぐさま駆け出しジャマトを撃破する。

 

「はぁぁ!」

 

「い、一夏君!」

 

「巻き添え喰らいたくなかったら伏せて!」

 

 

 

LIGHTNING CHARGE

 

銃口に蒼の稲妻が迸りガンスラッシャー40-Xを上に向けトリガーを引く

 

TACTICALSHOT! 

 

巨大な雷球が放たれジャマトの群に着弾すると爆発が起きジャマトは一掃された。

 

「す、すごい。下手したらこれ…ISを上回ってるんじゃ…」

 

「……ISではジャマトは倒せませんよ祢音さん…」

 

「え、ISじゃ倒せないの⁉︎」

 

景和は現状最強兵器とされているISでも倒せない事に驚きを隠せない。世界ではそれが常識となっている為景和の反応も当然だった。

 

「ええ、仮面ライダーになる前…今のように、俺もジャマトに襲われた時がありました。たまたまいたIS部隊が対処していましたけど…傷ひとつつけることすら出来ませんでしたから…」

 

「そうなんだ。ってか、なんで私の名前知ってるの?名乗ってないと思うけど…」

 

「なんでって、あなた家出の動画投稿してるじゃないですか?有名な配信者となると誰でも知ってますよ?」

 

「あっ、そっか…」

 

祢音はこの状況のせいですっかり自分が動画配信者の有名人と言う事を忘れていた。

 

「まぁ…俺も見てるんですけどね…」

 

「え?動画見てくれてるの⁉︎」

 

「はい。俺の友達の兄妹がファンで勧められて」

 

実を言うとファンと言うほどでは無いが一夏自信も祢音の動画は友達である五反田弾に勧められ見ており、一夏は少し祢音に共感を感じ動画は見ている。

 

 

『ジャー』『ジャー』『ジャー』『ジャー』

 

「っと、話してる暇はなさそうですね」

 

「ま、また来た!」

 

「いったいどれくらいいるのよ⁉︎」

 

 

 

TACTICALSHORT!

 

 

ガンスラッシャー40xを構えジャマトを倒そうとすると、上から複数の弾丸がジャマトに直撃し撃破される。

 

「……ったくあの人、俺の獲物を」

 

建物の屋上にいるギーツがマグナムシューター40xをライフルモードに切り替えノアールギーツの前にいるジャマトを狙撃したのだ。

 

 

 

 

 

 

 

「獲物は早い者勝ちってな…」

 

屋上にいるギーツはスラグフォートレスジャマトを狙撃しており触手を撃ち抜いていたが、身体の方は頑丈で弾き返されてしまい、攻めあぐねていた所、ノアールギーツにいた方のジャマトを撃ち抜いた。

 

「さてと、あの鉄壁の要塞を崩すには…この切り札の出番だな、チュッ」

 

バイクのスロットルのようなバックル……【ブーストバックル】を取り出すと、それに口づけしマグナムバックルを外し交換する。

 

SET

 

 

ギーツの横に、バイクのマフラーから火が出る絵とBOOSTの文字が浮かぶ。そしてギーツはブーストバックルのハンドルを捻る

 

BOOST

 

READY FIGHT

 

 

バックルのスロットルを吹かすと、新たにバイクのエンジンを思わせる赤い装甲が出現、上半身に装着される。

 

ギーツは建物から飛び降り、自動でブーストライカーが来て、バイクに乗り込むと、スラグフォートレスジャマトへと走り出す。

 

「ここは任せたぞノアール!」

 

「え…おい⁉︎一体何を!」

 

ギーツはすれ違い様にノアールギーツにこの場のジャマトを任せスラグフォートレスジャマトに向かう中、ノアールギーツは景和と祢音を守りながらジャマトを倒していく。

 

ギーツの乗るバイクは瓦礫を利用して飛び上がり…

 

 

 

『――ゴクン……ゲェェェェプ』

 

 

 

 

 

「「食べられちゃった……」」」

 

 

「なんのつもりだギーツ⁉︎」

 

 

 

意気揚々と走り出しながらもジャマトに飲み込まれ、バッファは訳がわからず、景和と祢音はぽかんとしていた。

 

「城……ッ!!そう言う事か!」

 

しかしその中でノアールギーツはギーツの意図に気づく。

 

『!?』

 

突如とスラグフォートレスジャマトが苦しみ始め体が爆ぜる。

 

喉、首裏、胸部、そしてその背中に乗っている城、それらが次々と崩壊していく。そして断末魔の悲鳴を上げながら墜落していく。

 

「城ってのは、内側から崩れる者だ。昔からな」

 

 

そう言うと腕の腕部拡張装備のブーストパンチャーのエンジンを吹かせ自然発火するほどの超高密度エネルギーを放出し、加速する。

 

崩れた城からバイクが飛び出し、ジャマトを倒し終えた付近のジャマトを倒したヴォルス、景和と祢音の近くまで走ると停車する。

 

 

SET

 

バイクから降りつつマグナムバックルを左サイドに装填、右側のブーストバックルと同時に起動させる。

 

 

DUAL ON

 

 

GET READY FOR BOOST& MAGNUM!!

 

 

 

 

白の装甲が足に装着される。

 

 

「いくぜ」

 

続けてベルトのロックを解除、半回転させる。

 

REVOLVEON

 

ギーツの体が浮かび上がり、体の上下が入れ替わる。頭部はさっきまで股間だった場所へ、両腕は足へと入れ替わる。

 

「ええっ!?」

 

「ひ、ひっくり返っった!?どうなってるのあれ⁉︎」

 

「(これが普通の反応だよな…)」

 

およそ人体の構造上あり得ぬ挙動に二人は驚き腰を抜かす。体の構造を無視するような動きにはたまげてしまうのだ。二人の驚きなど意に介さず、ギーツは再びバックルの操作を行う。

 

 

BOOST TIME!!

 

ギーツは飛び上がり、ブーストライカーは狐の姿へ変形し、その後をついていく。スラグフォートレスジャマトは最後の力を振り絞って浮かび上がり、それを迎撃しようと試みる。

 

 

 

「俺も忘れちゃ困りますよ!」

 

 

 

ノアールギーツもその場から駆け出し弱まっているスラグフォートレスジャマトに向かいながらもう一つの大型バックルを取り出しす。バックルは白の混じった狼が、何か黄色の爪で引っ掻くような形状をし、端には黄色の尻尾のような物がある大きなレイズバックル。それをデザイアドライバーの左側に装填した。

  

 

SET

 

 

 

そしてソードガンバックルを操作した後、左側のバックルの尻尾を下ろすと爪が引っ掻くように稼働し名前に鉤爪が刻まれ下半身の鎧が形成され…ノアールギーツの姿を変える。

 

DUAL ON

 

 

SWORD GUN

 

TAIL!

 

 

READY FIGHT!

 

「一夏君も⁉︎」

 

 

 

ノアールギーツもギーツのように上下鎧を纏いノアールギーツは装備されている【テイルブレード】を建物に刺してそのまま遠心力の力でスラグフォートレスジャマトに向け勢いよく空を舞い、テイルブレードを足に装着させバックル操作を行う。

 

 

MAGNUM BOOSTGRAND VICTORY!

 

 

SWORD GUNTAIL!

 

 

VICTORY!

 

 

「盛大に打ち上げだ!はぁっ!」

 

「勝つのは…俺だぁ!!」

 

 

炎を纏ったライダーキックと、縦回転をし蒼電を纏ったスラッシュライダーキックは、ほぼ同時にスラグフォートレスジャマトの体を貫き、斬り裂かれ爆散する。街中を闊歩していたジャマト達もまた、それに呼応するかのように爆散していった。

 

MISSIONCLEAR

 

「どっちだ⁉︎」

 

アナウンスが響き渡り、ノアールギーツは着地し直ぐにスパイダーフォンで勝者を確認する。

 

結果は……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あ……」

 

画面には金色の文字で【浮世英寿VICTORY】と表示されており、ギーツが一位になっていた。その結果逆転され、ノアールギーツのランキングは二位に降格していた。

 

 

 

「どうやら勝利の女神は俺に味方したようだな」

 

ギーツはこちらに歩み寄りノアールギーツに声をかける。

 

「………負けた。流石としか言いようがないですね」

 

一夏は変身を解除し、ギーツに負けた事に悔しさもあり、最後まで尽くし結果は負けたが一夏の気持ちは清々しかった。

 

 

「一体どんな世界を作るのか、次の世界でも楽しみにしています。英寿(エース)さん」

 

「ああ、お前もお疲れさん。確かお前今年で高校生だろ?今度入学祝いでも送るから楽しみにしておけ」

 

「ははっ、期待しないで待ってますよ」

 

「そこは嘘でも期待してるって言う所だろ?」

 

「冗談ですよ。化かされましたか?」

 

「ふっ、本当に言うようになったじゃないか。それじゃあ…また次の世界で」

 

 

「ちょっと待てよ!」

 

その場から歩き去ろうとすると景和と祢音もこちらに駆け寄り景和はギーツを呼び止める。

 

「君は…一体?」

 

 

「ギーツ、仮面ライダー…ギーツだ」

 

「ギーツ?」

 

「一夏君の方は、なんて言うの?」

 

「彼と同じです。正式名称はノアールギーツ」

 

「…ノアールギーツ」

 

「あっ、ちょっと待って!」

 

「「えっ?」」

 

「(ああ…必殺技使ったから)」

 

二人がギーツの所に行こうとするが待てと言われて動きを止める。一夏はその場から少し離れその様子を見守る。

 

「よっ!」

 

直後、ベルトから勢いよくブーストバックルが発射され、どこかに飛んでいってしまう。ギーツは右部分のマグナムバックルを外して変身解除する。

 

「二人もお疲れ」

 

「ちょっと待ってよ!これは一体どうなってるんだよ!」

 

「それに、二人はこの事態がなんなのか知ってるの?」

 

「ゲームだよ」

 

「「ゲーム?」」

 

「これは世界を作り変えるゲームだ」 

 

ゴーン!ゴーン!ゴーン!

 

 

突如として巨大な鐘の音が響き渡る。

 

「な、何⁉︎」

 

景和と祢音はその鐘の音に思わず耳をふさぐ。

 

「さぁ始まるぞ……“新しい世界”が」

 

鐘の音が鳴り続ける中、逆再生するかのように瓦礫が元の場所へと戻っていく。

 

「な、何これ⁉︎」

 

「た、建物が…なにがどうなってるの⁉︎」

 

景和と祢音はその光景が信じられず、思わず目をこする。

 

「それじゃあ、ここでお別れですね。もし次があったら、俺はまたあなたに立ち塞がります。英寿(エース)さん」

 

「ああ……またな、“一夏”」

 

 

その言葉を最後に一夏は一度瞬きをしそして再び目を開いた瞬間……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「っ!」

 

一夏はベッドの上で目を覚ます。寝起きだというのに心臓はバクバクと脈打っている。

 

「ウー……なんかすごい長い夢を見てた気が……」

 

一夏は目を擦りながら夢を思い返すが……

 

「……どんな夢を見てだんだ、俺?」

 

一夏は部屋にあるカレンダーを見るとある事を思い出し、一気に眠気が吹き飛ぶ。

 

 

「って、ヤバい!!今日詩乃とのデートの日だった!」

 

一夏は急いでベットから飛び降り支度を始める。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

どこかのビルの屋上。

 

 

“浮世英寿”は高価なタキシードを纏っており一人佇んでいた。古いコインを見つめコインを指で上に弾き、眼下の街を見渡す。

 

「ようこそ、“俺の世界”へ……」

一夏が初めて参加したDGPの話をしてほしい?

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