魔法世界のソルジャー   作:凡人王国

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タイトル考えるのが難しい(笑)





兆候

 

 

 

ホテルアグスタでの警備任務から数週間が経ち、機動六課のメンバーはいつも通りの日常を過ごしていた。

 

今日もすでに空も暗くなっている。

 

「調子はどうだ、ヴァイス」

 

「お、旦那。またアイス食っているんですか」

 

「こればかりはやめられん。アイスは俺のエネルギーだ。」

 

祐二は機動六課に入って間もない頃はアイスをあまり食べていなかったが、今は休憩時間などを使いミッドのスーパーでアイスをまとめ買いして、六課の食堂の冷蔵庫には大量のアイスが入れてある。なので、祐二は疲れた時や気分転換する時にはいつもアイスを食べている。

 

ちなみに今祐二が食べているアイスはバニラである。

 

「それでお前はスコープでどこ見てるんだ?」

 

「そりゃ、女子更衣室を」

 

「・・・・」

 

祐二は肩にかけてあるバスターソードを手に取り、戦闘態勢に入り、ヴァイスに殺気をあてる。

 

「ヴァイス、一回死んでみるか??」

 

「じょ...冗談ですよ旦那!!俺がそんなことすると思いますか」

 

「冗談だ、斬るつもりなんかないさ。」

 

「冗談でもビビりますぜ。」

 

祐二はすぐに笑いながら、バスターソードをしまう。

 

「で、本当は何を見ていたんだ??」

 

「あそこです。」

 

「あれは・・・ティアナか」

 

ヴァイスが指差すところを見ると、ティアナが自主練しているのが見えていた。

 

「あいつ、最近あそこで自主練をしてるんですけど」

 

「いいことじゃないのか?」

 

「自主練はいいんすけど、問題は時間なんですよ。あいつ、かれこれ2時間もやってます。」

 

「...少しやりすぎだな。」

 

「一応前に俺が言ったんですが・・・・」

 

「聞く耳持たずか」

 

祐二もここ数日の訓練を見ていて、ティアナの動きがわずかに鈍っていることには気づいていた。だが、別に気にするほどでもないと判断して、追及はしていなかった。

 

「わかった。俺に任せろ。」

 

「旦那、頼みます。」

 

 

 

 

 

 

陽も落ち暗くなっている林の中で、ティアナはひたすら自主練をし続けていた。何時間もしているのか額から汗が落ちている。

 

「ティアナ。」

 

祐二が声をかけると、ティアナは自主練を止め呼吸を整え祐二の方へ振り向く。

 

「・・・何ですか、祐二さん。」

 

「お前いつからしていた。」

 

「・・・今日の訓練が終わってからずっとです。」

 

(ヴァイスが見ていた前からしていたのか)

 

 

 

「ティアナ・・・その自主練をやめろ。」

 

「なぜですか?」

 

「自分でもわかるだろう。明らかなオーバーワークだ。体を壊すだけだ。」

 

「祐二さんは・・・ヴァイス陸曹と同じこと言うんですね。でもこれくらいやらないとダメなんです。あたし凡人ですから。」

 

ティアナはそう答えるとまた自主練を始めようとクロスミラージュを握り直す。

 

「何を焦っている。」

 

「・・・焦ってなんかいません。」

 

「じゃあ、なぜそこまで自分を苛めるように追い込む?」

 

「・・・」

 

「言えないか。」

 

「はい」

 

ティアナは何かあったかのような顔をしているのが祐二にはわかり、問い詰めることをやめる。

 

「...それでも自主練はやめろ、お前らは今が成長期だ。無茶な訓練は成長を阻害する。これだけ言ってもやめないなら、強制的にでもやめさせる。」

 

「・・・」

 

 

 

 

 

ティアナは嫌々ながらも祐二の言葉でようやく自主練をやめ、隊舎に帰っていく。

 

(あいつはまだなのはの教導の意味をわかっていない。俺の言葉で少しはわかってくればいいが)

 

 

 

 

 

 

ティアナに自主練をやめろと言った次の日、祐二ははやてに呼ばれていた。

 

「突然やけど、祐二くんに任務を頼みたい。」

 

「俺一人でか?」

 

「そうや。本当はなのはちゃんやフェイトちゃん達と行ってもらうはずやってんけど、今フォワード達の訓練で二人とも行くのが難しい。だから今回の任務は祐二くんだけ行ってもらうことになったんや。」

 

「なのはやフェイトが行くような重要任務に民間協力者の俺だけで本当にいいのか?」

 

「それだけ祐二くんのことを信頼してるってことじゃだめか」

 

「・・・はやてからそこまで信頼されて断ることはできないな。その任務引き受けよう。」

 

「おおきに。じゃあ、任務の内容を説明するわ。」

 

祐二の目の前にモニターが現れ、見たことがない場所を映し出している。

 

「昨日ある管理世界でレリック事件の張本人ジェイル・スカリエッティの研究所らしきところを新たに発見した。現地の魔導師いわくすでに、もぬけの殻らしいが一応、機動六課でも調べとこうと思ってな。ほんで祐二くんの任務はその研究所の探索や。」

 

「わかった。」

 

「一応、現地の陸士部隊が安全確認したから危険はないと思うけど、気いつけてな。」

 

「ああ。」

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

「すでに...もぬけの殻か」

 

「我々が突入した時にはもう誰もいませんでした。」

 

「罠とかは?」

 

「いえ全くといっていいほどありませんでした。」

 

「そうか」

 

祐二はミッドチルダから離れ、現地の魔導師達と例のスカリエッティの研究所の中を捜索している。内部はモニターや培養カプセルなどが多く残っていた。

 

「俺は一人でも大丈夫なので、違うところの調査を頼みます。」

 

「そうですか。では我々はこちらを調べます。なにかあったら連絡を」

 

「ああ、了解した」

 

そして祐二は薄暗い道を歩いていると、奥に扉が閉まっている部屋を発見する。祐二がその扉の前に来ると、突然扉が開く。その部屋には大きな机にイスが10数個、食器棚などあるだけだった。これまでの研究室みたいな雰囲気というより、まるで食卓部屋のようだった。

 

(さっきまでの部屋とは明らかに違う・・・はやてから聞いていたスカリエッティという人物だったらこんな部屋を作るのか??)

 

祐二が少し考えていると、他のところを調べている魔導師から念話での連絡が入る。

 

<そちらはどうですか>

 

<特に気になるようなものは発見していない。俺は引き続き捜索を続ける。>

 

<了解しました>

 

その後、祐二はその部屋の中を探ったが、結局何も手掛かりになるものはなかった。

 

 

 

 

 

 

 





スカさんは原作と人柄を変えようかなとおもっています。
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